2018年9月19日開催『Digital Twin & Trans Formation 2018』講演「デジタルツインの世界」資料。IoT/5G/EDGE/AI/XRによって実現するデジタルの双子の世界＝デジタルツインについてのお話。フィジカル世界とデジタル世界が溶け合う真のMixed Realityについて。

1. 沼倉正吾 ＳＨＯＧＯ ＮＵＭＡＫＵＲＡ
デジタルツインの世界
IoT、5G、EDGE、XR、AI、
DVERSE Inc. 沼倉正吾

2. 会社名 DVERSE Inc.（ディヴァース／インク）
設立年月日 2014年10月20日
所在地
米国本社：
113 Barksdale Professional Center, Newark, Delaware 19711 USA
日本事務所：
東京都渋谷区代々木3-45-2 西参道Kハウス4F
事業内容 ＸＲ（ ＶＲ, ＡＲ, ＭＲ, etc） ソフトウェア・システム開発

3. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』

4. AI
SYMMETRYによるAI, 5G, エッヂ,
を活用した次世代サービス検証

5. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
今日のキーワード
デジタルツイン
Ｄｉｇｉｔａｌ Twin
５G, EDGE, ＡI, ＸＲ, IoT

6. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツイン （Ｄｉｇｉｔａｌ Ｔｗｉｎ）とは
2002年にミシガン大学の Michael Grieves 教授が作った概念
で、製品や設備など現実世界の「モノ」をデジタルの世界に再
現。不具合や故障などを仮想空間上で忠実にシミュレーショ
ンできる「デジタルの双児」を意味する。
https://biztarget.nikkeibp.co.jp/atcl/special/16/111000064/ より引用

7. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』

8. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
インダストリー４．０ （ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅ ４．０ ）
センサーネットワークなどによる現実世界（Physical
System）と、サイバー空間の高いコンピューティング能
力（Cyber System）を密接に連携させ、コンピューティ
ングパワーで現実世界をより良く運用するという考え方
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1404/04/news014.html より引用

9. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインでは、IoTセンサーデバイスから取得したデー
タにより、フィジカルの世界で製品に起こっていることを全て、
デジタルの世界にコピーする。実際の製品の使用状況が常
に把握でき、故障の予知や次期モデルへの改善に役立てる
ことが可能になる。

10. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインの活用事例 ＧＥ
飛行機の飛行データやエンジンの詳細なデータ、粉塵な
どのデータを大量に取り付けたIoTセンサーデバイスで収
集してデジタルツインを構築。
https://www.ge.com/digital/industrial-internet より引用

11. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインの活用事例 ロールスロイス
http://www.slideshare.net/sdnetwork/sdnc13-day1-the-service-design-imperative-by-nick-leon/ より引用

12. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインの活用事例 PTC
（出典：PTCジャパン

13. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインの活用事例 FIFA

14. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインの活用事例 テニス

15. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
フィジカル デジタル
１．IoTにより取得したデータを基に、フィジカル世界で製品に
起こっている振る舞い、動きを全てデジタル世界にコピーする
２．デジタル世界に構築されたデジタルツインを基に解析・予
測・指示を行う
３．デジタル世界からフィジカル世界にフィードバックする

16. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
IoTセンサーデバイス
URL: http://www.t-ink.com/blog/2015/11/16/is-it-time-to-stop-overthinking-the-internet-of-things/

17. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
IoTセンサーデバイス
●シスコシステムズは、2020年には500億個と予測
●ガートナーは、2020年には、300億個以上と予想
●インテルは、500億デバイスと予想
●マイクロソフトは、2020年には10兆個になると分析
● IDCは、2020年までに300億台と予測
これだけの数のIoTデバイスをどう管理するのか
これも課題の一つ

18. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
IoT エリアネットワーク
https://www.bloorresearch.com/technology/5g-iot-and-edge-computing/ より引用
https://rensai.jp/143503/ より引用
増加するIoTデバイス IoTのトラフィックをローカルで処理

19. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
第五世代通信システム（５Ｇ）とは
現在規格化が進行中の次世代無線システムである。英
語: 5th Generation, 「5G」（ゴジー、もしくはファイブ
ジー）と略記される（中略）
5Gでは、急増し続ける通信トラフィックへの対応が課題と
なっており（中略）端末の台数は、ウェアラブル端末・
M2M (Machine to Machine) やIoTの普及により、今後データ
通信量の急増が予想される
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC5%E4%B8%96%E4%BB%A3%E7%A7%BB%E5%8B%95%
E9%80%9A%E4%BF%A1%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0 より引用

20. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
５Ｇの特徴
■通信速度
１Ｇｂｐｓから１０Ｇｂｐｓへ
■低遅延
１０～２０msecから
１msecへ
■同時接続数
１０万デバイス／㎢から
１００万デバイス／㎢へ

21. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＭＥＣ （Ｍｏｂｉｌｅ Ｅｄｇｅ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ） とは
移動通信網や固定通信網のエッジである基地局などに、
コンピューティングリソースやストレージを配備し、新たな
アプリケーションやサービスの提供を可能にする仕組み。
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/article/WORD/20150605/421863/ より引用

22. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＭＥＣの特徴
５Ｇにより、ローカルエリア（＝エッジ）
での高速・低遅延な処理が可能に

23. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
海外動向 AT&T
http://about.att.com/story/launch_edge_computing_test_zone.html より引用
低遅延のMECを活用し
た実証テスト環境を
サードパーティに提供
するための環境をパロ
アルトに構築
ターゲットとするサービ
スは、「自動運転」、
「AR/VR」、「ドローン」
「ゲーム」、他

24. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
海外動向 AT&T

25. 海外動向 AT&T
ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』

26. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＸＲとは
ＶＲ、ＡＲ、ＭＲ等の総称。視覚・触覚・聴覚といった五感を拡
張させ、従来では得られなかった情報体験を可能とする技
術。
ＶＲ（バーチャル・リアリティ）、ＡＲ（オーグメンテッド・リアリ
ティ）、ＭＲ（ミックスド・リアリティ）、ＢＲ（ブレンデッド・リアリ
ティ）等がある

27. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＶＲ バーチャル・リアリティ

28. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＡＲ オーグメンテッド・リアリティ

29. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＡＲクラウド
１．点群による現実世界のデータ化と共有
A SCALABLE SHAREABLE POINT CLOUD

30. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
点群 Ｐｏｉｎｔ Ｃｌｏｕｄ

31. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
点群 Ｐｏｉｎｔ Ｃｌｏｕｄ

32. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＡＲクラウド
１．点群による現実世界のデータ化と共有
A SCALABLE SHAREABLE POINT CLOUD
２．様々なデバイスであらゆる場所を認識する
AN INSTANT UBIQUITOUS LOCALIZER

33. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
空間センシング

34. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＡＲクラウド
１．点群による現実世界のデータ化と共有
A SCALABLE SHAREABLE POINT CLOUD
２．様々なデバイスであらゆる場所を認識する
AN INSTANT UBIQUITOUS LOCALIZER
３．リアルタイムにユーザー同士でのインタラクションを共有
REAL-TIME MULTI-USER INTERACTION
https://www.youtube.com/watch?v=TAlJ5t73Rr8 より引用

35. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
１．IoTでフィジカル空間のあらゆる情報が取れるようになった
※人、インフラ、構造物、他
２．ＸＲでフィジカル空間でデジタル情報が解りやすく扱える
※ＶＲ、ＡＲ、他
３．ＡＩで膨大データを一元化して処理できるようになった
※分析、予測、提案、他
４．５Ｇで高速・低遅延のエッジコンピューティングが可能になった

36. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
これから先の
未来について

37. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインの中で分析・予測・提案を行うことで
「事後の対応」から「事前の対応」へ
➠従来の保守点検は、大まかな予想に基づいて実行
➠リアルタイムの状況、情報に基づいたＡＩの予測・提案

38. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
都市のデジタルツイン
電機、ガス、上下水道、交通、気象、個人のビヘイビア、他
フィジカル空間の情報をリアルタイムに反映したデジタルの双子

39. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
国土交通省 i-Construction × SYMMETRY

40. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
デジタルツインの中の行動がフィジカルに反映される
真のMixed Realityの実現
➠フィジカル空間のデジタル化からライブストリーミングへ
➠現地への移動が不要に。危険な作業は遠方から
➠どこに居ても仕事ができる、どこにでも住める

41. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
国土交通省 i-Construction × SYMMETRY

42. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
パーソナライズされた世界
➠同じ空間、同じ時間にいながら別々の情報を見る世界
➠異なる情報のレイヤーが重ね合わさった世界

43. ダイナミック・ターゲテッド・レコメンデーション
（Dynamic targeted recommendation）
ＶＲ・ＡＲの特徴は３次元の座標情報や店舗
設計データを持っていること。
ユーザー毎に最適化されたお薦め商品や関
連商品情報を、３次元の座標情報を利用して
レコメンドする。
（動画例）
ユーザーが商品を手に取ると、ユーザーの
好みに合わせたレシピの紹介や、関連商品
が店の中のどこの棚にあるのかをＡＲグラス
で分かりやすくお知らせ

44. ダイナミック・ターゲテッド・プライシング
（Dynamic targeted pricing）
ホテルの予約やスポーツ観戦チケットなどは
すでに導入されている「ダイナミック・プライシ
ング」。需要と供給の変動に応じて価格を変
動させるこの手法をリアル店舗でも活用へ。
ｅコマース、旅行等、オンラインの顧客情報
（購買履歴／購買習慣／興味関心／他）を
基にして、リアル店舗に訪れたユーザー毎に
価格を変動させる。
顧客は自分だけに設定された価格を「意識
せずに」確認し購買を促す

45. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
Asset and project management
・2D/3Dモデルの深層学習
・ビッグデータ・ストレージ
・ビッグデータ分析・予測
・物体認識
・デザイン最適化・提案
・点群データのノイズ除去・メッシュ化
・2D/3D画像のハイレゾ化
店舗
・POS, 顧客導線・行動履歴, 決済, etc….
3Dデジタル化
・3DCAD, Point cloud
自動運転・コントロール
・ Drones, Cars, Construction machinery
ビジュアライズ
・VR, AR, MR,
Input-data
基地局を活用した
エッヂコンピューティング
深層学習用サーバ5G サービス
Cloud
Output-data Pre-trained data models
基地局に配置した学習データと5Gを組み合わせることで巨大データを低遅延で処理
Input-data
ＩｏＴ× ５Ｇ×Ｅｄｇｅ×ＡＩ×ＸＲ

46. ディヴァースのプロダクト 『シンメトリー』
ＩｏＴ× ５Ｇ×Ｅｄｇｅ×ＡＩ×ＸＲ
により実現する
フィジカル世界とデジタル世界が
溶け合う真のMixed Reality