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東京障害者職業センターH27第10回雇用管理サポート講習会
- 14. 1. 掌握: 受傷後の障害・パフォーマンス変化をつかむ。
2. 決断: 障害(パフォーマンス変化)を受容をする。
3. 挑戦: 就業範囲の規定と環境の整備。新しいフィールドへの挑戦。
1. 掌握: 受傷後の障害・パフォーマンス変化をつかむ。
2. 決断: 障害(パフォーマンス変化)を受容をする。
3. 挑戦: 就業範囲の規定と環境の整備。新しいフィールドへの挑戦。
「雇用先期待値」と「ジブン実質値」のギャップ解消
課題を解くためにどうしたか?
そのためにそのために
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- 21. 整地3 就業環境の調整
障害事象 困難と感じる部分 こうしてもらいたい・現在こうしている
コミュニケーション
スムーズに会話することに難がある。行き当たりばったりの会話になる。 事前に話の内容を規定したり、資料・アジェンダを用意して対話がそれないようして対応している。
複数人の会話・ディスカッションをキャッチアップすることに少し難がある。また内容を理解する
のが難しい。
終わった後の議事録を共有していただくと助かります(議事録作成は厳しい)。
早口かつ、複雑な会話を、聞き取るのが難しい。 シンプルかつ、ゆっくりわかりやすく話していただけると助かります。
電話でのやり取りが困難である(特に初めての方とのやり取りが難しい)。
連絡手段を、メール等に置き換えて対応している。ただしメールのやり取り数が多くなると経緯が把握できな
くなるので、なるべくシンプルなやり取りですむように意識している。
主に障害のことを伝えていない社外要員・外部機関とのやり取りが難しい。 外部への連絡業務はできるが、外部との交渉業務は外していただきたい。
話が行ったり来たりすると、会話に追い付いていけない 指示を、シンプルかつゆっくりわかりやすく話していただきたい。
話がかみ合わない、意図したことをキャッチアップできない、伝えづらい。 わからない時はわからないことを正直に伝えます。そのうえで対策を取りたいと思います。
交渉したり、複数人の意見をまとめることが苦手。 ネゴシエーション・調整系の業務は、外していただきたい。
注意欠陥
周囲のノイズ(音・振動・人が通り過ぎる・臭い)が入ると、集中が途切れる。作業中の
業務が止まる。
5感から入るノイズを抑えたいため、極力静かな場所にしていただきたい。イヤフォン着用、角席(逆に出入
り口扉やコピー・スキャナーからも離れた環境)、可能であればパーティッションがあると助かります。
ノイズが多い環境下で、対象者の声を聞き取ることができない 静かな環境でのやり取り、またはメール・メモでの指示だと助かります。
記憶
新しい業務要素をインプットするのに時間がかかる。 汎用業務から定型業務へのシフトを図る。
業務や打ち合わせ等の経緯を把握しきれない。 メモ、ICレコーダーの活用、ただし聞き返す時間がかかる。調整系の業務は外していただきたい。
中断した業務を途中から始めることが難しい。毎回、業務の最初に振り返って認識しなお
してから始めている。
マルチタスクを減らし、単発完結業務を多くしていただきたい。
過去の記憶が一部欠落しているため、「こんなこともできないのか」ということが頻繁にある。
回復期は、お金の払い方、公共機関の使い方、通勤の仕方などから記憶を取り戻してきた経緯あり。事
情をご理解いただければ幸いです。
スケジュール
スケジュールを頭に入れる力が弱い。 Googleカレンダー・スマホのカレンダーならびにアラート機能で対応。
スケジュールが煩雑になると、スケジュールミスが起こる。 なるべく定型的なスケジュール・タスク環境にして、スケジュールミスを防ぐ。
時間感覚(エピソード記憶)が弱いため、業務進捗を把握しておくことが難しい。
スケジュール作成・TODO表・タスク管理を活用して対応しているが、全ては対応しきれていないため、タス
クの多いプロジェクト業務は外していただけると幸いです。
遂行・先見性
業務スケジュールを、系統立てるのが苦手。 やるべきことを、その都度タスク表に起こして対応している。
業務プロジェクト自体を、組み立てることが苦手。 遂行機能(プランニング)が求められるので、基本的には外していただきたい。
突発的な事象への対応が弱くなった。 事前に予測練習する、または突発的なことが起きないような定型的な業務にシフトする。
記憶喪失もあり、次に行うべき行動が想起しづらい。 再体験により取り戻せることもあるため、そういう対応で少しづつ改善を図っている。
業務の全体像や次に行う行動が、予見しづらい。
作成した資料や議事録を共有してもらえると、業務の全体像が把握し易い。(自分では議事録を起こす
ことができない)
易疲労性 病前に比べ疲れやすい。特に午後のほうが現れやすい。
90分に1回は離席して休憩を入れる。常に飲み物・ガムを口にして気を紛らわしている。夜遅くの業務は
翌朝に回す。
金銭・時間
受注・発注・納品確認・支払い手続き業務が苦手。記憶とも絡みますが、複数の業務に
なると発注したことや支払い手続きがどこまで完了したかが混乱する。
お金が絡む業務は危険度が高いため現在外してます。今後も、受注・発注ともに金銭処理にからむ業務
は外していただけると幸いです(自分の経費は処理できます)。
精神面
全般的にインプット・作業が遅いため、サボっている、楽していると思われる。 健常な方と同じパフォーマンスを出すのに、2-3倍努力している事を理解いただけると幸いです。
威圧感、引け目を感じやすい。 障害を得ながら残りの人生を過ごしていかなくてはいけない状況に、少しでも理解をいただけると幸いです。
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全ては上げられないため、ある程度「代表的なもの」を提示して、あとは雇用側にイメージ
してもらっている。
- 22. 配慮してもらっている10個の点
1. 社内業務を主軸に。
2. 指示内容は、簡潔に。相談というオーダーはNG。
3. 指示方法は、紙またはメールまたは口頭+メモ。
4. 指示系統は、オーダーが重ならないよう1系統で。
5. 作業内容は、分解して単発で。
6. 作業工程は、マニュアル化&マニュアル化する時間を配慮。
7. ディスカッションは、業務状況の共有の場(聞くことを中心に)。
8. 時間にゆとりを。
9. 注意が失念するので、周囲が注意喚起(注意障害本人気づけません)。
10. 静かな環境を(角席、イヤホン、出入り少ない場所)。
記憶・注意・遂行機能・コミュニケーション障害が主である自分の場合、上記の10点
は特に留意してもらっている。
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