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Fukushima716
- 1. 放射能汚染と
私たちの健康
野尻美保子
12年7月17日火曜日
- 2. • 震災直後:各地の放射線量の心配(外部被曝/吸
入被曝)
• 食品汚染の問題:出荷制限:ヨウ素 -> セシウム
野菜ー>牛ー>(魚などごく一部の食品に)
• 内部被曝 WBC の調整ー>極めて少ない
• 外部被曝/除染/今後どうするか
12年7月17日火曜日
- 3. アンケート1
WBCで大人で何Bq/body でたら
危ないと思いますか
• >25000Bq/体全体
• >5000Bq
• >1000Bq
• >200Bq
• いくつでも危ない
それはなぜですか?
出たらどうしますか?
12年7月17日火曜日
- 4. アンケート2
• フィルムバッチでどのくらいでたら危ないと思いま
すか
• 年間 3mSv 以上
• 年間 2mSv 以上
• 年間 1mSv 以上
• いくらでも危ない
12年7月17日火曜日
- 5. 放射線の物理
外部被曝vs 内部被曝
• 日本は実効線量としては「外部被曝」>>「 内部被曝」の傾向
• それにも関わらず内部被曝のほうが外部被曝より深刻にとらえられる傾向
• 自分の体の中にあるから。「チェルノブイリでは内部被曝が」と言われ
ているから。
• 外部被曝はγ線で内部被曝はβ線。β線のほうが怖いんでしょ?
12年7月17日火曜日
- 6. 主な放射線源 主要な天然もの
今回の事故で最も重要 チェルノブイリではそこそこ存在
12年7月17日火曜日
- 7. 放射線が出る仕組み
55 Cs 56 Ba
137 137
• β線が出る遅い反応(寿命を決める)137Csの場合は30年で約
半分が崩壊する。
• β崩壊した原子核は反動でごちゃまぜになる→ γ線がほぼ同時に
出る
• カリウムの場合
• 40K → 40 Ca 寿命 12.8億年
• β線:エネルギー 1.3MeV あるいは 40 K→40 Ar γ線:エネル
ギー 1.4 MeV
12年7月17日火曜日
- 8. 体の中でのγ線の動き
図 6 放射性物質・放射能・放射線の説明図 ○通り抜けたγ線は無害
(出典:文部科学省(2011),「知ることから始めよ
う 放射線のいろいろ」,p.9)
○物質に当たったγ線は
1. γ線が消えて電子(β線)が出る
2. γ線が方向を変え、
その場所から β線が出る
○内部被曝でも外部被曝でも体にβ
線のエネルギーが吸収されるのは同
じ
○外部被曝と内部被曝は Sv 単位に
なおせば同じもの(体内分布に極端
図 7 貫通力の高いγ線,中性子線を発する場合 な濃淡がない場合)
の放射性物質・放射能・放射線の説明図
12年7月17日火曜日
- 9. 体の中でのγ線の動き
図 6 放射性物質・放射能・放射線の説明図 ○通り抜けたγ線は無害
(出典:文部科学省(2011),「知ることから始めよ
う 放射線のいろいろ」,p.9)
○物質に当たったγ線は
1. γ線が消えて電子(β線)が出る
2. γ線が方向を変え、
その場所から β線が出る
○内部被曝でも外部被曝でも体にβ
線のエネルギーが吸収されるのは同
じ
○外部被曝と内部被曝は Sv 単位に
なおせば同じもの(体内分布に極端
図 7 貫通力の高いγ線,中性子線を発する場合 な濃淡がない場合)
の放射性物質・放射能・放射線の説明図
12年7月17日火曜日
- 10. キスト
ミクロにみた内部被曝と外部被曝
一つのイオンの崩壊は一回だけ
間違った解釈
K40 の崩壊 体を貫くγ線
γ線の散乱
放射線を出し続ける
セシウム崩壊
放射性物質
近くなるほど線量が強い
外部被曝と区別はない
12年7月17日火曜日
- 11. γ線を止める能力はほぼ物質量で決まる
• γ線量を1/100 にするのは(セシウムの場合)
• 鉛で5cm 密度 11.3g/cm3 →56.5g /cm2 (大きな原子のほうが
止める力が高い)
• 鉄で 12cm 密度 7.9g/cm3 → 94.8g/cm2
• コンクリート 45 cm 2.7g/cm3 → 121.5g/cm2
• どれも相当の物質量:放射線を遮 する魔法のシートは存在しない。
• β線の飛距離はざっくりこの1/100
• プール学習ー>水遮 で線量はすごく少ないはず。
12年7月17日火曜日
- 12. 空間線量
20 km
(C)Yahoo Japan,(C)OPeNBooK
12年7月17日火曜日
- 13. 3か月間測定者数 36,767 100% ・屋外への置き忘れ
0.1未満(X) 3,313 9.011% ・自転車に放置
内訳 0.1以上~0.5未満 28,763 78.230% ・空港での荷物のX線検査 など
0.5以上~1.0未満 4,581 12.460%
累積値 1.0以上~1.5未満 93 0.253%
空間線量
(ミリシーベルト) 1.5以上~2.0未満 10 0.027%
2.0以上~2.5未満 2 0.005%
2.5以上~3.0未満 5 0.014% *最大値は2.7ミリシーベルト
3.1年間の線量の推計値
1年間の線量推計値の分布
20,000
18,000
16,000 今回の測定値から推計
した1年間の線量分布
14,000
12,000
10,000
人 8,000
数 年間20ミリシーベルト
6,000
人 4,000
2,000
0
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
年間積算線量(ミリジーベルト)
4.福島市健康管理検討委員会の見解
平成24年1月4日(水)に開催された福島市健康管理検討委員会において検証が行なわれ、 「今回の結果からは、将来、放射線によるがんの増加
などの可能性は少ないと判断されます。」 との見解をいただきました。
20 km
(C)Yahoo Japan,(C)OPeNBooK
12年7月17日火曜日
- 15. 今年2mSv →あと2年で1mSv
今年4mSv →あと8年で1mSv
今年7mSv → 1mSv に戻るまでにはあと30年かかる
除染後個人被曝量が 5mSv 以上の場所をどうするか
12年7月17日火曜日
- 16. 2. セシウムの化学と生物
電子
• 原子の性質は原子核の周りを回っている電子の性
質で決まっている
原子核
• 化学的性質:1族 ナトリウム、カリウムと同じ
• ... +1 のイオンになりやすい。
- +
• セシウム:すべての原子の中で一番イオンになりや
すい K
• セシウム:全ての原子の中で一番大きい - +
• 中がマイナスの分子の籠があると、そこにすっぽ
Cs
りとはまり込む。
-
12年7月17日火曜日
- 17. 2. セシウムの化学と生物
電子
• 原子の性質は原子核の周りを回っている電子の性
質で決まっている
原子核
• 化学的性質:1族 ナトリウム、カリウムと同じ
• ... +1 のイオンになりやすい。
- +
• セシウム:すべての原子の中で一番イオンになりや
すい K
• セシウム:全ての原子の中で一番大きい - +
• 中がマイナスの分子の籠があると、そこにすっぽ
Cs
りとはまり込む。
-
12年7月17日火曜日
- 18. 化学的な吸着
除染に使われる物質 ゼオラ
イト(負に帯電した酸素の籠)
ゼオライト1g に対して繰り返
ムイオンは裸のイオンとして吸着するために黒い点がはっきりと分かります。カリウムイ シウムイオンの直径は約 0.28nm であり、これがちょうど粘土面の穴の大きさに合うのです。
し吸着で 140mg
オンの吸着した層はそのままです。つまり天然の粘土では交換性陽イオンの層が、
マグネシウム/粘土層/カリウム/粘土層/マグネシウム/粘土層/カリウム/粘土層/.........
セシウムイオンは一価の陽イオンの中でも大きく、それが全く偶然に天然に存在する粘土
となっていたのが、セシウムイオンが十分に吸着した試料では、
鉱物中の穴と整合してしまったのです。このことを図6にモデル的に示しました。
セシウム/粘土層/カリウム/粘土層/セシウム/粘土層/カリウム/粘土層/............
となっていることがわかります。図5にこのことをわかりやすく示しました。
SiO44- の籠
(青い三角)
図4.セシウムイオンが飽和吸着した粘土試料の高分解能電子顕微鏡像とモデル図
図6.粘土層間におけるセシウムイオンの吸着のモデル図
(モデル図では、青い球がカリウムイオン、緑の球がセシウムイオンで示されています) バーミキュライト(粘土鉱物)
(緑色の球がセシウムイオン、青色の三角は粘土層中のシリカ四面体([SiO ] )を示しま
4 4-
ここには示しませんが、試料 Ver1 についても電子顕微鏡像が得られました。この試料で す)
は、セシウムイオンがマグネシウムイオンを追い出して吸着していますが、追い出しは不
12年7月17日火曜日
- 19. セシウムと生物
• 生物が生きているためには体の中にイオ
ンを溜め込むことが必要(神経伝達、筋
肉収縮... )
• 細胞の中は K+ 細胞の外はNa+
• Na+ を細胞外に運びだしK+ を取り込むイオンポンプ イオン交換に
全エネルギーの 1/3 を使う (Na が小さいということで区別)
• イオンチャンル (K+ はだだもれ)
• . K+とCs+ は積極的に区別されていない
12年7月17日火曜日
- 20. 生物除染はナンセンス
土の中 生体内
セシウムは無機物の中に
イオンとして循環
がっちり固定
生物”除染”?
はおこらない
生物内にとりこまれた
セシウムは体に吸収されやすく危険
なるべく無機物の中に
吸着させるのが 食物連鎖
最も安全な処理方法 (内部被曝)
焼却灰など
12年7月17日火曜日
- 21. 除染
• セシウムと土などの化学的な結着は強い。線量を根本的に下
げたければ付着しているものごと取るのが有効(屋根など)
• 生物内の放射性物質はより危険。土より有機物の流れ込みの
ほうが重要(周囲に比べて極めて高濃度の農作物)
• 粘土鉱物を除いた土は追加の汚染に弱い可能性がある。
• 生物に吸収され易い形の放射性物質はより厳密に管理する必
要があるのではないか(ゼオライト処理など)
12年7月17日火曜日
- 22. 合意形成のために
• 合意形成のためには精密な被曝量の調査が必要なはず。
• 内部被曝、外部被曝、甲状腺検査の結果(とくに地域分布)
を公表して対策に生かす必要がある。
• 被曝量を減らす対策をしているか? 県、市の対応は?
12年7月17日火曜日
- 23. 3. WBC 等の結果をどう受け止めるか
食品測定と体の測定(WBC・尿検査)
の「心の違い」
• 食品は食べないと決めれば捨ててしまえばいい。各自が自分の基
準を決めて納得できる。
• 自分の体を捨てるわけにはいかないので、よりしっかりした「量
の理解」と「評価の軸」と「出口」が必要
• 測定結果が、十分な情報提供とセットで与えられているか
12年7月17日火曜日
- 24. WBC でセシウムのない人を
測ったら
バックグラウンド
レベル
95%
CL 体内にセシウムがないのに
あると言われる人たち
「セシウムおみくじ」
95% 信頼区間越えを深刻にとって
人生の重要な判断をして
もらっては困る
12年7月17日火曜日
- 25. もちろん数え落としも
ちょっと汚染
されている人
測定の設計においては危険な
レベルが十分検出限界より大
95%CL きいことが必要
1) 自分で危険と思うレベルが検出限界より十分大きいことをまず確認
2) 自分が全体のどこにいるかをみてほしい。
3) 測定の健全性を見る上でも全体の分布はとても重要。スペクトルがない、全体分
布が公表されてないところは問題
12年7月17日火曜日
- 26. ホールボディーカウンタによる内部被ばく検査について
トップページ > 組織別 > 保健福祉部 > 地域医療課 > ホールボディーカウ
ンタによる内部被ばく検査について
行政の測定は大雑把
ホールボディカウンタによる内部被ばく検査の実施状況に • 「健康に影響が及ぶ数字ではない」
ついて というか、測定結果の説明が不十
分。
平成24年2月29日までの内部被ばく検査について、以下の資料の
とおりとりまとめましたので、お知らせします。
• 内部被曝(WBC)+外部被曝(線量
平成23年6月27日から平成24年2月29日までに22,717人を検査
バッチ)せめて、0.2mSv 刻みくらい
した結果、全員が健康に影響が及ぶ数値ではありませんでした。
でださないか。
【参考】
• どこで、どういう人がの情報がな
平成23年6月∼平成24年2月 検査人数 22,717人 い。(ますます不安)
預託実効線量
1mSv未満 22,691人 • 生活調査はやってるの?
検査結果 1mSv 14人
2mSv 10人
3mSv 2人
平成24年2月 検査人数 7,308人
預託実効線量
検査結果 1mSv未満 7,307人
1mSv 1人
県直営 4,332人
日本原子力研究開発機構委託 1,908人
索 実施機関別 総合磐城共立病院委託 799人
南相馬市立総合病院委託 187人
談 新潟県放射線検査室委託 82人
報
今後の取扱い
現在、伊達市、福島市、郡山市、鏡石町、白河市、いわき市、双葉郡
12年7月17日火曜日
- 28. 「入り口と出口を意識する」
• 「被曝していますから食べ物に注意してください」→「いままで取り込ん
だ分がどうなるか」が分からないので心配
• 体に蓄積→取り込んだものは体から出て行かないのでは?→間違い
• 放射性物質が化学的な影響をあたえるのではないか?→間違い
• 量の概念 Bq/body (体の中に何ベクレルあるか)普段体の中にどのくらい放
射性物質があるかをしらないと意味がない。Kの放射線と Cs の放射線が
「同じ」だと理解できていないと混乱する。
• 体の中のものは、食べたもので置き換わっていく。それを WBC や尿測定な
どで実証することができる
12年7月17日火曜日
- 29. 細胞の中はどうなっているか
細胞外
細胞内
K が入る Na を出す
ナトリウムカリウム
一緒にCs も
ポンプ
細胞内のイオンは
濃度調整 常に動いている
カリウム排出 K(Cs)は食品から取り込まれ、
カリウムチャネル 細胞の中に分布し
、一部は尿から排出される
人体には 0.2%のカリウム-> 70Kg の大人で4000Bq のK40
セシウムは 0.0000000000003 gが1Bq(化学的には問題にならない量)
12年7月17日火曜日
- 30. 動態モデルは測定とよく合っている
7 9
福島老朽原発を考える会
一ノ関在住者
[4 ]
2011 7
1,810Bq/Kg (
/ACRO )
9
12年7月17日火曜日
- 31. 尿検査の結果と体内量
• 尿 4Bq/Kg (一関4歳女児)
一日の尿から出る
• 4歳女児 の平均体重は15kg セシウムは
• 標準の尿量は (体重x 24時間)ml =360ml/日 実は 1.5Bq
• これは一日あたり2Bqの摂取に対応
• 食べる量=体からの排出量を仮定 排出量の80% が尿から出
る。
• この子の場合内部被曝 0.01mSv/年ぐらい?
12年7月17日火曜日
- 32. フローを押さえる
質問シート:食品・食事測定
WBC高値
原因食品(種
類・量・Bq/Kg)
摂取量の 栄養に偏りが
変化 ないか
値の再確認 放射線対策は 10年、20年と
気が長い作業
100日程度
栄養が偏っていれば半年で
x 食事に気をつけているか 病気になれる
x 対策しているか
○ 「どこから来た」「何を」「どのくらい食べているか」
12年7月17日火曜日
- 33. しっかりした評価の軸を
• 「検出されたから心配」だと科学を装ったおみくじになる。
(いい測定になればなるほど心配になる)
• 身の回りの放射性物質は原発がなくても0ではない。おかし
な対策をしない。
• 過去の摂取を反省したり、数字を心配するより、次に何をす
るかを決めるための「参考値」にしよう。
• K40 と比べて/他の人と比べて/~mSv 以下だから.. なるべ
く多くの比較の軸を。
12年7月17日火曜日
- 34. おまけ: 大気中(高崎CTBTの報告)
大気中の粒子についた放射性物質の濃度
事故由来 天然もの
Cs 137+134 0.2mBq/m^3 << 20mBq/m^3
放射性物質を吸い込む心配はほとんどなく、また天然もののほうが
相当多い。福島県内でもエアフィルターは初期からND
表4 高崎観測所の粒子状放射性核種濃度
2012 年 4 月
CTBT監視対象放射性核種 天然放射性核種
大気捕集時刻
I-131 Te-132 Cs-134 Cs-137 Ba-140 Be-7 K-40 Ac-228 Pb-212 Pa-234m Bi-214
MDC MDC 濃度 不確かさ 濃度 不確かさ MDC 濃度 不確かさ 濃度 不確かさ 濃度 不確かさ 濃度 不確かさ 濃度 不確かさ 濃度 不確かさ
開始 終了
μBq/m3 μBq/m3 μBq/m3 u (%) μBq/m3 u (%) μBq/m3 μBq/m3 u (%) μBq/m3 u (%) μBq/m3 u (%) μBq/m3 u (%) μBq/m3 u (%) μBq/m3 u (%)
3月31日 4月1日 ND ND 76 2 123 2 ND 3886 1 1035 2 58 5 15549 1 890 12 31.1 6
4月1日 4月2日 ND ND 65 2 101 2 ND 5895 1 1004 2 58 5 13786 1 754 13 31.3 5
4月2日 4月3日 ND ND 66 2 109 2 ND 6243 1 1049 2 58 6 58173 1 1022 12 27.5 7
4月3日 4月4日 ND ND 133 2 214 1 ND 3778 1 1054 2 59 5 9627 1 855 12 32.0 6
4月4日 4月5日 ND ND 75 2 121 2 ND 6178 1 1050 2 61 5 48315 1 914 12 30.6 6
4月5日 4月6日 ND ND 86 2 141 2 ND 3693 1 1051 2 62 5 22460 1 920 12 35.8 5
4月6日 4月7日 ND ND 152 1 253 1 ND 4816 1 1037 2 63 5 29400 1 936 12 30.2 6
4月7日 4月8日 ND ND 68 2 109 2 ND 4115 1 1059 2 60 5 24209 1 724 14 33.2 5
4月8日 4月9日 ND ND 85 2 134 2 ND 4815 1 1037 2 64 5 53747 1 848 14 36.9 5
4月9日 4月10日 ND ND 87 2 137 2 ND 5488 1 1099 2 58 5 36404 1 875 13 35.0 5
4月10日 4月11日 ND ND 98 2 161 2 ND 5873 1 1115 2 62 5 68932 1 957 13 27.6 7
4月11日 4月12日 ND ND 75 2 120 2 ND 5172 1 1064 2 58 5 18577 1 753 14 30.9 6
4月12日 4月13日 ND ND 24 8 158 2 ND 5484 1 1114 2 63 5 34619 1 1113 10 10.0 21
4月13日 4月14日 ND ND 77 2 126 2 ND 5525 1 1074 2 60 5 20601 1 727 15 30.5 6
4月14日 4月15日 ND ND 87 2 141 2 ND 2584 1 1060 2 60 5 20713 1 963 11 30.6 6
4月27日 4月28日 ND ND 101 2 169 2 ND 1560 2 1629 2 68 6 32980 1 1342 11 26.8 8
4月29日 4月30日 ND ND 59 2 95 2 ND 4080 1 1109 2 54 6 92859 1 1198 11 16.5 11
4月30日 5月1日 ND ND 73.5 2 119.7 2 ND 5456 1 1092 2 47 6 44931 1 893 13 16.9 10
12年7月17日火曜日
MDC最低値 5 6 13
- 36. 放射線測定のジレンマ
• 検出限界を下げる→より安心?
• 検出されたら使わない vs 基準値より小さいから安全
• 基準値にかなり近い食品をどう思うか。一部規制値越えの流通。国産ブラ
ンド毀損(“国産小麦” など
• 検出限界を下げる→高い機械でより長い時間測定する必要がある。
(全ての食品を計れないかも/あるいは極端なコスト)効率的なモニタリ
ングをやっているか。
• コストに見合って安全度が増えたかどうか知っておく必要がある。
• 結局は「国民負担」どこで線を引くか。どのように安全を担保するか。
12年7月17日火曜日
- 37. 今年の食品測定
• 去年のデータで高かったものの変化に注目
• 食品の数値は一年目と二年目で変わってくるかも
• 放射性物質の移動(宮城のクロダイ)
• 状況変化が考えられる例:牛乳などの 、飼育方法の変更など
• 果物の除染効果がどの程度現れてくるか。キノコ類川魚など。
• 高かったものの周知して積極的に測ってもらうのが食品不信を解決す
る上で重用。測定結果は分かり易く公開されているか(データの出口
が必要)
• 自分の基準で食品を選べるのが食品への信頼を回復させる早道。国は
明らかに消極的(食品データベースの中止ーボランティアで良かった
か。)
12年7月17日火曜日
- 38. 朝日新聞 3/3 理想の食品検査とは
• 商品検査としての放射線測定
• 牛肉の全頭検査・米の全量検査(ブ ラ ン
ド であ る 、主食である、等々)に半分以
上の検査が費やされている。
• 牛肉:実際には簡単藁の汚染の検査で
食品汚染は下げることができるはず。
• 一番高い数字だけ報道するメディア。
• 実質的に内部被曝をさげるにはどういうアク
ションをするべきかという統合的な計画の不
在(政治家の責任)
• 縦割り行政、地方ごとの力の入れ方の差ー>
農業不信
12年7月17日火曜日
- 39. 平均(生産者)と最大値(消費者)
• 平均的には食品汚染は高くない(みんなが100 Bq/Kg というわけでは
ない)が時々10倍以上のものが
• 効率:全てを測るのは無理だし効率が悪い。はずれ値の出易い食
品、生育環境は? 食品測定⇄生産現場
• 消費者:自分の食べるものが”それ”ではないか
• 内部被曝に関係するのは『日常的な摂取量』
• はずれ値が出易い生活習慣→生産者
• 生産者が自分のところのものを食べていると内部被曝する(どう
とらえるか)
• 内部被曝の測定ではまだ高値を十分つかみきっていないのではな
いか。
12年7月17日火曜日
- 40. 「プルトニウム・ストロンチウムは...」
「チェルノブイリでは...」
• 福島原発事故ではストロンチウムは1% 以下 プルトニウムは皆無
• チェルノブイリ:セシウム1に対してストロンチウム 0.1 プルトニ
ウム 0.01.
• 食料自給率の違い(汚染された食品の比率が日本では小さい。)
• 内部被曝について検討するのであればこの違いは重要なはず
• 安易にチェルノブイリから学ばない。きちんと測って、日本の現状に
応じた判断ができるようになろう。
12年7月17日火曜日
- 41. 食品測定の結果
• 出荷自粛地域以外では100Bq/kg以上は多くない。
3 放射性セシウムが僅かでも検出された地域
市町村名 旧市町村名 調査を 調査を 最高値 セシウム濃度別
No ■500超 行った 行った
○100超 農家戸 点数
数
検出せず ≦100 100
(戸) (点) (Bq/kg) 戸数 割合 戸数 割合 戸数
1 福島市 平田村 ○ 108 172 192 53 49% 41 38%
米:福島のみ 2
3
福島市
福島市
水原村
大久保村
○ 76
25
99
35
171
90
50
17
66%
68%
21
8
28%
32%
4 福島市 青木村 ○ 32 92 119 15 47% 16 50%
5 福島市 大笹生村 ○ 30 79 147 22 73% 7 23%
6 福島市 庭坂村 ○ 50 62 145 33 66% 15 30%
7 福島市 庭塚村 ○ 49 71 142 20 41% 22 45%
8 福島市 野田村 ○ 96 181 233 61 64% 28 29%
9 福島市 吉井田村 55 70 36 47 85% 8 15%
10 福島市 余目村 ○ 56 102 330 34 61% 20 36%
11 福島市 笹谷村 ○ 54 86 115 34 63% 19 35%
12 福島市 荒井村 51 103 51 44 86% 7 14%
13 福島市 飯坂町 ○ 4 4 118 3 75% 0%
14 福島市 中野村 ○ 5 6 122 3 60% 1 20%
15 福島市 平野村 ○ 45 70 118 31 69% 13 29%
16 福島市 東湯野村 45 50 38 36 80% 9 20%
検出限界は多分40Bq /kg (記載なし) 17 福島市 飯野町 ○ 25 30 168 17 68% 6 24%
18 福島市 水保村 ○ 89 137 120 69 78% 18 20%
19 福島市 大森村 63 88 89 48 76% 15 24%
20 福島市 鳥川村 77 137 51 60 78% 17 22%
21 福島市 湯野町 54 60 70 40 74% 14 26%
12年7月17日火曜日 22 福島市 下川崎村 ○ 63 153 300 34 54% 23 37%
- 42. 2011年 その他の食品(東北、関東など検査したもの全部)
100Bq /Kg以下 100Bq ~500Bq 500Bq 越え
麦 492(96.1%) 19 1 自給率低
豆 673(97.7%) 16 0 自給率低
ユズ、ブルーベリー、
果実 2321(94.2%) 125 17 カキ、、
芋・茶等 1549(52.5%) 1253 151 とくにお茶
キノコ 1967(81.0%) 334 127 原木注意
○
1201(100%)
原乳 (<50Bq/Kg)
0 0
計りすぎ
牛肉 78238(98.6%) 921 156
大きいのは過去の例
野菜 7592(99.7%) 16 5
○
このほかにも淡水魚、野生動物などは「論外に高い値」が出ることがある
汚染度の極めて高い食品はごく一部。ただし、どのくらい低いかは
検出限界が高めに設定されてるの分かりにくい
12年7月17日火曜日
- 43. 去年の測定値(今年はどうなるか)
福島市民放射能測定所の測定から
カキ(福島産)の場合
60" リンゴ(福島産)
50Bq/Kg
450" 50"
カキは新基準では
400"
40"
350"
厳しい 基準を突破する
30"
300" ことは極めてまれ
1"
250"
20"
200" 1"
150" 10"
50Bq/Kg
100" 0"
50" 1" 4" 7" 10" 13" 16" 19" 22" 25" 28" 31" 34" 37" 40" 43" 46" 49"
0"
1" 4" 7" 10" 13" 16" 19" 22" 25" 28" 31" 34" 37" 40" 43" 46" 49"
今年 モモ <最大10Bq /Kg
大半のものはこれより
スモモ<. 最大50Bq/Kg
かなり低い
ウメ<最大70Bq/Kg
ブルーベリー<最大160Bq/Kg
12年7月17日火曜日