講義報告

1. 講義報告
2015 年 10 月 27 日
関西大学社会安全学部 3 年
森石 惟
2015 年 10 月 29 日（木）５時限、社会安全学部「BERC 寄付講座(担当：高野一彦教
授)」において、株式会社ブリヂストン CSR 推進部 池松芳明氏と衣笠功次郎氏が来学さ
れ、「自動車タイヤ市場（世界・国内）」「ブリヂストン概要」「CSR の取り組み」をテーマ
にご講演を頂きました。
同社グループの企業理念においては、最高の品質で社会に貢献することを使命として、ま
た、誠実協調、進取独創、現物現場、熟慮断行といった４つの四字熟語を心構えとしてい
ます。ブリヂストンという社名の由来のとおり創業当時からグローバルを視野に入れてお
り、また、営利だけでなく社会のために「22 の課題」を設定して事業活動を通じて CSR
活動に取り組んでいます。同社では社会貢献活動に加えて本業を通じた CSR 活動を行な
うことで、地域社会と同社との win win でサステナブルな関係を構築されておられます。
ご講義は以下のような内容で構成されました。
１. ブリヂストンの業績等の概要
２. ブリヂストンの CSR 活動
３.主な CSR 活動
・自動車教習所での交通安全教育
・こどもエコ絵画コンクール
・移動図書館プログラム
・震災遺児支援（夢のつばさ）
・小規模ゴム農園の経済的自立支援活動
・技術訓練学校での人材育成
４.まとめ
本日の講義ではブリヂストンの CSR 活動について知ることができました。中韓などのア
ジアメーカーの低価格商品に対抗するために生産コストの見直しを行い、またタイヤに付
加価値を付けてソリューションサービスを提供するなど、二重の取り組みを行ない、アジ
ア市場でもシェアを拡大できるようにご尽力をされておられることが分かりました。ま
た、CSR の考え方をグループ全体で浸透させてステークホルダーとコミュニケーションを
とることで、CSR 活動をより発展させているのだと思いました。未来への責任を持って従
業員の意識を一体化させ、持続可能な社会の実現に向けて事業活動を通じて様々な課題に
取り組まれている同社のプロセスに感銘を受けました。

2. ブリヂストンの企業理念や経営方針、概要について分かりやすくお話していただきまし
た。

3. 学生もブリヂストンの CSR 活動に関心を持ち、質問をしていました。
ブリヂストン株式会社様の BERC 寄付講座の感想
2015 年 10 月 27 日
関西大学社会安全学部 3 年
高野ゼミ３年 原口賢也
ブリヂストン様は日本国内だけでなく、世界中で事業展開されているグローバル企業だ
ということが今日の話を聞いて強く感じた。CSR 活動も様々な分野で行われており、特に
気になったのはスポーツの分野であった。現在日本で 3 社しかないオリンピック公式パー
トナーを務めており、またモータースポーツやゴルフなど世界中でスポーツをサポートさ
れているとのことであった。また、J リーグのサガン鳥栖のユニホームスポンサーやマッ
チスポンサーをされるなど、地域への貢献も印象的であった。
タイヤだけでなく、多角化事業でも世界中で活躍しているブリヂストン様の事業につい
てもっと知りたいと感じる講演であった。