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TECH TALK 2021-11-30 新しいハイブリッドアナリティクス「Qlik Forts」の紹介
- 3. 3 Q&Aについて • 質問はZoom画面下のQ&Aアイコンをクリックして入力してください。 • 質問に対してQlikパネラーが随時Q&Aパネルで回答します。 • 質問と回答については、セミナーの最後に他の参加者に情報共有させていただきます。
- 4. 4 1. Fortsとは 2. アーキテクチャ 3. 仮想アプライアンスの実装 4. Fortsのセットアップ 5. Management Consoleについて 6. Forts利用時の注意事項 Q&A Agenda
- 5. 5 1. Fortsとは
- 6. 6 ハイブリッド・アナリティクス データ要件 データガバナンスと規制への 対応 データの場所とデータの主権 の要件 既存のデータセンターでの投資 データ戦略のためのハイブリッド クラウド アナリティクス サービス
- 7. 7 Fortsとは Qlik Forts™は、Qlik Sense SaaSの機能を、オンプレミス、プライベートデータセンター、パブリッククラウドな ど、場所を問わず、お客様のデータランドスケープに安全に拡張するハイブリッドサービスです。 Qlik Fortsでは、SaaSの利便性に加えて、データ規制の要件や既存のデータインフラへの投資をサポートする ハイブリッド展開の柔軟性を享受することができます。 Qlik Fortsにより、企業はQlik Sense SaaSをプライベートデータセンターに拡張し、その一部をAzure、 AWS、GCPのほぼすべてのリージョン、またはOVA互換のハイパーバイザーで、企業のデータの隣で実行すること ができます。 Qlik CloudとFortsは、サポートされる単一のソリューションとして連携します。ユーザーはシームレスなエクスペ リエンスとシングルポイントオブエントリーを得られるため、分析やインサイトへのアクセスが組織全体で容易に拡張 できるようになります。 （ヘルプから引用） https://help.qlik.com/en-US/cloud- services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Admin/forts-intro.htm
- 8. 8 Qlik Fortsの特徴 SaaSの利便性とハイブリッドの柔軟性 ローカルデータの維持 ※ オンプレ、パブリッククラウド、プライベートクラウドを問わず シームレスなユーザエクスペリエンス ※ 場所やデバイスに関係なく、すべてのユーザに単一のエクスペリ エンスを提供 Qlik Senseをお客様のデータへ安全に拡張するハイブリッドサービス
- 9. 9 SaaSの利便性、ハイブリッドの柔軟性 SaaSの利便性を維持するように設計されたForts: • お客様が選択された仮想化/IaaSプラットフォームで 実行可能なパッケージ化された仮想アプライアンス • 運用を前提とした設計 各フォートでお客様のデータ を使ってQSE SaaSを実行するために必要な分析 サービスを提供 • フォートからQlik Cloudへのアウトバウンドサービスを 使用してQlikが管理・保守 • セルフアップグレードにより、常に最新の機能強化を 実現 • Qlik Cloudの管理コンソールから簡単に導入・管理 が可能
- 10. 10 ローカルデータの維持 • 世界のどこにでも展開して低遅延・高パフォーマンスを実 現し、ユーザーとデータの隣接 • 選択したプラットフォームに導入することで、既存の投資 を保護し、コストをコントロール Fortsは : - プライベートネットワークやファイアーウォールの内側に ホストされる - Qlik Cloud からQlik Fortsへの侵入はなし。ファイ アーウォールのポートを開く必要なし。 - すべてのアプリケーション、データ接続、およびデータ ファイルを、Forts内のローカルに保持 - Forts内でコンテンツを作成・利用するためには、ホス トネットワークへのアクセスが必要
- 11. 11 シームレスなユーザエクスペリエンス For administrators: • すべてのFortsを1つの管理コンソールで管理 • 展開モデルの統一されたビューを常に表示 For end users: • 単一の認証情報、データとインサイトへの単一のエント リーポイント • Qlik Sense Enterprise SaaSのHubからForts上 でホストされるアプリへ直接ナビゲーション • 環境間のオーケストレーションを意識することなく、アナ リティクスとインサイトへフォーカス
- 12. 12 2. アーキテクチャ
- 13. 13 テナントを作成 ※既にSaaS環境をご利 用の場合は不要です。 Qlik Sense Enterprise SaaS Hub Users SaaS Apps スペース Qlik Forts 構成の概要 Data Sources データに隣接したお客様クラ ウドやプライベートデータセンタ にFortsを展開 2 QSE SaaSにFortsを登 録し、スペースにFortsを割 当てる Forts Apps スペース URL Link Fortsのアプリにアクセスする と、ユーザーはプライベート ネットワーク内のFortsでホス トされているアプリのプライ ベートアドレスにリダイレクト Interact Forts (VM) 4 3 アプリがデータを取得する必要 がある場合（リロードなど）、 QSE SaaSではなく、データに 接続するFortsから実施 5 1 Private Network
- 14. 14 ファイアーウォールに守られたForts 顧客のデータをパブリックインターネットを介して移動する必要なし Qlik Cloud Services Instance Forts (AWS) Forts (Azure) Forts (On Premise) Firewall Public Data Sources Private Data Sources Private Data Sources Private Data Sources Command & Control ※1 ※1: アプリ名、アプリにアクセスするユーザID、バージョン情報等のコマンドや制御情報。
- 15. 15 コミュニケーション セキュリティ Fortsはパブリックな受信接続は不要ですが、パブリックな送信接続が必要です。 Qlik Cloud Service Instance AWS IoT Qlik Hosted Mender※2 Forts (AWS) mutual HTTPS/TLS AWS HTTP Request Signature signing v4 HTTPS/TLS with JWTs Credentials MQTT Bridge SaaS Services Clients Deplyment Manger (FortD) Hybrid Services ▶ リモート更新 ▶ MQTTメッセージ（イベント送信） ▶ JWT認証 ※2: リモートからセキュアにデバイスのソフトウェアを管理。
- 16. 16 Fortsの管理範囲 Qlikによる Fortsメンテナンス Qlik Cloud Services Instance Forts (AWS) Forts (Azure) Forts (On Premise) Qlik Hosted Client Hosted (Fortsを除く、インフラはユーザが維持・管理する必要があります。) Qlik Maintained (Qlikによって、SaaS および Fortsを常に最新の状態に維持・管理） Forts仮想アプライアンスの展開(配置)
- 17. 17 Forts ロギング ログとトラブルシューティング 【Fortsのログ】 Continuous: ログが生成される都度Dataディレクトリに書 き込まれるログ On Demand: 管理者によりサポートバンドルが生成された 際に書き込まれるログ トラブルシューティング 1. Qlikサポートが、問題の原因を特定するために、より多くの情報 が必要であると判断 2. お客様がForts Consoleでサポートバンドルを作成 3. お客様がサポートバンドルをQlikサポートに送信 4. Qlikが問題の原因を特定し、修正が必要であると判断 5. Qlikは問題の修正を実施 6. 問題が解決 7. すべてのお客様が、次に予定された日次更新で修正プログラム を受信 Forts console
- 18. 18 システム要件 AWS Azure GCP VMWare vSphere Memory 32 GB 以上 32 GB 以上 32 GB 以上 32 GB 以上 CPU 8 CPU 以上 8 CPU 以上 8 CPU 以上 8 CPU 以上 Disk SSD disk, io1 SSD disk SSD disk SSD disk Storage Size 500 GB 以上 500 GB 以上 500 GB 以上 500 GB 以上 Inbound Ports 443 (client users) 3443 (admin users) 443 (client users) 3443 (admin users) 443 (client users) 3443 (admin users) 443 (client users) 3443 (admin users) Outbound Ports 443 (Qlik Cloud) 443 (Qlik Cloud) 443 (Qlik Cloud) 443 (Qlik Cloud) as of Nov, 2021 サポート環境 Amazon Web Services (AWS) Microsoft Azure (Azure) Google Cloud Platform (GCP) OVA compatible hypervisors (VMWare vShere)
- 27. 27 (Sample) AWSでのForts展開 (2/6) ← 展開するVPCを選択します。 ← 展開するサブネットを選択します。 ← 必要に応じてパブリックIPを割当てます
- 28. 28 (Sample) AWSでのForts展開 (3/6) 「プロビジョンド IOPS SSD (io1)」を選択します。
- 33. 33 Forts セットアップ (1/3) Forts インスタンスのセットアップ https://<サーバーIPアドレス>:3443/setup を実行します。 adminのパスワードを設定します。 ※ Forts consoleにログインする際に、adminユーザ とパスワードが必要となります。 この例では、サーバーIPアドレスを 170.20.19.48としています。 リンクをクリックしてサイトにアクセスします。
- 34. 34 Forts セットアップ (2/3) Forts構成の入力 Forts Qlik Sense Enterprise SaaS (Management Console) ここに貼付 Management Consoleの Forts画面にて、「新規作成」 名前と、Fortsインスタンスのある サーバーのURLを入力します。 表示されたFortsの構成情報を コピーして、Fortsセットアップ画 面に貼り付けます。 インストールをクリックします。
- 36. 36 Forts スペースの作成 スペースへFortsの割当て Qlik Sense Enterprise SaaSのHubの 画面にて、「新規追加」をクリックします。 「新規スペースを作成」の画面にて、名前を 入力し、作成したFortsを選択します。 「作成」をクリックするとスペースが作成されます。 Hub
- 39. 39 Management Console - Forts Fortの管理 Qlik Sense SaaS のManagement Console にて Fortsの新規作成や編集、さらにForts Consoleの起動を管理することができます。 adminユーザとパスワードを入力します。
- 40. 40 Forts Console ステータス Forts Console には、Qlik Sense SaaS management consoleから、またはhttps://<forts IP>:3443でアクセスできます。 ※ Forts Consoleに使用されるクレデンシャルは、SaaSテナントのクレデンシャルから完全に分離されています。 ※ Fortsコンソールのデフォルトのユーザーは、admin です。 CPU, メモリ, ディスク利用状況が表示されます。またテナントへのアクセス状況(ping)やfortsサービスの状況も確認できます。
- 42. 42 Forts Console 構成 プロキシ構成を使用すると、カスタムhttp / httpsプロキシを定義できます。 TLS証明書の構成を使用すると、組織によって信頼されているカスタムTLS証明書を定義できます。デフォルトでは、Qlikは自己署名証明書を使用します。 ※ この証明書は、ユーザーがこのForts内のアプリを操作しようとしたときに警告を表示する場合があります。 フォートの名前とURL、およびテナントのURLが表示されます。プロキシまたはTLS証明書を構成するためのオプションがあります。
- 45. 45 What a Forts is not • Fortsは、独立した製品ではなく、SaaSを必要とします。 • Fortsは、スタンドアロン型のデプロイメントではありません。 Client-managedがそのためのソリューションです。 • Fortsは、ローカルハブではありません。認証は、SaaSとお客様のIDPを介して処理され、スペースのナビゲーションは SaaSで行われます。 • Fortsは、Qlik Sense on Linux, Kubernets, Dockerではありません。パッチやハードニング、アップグレードもで きません。ロックダウン※3された仮想マシンイメージとして提供されます。 Fortsは、QSE SaaS にオンプレミス機能を拡張 ※3:システムの「特定用途化」のこと。システムの機能制限、リソース制限やアクセス制限などにより、特定の用途にのみシステムを利用できるようにすること。
- 46. 46 制限事項 • Qlik Application Automationは、Fortsと互換性がありません。 • オンデマンドアプリとダイナミックビューは、Fortsではサポートされていません。 • Qlik Catalog機能は、Fortsではサポートされていません。 • Alert機能は、Fortsではサポートされていません。 • Notes機能は、Fortsではサポートされていません。 • QlikViewからエクスポートされたアプリをFortsにインポートすることはできません。 • Qlik Sense Mobileは、Fortsと互換性がありません。Moblieでは、Forts スペースのアプリにはアクセスできま せん。 • Windows上のQlik Sense Enterpriseからのアプリ配信は、Fortsではサポートされていません。 • Qlik CLIは、現在サポートされていません。 as of Nov, 2021 詳細はこちら: https://help.qlik.com/en-US/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Admin/forts- limitations.htm
- 47. 47 参考情報 Help 「Saas edition of Qlie Sense – Qlik Forts」 https://help.qlik.com/en-US/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Admin/forts- intro.htm Blog 「Qlik Forts: Bringing Cloud Analytics to Your Data No Matter Where It Lives」 https://www.qlik.com/blog/qlik-forts-bringing-cloud-analytics-to-your-data-no-matter-where-it-lives Community 「Introducing Qlik Forts – the only hybrid service that brings analytics to your data」 https://community.qlik.com/t5/Qlik-Product-Innovation-Blog/Introducing-Qlik-Forts-the-only-hybrid- sevice-that-brings/ba-p/1851540 YouTube 「Introducing Qlik Forts – Brief Overview and Demo」 https://www.youtube.com/watch?v=--DfE_dtzzM YouTube 「Qlik Forts technical overview – Qlik Cloud」 https://www.youtube.com/watch?v=A6pMzf3gvwA
- 48. 48 その他の情報
- 50. 50 各種情報のご提供 Qlik Japan 公認ブログ (Qlik Space) Qlik Community Japan YouTube – Qlik Japan Qlik Online Help 製品最新情報、イベント情報、チュートリアル、サンプルアプリ 製品・技術Q&A、製品関連資料 新製品リリースの説明ムービーなど 製品ドキュメント、ビデオ
- 51. 51 https://qtjsc.ap.qlikcloud.com/ Qlik Sense Demo & Sample Apps Qlik Sense Showcase • 機能別、業界別サンプルアプリ • 新機能紹介アプリ etc.
- 52. 52 Qlik Senseの書籍ご紹介 Qlik Sense ユーザーのためのデータ分析実践バイブル ■仕様等 ・判型：B5 変 ・総ページ数：500ページ程度 ・予価本体：4,200円 (+税) ・刊行日：2020年9月 • QlikSpaceの記事をベースに、書籍用に大幅にカスタマイズ＆加筆 • 1 冊でQlik Sence の基本をマスターし（＝基本編）、ニーズの高い 分析例（＝応用編）をできるだけ丁寧に紹介
- 53. 53 Q & A
- 54. 54 No. ご質問 回答 1 パートナー経由でQlik Sense Saas を契約した場合、Fortsの バンドルを生成してサポートに問い合わせする際は、パートナー経 由ではなく、直接メーカーに質問可能でしょうか。 基本はSaaSの問い合せ先と同じになると思いますが、サポート契 約内容によるかと思います。 2 展開から新規で作成するのではなく、現在使用している既存 AWSにFortsをインストールする事は可能でしょうか。可能な場 合はその方法を教えてください。 既存のAWS環境にEC2インスタンスを作成することで可能です。 AWSのEC2画面にて、「インスタンスの作成」⇒ Amazonマシン イメージにて、コミュニティ AMIのイメージから作成することが可能で す。 P26 「AWSでのForts展開」の右上の画像を参照してください。 3 QS SaaSとForts間は４４３ポートのみ穴あけすればいいという ことであっていますでしょうか？ はい、Fortsからのアウトバウンドは、443ポートのみとなります。こち らを参照ください。 https://help.qlik.com/ja-JP/cloud- services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Adm in/forts-deploy-aws.htm 4 Fortsのデータを更新する際には、SaaSにあるようなメモリ使用 量の制限はありますでしょうか。 Qlik Sense Enterprise SaaS のメモリ制限は、Qlik Fortsに は適用されません。 5 SaaSデータとForts、もしくは2つのFortsデータを使ったアプリ作 成はできないという認識でよいでしょうか？ 申し訳ありません、「2つのFortsデータ」の意味が把握できませんで した。 SaaSとFortsでは、接続するデータのあるネットワークが異なるはず ですので、Fortsの主旨としては、データは共有できないと思います。 どの環境にFortsを展開するかによって、Forts間のデータ共有は可 能になると思います。
- 55. Thank You
Notas del editor
- The idea of Forts is to provide a way for a SaaS deployment of Qlik Sense to support on-premise apps that our customers are unwilling or unable due to regulations host in SaaS.
- Forts are designed to be largely self-managing. As a key part of the architecture of a fort, it constantly checks for security and bug fixes as well as other updates and applies these transparently, An organization may have several Forts. These Forts are independent and are not reliant on each other in any way. It is even possible to segregate different parts of an organization so they can only see their own Forts. Forts will transmit certain metrics to QSE SaaS for supportability. These never include the customers data.
- Forts eliminates the need for QSE SaaS to connect to customer data sources QSE SaaS never initiates connections to the Fort or customer’s data
- Benefit from the convenience of SaaS and flexibility of hybrid Deploy Forts next to your data, keep your data local