Web現場Meetup〜GMOペパボ×ピクスタ〜エンジニアによる技術・組織改善の裏側で発表させていただいた資料です。 ピクスタ株式会社の開発チームは開発フローとしてスクラムを導入しています。 2015年からスクラムを導入し始めたのですが、挫折を経験し、振り返りを行い、再起させました。 この資料では、再起までの道のりについて説明します。

1. スクラムを導入してみて
一回挫折したけど
再起させた話
ピクスタ株式会社 星直史
16545027 Photo by Fast&Slow

2. 自己紹介
星直史
@NaoshiHoshi
ピクスタ株式会社
開発部 マネージャー
Rails歴6年
AWS歴6年

3. 今日話すこと
● 背景
● 導入したら何が起こったか
● 挫折の原因と再起までの道のり
● 再起させたあとの話

4. 今日話すこと
● 背景
● 導入したら何が起こったか
● 挫折の原因と再起までの道のり
● 再起させたあとの話

5. ● 開発フローなんてものは存在しない(!)
○ カウボーイコーディングスタイル
● 進む属人化
○ トラックナンバー1(!)
■ XXさんしか知らない仕様と実装
● リリース直前までわからない納期
背景(~2015)

6. ブチョー
背景(~2015)
(アカン)
とりあえずスクラムやるやで！
適当にスクラムガイドよんどけばえ
えやろ！
オレが仕様書だ！
ボクくん

7. スクラムは軽量であり
理解は容易ですが、
習得は困難です。via スクラムガイド
背景(~2015)

8. 今日話すこと
● 背景
● 導入したら何が起こったか
● 挫折の原因と再起までの道のり
● 再起させたあとの話

9. ● スクラムでは、この場合はどうするんですか？
○ わかりません(白目)
● ぷらんにんぐぽーかー？
○ うるせー！数字だすんや！
● 使ったことないけどJIRAにしよ！かっこいいし！
● 600件(!)存在したユーザーストーリーを全てプランニングや！！
○ 付箋を書くことが仕事となったエンジニア
何が起こったか

10. ● スクラムでは、この場合はどうするんですか？
○ わかりません(白目)
● ぷらんにんぐぽーかー？
○ うるせー！数字だすんや！
● 使ったことないけどJIRAにしよ！かっこいいし！
● 600件(!)存在したユーザーストーリーを全てプランニングや！！
○ 付箋を書くことが仕事となったエンジニア
何が起こったか
付箋を書き続けること1ヶ月(!)

11. 何が起こったか
スクラム一旦やめます 「」
ブチョー ボクくん

12. ● ブチョーはスクラムで何を解決したかったのか
● なぜうまくできなかったのか
● 何をすればうまくいったのか
● それをやるのは誰か
何が起こったか

13. ● ブチョーはスクラムで何を解決したかったのか
● なぜうまくできなかったのか
● 何をすればうまくいったのか
● それをやるのは誰か
何が起こったか
チームを変革するのはオレだ！

14. 今日話すこと
● 背景
● 導入したら何が起こったか
● 挫折の原因と再起までの道のり
● 再起させたあとの話

15. ● スクラム導入者の経験、知識が浅すぎる
● スクラム導入者の問題感や当事者意識の欠落
● スクラムの概要すらメンバーが理解していない
● ツール(JIRA)を銀の弾丸だと思ってしまった。
○ ツールの学習コストが高すぎる。
● 600件ものユーザーストーリーを全てを律儀にプランニングしようと
した
挫折の原因と対策

16. ● スクラム導入者の経験、知識が浅すぎる
● スクラム導入者の問題感や当事者意識の欠落
● スクラムの概要すらメンバーが理解していない
● ツール(JIRA)を銀の弾丸だと思ってしまった。
○ ツールの学習コストが高すぎる。
● 600件ものユーザーストーリーを全てを律儀にプランニングしようと
した
挫折の原因と対策

17. 挫折の原因と対策

18. ● スクラム導入者の経験、知識が浅すぎる
● スクラム導入者の問題感や当事者意識の欠落
● スクラムの概要すらメンバーが理解していない
● ツール(JIRA)を銀の弾丸だと思ってしまった。
○ ツールの学習コストが高すぎる。
● 600件ものユーザーストーリーを全てを律儀にプランニングしようと
した
挫折の原因と対策

19. 挫折の原因と対策

20. ナレッジのなさ
スクラムの知識がなさすぎるの問題
だと指摘
段取りの悪さ
進め方がgdgdだったので、しっかり
方向性を決めて進めましょうと指摘

21. 権限は委譲されるべ
き
要は、自分が巻き取って活動するの
で、そのスピードを阻害しないでくだ
さいと伝えた

22. ● スクラム導入者の経験、知識が浅すぎる
● スクラム導入者の問題感や当事者意識の欠落
● スクラムの概要すらメンバーが理解していない
● ツール(JIRA)を銀の弾丸だと思ってしまった。
○ ツールの学習コストが高すぎる。
● 600件ものユーザーストーリーを全てを律儀にプランニングしようと
した
挫折の原因と対策

23. 挫折の原因と対策

24. 挫折の原因と対策

25. 挫折の原因と対策

26. ● スクラム導入者の経験、知識が浅すぎる
● スクラム導入者の問題感や当事者意識の欠落
● スクラムの概要すらメンバーが理解していない
● ツール(JIRA)を銀の弾丸だと思ってしまった。
○ ツールの学習コストが高すぎる。
● 600件ものユーザーストーリーを全てを律儀にプランニングしようと
した
挫折の原因と対策

27. 挫折の原因と対策

28. ● スクラム導入者の経験、知識が浅すぎる
● スクラム導入者の問題感や当事者意識の欠落
● スクラムの概要すらメンバーが理解していない
● ツール(JIRA)を銀の弾丸だと思ってしまった。
○ ツールの学習コストが高すぎる。
● 600件ものユーザーストーリーを全てを律儀にプランニングしようと
した
挫折の原因と対策

29. 挫折の原因と対策

30. 今日話すこと
● 背景
● 導入したら何が起こったか
● 挫折の原因と再起までの道のり
● 再起させたあとの話

31. 再起させたあとの話
Try
● スクラムマスターの学習
● スクラムマスターの意識改革
● メンバーの教育
● 運用フローの構築
● 継続的なリファインメント
○ POの教育
Keep
Problem
● 開発フローが存在しない
● 属人化
● いつリリースされるか不明

32. 再起させたあとの話
Try
● スクラムマスターの学習
● スクラムマスターの意識改革
● メンバーの教育
● 運用フローの構築
● 継続的なリファインメント
○ POの教育
Keep
● 属人化の排除
● チームの状況の把握
○ 進捗/問題の可視化
● 継続的な改善
● スムーズになった開発フロー
● PJの始まりに必ずプランニング
● PJの終わりに必ずKPT
Problem
● 開発フローが存在しない
● 属人化
● いつリリースされるか不明

34. ● スクラム導入者の知識、意識、準備
○ 理路整然と質問に答えられること
○ オーナーシップを持って自ら能動的に取り組む
● 組織への浸透
○ 問題意識と解決策の共有
○ 初期の学習への投資
○ 継続的な学習への投資
まとめ

35. ● スクラム導入者の知識、意識、準備
○ 理路整然と質問に答えられること
○ オーナーシップを持って自ら能動的に取り組む
● 組織への浸透
○ 問題意識と解決策の共有
○ 初期の学習への投資
○ 継続的な学習への投資
まとめ
自分が変わると組織も変わる

36. インターネットで
フラットな世界をつくる
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