homieエンジニア勉強会発表スライド

1. 新卒の頃に意識したかった
プロダクト開発の7つのポイント
2022/01/07 homieエンジニア勉強会@キッチン
いしばしげんき

2. 自己紹介
● 2015年 CyberAgent入社
○ スマホ広告効果測定ツール
○ 広告配信システム(DSP)
● 2020 homie株式会社入社
● 2021 同社執行役員に就任
● 最近ブルーピリオドにハマってる

3. とあるMTGにて...
HOTLEADの開発におけるビジョンを教えて欲しい

4. エンジニア外に対して意識してた編

5. ①事業の成長をシステムが妨げない

6. ①事業の成長をシステムが妨げない
● 思い通りにいかない時に、理解できないもののせいにされがち
● HOTLEADは技術力だけで売れるシステムではない
● 事業の成長においてシステムを言い訳に絶対にさせたくなかった
● 事業の方向性・やりたいことを相手の目線で理解&把握
● 先回りかつ汎用的で一貫性のある開発&設計
● 無理のないスケジュールと期待値の調整

7. ②システムで価値を提供する

8. ②システムで価値を提供する
● 機能開発しても使われなければ無意味
● 使われても価値提供できていなければ無意味、時には害にもなり得る
● 価値が何か考え抜いてないエンジニアが多い
● Whyを必ず捉えて何をすれば価値につながるか決める
● 結果は自分の目で確認しPDCAを回す
● 価値になるものは変わり続けると理解する

9. プロダクト・チームに対して意識してた編

10. ③最小のコストで最大の成果

11. ③最小のコストで最大の成果
● タスクの優先順位もプロダクト戦略もすべてこの考え方で説明がつく(はず)
○ やるべきタスクと今やる必要のないタスク
○ ex. HOTLEADの詳細画面に表示する項目, 問い合わせの対応期限
● 緊急度と重要度のマトリックスを常に意識
● (立場や見方によって同じものの見え方が違うのが難しい所)
● (プロダクトや組織が洗練されてくるとコスパの良いものが減り、緊急度が低くて重
要度が低いものをやりがち)

12. ④誰がやっても迷わない・変わらない

13. ④誰がやっても迷わない・変わらない
● 一人でできることに限りがあり、属人化はスケールの敵
○ 個人の価値を上げる手っ取り早い手段は、他人に情報を隠し属人化するものを作ること
○ 理想は全てのネタバラシをしてもマネできない状態
● 再現できないことは対応することもできない
● 客観的な視点をもった開発・環境整備
○ ドキュメント整備, コメントを残す, 繰り返し処理の自動化
● 再現性を意識した情報伝達
○ 他人に共有する時は使用したデータ・条件や実行手順などをきちんとまとめる
● 説明責任と多様性の理解
○ 他人の利害に干渉する場合説明責任が発生し、 相手の理解できる言葉 で話す必要あり

14. 個人的に意識してた編

15. ⑤失敗や違和感に敏感になる

16. ⑤失敗や違和感に敏感になる
● 成功に再現性は無いけど、失敗には再現性がある
● 違和感は無意識の集合知なので大体正しい
● 失敗を選ぶは有効な選択肢で、振り返って次に繋げることが何よりも大事
○ 何かを変えないとほぼ確実に同じ失敗を繰り返す
● 違和感を感じたら言語化・情報収集をし、放置すべきか対応すべきか決める
● 失敗の振り返りをフレームワーク化する
○ 事象, 原因, 影響範囲, 暫定対応, 恒久対応
● (やりたくない気持ちや時間的なリソースとの葛藤が存在することもあるので、最終
的には③のコスパで決める)

17. ⑥問い合わせのHOT対応

18. ⑥問い合わせのHOT対応
● HOTLEADと同じ原理で即対応で信頼を得やすくなる
● 即対応はコスパが良い
○ かける時間は同じなのにアウトプットが異なる
○ 脳やタスクのスタックを減らす&対応漏れを防ぐ
● 問い合わせ内容をその場で対応するかスタックに積むか決める
○ 即レス可能 or 調査や考える必要がある内容か
● (※緊急度が低く、重要なタスクが進まなくなるのでやりすぎ注意)

19. ⑦全てに自分の答えを持つ

20. ⑦全てに自分の答えを持つ
● 答えが無いと他人に説明できない&出てきた結果を振り返ることができない
● 答えを持つと主体的に物事に取り組むことができて人生が楽しくなる
● 「わからない」は一つの選択肢
● 答えが間違っている or 他人と違っていても自分を責めない
○ 間違うのが人間. 人と違うのも人間
○ 環境要因など自分の影響範囲を超えて思い通りにならない時に絶望するから
● 「わからない」で良いかどうかはコスパで判断
○ 説明時に信頼を得るのに十分な情報量か自分が関心を持つべき事柄かどうか