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山口とbc_devの変化 

開発組織拡大にSMとして

向き合った話

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
株式会社ROXXに入社した理由


● 前職での頑張り→採用の評価点になる文化に共感したから

● 事業として、どうにかして成長するフェーズが面白そうだったから

● 技術力の高い人達と働けそうだったから

山口 壮太(やまぐち そうた)
工場時代(2012~ 6年間)


● 2012 地元の工業高校卒業


● 外壁材メーカーに就職


○ 工場のライン、出荷管理、アウトソーシングの現場オンボ担当


○ Excelの打ち込み→出力を半自動化し評価されエンジニアに興味を持
つ。

エンジニアへジョブチェンジ


● 2018 茨城県日立市発祥の某グループ会社下請けでプログラマーになる。


● 2020 受託系ベンチャーでバイト→社員1号としてジョイン


○ エンジニアとして、開発やプロジェクト管理など


株式会社ROXX(2年目)


● 2021.04 bcのエンジニアとしてジョイン


● 2021.10 エンジニア兼スクラムマスター


● 2022.04 スクラムマスター専任
自己紹介
 経歴
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開発組織拡大にSMとして
向き合った話
1. 評価いただいた行動

2. 混乱の半年間

3. 目指すチームの姿

4. 今できていること

5. 今後取り組むこと

6. おわりに

山口とbc_devの変化

評価いただいた行動
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5 評価いただいた行動
開発チームのモチベートに繋がる取り組みを次々と実行できている。
その結果、チームの成長に貢献できている。
● ロードマッププロジェクトの進行に常に気を配る


● スクラムイベント運営

● チーム分割施策

● チームワーク醸成施策

● 勉強会施策

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6 評価いただいた行動
チームの成長に
貢献できている
チームの変化を
事業部として実感いただけたから
得られた評価
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
7 評価いただいた行動
そこで、
開発組織拡大にスクラムマスターとして
どう向き合ってきたかという観点で話します。
※スクラムマスター(SM) ≒ 開発チームの支援型リーダー
混乱の半年間
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9 混乱の半年間
● 先代SM→PMに転向。 

● サポーター的立ち回りだった山口に
指名をいただく。 

● 先代SMも、隣チームのSMもいるの
で安心して着席。 

● なにをすればいいかわからん。 

SM兼Engに転向
● 大人数のチーム運営ナレッジがな
い。

● 少数でなんとなく成り立っていた運用
が通用しなくなる。 

● 発言がしづらく、現場の意思決定速
度も落ちる。 

大型チーム運営の混乱
● 2021/08 ~ 2022/04 

● 合計8名の増員。 

大幅なEng人員増
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
10 混乱の半年間
ひたすら1on1で課題感を聞き悩む。 

なんとかせねば。

チームは混乱し、SMとしてもなにをしていいのかわからない。
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
11 混乱の半年間
チーム、会社内外の先輩方に散々
壁打ちしてもらった。

チームは混乱し、SMとしてもなにをしていいのかわからない。
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
12 混乱の半年間
解決のアプローチとしてなにをしたのか?
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
13 混乱の半年間
チームとしての解決のアプローチ
歴の浅いメンバーが業務に慣れず積極的になれないこと
があった。



なるべく早く業務に慣れてもらえるよう、慣れたと感じても
らえるまでサポートを行うようにした。

人数が増えたことにより、チーム活動の節々の効率が落
ちてきた。



各担当者が責務を狭め、議論や作業のしやすい環境を作
るためにチームを分割した。

丁寧なオンボーディング。

1 チームの分割。

2
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社内勉強会で共通言語を作る。


1
14 混乱の半年間
スクラムマスターとしての解決のアプローチ
題材本の読書会を通してチーム内の共通言語を作ること
で、意思疎通、スキルアップを図った。

ひたすら対話する。

2
メンバーと認識のズレや課題感を感じたらできるだけ早く
対話の機会を設けてすり合わせた。

社外コミュニティとの交流。

3
チーム内のナレッジだけでは課題解決の視野が狭まる。

そのため、定期的に社外のコミュニティで情報を収集し
た。

チームの成長に向き合うため、スクラムマスターにフルコ
ミットした。

専任のスクラムマスター。

4
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15 混乱の半年間
これらを実践する過程で、
目指すチームの姿を考えるようになった。
目指すチームの姿
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17 目指すチームの姿
最大効率で顧客に価値を届ける組織
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
18 目指すチームの姿
プロダクトを通した価値提供のパフォーマンスを
上げるための土台。 

安定した小さなチーム

最大効率で顧客に価値を届ける組織になるために
少人数の集まりを複数作ることで、チームに経
験の溜まりやすい=成長しやすい仕組みを目指
した。
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19 目指すチームの姿
チーム分割によって、
メンバーあたりの経験の機会を増やす。
以下2つを経験につながる指標とした。
● 1人あたりの発言数
● 作業に集中した時間
チームが成長しやすい仕組みづくり
今できていること
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21 今できていること
最大効率で顧客に価値を届ける組織になるために
● 安定したチームを作る土台。
● プロジェクトを完了する実行力
● 開発プロセスの理解
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22 Before & After
Before
チーム

メンバー増による混乱。




個人

スクラムマスターって何やる人?な状
態。

After
チーム

メンバー増のリソースを活かせる基盤が
できた。



個人

チームをサポートするリーダーシップ。




おまけ

チーム内外含め、相談できる人たちが見
つかった。

今後取り組むこと
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24 今後取り組むこと
最大効率で顧客に価値を届ける組織になるために
● 分割したチームの安定。
● 顧客への価値提供におけるパフォーマンスの可視化
● 開発プロセスの改善
おわりに
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
26 おわりに
課題に向き合った中で得たプラクティス
社内勉強会で共通言語を作る。


1
チーム内で小さく始めてみましょう。

読書会が手軽にできるのでおすすめです。

チームの強化したい部分を題材にすると、実務に活かせ
て楽しいですよ!

ひたすら対話する。

2
認識のズレや課題のすりあわせはなるべく早く行いましょ
う。

対話の情報量に勝るものなしです!

社外コミュニティとの交流。

3
社外のコミュニティに参加してみましょう。

普段の生活圏内では知り得ない知識に出会えます!

小さな活動の積み重ねが

チームの成長に繋がります。

ご清聴ありがとうございました!


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開発組織拡大にスクラムマスターとして向き合った話

  • 2. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 株式会社ROXXに入社した理由 
 ● 前職での頑張り→採用の評価点になる文化に共感したから
 ● 事業として、どうにかして成長するフェーズが面白そうだったから
 ● 技術力の高い人達と働けそうだったから
 山口 壮太(やまぐち そうた) 工場時代(2012~ 6年間) 
 ● 2012 地元の工業高校卒業 
 ● 外壁材メーカーに就職 
 ○ 工場のライン、出荷管理、アウトソーシングの現場オンボ担当 
 ○ Excelの打ち込み→出力を半自動化し評価されエンジニアに興味を持 つ。
 エンジニアへジョブチェンジ 
 ● 2018 茨城県日立市発祥の某グループ会社下請けでプログラマーになる。 
 ● 2020 受託系ベンチャーでバイト→社員1号としてジョイン 
 ○ エンジニアとして、開発やプロジェクト管理など 
 株式会社ROXX(2年目) 
 ● 2021.04 bcのエンジニアとしてジョイン 
 ● 2021.10 エンジニア兼スクラムマスター 
 ● 2022.04 スクラムマスター専任 自己紹介
 経歴
  • 3. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 開発組織拡大にSMとして 向き合った話 1. 評価いただいた行動
 2. 混乱の半年間
 3. 目指すチームの姿
 4. 今できていること
 5. 今後取り組むこと
 6. おわりに
 山口とbc_devの変化

  • 5. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 5 評価いただいた行動 開発チームのモチベートに繋がる取り組みを次々と実行できている。 その結果、チームの成長に貢献できている。 ● ロードマッププロジェクトの進行に常に気を配る 
 ● スクラムイベント運営
 ● チーム分割施策
 ● チームワーク醸成施策
 ● 勉強会施策

  • 6. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 6 評価いただいた行動 チームの成長に 貢献できている チームの変化を 事業部として実感いただけたから 得られた評価
  • 7. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 7 評価いただいた行動 そこで、 開発組織拡大にスクラムマスターとして どう向き合ってきたかという観点で話します。 ※スクラムマスター(SM) ≒ 開発チームの支援型リーダー
  • 9. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 9 混乱の半年間 ● 先代SM→PMに転向。 
 ● サポーター的立ち回りだった山口に 指名をいただく。 
 ● 先代SMも、隣チームのSMもいるの で安心して着席。 
 ● なにをすればいいかわからん。 
 SM兼Engに転向 ● 大人数のチーム運営ナレッジがな い。
 ● 少数でなんとなく成り立っていた運用 が通用しなくなる。 
 ● 発言がしづらく、現場の意思決定速 度も落ちる。 
 大型チーム運営の混乱 ● 2021/08 ~ 2022/04 
 ● 合計8名の増員。 
 大幅なEng人員増
  • 10. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 10 混乱の半年間 ひたすら1on1で課題感を聞き悩む。 
 なんとかせねば。
 チームは混乱し、SMとしてもなにをしていいのかわからない。
  • 11. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 11 混乱の半年間 チーム、会社内外の先輩方に散々 壁打ちしてもらった。
 チームは混乱し、SMとしてもなにをしていいのかわからない。
  • 12. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 12 混乱の半年間 解決のアプローチとしてなにをしたのか?
  • 13. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 13 混乱の半年間 チームとしての解決のアプローチ 歴の浅いメンバーが業務に慣れず積極的になれないこと があった。
 
 なるべく早く業務に慣れてもらえるよう、慣れたと感じても らえるまでサポートを行うようにした。
 人数が増えたことにより、チーム活動の節々の効率が落 ちてきた。
 
 各担当者が責務を狭め、議論や作業のしやすい環境を作 るためにチームを分割した。
 丁寧なオンボーディング。
 1 チームの分割。
 2
  • 14. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 社内勉強会で共通言語を作る。 
 1 14 混乱の半年間 スクラムマスターとしての解決のアプローチ 題材本の読書会を通してチーム内の共通言語を作ること で、意思疎通、スキルアップを図った。
 ひたすら対話する。
 2 メンバーと認識のズレや課題感を感じたらできるだけ早く 対話の機会を設けてすり合わせた。
 社外コミュニティとの交流。
 3 チーム内のナレッジだけでは課題解決の視野が狭まる。
 そのため、定期的に社外のコミュニティで情報を収集し た。
 チームの成長に向き合うため、スクラムマスターにフルコ ミットした。
 専任のスクラムマスター。
 4
  • 15. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 15 混乱の半年間 これらを実践する過程で、 目指すチームの姿を考えるようになった。
  • 17. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 17 目指すチームの姿 最大効率で顧客に価値を届ける組織
  • 18. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 18 目指すチームの姿 プロダクトを通した価値提供のパフォーマンスを 上げるための土台。 
 安定した小さなチーム
 最大効率で顧客に価値を届ける組織になるために 少人数の集まりを複数作ることで、チームに経 験の溜まりやすい=成長しやすい仕組みを目指 した。
  • 19. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 19 目指すチームの姿 チーム分割によって、 メンバーあたりの経験の機会を増やす。 以下2つを経験につながる指標とした。 ● 1人あたりの発言数 ● 作業に集中した時間 チームが成長しやすい仕組みづくり
  • 21. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 21 今できていること 最大効率で顧客に価値を届ける組織になるために ● 安定したチームを作る土台。 ● プロジェクトを完了する実行力 ● 開発プロセスの理解
  • 22. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 22 Before & After Before チーム
 メンバー増による混乱。 
 
 個人
 スクラムマスターって何やる人?な状 態。
 After チーム
 メンバー増のリソースを活かせる基盤が できた。
 
 個人
 チームをサポートするリーダーシップ。 
 
 おまけ
 チーム内外含め、相談できる人たちが見 つかった。

  • 24. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 24 今後取り組むこと 最大効率で顧客に価値を届ける組織になるために ● 分割したチームの安定。 ● 顧客への価値提供におけるパフォーマンスの可視化 ● 開発プロセスの改善
  • 26. © ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 26 おわりに 課題に向き合った中で得たプラクティス 社内勉強会で共通言語を作る。 
 1 チーム内で小さく始めてみましょう。
 読書会が手軽にできるのでおすすめです。
 チームの強化したい部分を題材にすると、実務に活かせ て楽しいですよ!
 ひたすら対話する。
 2 認識のズレや課題のすりあわせはなるべく早く行いましょ う。
 対話の情報量に勝るものなしです!
 社外コミュニティとの交流。
 3 社外のコミュニティに参加してみましょう。
 普段の生活圏内では知り得ない知識に出会えます!
 小さな活動の積み重ねが
 チームの成長に繋がります。