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MCMCによる
因子分析
小杉考司
(山口大学教育学部)
@kosugitti
お品書き
• 自己紹介(信仰告白)
• 【理屈】Bayesian Factor Analysisとは
• 【実践】Rパッケージによる実践
• MCMCpackとbfaパッケージによる実践
• R以外で;rstanとMplusによる実践
• IRTをやってみた
• 結語
自己紹介
• 小杉考司(こすぎこうじ)
• 山口大学教育学部
• 専門;数理社会心理学
• kosugi@yamaguchi-u.ac.jp
• Twitter; @kosugitti
Factor Analysis
• 回帰分析モデルのひとつで,説明変数が潜在的である
モデル←性格心理学,テスト理論
• 多くの変数を数個の因子に情報圧縮(次元縮約)
• 因子構造がわからないところから始める探索的因子分
析(EFA)と仮説検証的な因子分析(CFA)とに大別される
• CFAはSEMの枠組みで語られることが多いので、今回はEFAを主
に取り上げます。
Factor Analysis
• 一因子モデル
• 多因子モデル
Bayesian FA model
• ベイズ流因子分析モデル
因子負荷行列。m個の因子 項目数p
因子得点ベクトル。各因子に対して。
独自成分。相互独立で正規分布する。
Bayesian FA model
MCMCpack::MCMCfactanal helpより
共役事前分布を次のように仮定
因子負荷量は正規分布するぜ
因子得点も正規分布するぜ
誤差は逆ガンマ分布(正規分布の分散)だぜ
注意すべきこと
• 回帰分析等のベイズ推定と違って,推定するべき要
素が大変多い→時間がかかる
• n人 m項目にp個の因子を仮定すると,
• m p個の因子負荷量
• n p個の因子得点
• m個の誤差分散
• ex) bfi…25 items 2800 obs, 5 factors!
とりあえずやってみる
• RでMCMCな因子分析をするパッケージ
• MCMCpackのMCMCfactanal関数
• bfaパッケージのbfa_gauss関数
データはdata.frame型でないとだめ
データはmatrix型でないとだめ
サンプルコード1
MCMCfactanal
> data(bfi)
> bfi <- as.matrix(bfi[1:25])
> bfi <- subset(bfi,complete.cases(bfi))
!
> fa.ML <- fa(bfi,fm="ml",nfactors=5,rotate="varimax")
> print(fa.ML,sort=T,digit=4)
!
> fa.MCMC <-MCMCfactanal(bfi,factors=5,verbose=0,store.scores=FALSE,
+ burnin=1000,mcmc=3000,thin=20)
> plot(fa.MCMC)
> summary(fa.MCMC)
> codamenu()
3.4 GHz intel Core i7/32GBメモリ で80秒ぐらい
おまけ
収束チェックにつかう。ちなみにこの例では
収束していないところがアチコチにみられる
サンプルコード2
bfa
> library(bfa)
> data(bfi)
> bfi <- subset(bfi[1:25],complete.cases(bfi[1:25]))
> fa.MCMC.bfa <- bfa_gauss(~.,data=bfi,factors=5,nsim=3000,nburn=1000,thin=20)
> plot(fa.MCMC.bfa$loadings.mcmc)
開発途中のためか,
データが取り出しにくい,
ヘルプが不完全,
関数も不完全なのだけど・・・
同環境で3秒ぐらいと速い!
コツがある
• MCMCで因子分析するときは,無条件に実行する
となんだかピンとこない結果になることが多い。
• 因子負荷行列の少なくとも各列の一つの要素に対し
て,符号に制約をかけるとよい(Quinn,K.M,2004)
サンプルコード3
MCMCfactanal with lambda.constarint
fa.MCMC.const.loose <- MCMCfactanal(bfi,
factors=5,
lambda.constraints=list(N1=list(1,"+"),
C1=list(3,"+"),
A1=list(4,"+"),
O1=list(5,"+")),
verbose=0,store.scores=FALSE,burnin=5000,mcmc=10000,thin=20)
リスト形式で,「変数名=list(因子番号,符号)」で
制限をかけてやる。符号は + か -
サンプルコード4
bfa with lambda.constarint
同じくリスト形式で,「c(変数名,因子番号,符号)」
で制限をかけてやる。符号は 0 (固定)か >0
result.bfa <- bfa_gauss(~.,data=as.data.frame(bfi_sub),
restrict=list(c(“N1",1,">0"),
c(“C1",3,">0"),
c(“A1",4,">0"),
c("O1",5,">0")),
num.factor=5,nsim=10000,nburn=5000)
結果の例
最尤法だと奇麗な
5因子構造が
みてとれる
MCMC=10000,burnin=5000でも収束してない
結果の例
MCMCpack
因子負荷量が0.3を
超えるものも少なくて
これで合ってるの?って
感じがする。
結果の例
MCMCpack
結果の例
MCMCpack
> library(GPArotation)
> MCMC.loadings<- matrix(as.numeric(apply(fa.MCMC.pack[,1:125],
2,mean)),ncol=5,byrow=T)
> rownames(MCMC.loadings) <- colnames(bfi)
> MCMC.loadings.rot <- Promax(MCMC.loadings)
> print(MCMC.loadings.rot,digit=3,sort=T)
回転させてみた。
#要回転パッケージGPArotatinon
※点推定値を使うという発想はベイズ的ではないことに注意
結果の例
MCMCpack
そこそこ5因子構造は
奇麗にできている。
!
 ※まだ収束してないけどね
※符号が逆転しているのが
見られるんだけどね
結果の例
bfa
こちらのパッケージは
ちょっと答えが
他のものと違うようで
・・・?
simulation study 1
• データセットbfiからN=100or50のサンプルを取り
出し,MCMCfactanal,bfa_gaussで分析。オプショ
ンは次の通り。これを500セットして最尤法の結果
とどれほどずれるかを検証
• MCMC=10000
• burnin=5000
• thin=20
先ほどの環境で16732.449秒∼4時間ぐらい
MCMCfactanalでは
lambda.constraintが一つ
の因子に集中している群と
各因子一つの制約をしてい
る群の二つを準備
result of simulation1
最尤法(無回転)の因子負荷行列をターゲットにして
プロクラステス回転した因子負荷行列のズレの平均
N=100
N=50
result of sim.1
• 因子負荷量が平均して0.13∼0.15ぐらいずれる
• MCMCfactanalの方が(まだ)bfaよりよい
• sdはbfaの方が小さい←今後に期待?
• N=50でも100でもそれほど大きな違いはない  
→サンプルサイズに対しては頑健
他の方法はないものか
• MCMCfactanal,bfa_gauss以外にBayesianFAを
実行する環境は?
• Mplus!
• rstan!
Mplusとrstan
• Mplusは言わずと知れた究極のSEMソ
フトウェアで,最近日本語のテキストも
出たんですってよ。
• rstanは開発終わったBUGSの次ぎにく
ると言われているMCMCサンプラー・
ソフトstanをrで実行してくれるパッケー
ジ。NUTサンプリングという新しい機
能を実装していて高速で動く(という)。
simulation study 2
• Press(2003)に掲載されていたKendall(1980)のデータセットを使っ
たBayesianFAのデータと結果を参考に,
MCMCfactanal,bfa_gauss,mplus,rstanの分析結果を比較。
• 職業適正に関する調査で,15項目48人のデータ。4因子とされ
る。
• MCMCfactanalでは因子負荷行列の初期値を設定したもの
(l.const)と,さらにいくつかの負荷量の符号を指定したもの
(l.const.2)を作成
• bfaでは二つの項目だけ符号指定
• Mplus,rstanは制限なし
結果ですよね
ちなみに
• MplusはEFA,estimator=BAYES;とするだけでよ
く,2秒ほどで結果を出す。
• bfiデータも5因子EFA,4秒で結果を出す。GEOMIN
回転つき。
Mplus for Kendall s data
Mplus for bfi
ちなみに
• rstanは5000回転する
のに数時間かかります
• 多分これはコードの書き
方がうまくない所為。ベ
クトル化して書いたらす
ごく速い,と聞いてはい
ますが,まだ勉強不足で,
自分の書いたコードが正
しいのかどうかすら怪し
いです(́・ω・`)
BFAの活きる道
• そもそも,探索的ベイズ因子分析はあまり文献・研
究例がない。
• MCMCは複雑な分布,混合分布などに向けたモデ
リングにこそ活きてくる。
• そこでIRTですよ
IRT Model
一因子のFAモデルと同じ。
ただし,データは正答=1,誤答=0とした2値
ベルヌーイ分布
困難度αと識別力βという項目母数。
測定したい能力=因子得点。正規分布する。
独自成分。正規分布する。
MCMCpack::MCMCirt1d helpより
MCMCpackの関数
• MCMCirt1d…通常の1因子カテゴリカルFA
• MCMCirtkd…k因子カテゴリカルFA
• MCMCmixfactanal…順序変数と連続変数が混合し
ているデータに対するFA
サンプルコード5
MCMCirt1d
>	 library(MCMCpack)

>	 library(ltm)

>	 result.MCMC	 <-	 MCMCirt1d(LSAT,store.item	 =	 TRUE,	 

	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 store.ability	 =	 FALSE,

	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 burnin=5000,mcmc=10000,thin=20)

>	 summary(result.MCMC)

!
!
	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 Mean	 	 	 	 	 	 SD	 Naive	 SE	 Time-series	 SE

alpha.Item	 1	 -1.5384	 0.11287	 0.005048	 	 	 	 	 	 	 0.026743

beta.Item	 1	 	 	 0.3677	 0.16427	 0.007346	 	 	 	 	 	 	 0.039152

alpha.Item	 2	 -0.5856	 0.05212	 0.002331	 	 	 	 	 	 	 0.005474

beta.Item	 2	 	 	 0.3409	 0.13761	 0.006154	 	 	 	 	 	 	 0.071139

alpha.Item	 3	 -0.2965	 0.20721	 0.009267	 	 	 	 	 	 	 0.127714

beta.Item	 3	 	 	 1.9470	 1.73009	 0.077372	 	 	 	 	 	 	 1.198759

alpha.Item	 4	 -0.7537	 0.05157	 0.002306	 	 	 	 	 	 	 0.004462

beta.Item	 4	 	 	 0.3172	 0.12035	 0.005382	 	 	 	 	 	 	 0.041860

alpha.Item	 5	 -1.1745	 0.06970	 0.003117	 	 	 	 	 	 	 0.014048

beta.Item	 5	 	 	 0.2550	 0.13775	 0.006160	 	 	 	 	 	 	 0.057633
普通はスコアを推定する方が目的
なんで逆にする。時間節約のため
	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 Mean	 	 	 	 	 	 SD	 	 Naive	 SE	 Time-series	 SE

alpha.Item	 1	 -1.5651	 0.10434	 0.0006599	 	 	 	 	 	 0.0012276

alpha.Item	 2	 -0.6015	 0.05372	 0.0003398	 	 	 	 	 	 0.0004630

alpha.Item	 3	 -0.1557	 0.05865	 0.0003709	 	 	 	 	 	 0.0030803

alpha.Item	 4	 -0.7752	 0.05686	 0.0003596	 	 	 	 	 	 0.0004464

alpha.Item	 5	 -1.2017	 0.07144	 0.0004518	 	 	 	 	 	 0.0006413

beta.Item	 1	 	 	 0.4241	 0.14555	 0.0009205	 	 	 	 	 	 0.0017784

beta.Item	 2	 	 	 0.4313	 0.12047	 0.0007619	 	 	 	 	 	 0.0014482

beta.Item	 3	 	 	 0.5816	 0.35230	 0.0022282	 	 	 	 	 	 0.0299067

beta.Item	 4	 	 	 0.4036	 0.11653	 0.0007370	 	 	 	 	 	 0.0013514

beta.Item	 5	 	 	 0.3587	 0.12266	 0.0007758	 	 	 	 	 	 0.0015826

Coefficients:

	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 value	 std.err	 	 z.vals

Dffclt.Item	 1	 -3.3597	 	 0.8669	 -3.8754

Dffclt.Item	 2	 -1.3696	 	 0.3073	 -4.4565

Dffclt.Item	 3	 -0.2799	 	 0.0997	 -2.8083

Dffclt.Item	 4	 -1.8659	 	 0.4341	 -4.2982

Dffclt.Item	 5	 -3.1236	 	 0.8700	 -3.5904

Dscrmn.Item	 1	 	 0.8254	 	 0.2581	 	 3.1983

Dscrmn.Item	 2	 	 0.7229	 	 0.1867	 	 3.8721

Dscrmn.Item	 3	 	 0.8905	 	 0.2326	 	 3.8281

Dscrmn.Item	 4	 	 0.6886	 	 0.1852	 	 3.7186

Dscrmn.Item	 5	 	 0.6575	 	 0.2100	 	 3.1306
MLの結果
-2.6607

-1.0226

-0.2647

-1.3178

-2.0429
ちなMplus
MODEL	 RESULTS

!
	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 Posterior	 	 One-Tailed	 	 	 	 	 	 	 	 	 95%	 C.I.

	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 Estimate	 	 	 	 	 	 	 S.D.	 	 	 	 	 	 P-Value	 	 	 Lower	 2.5%	 	 Upper	 2.5%	 	 Significance

!
	 F	 	 	 	 	 	 	 	 BY

	 	 	 	 X1	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 0.394	 	 	 	 	 	 	 0.119	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 	 0.164	 	 	 	 	 	 	 0.608	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X2	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 0.449	 	 	 	 	 	 	 0.106	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 	 0.235	 	 	 	 	 	 	 0.632	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X3	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 0.496	 	 	 	 	 	 	 0.111	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 	 0.308	 	 	 	 	 	 	 0.692	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X4	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 0.402	 	 	 	 	 	 	 0.101	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 	 0.189	 	 	 	 	 	 	 0.597	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X5	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 0.419	 	 	 	 	 	 	 0.141	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 	 0.192	 	 	 	 	 	 	 0.750	 	 	 	 	 	 *

!
	 Thresholds

	 	 	 	 X1$1	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 -1.531	 	 	 	 	 	 	 0.075	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 -1.689	 	 	 	 	 	 -1.394	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X2$1	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 -0.599	 	 	 	 	 	 	 0.052	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 -0.708	 	 	 	 	 	 -0.503	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X3$1	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 -0.150	 	 	 	 	 	 	 0.044	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 -0.237	 	 	 	 	 	 -0.054	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X4$1	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 -0.770	 	 	 	 	 	 	 0.050	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 -0.864	 	 	 	 	 	 -0.674	 	 	 	 	 	 *

	 	 	 	 X5$1	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 -1.219	 	 	 	 	 	 	 0.081	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 -1.394	 	 	 	 	 	 -1.089	 	 	 	 	 	 *

!
	 Variances

	 	 	 	 F	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 	 1.000	 	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 0.000	 	 	 	 	 	 	 1.000	 	 	 	 	 	 	 1.000

!
!
	 	 	 	 	 Beginning	 Time:	 	 15:58:22

	 	 	 	 	 	 	 	 Ending	 Time:	 	 15:58:23

	 	 	 	 	 	 	 Elapsed	 Time:	 	 00:00:01

瞬殺!
ちょっと
低過ぎ?
うーん
まぁまぁ?
Bayes推定は正規累積関数を
使うのが一般的,IRTはロジ
スティック・リンクを使うの
が一般的なので,その辺の違
いなのかも・・?
結語
• Bayesian Factor Analysisの使いどころは
• 因子負荷量が1.0を超えてしまうなど,最尤法では
不適切なモデル解が得られるとき
• (上とも関連するが)サンプルサイズが小さいとき
でもなんとかしたいとき
• カテゴリカルデータなど分布が正規分布ではないor
混合している場合はちょっと有利
Let s Bayes.
無理すな
References
• Quinn,K.M (2004). Bayesian Factor Analysis for Mixed Ordinal and
Continuous Responses. Political Analysis,12,338-353.
• Press,S.J. (2003) Subjective and objective bayesian statistics
2nd.ed,WILEY.
• Hirose,K., Kawano, S., Konishi,S. and Ichikawa,M. (2008)
Bayesian factor analysis and model selection. MHF Preprint Series.
• Rowe,D.B. (2003). Multivariate Bayesian Statistics: Models for
source separation and signal unmixing. CRC Press.
• Andrew D. Martin, Kevin M. Quinn, Jong Hee Park (2011).
MCMCpack: Markov Chain Monte Carlo in R. Journal of Statistical
Software. 42(9): 1-21. URL http://www.jstatsoft.org/v42/i09/.
補遺;IRTモデルの変形
• モデル化するときは指数関数をつかう表現を対数表
現に書き直し→ベルヌーイ(対数(モデル))
2PLモデル
補遺の補遺
対数の定義 より

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