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3
Traditional IT Virtual and automated Private clouds Public cloudsManaged clouds
On-premises
Build/Consume
Off-premises
Consume
77%
23%
Yes No
73%
27%
Yes No
73%
Organizations want a hybrid
cloud architecture and not simply
to adopt cloud in an ad hoc way
Percentage of respondents
that say they are pursuing
Hybrid IT
63%
25%
12%
Yes No Don't know
63%
60%
40%
Yes No
60%
Percentage of respondents
implementing Hybrid
environment
Organizations are
employing hybrid cloud
approaches
77%
8. え、そうなの?
ベンダーにそんな事例を紹介されましたよ!
「稀に見るすごい案件」 だからこそ、事例化して自慢するんです
• 事例化作業は、取材 ・ Web 掲載 ・ カタログ化 ・ 印刷で百万円以上のプロモーション予算が掛かります
• 事例は基本 “盛られる” ものです。 残念ながら、それが “マーケティング ・ プロモーション” の世界のようです
• ベンダーの使う用語にも注意: 「ユースケース」 = 使い道 (理論上)、 「事例」 = 実際の実績 (公開できるもの)
技術レベルが高いということは、費用も高い
内製での実現は正直かなりキツイ
• 難易度が高いということは、誰でもできない → 「スーパーエンジニアのアサイン」 が必要
• 製品・設備以上に、予想をはるかに超えるコンサル費用と構築作業費が発生します
• 想定されている 「ハードウェア・ソフトウェア」 と 「構築費用」 の比率を大幅に超過するかもしれません
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9. 「ハイブリッドクラウド」 の難易度
レベル 100 (はじめてはこちら)
• クラウドバックアップ
レベル 200 (メインストリーム)
• クラウドDR (バックアップ拠点をクラウド上に)
• システム単位で配備先を選ぶ
レベル 300 (難易度:高)
• 繁忙期のみクラウドを借りる
• 常時仮想マシンが行き来する
• オンプレとクラウドを跨いだ三層システム
パブリック
オンプレミス
人事システム
勤怠システム
受発注システム
ここにメインデータが
流れるほど、難易度が高い
11. オンラインゲームのサービス基盤
1. リリース: オンプレ or パブリック
• 開発・運用プラットフォームが共通化されており、
それによって IaaS 系か PaaS 系かに分かれる
• 最初からパブリックを選ぶケースも増えてきている
2. ヒット中: パブリック
• パブリックのオートスケール技術はやはりすごい
• あまりにヒットしすぎると、コスト理由でオンプレに戻るケースも
3. その後: オンプレ
• 大手会社の場合、ブームが去ってもサービスはサクッと辞められない
• オンプレに戻してサービス終了まで塩漬ける (言葉選び難しいですがホスピス的な・・・)
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Case 1 大手ゲーム会社 (国内)
OR
• 大ヒットを約束されているナンバリングタイトルではなく、
一般的なゲームタイトルでの運用事例
12. オンラインゲームのサービス基盤
この事例の特長
• オンプレとパブリックの “同時利用” はしない
• フェーズを分けて適材適所を選ぶ
この事例から分かること
• 同時利用するとネットワーク設計が複雑になる
• ブームが来ると、リソース消費は日々の増減が激しい
– バブリックの 「使った分だけ」 課金は非常に助かる
• 24 時間 365 日運転、かつリソース消費が一定に近づくほど、
基本的にはオンプレの方が安い
– インスタンスを上げたり下げたり、リソース増減しない前提
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Case 1 大手ゲーム会社 (国内)
14. iMoko 社 - 難易度高いですが、これこそ “The 事例”
スマホ・タブレット端末を用いた遠隔医療
• 主に、医師の居る病院まで遠かったり、感染の危険性のある患者が利用
• 日々の病状や患部写真をスマホでアップロードしたり、医師とのビデオチャットができる遠隔医療システム
• 介護事業者との協業も進み、ビジネスを伸ばしているらしい
Azure と Azure Stack を併用
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Case 2 ヘルスケア (海外)
インターネット
• 個人識別 ID
• 病状、患部写真
• ビデオチャット Azure
閉域網
Azure Stack
パブリック オンプレ
• カルテ実データ
• 実個人情報
15. iMoko 社 - 難易度高いですが、これこそ “The 事例”
この事例の特長
• 1 つのシステムでオンプレとパブリックの “同時利用” している
• 「デバイス」 「パブリッククラウド」 「オンプレ」 の特性を
きちんと把握し、適材適所を選んでいる
この事例から分かること
• スマホやタブレットは LTE / WiFi 通信から 「インターネット」 に近い
• パブリッククラウドも 「インターネット」 に近い
– インターネットにつなぐなら、オンプレミスよりコスト・運用面で有利
– 逆に、1 つの設定ミスが会社を倒産に追い込むほどのリスクもある
• オンプレミスは簡単に インターネットから遠ざけることができる
– コンプライアンスデータを安全・安心して保管できる
– 「データ 10 年保管」 などの業界ルールに対してコスト的にも有利
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Case 2 ヘルスケア (海外)
16. 設計指針
• 基本は システム単位
• パブリックとオンプレを同時利用するシステムは、価格も技術も超ハイレベル
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ここまでのまとめ
オンプレミスへの配備
• 24時間運転 ×数年間継続するなら安価
• インターネットから遠ざけられるので
コンプライアンスデータに対する
リスクヘッジ になる (保身もできる)
• インターネットへのサーバー公開は面倒
• 塩漬け運用や 「データ 10 年保管」 などの
業界規制に低コストで対応できる
パブリッククラウドへの配備
• ビジネスの急激な変化に追随する
使った分だけ の課金とオートスケール
• 辞めたい時に辞められる、
止めたい時に止められる
• インターネットに近い
• オンプレミスよりも外敵に強いが、
設定ミスが事故・責任問題 になり得る
19. 有名どころだけでもたくさんあります
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そんなことありません!
• Microsoft Azure Stack • AWS Outposts (a)
• Stratoscale
• Eucalyptus
• Google GKE On-Prem
• Cisco Hybrid Cloud
Platform
for Google Cloud
• IBM Cloud Private • VMware Cloud Foundation
/ VMware Cloud on AWS
• AWS Outposts (v)
• VMware HCX & Hosted
• VMware virtualization on Azure
Microsoft Azure 系 Amazon AWS 系 Google GCP 系
IBM Cloud 系 VMware SDDC 系 VMware Legacy 系
緑: パブリック技術の移植・互換 紫: オンプレ技術をベース・互換
20. なぜ知られていない? 流行っていない?
ローカライズされていないから
但し、日本語化といった 「言語」 の話ではありません
• 確かに i18n とか l12n とか、画面やドキュメントの日本語化も重要ですが・・・
“ビジネスのローカライズ” がされていない
• 日本のユーザーの利用形態にマッチしていない
• 日本のユーザーの成熟度にマッチしていない
• 日本のユーザーの規模感にマッチしていない
• 日本のユーザーの購買スタイルに合わせていない (カード決済?)
• 日本向けの販売体制が整っていない (Channel)
• 日本向けのシステム導入体制が整ってしていない (SIs)
• 日本向けの保守サポート体制が整っていない (故障時交換)
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オンプレなので
特に重要
23. クラウド生まれのサービスを移植し、IaaS はもちろん PaaS も充実
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① Microsoft Azure Stack (AzS)
• 仮想マシン
• 仮想マシンスケールセット
• Linux コンテナ
• Windows コンテナ
• 仮想ネットワーク
• ロードバランサー
• VPN ゲートウェイ
• BLOB
• テーブル
• キュー
• キー
• シークレット
仮想マシン コンテナ ネットワーク ストレージ Key Vault
App Service Kubernetes Service Fabric Functions Cloud Foundary
• Web Apps
• Mobile Apps
• API Apps
• コンテナの開発、
配置、管理
• スケーラブルな
分散アプリ
• サーバーレス
コンピューティング
• オープンソース
プラットフォーム
PaaS
プリインストール
必要なサービスを
選択して組み込み
IaaS
26. 広がる 「VCF アライアンス」 - 既存の VMware 環境を “無理なく” マルチクラウド化
26
② VMware Cloud Foundation (VCF)
27. 27
今回、例に挙げた 2 つの使い分け
Microsoft Azure Stack VMware Cloud Foundation
仮想マシンではなく 「IaaS / PaaS」
(既存のオンプレ仮想化環境からの移行は少し大変)
既存は一旦捨てて as-a-Service 型に刷新
シングルベンダー でより密に
IaaS / PaaS ではなく 「仮想マシン / コンテナ」
刷新はせず、既存運用のまま クラウド化
(IP アドレスすら変更不要、vCenter で管理)
複数のクラウド事業者を 選べる
技術
運用
スタイル