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DevLOVE RIA
「キャズムを超えるのは俺たちだ。」
    Flexの開発は意外と
  フレキシブルじゃない!?件(仮)


日時:2010/04/16



                1
スピーカー紹介
所属:クラスメソッド株式会社
• 事業内容
  –リッチインターネットアプリケーション開発
  –システム開発に関するコンサルティング、トレーニング
• 強み
  –60件以上の RIA 開発実績とノウハウ
  –ワンストップソリューション提案
  –機能と UI を共に重視するアプリケーション
  –社内受託システムでの強固なチーム体制




                     2
スピーカー紹介
• 篠崎 大地(しのざき だいち)
 –Flex歴4年
 –@IT, AdobeDevConnection等にFlex記事を執筆

 –9割、   業務アプリ開発
 –   実装 > 設計

                   3
スピーカー紹介
• 大橋 力丈(おおはし りきたけ)
 –システム開発12年 RIA   1年
 –マネジメント担当
 –BtoBが多い


 –   雑務   >   設計 > 実装




                  4
今日お伝えしたいこと
• Flex開発の実際
 –ポイント
 –落とし穴

• 今からでも遅くない

• Flex開発の楽しさ




               5
アジェンダ
• オーバービュー 20分
 –RIAとは
 –なぜRIA
 –Flash、Flexってどんなもん?
• Flex開発のポイント 25分
 –設計
 –開発TIPS紹介
 –テスト全般
• まとめ 3分
• 質疑応答

                  6
RIAとは
• 従来のアプリケーションでは実現できなかった操作
  性や視認性の実現に加え、表現力やレスポンスの
  向上を目指したアプリケーション。

• 同時にサーバ負担・ネットワーク負担の
  削減を実現するアプリケーション。

• アプリケーション技術(Flexなど)の事を言うわけで
  はなく、それによって実現されたアプリケーション。


              7
RIAとは
• 例えば
 –使いやすい
 –理解しやすい
 –マウスの移動量が少ない
 –エラーが視認しやすい
 –レイアウトが統一されている
 –使っていて楽しい




   アプリケーションに期待する当たり前のこと


                  8
なぜRIA?




         9
なぜRIA




        10
高級箸の世界
• 黒檀の箸
 –日本では古来からの最高級品
• 漆塗りの箸
 –最近はほとんど中国製
• チタン(削りだし)の箸




                11
Flash、Flexってどんなもん?




              12
Flash Playerとは?



                                                99.0%
 1996
                                          非常に高い普及率




 2010      http://www.adobe.com/products/player_census/flashplayer/

                           13
Flexとは?
Flash Player上で動くRIAを作成するための
「開発環境」と「フレームワーク」




                                          37万行




出典: アドビシステムズ 轟啓介氏の「Flex開発を加速するFlashBuilder4の新機能紹介」
                         14
Flashとは?
元々アニメーションを作成するツール




           15
Flexの歴史


                                                                               Just
Macromedia時代                 Adobeへ                                          Released!
        Flash Player 7       Flash Player 9           Flex Builderに
         ActionScript         ActionScript            プロファイラ搭載
             2.0                  3.0

                                                        Flex                    Flex 4.0
            Flex 1.5
                                  Flex                   3.0
 Flex 1.0
                                  2.0                  Air 1.0

 2004             2005       2006             2007      2008          2009     2010



                 Flash Player 9
                      登場                   Flex SDK
                                         オープンソース化


                                                 16
Flash Playerの歴史


Macromedia時代                                                  Adobeへ 高速化
                                                                    携帯端末対応
                                    Flash MX 2004

 Future                       ActionScript     ActionScript          Flash
                                                                  Flash Player
 Splash                         1.0搭載            3.0搭載               Player
                                                                  10.1(予定)
                                                                  10.1(予定
 Player    FP3
            3           5          7                9                   )
     1996
     199       1998
               199       2000
                         200      2003
                                  200            2006
                                                 200                    2010
                                                                        201
     6         8         0        3              6                      0
          1997
          199       1999
                    199      2002
                             200            2005
                                            200          2008
                                                         200
          7         9        2              5            8
      Flash       4        6             8           Flash
     Player                6                         Player
                                    ActionScript
        2                             2.0搭載            10
                                                          3D
                                                          3D変換
                                                          Adobe AIRとの連携
                                                          新フォーマットXFLのサポート


                                    17
開発環境
   Flex Builder (現: Flash Builder)
       EclipseベースのIDE
       MXMLというマークアップ言語によって画面をデザイン
       ActionScript 3.0というオブジェクト指向言語で開発




                         18
Flash Builder (MXML デザインビュー)




                  19
Flexのコンポーネント




               20
高いカスタマイズ性
右図、
印の付いているところが
 ・CSS
 ・Flashでの部品作成
でカスタマイズ可能

Flexのコンポーネントは全て
ActionScriptで出来ている
ので、
ブラックボックスではない。
(ネイティブアプリとの違い)

       ※Addison-Wesley "Creating Visual Experiences with Flex 3.0"より引用
                             21
FlexのUI
カスタマイズが容易




Flex Style Explorer
http://examples.adobe.com/flex3/consulting/styleexplorer/Flex3StyleExplorer.html

Flex Filter Explorer
http://merhl.com/flex2_samples/filterExplorer/



                                       22
FlexとFlashの違い
   IDEの違い
       Flash IDE
           デザイナ向け
       Flex Builder
           開発者向け
           (Eclipseベース)
   Flexフレームワークの
    有無
   MXML


                                出典: RIAコンソーシアム 主要RIA技術構造比較概要
                                http://www.ria-jp.org/download/tech_comp200909_.pdf
                           23
Flexの特徴
   生産性が高い                      MXMLの記
       簡単な画面を、手早く簡単に作れる          述力

       複雑な画面でも、それなりに作れる
       ただし、細かい動きにまでこだわり始めると、大変にな
        る
           コンポーネントのカスタマイズ、想像以上に難しいことが多い
   カスタマイズ性が高い
       糊代が広い
        …やろうと思えばどこまでも凝れる
       Flashとの組み合わせ技。アニメーションやスキン等



                       24
ラーニングカーブ




       ※効果には個人差があります
             25
Flexで嬉しいこと
   クロスプラットフォーム
       クロスOS/クロスブラウザ (例:IE6でも動く)

   横展開できる
       ブラウザアプリ ->デスクトップアプリ(AIR) ->(Flash
        Player 10.1リリース以降は)携帯アプリの目も

   成熟してきている
       4年間分の開発実績・ノウハウ蓄積がある

   開発環境が整っている



                        26
4年前と今の違い
   4年間に各所で蓄積された経験値
       ぐぐれば解決策が出てくる状況になってきた
           ML (flexcodersなど)
           ユーザーグループのフォーラム・ブログ
       つまらない問題で悩まなくてすむのは大きい
       足がかりになるコード例があるのは大きい
   4年間での進歩
       Flash Builder 4 (2010/3/22にリリース!)
       ワークフロー改善。Flash Catalyst等



                          27
4年前と今の違い part2
   周辺
       ユニットテスト - Flex Unit 4(後述)
       ソースコード美化 - Flex Formatter
       ソースコード検査 - Flex PMD
           ソースコードを解析して潜在的なバグを見つけるツール
       カバレッジ取得 - FlexCover
       各種フレームワーク




                        28
事例紹介 その1 トレーディングシステム




   画面占有型,
  子画面切替高速




                  複合コンポーネント



             29
事例紹介 その1 トレーディングシステム
   リリース日
           2006/10
   採用の動機づけ
           動作環境のサポートが容易
   開発の規模
           (2人)
   メモ
           デザイナーなし、
                              CSSだけでも
           標準コンポーネント+CSS調整   かなりできる




                        30
事例紹介 その2 チャート




                31
事例紹介 その2 チャート
   リリース日
                             Flexの特徴:
           2008/1          チャート系が豊富

   開発の動機付け
           見やすさ・使い勝手の改善
           サポートコストとランニングコストの削減
   開発の規模
           (1人)




                       32
Flex開発の流れ




            33
■開発フロー
• 「理想」は XP 型
 –要件定義時から動くものでコミュニケーション
 –小さいイテレーションを繰り返す
• デザインやインタラクション関連設計は
  上流段階から検討
 –画面レイアウト設計
 –画面インタラクション設計
 –画面コンポーネント設計
 –画面遷移

               デザインが重要

                  34
■外部設計の進め方


         開発目的、利用者の特性、利用              レビューで決定したワイアーフ
         環境、機能的要求、コンセプトな             レームを元に、コンセプトに沿っ
         ど材料となる情報を確認する               たビジュアルデザインを制作




    ヒアリング          ワイヤー         ビジュアル    プロトタイ
                   フレーム         デザイン      ピング




                            ビジュアルデザインが確定した
 ヒアリングを元に、ユーザーイン
                            ら、実際に動くモデルを作成し、
 ターフェイスの骨組みを設計レ
                            操作感を確認しながら手直しす
 ビューを行う
                            る



                           35
■ヒアリング
•   アプリケーションの利用目的
•   想定ユーザー
•   想定利用環境
•   業務プロセス
•   既知の課題や問題点
•   ビジュアルテイスト/コンセプト




      “誰”が“何”を目的として使うかを確認


                 36
■ワイヤーフレーム
ヒアリングした内容を元に、UIの骨子となるワイアーフレームを
制作。ここではアプリケーションの使い勝手だけにフォーカスをし、
利用者視点での適切な情報設計を行う必要があるため、あえて
凝った装飾は施さずに制作する。




               37
■ビジュアルデザイン
ワイアーフレームが固まったら、次はコンセプトにマッチ
するビジュアルデザインの制作を行う。ビジュアルデザイ
ンを施すことによって、アプリケーションをより視覚的に
理解してもらう




             38
■プロトタイピング
ワイアーフレームとビジュアルデザインが固まったら、実
際に動くモデル(プロトタイプ)を制作。プロトタイピン
グは幾つかのフェーズに分け、実際のユーザーにテストし
てもらいながら問題点などを探り、ブラッシュアップを繰
り返す。
         ユーザーによる
           テスト




  修正適用             課題抽出




          設計見直し




                          39
Flex開発のデザイン
• インフォメーションデザイン
 –画面遷移
 –画面構成
• グラフィカルデザイン
 –テーマ
 –視覚的な分かりやすさ
• インタラクションデザイン
 –操作性
 –誰が使うか
   “誰”が“何”を目的として使うかを確認
                 40
開発要素と開発ツール

       インフォメーション       グラフィカル          インタラクション

 ツール     Photoshop      Photoshop       FlexBuilder
         Illustrator     Illustrator
          (Excel)      (FlexBuilder)
 担当       デザイナ          デザイナ            エンジニア
         エンジニア         (エンジニア)          (デザイナ)
 成果物     .ai、.psd        .ai、.psd         .mxml
           (.xls)         (.mxml)          .as




         デザイナとエンジニアの協業!


                        41
■設計について
• 設計手法
 –初期段階ではモックを作成し確認
 –インタラクションは動くモノが無いと理解しにくい


• 設計書
 –画面項目書などはWord、Excelなどの設計書で問題ない
 –インタラクションなどは膨大な量になるので作成しない




         モック&設計書で確認すること


                 42
開発Tips




         43
ソース管理
• Eclipseで使えるもの、なんでもOK
 –CVS, SVN, Git etc
• バグ管理
 – Trac, RedMine etc




                       44
プロジェクト構成                   SWC/RSL

・中~大規模 分割必頇
 ビルド時間がばかにならない

• SWC
  –スタティックリンクライブラリ
• RSL (Runtime Shared Library)
  –DLLみたいなもの
  –実行時にないとエラーになる
• モジュール
  –実行時になくてもエラーにならない
  –データやスタイルの動的な追加に使う

                      45
ビューとロジックは分離しよう
   MXMLファイルにスクリプトを書かない
   MVCを守る
   ViewとViewHelper
   コードビハインドパターンも有効
       実現できるのはビューとロジックの分離ではなく、ビュー
        とロジックの実装ファイルの分割程度だが、有効




                   46
フレームワークはどうするの?
   これを使えば盤石、というものはない
       Flex Frameworkで既にかなりの事がカバーされる

   各プロジェクトごとに案件に即した薄いフレーム
    ワークを構築するのがお勧め
       エラー処理
       サーバとのデータのやり取り
       ダイアログ系
       ユーティリティ類


                      47
カスタムコンポーネント作成が難関
   一気に難しくなる
       Flex Frameworkの内部構造に踏み込まないといけな
        いため




                     48
地雷、その傾向と対策
   APIの森に迷い込む
       本質的な複雑さ
       イベント絡み(実行時でしかバグを追えない)
       メモ
           カスタムコンポーネント開発で起きやすい。。
           どこかで切らないとトライアンドエラーの消耗戦




                      49
地雷、その傾向と対策 part2
    非同期処理で「つまづく」

    プロジェクトが肥大化し、ビルドがものすごく重くなる
        ライブラリ分割を最初から考慮する

    顧客の要求がふくらみすぎる
     ・「良いもの」が出来つつある ー> 「もっとよくしましょう…」

    いつの間にか「仕様の後付け」が発生
     後から容易に付け足せれば良いが、そうでない仕様もある
     (例:「やっぱり」主要な操作に
        キーボードショートカットを割り当てたいんだけど)


                    50
地雷を避けるために
   リスクを洗い出すための工程を取る
       実現可否調査が重要
       小さくても良いのでサンプルをしっかり作る




                   51
Adobeのバグデータベースを確認
    http://bugs.adobe.com
        バグの修正予定の有無・時期がわかる
        対処策(Workaround)が投稿されている場合も




                              チェック必頇!




                         52
地雷を避けるために
   無理な機能を実装しない
       簡単そうに見えても油断できない
       見た目では判断できない




                  53
工数はどれぐらい?




 Flexの標準カレンダー        カスタムカレンダー

                54
工数はどれぐらい?
• 4人日   (当社比)

• 標準のカレンダーコンポーネントでは、このレベルのカスタマイズは考
  慮されていない
• 背景グリッド描画、星アイコン、土日の色付けなどが結構な力技に




    Flexの標準カレンダー        カスタムカレンダー
                   55
工数はどれぐらい?
• ある順番以降の項目を選択できないComboBox




             56
工数はどれぐらい?
• ある順番以降の項目を選択できないComboBox
     1人日弱(当社比)

     ・一つのコンポーネントに見えても、複数のコン
     ポーネントの複合体

     ・それぞれに、すこしずつカスタマイズを追加

     ・直感的ではないAPIを使う必要がある。
     内部詳細を理解しないとわからない。
     理解するには、時間が必要


                 57
地雷を避けるために
   仕様詰めに実装者が積極的に関わることが重要
       顧客もUIに関して良くわかっていない事が多い
           もっと使いやすくて工数が掛らない実現方法があるのなら、
            提案すればまず受け入れられるはず
       実現したい事、その重要性と、それを実現するための
        難易度・リスクのバランス
       膨らむ夢への対処 *少し*しぼませる事も現実問題と
        して重要
       RIAはネイティブアプリとは違う、の前提を崩さない(理
        解して頂く)


                       58
Flex でのテスト




             59
テスト
• 単体テスト
 –動的テスト
 –静的テスト
• 結合テスト
• ○○テスト
• □□テスト
      単体テスト=コーディングフェーズでの
             品質を向上

   後続フェーズでのトラブル軽減=コスト削減

              60
Flex でのテスト:動的テスト
• クライアントテスト
 –人手によるテスト
 –[New]FlexUnit 4による自動クラス単体テスト
 –[New]FlexMonkeyによる自動UI動作テスト
• サーバーテスト
 –テストドライバによるサービス呼び出しテスト
   AMF、REST
   AIRベースのドライバアプリケーション自作がお勧め
 –(サービスの単体テスト)
 –DAO層の単体テスト

                 61
Flex でのテスト:静的テスト
• クライアント静的テスト
 –[New]FlexPMDによる静的テスト
 –[Beta]FlexMetricsによるメトリクステスト
   現在GUI、及び標準的な結果解析ツール未提供
• サーバー静的テスト(Javaの場合)
 –Checkstyle
 –FindBugs または PMD
 –Eclipse Metrics Plugin または EclipseMetrics
   他言語は上記に相当する同様のツールを活用



                        62
Flex でのテスト:テスト管理
• テストケース管理
 –Excel
 –Trac
• テスト実行
 –人手
 –Maven、HudsonなどのCIツール
   CI:Continuous Integration
• 結果の精査
 –Excel
 –Trac
   バーンダウンチャート
                           63
Flex でのテスト:静的テスト




    静的テストの成績が悪い=
  動的テスト合格でも結合テストや
 メンテナンスフェーズで大きな問題に
     発展する可能性が高い



               64
Flex での自動単体テスト適用シーン
• ライブラリ全般:FlexUnit 4
 –ヴィジュアル要素の無いもの
• ロジッククラス:FlexUnit 4
 –ある程度設計が必要
• 画面の動作テスト:FlexMonkey
 –特に大規模プロジェクト
• サーバーアプリケーションに対する
  「ドライバー」:FlexUnit 4



                  65
FlexUnit 4
•   Flex、AS3向け単体テストフレームワーク
•   JUnit の機能を移植したもの
•   グラフィカルテストランナー
•   FlexUnitのバージョン
    –FlexUnit 4、FlexUnit 0.9
• Flash Builder 4からは最初からツールに
  統合されている

          今後のFlash、Flex開発で
        大きく威力を発揮するツールの一つ

                           66
FlexUnit 4




             67
FlexUnit 4




                  FlexUnit 結果
                     ビュー




             68
テストケースの作成
• TestCaseクラスなどの継承丌要
• JUnit関連のノウハウはすべて流用可能
/**
 * テストケース02:1+2
 */
[Test]
public function testAdd02():void {
    // テストケースと期待値の準備
    a = 1;
    b = 2;
    expected = 3;

    // テストシナリオの実行                public function doTestScenario():void {
    doTestScenario();                actual = target.add(a, b);
                                 }
    // アサーション
    assertEquals(expected, actual);
}

                                      69
テストスイートの作成
• 定型のテストスイートクラスを作成
package jp.bizria.flex4.flexunit4.hello {
import jp.bizria.flex4.flexunit4.hello.HelloUtilTest;


/**
 * HelloUtilのテストスイートです。
 */
[Suite]
[RunWith("org.flexunit.runners.Suite")]
public class HelloUtilTestSuite {
//--------------------------------------
// Test Cases
//--------------------------------------

    public var test1:HelloUtilTest;
}
}

                                      70
FlexMonkey
• 「Flex Automation API」を用いたオープンソースのイ
  ンタラクティブテストツール。
• GUIのテストができる
• AIRアプリケーション




             Seleniumみたいなもん

                   71
FlexMonkey




                  Flash Builder 4の機能ではありません
                        外部AIRアプリにより実現

             72
品質管理
• コーディング規約
• コーディング規約を守らせる手段
 –Flash Builder 4の設定
 –FlexFormatter
 –FlexPMD
• コードレビュー




                  FlexFormatter http://flexformatter.sf.net/
                        73
FlexPMD
• バグチェック、品質チェックツール
• JavaではPMDとFindBugsの二つが有名
• 以下をチェック:
  –潜在的なバグ
  –非推奨なコーディング
  –パフォーマンスに影響のあるコード
  –低メンテナンス性のコード



                     Flash Builder 4の機能ではありません
                            プラグインにより実現

                74
FlexPMD Eclipse plugin
• 手順
  1. アップデートサイトでプラグインをインストール
     http://opensource.adobe.com/svn/opensource/flexp
      md/plugin/trunk/flex-pmd-eclipse-plugin-site
  2. FlexPMD本体のダウンロード
  3. FlexPMDの設定
     PMDとCPDのcommand-line-1.0.jarを登録
          パスに半角スペースが入っていると動かない
          ワークスペースのに半角スペースが入っていると動かない




                         75
FlexPMD Eclipse plugin 設定画面




                   ダウンロードしたPMD本体の
                  コマンドラインツールのJARを参照




                         ルールセットファイルは
                         空だとデフォルトルール

                   76
FlexPMD ルール設定サイト
http://opensource.adobe.com/svn/opensource/flexpmd/bin/flex-pmd-
ruleset-creator.html




                                         ここのデフォルト設定を
                                         保存しておいた方が良い

                                77
FlexPMD の実行




                   ・プロジェクト全体実行
                   ・個別のファイルでの実行

              78
まとめ
• 最初にデザインのゴールを決める
 –誰が何で使うか
 –ブレちゃだめ
• できないこともある
 –ネイティブアプリではない
 –実現するための難易度とリスクのバランス
 –APIの森に迷い込まない
• 基盤は整ってきた
 –ネット上の情報
 –開発ツール類

              79
まとめ
• Flex開発は(まだまだ)フレキシブルじゃない
 –から、力を入れるところとそうじゃないところを仕訳する

• やりきれば、  高い顧客満足度が得られる
 –リピート率高い!(※当社比)




• 作っていて   楽しい!
              80
ご静聴ありがとうございま
     した


     81
82

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