2019年8月23日に開催された FOSS4G Tokai で発表： Harmoware-VIS ：手軽に使える時空間情報の３次元可視化・分析ツール

1. Harmoware-VIS:
手軽に使える時空間情報の
3次元可視化・分析ツール
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 教授
NPO法人 位置所法サービス研究機構 代表理事
河口 信夫

2. 自己紹介：河口 信夫（かわぐち のぶお）
• 名古屋大学 未来社会創造機構 教授
（2019年４月 モビリティ社会研究所 設立)
自動運転ベンチャー (株) ティアフォー 取締役
NPO法人位置情報サービス研究機構 代表理事
総務省スマートIoT推進フォーラム テストベッド分科会長
国土交通省 新道路技術会議 委員, 名古屋市交通問題調査会 委員
中部地方測量部 地理空間情報産学官中部地区連絡協議会
CODE for Nagoya 名誉代表, UDC2019愛知ブロック 代表
・研究テーマ ユビキタス・コンピューティング
代表的な研究成果：
• 行動センシングコーパス： HASC
• カウントダウン時刻表サービス
スマホアプリ 「駅.Locky」（300万人が利用）
駅.Locky

3. 時空間情報
• 緯度＋経度 に時間
• GPSロガーなどで、簡単に取得できるように。。
⇒でも、可視化・分析が以外に大変
従来のGISツールでは、時間情報を使った
アニメーションなどは困難
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4. Deck.gl
4
UBERが開発した３次元可視化ライブラリ
Kepler.gl などもこれがベース
せっかく３次元なんだから、アニメーションさせたい！

5. Harmoware-VIS
名大発 Deck.GL / Reactベースの時空間情報
３次元可視化ライブラリ
https://github.com/Harmoware/Harmoware-VIS
GitHub でStar よろしくです！
今後も鋭意拡張予定
（希望も聞きますよ！）
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http://bit.ly/harmo-vis

6. 6
停留所
上り待ち人数
下り
待ち人数

7. さて、どうやったら使えるの？
• まだまだ使いやすいとはいいがたいですが、
結構がんばってます！
• 導入は npm で可能ですが、
最初は、リポジトリ全体を落として、
example を見てもらうのが良いです！
git clone https://github.com/Harmoware/Harmoware-VIS
(詳細は Readme.js.md を！）
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8. ドキュメント:Readme.md (日本語・英語）
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9. チュートリアル GitBook
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10. 実際に動かしてみましょう
• 自分のデータがあるとホントは面白い
⇒ データの準備がちょっと大変
（ご相談ください！）
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11. 移動データ形式
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移動データ（json形式）の定義例
[{"departuretime":1551575400,
"arrivaltime":1551575520,
"operation":[
{"position":[136.945255, 35.190691, 0],
"elapsedtime":1551575400},
{"position":[136.936864, 35.191591, 0],
"elapsedtime":1551575460},
{"position":[136.945255, 35.190691, 0],
"elapsedtime":1551575520}]},
{"departuretime":1551577140,
"arrivaltime":1551577380,
"operation":[
{"position":[136.900947, 35.143257, 0],
"elapsedtime":1551577140},
{"position":[136.901769, 35.134622, 0],
"elapsedtime":1551577260},
{"position":[136.906622, 35.127823, 0],
"elapsedtime":1551577380}]}]
UNIX時間で指定
[経度、緯度、標高]
標高は省略時ゼロ

12. 自分で開発するときの前提知識
• 実は結構大変
– JavaScript / TypeScript
– Node.js
– React
– Redux
• でも、このあたりのチュートリアルも
あります！
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https://github.com/Harmoware/Harmoware-VIS-Tutorial

13. Synerex との連携
• 現在鋭意開発中の需給交換プラットフォーム
地域
プロバイダ
タクシー
プロバイダ
地域バス
プロバイダ 鉄道情報
プロバイダ
経路サービス
プロバイダ
実世界データ
プロバイダ
ユーザ
クライアント
Synerex
ワンマイル
プロバイダ
エンドユーザ
これの可視化エンジンとして Harmoware-VIS を採用

14. xfs

15. にぎわい創出と安心安全のための
中部おもてなしプラットフォームの構築
平時にも災害時にも利用できる、３種以上の人流データを連携するフラットフォームを構築し、データの利活用による、平時におけ
る中部地域のおもてなし力の向上と、南海トラフ地震等の災害時に迅速な避難誘導・支援者派遣のための情報提供を目指す。
実空間
中部国際空港島における人流データ（内閣府 SIP2）
人流センサ
センサ層
データ層
空港駅
展示場
モデ
ル層
FOD
LCCターミナル
ターミナル
駐車場
ホテル
アプリ経由で取得できる人流データ
携帯電話から取得できる空間統計データ
公共交通運行・乗降データ
WiFi で取得できる空間統計データ
官公庁
防災システム
自治体
防災システム
中部おもてなし
プラットフォーム
①異種システム連携
公共交通
システム
防災科研
SIP4D
アプリ
事業者
携帯電話
事業者
民間
事業者A
民間
事業者B
情報提示
システム
③情報提示手法
WiFi通信
事業者
自治体
担当部署
空港島
人流シ
ステム
人流データ
連携システム
②データ連携
今年度
開発予定！

16. まとめ
• ３次元時空間データ可視化ツールとして
Harmoware-VIS を開発
• ぜひぜひ使ってみてください。
→ 遠隔参加可能なハンズオンを実施予定
（９月の実施日を準備中）
• Facebook Groupでサポートします！
https://www.facebook.com/groups/harmoware.vis/
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