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38th japanese society of reanimatology child mental health naru fukuchi
- 5. こころのケアセンター, Disaster Mental Health Care Center
1995年1月 阪神・淡路大震災(マグニチュード7.3)
• 1995年6月に兵庫県こころのケアセンター開設
• 組織の再編成をして、研究機能や診療機能を併設して、現在でも稼働している
2004年10月 新潟県中越地震(マグニチュード6.8)
• 2005年8月に新潟県精神保健福祉協会こころのケアセンター開設
• 10年間の活動を経て、2015年3月で終結した
2011年3月 東日本大震災(マグニチュード9.0)
• 2011年12月にみやぎ心のケアセンター開設
• 2012年2月に岩手県こころのケアセンター開設
• 2012年2月にふくしま心のケアセンター開設
2016年4月 熊本地震(マグニチュード7.3)
• 2016年10月 熊本こころのケアセンター開設
- 7. 急性ストレス障害の子ども達
子どもがえり : 母親にベタベタする、一人で行動できない(トイレ、入浴、
就寝、暗い場所へ行く)、夜泣き、夜尿など。
びっくり反応 : 大きな音への反応、余震への過剰反応
過剰な備え : 懐中電灯を枕元に置く、パジャマで眠れない
対応としては「ノーマライゼーション」で説明、リーフレットを配布。
丁寧に面接や家庭訪問を重ねるうちに1~2ヵ月で収束していった。
- 10. 症例提示
症例 : 7歳(小2)、女児
主訴 : 「雨をこわがる」
震災時状況 : 宮城県内陸の地盤が固い地域に居住。被害は最小、ライフライン
の復旧は早く、避難所の利用はない。そのため、早い時期よりテレビを見ること
ができ、津波の映像も見ていた。
現病歴 : 震災直後より、雨天時に外出ができなくなった。雨が降ってくると家
族に窓やドアを閉めるように強要するようになった。次第に混乱は深まり、泣き
叫んで家族に暴力を振るうようになった。学校では、校庭に水たまりがあると遊
ぶことができなくなった。
- 17. 子どもにやさしい空間(CFS, Child Friendly Spaces)
緊急事態のときにいかにして子どもの遊ぶ空間を作るか
のマニュアル
UNICEFが作成したものを翻訳し、日本でも普及している
場所や設備、時間割、人員の配置など学ぶ
専門家による講義、グループワーク、ディスカッション
で構成
3時間が標準版
https://www.unicef.or.jp/cfs/
- 22. Psychological First Aid(PFA)の原則
Look 見る
•安全確認する
•急を要する基本的ニーズ
がある人を確認する
•深刻なストレス反応を示
している人を確認する
Listen 聞く
•声をかける
•必要なものや気がかりな
ことについてたずねる
•人々に耳を傾け、気持ち
を落ち着かせる手助けを
する
Link つなぐ
•情報を提供する
•必要な社会的支援と結び
つける
•自分で問題に対処できる
ように手助けする
- 25. 本日の情報いろいろ
子どもにやさしい空間(CFS, Child Friendly Spaces)
https://www.unicef.or.jp/cfs/
WHO版心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド, PFA)
http://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/pdf/who_pfa_guide.pdf
子どものための心理的応急処置(サイコロジカル・ファースト・エイド, PFA)
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1596
みやぎ心のケアセンター研修情報
http://miyagi-kokoro.org/kenshukai/ippan/