上田洋氏が公開している行政区画の境界データを持つ住所URIを入れると、地図上に境界データを表示するビジュアライズアプリを活用。図書館の位置情報と高槻市の行政区画情報と町別世帯人口を可視化した。

1. 図書館と人口分布の見える化

2. 住民行政
〇題材
図書館の整備方針により建て替えや新規図書館の建設が検討されている。
・老朽化した図書館に代わる図書館が開館された。
・図書館空白地に図書館が検討されている。
（参考文献）高槻市教育委員会 高槻市立図書館整備方針（平成２０年９月８日）
https://www.library.city.takatsuki.osaka.jp/pdf/seibihousin.pdf
〇やってみたかったこと
行政が施策を実施する際、パブコメや説明会など開催し周知を行う。
しかし、行政が説明する場合、問題が生じないよう説明を行うため、どうしても資
料が多くなる。高度な分析手法を持たない住民でも、行政が進める施策について、
どうなっているのかをもっと分かりやすく考えるきっかけを可視化する取組みがで
きないか。
情報公開

3. https://phuket100.github.io/loaviz/
国会図書館が公開している図書館の情報と高槻市がHPで公開している町の人口分布
の可視化。
世帯が多い場所ほど色が濃く、少ないほど薄い。
ピンアイコンの位置が図書館の位置。

4. ⑤
市立図書館の状況
①市立阿武山図書館
・年間貸出冊数(a) 442,019
・利用登録者数(b) 1,080
・平均年間貸出(a/b) 409
②市立服部図書館(H25開館）
・年間貸出冊数(a) 696,112
・利用登録者数(b) 2,150
・平均年間貸出(a/b) 323
③市立中央図書館
・年間貸出冊数(a) 777,938
・利用登録者数(b) 3,881
・平均年間貸出(a/b) 200
④市立小寺池図書館
・年間貸出冊数(a) 456,577
・利用登録者数(b) 1,445
・平均年間貸出(a/b) 315
⑤市立芝生図書館
・年間貸出冊数(a) 463,224
・利用登録者数(b) 1,479
・平均年間貸出(a/b) 313
④
③
②
①
出典 平成27年度版高槻市統計書
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/shisei/profilekeikaku/tokeijoho/tokeish
o/h27_toukeisyo/h27_toukeisho/1458891851101.html

5. 住民
〇やってみた結果
①建て替えにより前とは異なる場所に建設された図書館は、既存の図書館よりも利
用率が高く、妥当であったのかな？と考えることができる。
②居住人数の多さと図書館の利用率にはさほど相関関係はない。
〇ねらい
厳密な効果を測定するためにはもっと様々な情報が必要である。
公共施設と人口分布を重ねるだけでは必ずしも相関がない。しかし、住民からすると、
人の多いところに公共施設があった方が良いと考えがちである。
こういった見せ方をすることで「へー、そうなんだー」と、関心を持ってもらう。
行政
情報公開