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コ・デザイン
の紹介
@chachaki
2021/03/08
⾃⼰紹介
ちゃちゃき (@chachaki)
いどころ:宮城県松島町
(出⾝・在住)
おしごと:エクスペリエンスアーキテクト
(エンジニア・UXリサーチャー)
とくいわざ:定性分析・質的分析
(N=1に着⽬した分析)
こうぶつ:坂道シリーズ
(乃⽊坂46、櫻坂46、⽇向坂46)
コ・デザインとは
デザイナーや専⾨家と⾔った限られた⼈々によってデザインする
のではなくて、実際の利⽤者や利害関係者たちとプロジェクトの
なかで 積極的にかかわりながらデザインしていく取り組みのこ
と。
Coは、接頭語で、「ともに」や「協働して⾏う」という意味。
2020/12/21 上平さん著/発刊
「つくる」と「つかう」の距離
かつてはつくる⼈とつかう⼈の距離は近いものでした。
→産業⾰命により、「技術中⼼」になりました。
→それによって、「⼤量⽣産(⼤量消費)」ができました。
→その後、「⼈間中⼼」という考えが流⾏りました。
遠のいたり、近づいたりしていますが、「つくる」と「つかう」
の重なりは、資本主義の中で(残念ながら)⼩さいままです。
→「つくる」と「つかう」を再び結びつけるのが「コ・デザイ
ン」になると考えています。
⼈々のデザインへのかかわり⽅
• 1969年(約半世紀前)の住⺠参加の分類
住⺠による
コントロール
委任された
パワー
パートナー
シップ
懐柔
意⾒聴取
お知らせ
セラピー
あやつり
実質的参加
形式的参加
⾮参加
市⺠がすべてをコントロールできる
決定権や管理権限を市⺠にわたす
対等なパートナーとして協働する
市⺠がすべてをコントロールできる
意⾒を聞き取り相談にのる
⼀⽅的に情報を提供するのみ
市⺠の不満を事後対策で逸らす
市⺠の意⾒を誘導する
アーンスタインによる住⺠参加の8段階
デザインアプローチの分類
for User with People by Ourselves
ユーザー
中⼼デザイン
コ・デザイン
当事者(とともに)
デザイン
当事者(による)
デザイン
キーワード
ミッション
⼈々の役割
⼈間観
User
Experience
Partnership Empowerment
満⾜される
品質を提供
適材適所/
相乗効果
主体的な実践
消費者、
お客様
デザインの
パートナー
創造する
⽣活者
⼈は「変わら
ない」存在
かかわりあい
の中で学び合う
存在
学びつづけ、
変わり続ける
存在
コ・デザイン p.103より引⽤
誰と組むのか
• 専⾨性とは別の軸としての「当事者性」(お客さんで居られない)
0
10
20
30
40
50
分野A
分野B
分野C
分野D
分野E
専⾨性
Xさん Yさん
領域A
領域B
領域C
領域D
領域E
当事者性
Xさん Yさん Zさん
コ・デザイン p.152より引⽤
なぜこの会を開いてもらったか
• ゲーム分野は、IT分野に⽐べて実践が早い。暗黙知化しやすい。
形式知化は、その後からやってくる。
• おそらく「コ・デザイン」的なものを既にやっているのではな
いか?と⼩野さんにご相談。→⽥中さんをご紹介いただいた。
• 私のこの会での問い
当事者とともにデザインしていないか?それはどこか?
当事者によるデザインしていないか?それはどこか?

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