8. ACL網羅的サーベイ報告
Zhou et al. “The Boating Store Had Its Best Sail Ever:
Pronunciation-attentive Contextualized Pun Recognition”
音素情報を考慮したダジャレ検出手法を提案
● 発音が類似した単語がダジャレでは頻繁に使われ
る(weakとweekなど).
● Contextualized word embeddingsに加え,音素情
報を使用する手法を提案.
● タスクとしては,ダジャレが含まれているか,文中の
どこに含まれているかの2種類を扱う.
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9. ACL網羅的サーベイ報告
Mukherjee et al. “Smart To-Do: Automatic Generation of
To-Do Items from Emails”
メールからTo-Do Listを作成する新しいタスクを提案
● 既存のメールデータセットにアノテーションすること
により,タスク用データセットを構築.
● 行動に関する文章(メールを送るなど)の検出と
seq2seqによる生成の2段階の手法を提案.
● BLEUが0.23,ROUGEが0.63という実験結果が得ら
れたと報告.
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10. ACL網羅的サーベイ報告
Lange et al. “Closing the Gap: Joint De-Identification and
Concept Extraction in the Clinical Domain”
医療ドメインにおける,匿名化と情報抽出を
End-to-Endに
● 医療文書を扱う際,個人情報(例:氏名,年
齢)を匿名化する必要がある.
● 従来研究では匿名化とその後のタスク(情報
抽出など)がが独立して扱われていた.
● 2つの処理をまとめて行う手法を提案.
● 英語とスペイン語のデータで実験し,匿名化
及び抽出の性能を評価.
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11. ACL網羅的サーベイ報告
Xu et al. “Distinguish Confusing Law Articles for Legal
Judgment Prediction”
裁判の自動判決において,類似する法を区別する手
法を提案
● Legal Judgment Prediction:事件の記述から法
律や罪名,罰則を予測するタスク.
● 類似した法律の集合であるcommunityという概
念を導入.
● GNNにより,community内の各法律の違いを取
り扱い可能に.
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12. ACL網羅的サーベイ報告
Tan et al. “Neural-DINF: A Neural Network based Framework
for Measuring Document Influence”
科学論文の学術的影響を予測する手法を提案
● 論文の引用数は,ブログや政府の公的文書にお
ける引用は含まないため,文書自体からの予測
が必要という考え.
● 単語の出現頻度及び意味の変化を基に論文の
影響力を予測.
● 実験はACL Anthologyの論文を使用し,従来手
法と比べて引用数と予測結果の相関が向上.
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13. ACL網羅的サーベイ報告
Xia et al. “Predicting Performance for Natural Language
Processing Tasks”
モデルの性能を実際に実験せずに予測する手法を提案
● 手法の有効性を検証するには従来法との比較などが不可欠.
● 考えうる全実験設定を試行するのは多大な時間を要する(例:多言語).
● 実験条件から実験結果を予測する回帰モデルを構築.
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