Más contenido relacionado KPTAふりかえりの進め方 公開用6. 行動
6Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
ふりかえりとは
過去の学びを、未来に活かす行為のこと(目的と行動計画の更新)
ふりかえり
行動 行動結果
行動計画
目的
行動計画
行動結果
目的
ふりかえり
・・・
ふりかえり
行動結果
行動計画
目的
行動
7. 7Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
ふりかえりとは
気づきや学び、次のアクションを生み出す
ふりかえり
行動計画
目的
行動結果
アクション
気づき、学び現状の確認
アイデアの発想
アクションの決定
更新
行動計画
目的
文書化 ナレッジ
9. 9Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
2つのカイゼン
効果を感じられれば楽しいが、効果を感じられなければつらい
困りごとを解決するカイゼン
⇒困りごとを共有すれば、放っておい
てもカイゼンが進む
⇒責任追及になるとつらくなる
目標を達成するカイゼン
・明確な目標を設定することで、カイゼ
ンが進む
・効果を感じないとアイデアが出にくく形
骸化する。形骸化するとつらくなる
10. 10Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
KPTの効果が挙がらない背景
効果のあるTryを実行可能なActionに落とすことが必要
実施を合意したTryが
実行されない
Tryが実行可能に
なっていない
効果のあるTryの数が
少ない
Tryを具体的なActionに
落とし込めていない
具体的なTryを挙げようと
すると手が止まる
Actionを考える時間を
確保していない
11. 11Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
KPT+Action⇒KPTA(けぷた)
Action欄を設ける事で、Tryの実行促進につながる
Keep
Problem
Try
Keep
Problem
Try Action 具体的なTryを挙げようと
すると手が止まる
Actionを考える時間を
確保していない
具体化はActionを考える時に行なう
ので、Tryは思い付きレベルの抽象
度の高いアイデアを挙げればよくな
り、Tryを出しやすくなる。
Action欄があることで、実行可能な
具体的なActionを考えざるを得なく
なる。
改
善
改
善
KPTのTry欄を
TryとActionに分割する
参考:「けぷた倶楽部」 http://www.kpta.club/
12. KPTAふりかえり会
~ Relate ~ Repeat ~ Respect ~
2020/6/27 Scrum Fest Osaka 12Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.
16. 16Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
KPTAのステップ
《Relate》 付箋に書かれた意見同士の関係を線で表す
Keep Try
Problem
Action
Keepの強化や、Problemの改善
に効きそうなアイデアを挙げる
3
実施するTryを選択する
4
実行可能な行動に
落とし込む
5続ける行動、
好ましい事象を挙げる
1
不満、不安なことを
挙げる
2
17. ◼ 狙い
◼ KPTAふりかえり会を体験し、そのあとの説明の理解を高める
◼ 進め方《10分間》
◼ 2分:自己紹介、タイムキーパーを決める
◼ 1分:ゲーム(2回目)
◼ 5分:KPTAふりかえり会(1回目)
◼ 1分:ゲーム(2回目)
◼ 1分:雑談
◼ お願い
◼ テーブルごとに、上記の進め方に従って進めてください
17Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
演習:KPTAふりかえり会の体験
20. 20Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
ラウンドロビン方式による意見の共有
《Respect》 発言の機会を均等にし、意見を対等に扱う
A Keep
A
A
A
A
D
D
D
B
B
B
B
B
C
C
D C
B
(1)意見を他の人に見えない状態で書き溜める
A Keep
A
A
A
A
D
D
D
B
B
B
B
B
C
C
D C
B
(2)Aさんが意見を出した
A
A Keep
A
A
A
A
D
D
D
B
B
B
B
B
C
C
D C
B
(3)同様の意見があったので、
Bさん、Dさんも追加で意見を出した
A
D
B
Keep
A
A
A
A
D
D
B
B
B
B
C
C
D C
B
(4)Aさんの次のBさんが新たに意見を出した、
次はCさん、Dさんと順に意見がなくなるまで出していく
A
D
B
D
B
B
同じです
同じです
~はKeepです
~はKeepです
A
23. 23Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
KPTAのステップ
《Repeat》 1枚のボードを継続して使う
Keep Try
Problem
Action
Keepの強化や、Problemの改善
に効きそうなアイデアを挙げる
3
実施するTryを選択する
4
実行可能なActionに
落とし込む
5続ける行動、
好ましい事象を挙げる
1
前回のTry、Actionを確認し、
継続する行動をKeep移動する
0
不満、不安なことを
挙げる
2
32. ◼ 次も続けること(Keep)
◼ テーマがある場合は、テーマの達成や向上に寄与していること
◼ どんな些細なことでもよい(一番難しい)
◼ チームでやる場合でも、個人的なことを挙げてよい
◼ 前回のTry、Actionがあれば、それを次も続けるか検討する
◼ ポイント
◼ 「良いこと(Good)」も挙げる
◼ ただし、「良いこと」は
現象なので、続けられない
◼ その現象を引き起こす
行動(Keep)を確認する
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Keep(続けること)
Problem
TryKeep Action
33. ◼ 不満に感じていること、工夫の余地がありそうなこと
◼ 発生している現象だけではなく、感じていることも挙げる
◼ 将来的に発生しそうだと思うこと
◼ 未来の問題(不安、リスク)も挙げる
◼ テーマがある場合は、その達成の障害になっていること
◼ ポイント
◼ 「~してない」は要注意
◼ TryありきのProblemは挙げない
◼ 行動の否定形は、Tryの裏返しになりがち
それをしていないことで生じる不利益を挙げる
33Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
Problem(不満なこと、問題点)
TryKeep Action
Problem
34. Action
◼ よりよくなりそうな改善策を挙げる
◼ 問題に対する改善策を挙げる(解決志向で)
◼ やってみたらうまくいく予感のすることを挙げる
◼ 試すことを選択し合意(=同意+サポート)する
◼ ポイント
◼ 多くの選択肢を挙げて選ぶ
◼ 全てのTryを実施する必要はない
◼ 可能性のあるアイデア挙げることが重要
◼ 「しっかり」「ちゃんと」は要注意
◼ あいまいなため、各人で理解が異なりがち
34Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
Try(試すこと、工夫したいこと)
Keep
Problem
Try
35. ◼ Tryを参考に、実行可能な行動を検討する
◼ Tryが具体化されていればそのままActionにしてもよい
◼ テーマに沿っていること
◼ Tryの実行にはなるが、テーマにつながらない行動はムダになる
◼ ポイント
◼ 期限内で行動できること
◼ 行動による効果が期待できること(実効性)
◼ 行動しやすいこと(実行性)
35Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
Action(行うこと)
Keep
Problem
Try Action
36. 36Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
KPTAふりかえり会のタイムテーブル(例)
ふりかえりの対象、チームの習熟度によって進め方を調整する
目安時間(分) 内容
2 タイムテーブルを確認する
1 グラウンドルールに合意する
5 テーマを決める
5 前回から今回までの活動を確認する
5 前回のTryを確認する
5 前回のProblemを確認する
5 前回のKeepを確認する
5 Keepを付箋紙に書く
8 Keepを共有する
2 Keepを整理する
5 Problemを付箋紙に書く
12 Problemを共有する
3 Problemを整理する
7 Tryを付箋紙に書く
13 Tryを共有する
3 Tryを整理する
12 Tryを選択する
20 TryをActionに落とし込む
2 Actionに合意する
合計:120
目安時間(分) 内容
5 前回のTryとProblemを確認する
5 KeepとProblemを付箋紙に書く
10 KeepとProblemを共有する
7 Tryを付箋紙に書く
7 Tryを共有する
10 Tryを選択する
16 TryをActionに落とし込み合意する
合計:60
目安時間(分) 内容
5 前回のTryとProblemを確認する
5 KeepとProblem、Tryを付箋紙に書く
10 KeepとProblem、Tryを共有する
10 Tryを選択しActionに落とし込み合意する
合計:30
じっくりバーション しっかりバーション
ざっくりバーション
Check
55分
Act
57分
Check
20分
Act
40分
37. 37Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
KPTAふりかえり会の実施タイミング
頻繁にふりかえれば、短時間ですみ、すぐに行動に活かせる
プロジェクト
6か月~1年
プロジェクト
2~6か月
プロジェクト
工程
工程
プロジェクト
定期開催
工程工程
Keep
Problem
Try Action
Keep
Problem
Try Action
Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action Keep
Problem
Try Action
38. 38Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
週のPDCAサイクルとふりかえり会
チームでリズムに乗って、見える化で仕事を進める
Plan
・週計画会
Do
・朝会
上位計画
Keep Try
Problem
Action
KPTA
DoneToDo Doing Done
タスクボード 成果物
報告
バーンダウンチャート
計画作りガイド 朝会ガイド
見える化ガイド
各ガイドは「プロジェクトファシリテーション」のページからダウンロードできます http://ObjectClub.jp/community/pf/#material
CheckAct
・ふりかえり会
ふりかえりガイド
39. 39Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
KPTAによるナレッジサイクル
KPTAで繰り返すことで、ナレッジが蓄積、強化されていく
Keep
Problem
Try Action
良い行動のナレッジ
が蓄積され、
さらに強化される
40. ◼ 書籍
◼ これだけ! KPT
著:天野 勝
◼ LEADER'S KPT
著:天野 勝
◼ OKRマネジメント入門
著:天野 勝
◼ リーン開発の本質
著:メアリー・ポッペンディーク、トム・ポッペンディーク、
訳:高嶋 優子、天野 勝、監訳:平鍋 健児
◼ アジャイルソフトウェア開発
著:アリスター・コーバーン、訳:株式会社テクノロジックアート
◼ アジャイルソフトウェア開発スクラム
著:ケン シュエイバー、マイク ビードル
訳:テクノロジックアート、長瀬 嘉秀、今野 睦、
スクラムエバンジェリストグループ
◼ アジャイルレトロスペクティブズ
著:Esther Derby、Diana Larsen、訳:角 征典
40Copyright (c) 2002-2020 Eiwa System Management, Inc.2020/6/27 Scrum Fest Osaka
情報源