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Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved.Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved.
テスティングロールに基づく
人財マネジメントの取り組み
September 14, 2018
〇小林 元樹、河野 哲也、前川 健二、柏倉 直樹
Quality Management Dept.
System Management Unit
DeNA Co., Ltd.
1
Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved.
はじめに
 テストベンダメンバの急速な増員が起因となり、
技術・マネジメント上のさまざまな問題が発生してしまいました!
2
テストケースの質がばらつく
アサインのミス
モチベーションの維持
基礎教育の必要性
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はじめに
 マネジメント上の問題に焦点を当てて、2つの問題を取り上げました
3
アサインのミス
メンバのスキルレベルがマッチせず、
すぐにパフォーマンスを発揮できない
モチベーションの維持
キャリアアップ・自己成長の実感が得られず、
モチベーションの維持が難しい
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はじめに
 マネジメント上の問題に焦点を当てて、取り組みを行いました
4
アサインのミス
メンバのスキルレベルがマッチせず、
すぐにパフォーマンスを発揮できない
モチベーションの維持
キャリアアップ・自己成長の実感が得られず、
モチベーションの維持が難しい
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はじめに
 なんで問題が起こったのか
 マネジメントの問題って具体的にどんなことが起きたのか
 テスティングロールってなんなのか
 取り組みの評価はどのようにしたのか、そして結果は
5
このあと背景から、
説明させていただきます。
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はじめに
 なんで問題が起こったのか
 マネジメントの問題って具体的にどんなことが起きたのか
 テスティングロールってなんなのか
 取り組みの評価はどのようにしたのか、そして結果は → 有効性を確認できた!
6
このあと背景から、
説明させていただきます。
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本日の発表の流れ
 背景・導入(5分)
 問題点(5分)
 取り組み内容(6分)
 取り組みの評価(6分)
 まとめ(1分)
7
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目次
 背景・導入
⁃ DeNAの開発状況
⁃ DeNAのQA状況
 問題点
 取り組み内容
 取り組みの評価
 まとめ
8
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DeNAの開発状況
9
 今回の発表は、ここ数年で開発数が増えてきているゲーム以外の
モバイルアプリケーションやWebサービスを対象としてます
 これらの開発プロセスは、ほとんどがスクラムやアジャイルを取り入れている
 人命などに関わるサービスは、ウォーターフォール型に近い形で進めている
 開発規模や期間は、プロセスと同様にサービス毎でさまざまといった状況
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DeNAのQA状況
 QAのメンバ構成は、規模に応じて1名~10名弱のチーム × サービス数分ある感じ
 一応内製ではあるが、ほぼテストベンダから派遣されたメンバで構成されていて、
複数のチーム全体を管理する役割(QAマネジャ)をプロパーが担っている状況
 サービスの拡大などに伴い、現在もQAメンバが急速に増加中
10
5年前に比べると、
約2倍!
今も増えている。。
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DeNAのQA状況
11
 QAの特徴
⁃ 企画フェーズ
• 機能単位でQAに検証依頼がきて、
部分的にテストを行う
実装が完了
した機能
QA
⁃ 運用フェーズ
• エンハンスの単位でQAに検証依頼がきて、
その単位でテストを行う
QA
プロジェクト
機
能
機
能
機
能
機
能
機
能
実装が完了
した機能プロジェクト
エ
ン
ハ
ン
ス
エ
ン
ハ
ン
ス
☆QAへの検証依頼:定常的に発生 ☆QAへの検証依頼:まちまち
・つまり、QAへの検証依頼の量はプロジェクトの状況によって波がある
・その波による人員数の上下は、内製メンバのアサイン調整で吸収する必要がある
・そのため、一部QAメンバは短期で各サービスを行き来するようなアサインが多くなる
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DeNAのQA状況
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 QAの特徴
⁃ 企画フェーズ
• 機能単位でQAに検証依頼がきて、
部分的にテストを行う
実装が完了
した機能
QA
⁃ 運用フェーズ
• エンハンスの単位でQAに検証依頼がきて、
その単位でテストを行う
QA
プロジェクト
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実装が完了
した機能プロジェクト
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ハ
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☆QAへの検証依頼:定常的に発生 ☆QAへの検証依頼:まちまち
・つまり、QAへの検証依頼の量はプロジェクトの状況によって波がある
・その波による人員数の上下は、内製メンバのアサイン調整で吸収する必要がある
・そのため、一部QAメンバは短期で各サービスを行き来するようなアサインが多くなる
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目次
 背景・導入
 問題点
⁃ 問題①
⁃ 問題②
 取り組み内容
 取り組みの評価
 まとめ
13
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問題①
 急速な人員の増加 + 短期の業務アサインで発生した問題①
⁃ QAマネジャ間のアサイン調整でスキルレベルの認識ずれが発生しました
14
それなら、
うちのチーム
から出せるよ
テスト設計を
それなりに
できる人
ヘルプ人員が
1人欲しい
テスト設計を
指示の下行える人
テスト設計を
主体的に行える人
テスト設計を
レビューまで
行える人 そのレベルの人は
空いてないなぁ
A B C
発言
思考
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問題①
 それにより、アサイン先でQAメンバのスキルレベルがマッチせず、
すぐにパフォーマンスを発揮できない事例が発生してしまいました
15
この機能の
テスト設計を
お願いできますか?
そんなに
がっつりテスト
設計したことな
いんだけどな。。
あと、ここの仕様は
どうするのか、
POに聞いておいてく
ださい
開発との調整も
まだそこまでやっ
たことない。。
あれ?
要望したレベル
の人じゃない?
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問題②
 急速な人員の増加 + 短期の業務アサインで発生した問題②
⁃ QAメンバがキャリアアップ・自己成長の実感が得られず、モチベーションの維持が難しい
⁃ 側面として、全てのQAメンバに対して長期的な育成まで配慮するのは難しい面あり。。
16
• さまざまなサービスにアサイン
• 目の前の業務をこなしていく
• 継続してサービスに関われない
• 同レベルの業務の繰り返しが続く
• 中期的な業務の見通しが悪く、
自己成長を実感しづらい
• キャリアアップの道筋が見えない
• モチベーション維持が難しくなる
時間経過 時間経過
テスト設計
やってみたい
ずっと
テスト実施か
テスト設計
やれない。。
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目次
 背景・導入
 問題点
 取り組み内容
⁃ 問題の整理
⁃ テスティングロールの定義
⁃ テスティングロールの活用法
• 活用法①
• 活用法②
• 活用法③
 取り組みの評価
 まとめ
17
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問題の整理
 アサインのミス
⁃ スキルレベルの認識齟齬が発生 = スキルレベルが定義されていない
 モチベーションの維持が難しい
⁃ 自己成長を実感できるアサインができてなかった = キャリアの道筋を示すものがない
18
これらの問題を解決するために、
テスティングロールを定義し、
そのロールに基づいた
問題解決に繋がる活用法を
3つ考え、実践してみました!
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テスティングロールの定義
19
ロール 求められるスキル・能力
テストマネジメント 開発とのコミュニケーション テストエンジニアリング 改善活動
テストマネジャ ・チーム管理(長期アサイン計画)
・プロジェクト管理(課題・リスク)
・プロジェクト予実管理
・問題点のエスカレーション
・メンバー評価(四半期毎)
・勤怠確認(承認依頼)
・外部稼働計画立案・依頼・調整
・事業計画把握
・チーム全般プロジェクト情報収集
・人員調整(中・長期的)
・振返り結果報告フォロー
・事業部への改善提案
・チーム内テスト方針(標準)策定
・チーム全般のプロジェクト管理
・テスト成果物レビュー管理
・テスト見積り(チーム単位)
・品質管理計画策定
・他PJへの情報展開
・案件振返り結果の活用
・改善活動管理(プロセス・効率化)
・品質分析
・メンバー教育(DeNA業務全般)
・リーダーサポート
テストリーダー ・チーム管理(アサイン調整)
・プロジェクト(案件)管理
・プロジェクト(案件)予実管理
・残業判断
・外部稼働依頼・調整・進捗管理
・プロジェクト・案件情報収集
・人員調整・工数調整
・進捗報告・テスト結果報告
・工数報告
・振返り結果報告
・進捗管理
・テスト成果物レビュー
・テスト見積り(プロジェクト)
・テスト計画立案(プロジェクト)
・テスト設計(方針策定)
・案件振返りまとめ
・不具合分析
・改善活動推進(プロセス・効率化)
・メンバー教育(プロジェクト関連)
・TLサポート
テストエンジニア ・案件管理
・案件予実管理
・テスター管理
・案件情報収集
・工数調整・報告
・進捗報告・テスト結果報告
・進捗管理
・テスト見積り
・テスト計画立案(案件)
・テスト設計(観点抽出)
・テスト実行(ケースを広げ実行)
・案件振返り実施(KPT等)
・CAPサポート
テスター ー ・疑問点確認 ・テスト進捗報告
・テストケース設計
・テスト実行
・不具合報告
・案件振返り実施
・主担当サポート
※上位ロールは、下位ロールの能力・スキルは持ち合わせている前提
図表1 テスティングロールの抜粋
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
20
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
21
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
22
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた
1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理)
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた
1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理)
2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告)
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた
1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理)
2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告)
3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理)
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた
1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理)
2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告)
3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理)
4. 改善活動全般領域(QA案件振り返り、改善活動推進、プロセス・業務効率化、品質分析)
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた
1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理)
2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告)
3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理)
4. 改善活動全般領域(QA案件振り返り、改善活動推進、プロセス・業務効率化、品質分析)
⁃ その4つの領域を枠組みと定め、そこに残りの業務要素を当てはめて行くことで、
QA業務を遂行する上で必要な共通的な技術要素をロール毎で可視化することができました
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テスティングロールの定義
29
ロール 求められるスキル・能力
テストマネジメント 開発とのコミュニケーション テストエンジニアリング 改善活動
テストマネジャ ・チーム管理(長期アサイン計画)
・プロジェクト管理(課題・リスク)
・プロジェクト予実管理
・問題点のエスカレーション
・メンバー評価(四半期毎)
・勤怠確認(承認依頼)
・外部稼働計画立案・依頼・調整
・事業計画把握
・チーム全般プロジェクト情報収集
・人員調整(中・長期的)
・振返り結果報告フォロー
・事業部への改善提案
・チーム内テスト方針(標準)策定
・チーム全般のプロジェクト管理
・テスト成果物レビュー管理
・テスト見積り(チーム単位)
・品質管理計画策定
・他PJへの情報展開
・案件振返り結果の活用
・改善活動管理(プロセス・効率化)
・品質分析
・メンバー教育(DeNA業務全般)
・リーダーサポート
テストリーダー ・チーム管理(アサイン調整)
・プロジェクト(案件)管理
・プロジェクト(案件)予実管理
・残業判断
・外部稼働依頼・調整・進捗管理
・プロジェクト・案件情報収集
・人員調整・工数調整
・進捗報告・テスト結果報告
・工数報告
・振返り結果報告
・進捗管理
・テスト成果物レビュー
・テスト見積り(プロジェクト)
・テスト計画立案(プロジェクト)
・テスト設計(方針策定)
・案件振返りまとめ
・不具合分析
・改善活動推進(プロセス・効率化)
・メンバー教育(プロジェクト関連)
・TLサポート
テストエンジニア ・案件管理
・案件予実管理
・テスター管理
・案件情報収集
・工数調整・報告
・進捗報告・テスト結果報告
・進捗管理
・テスト見積り
・テスト計画立案(案件)
・テスト設計(観点抽出)
・テスト実行(ケースを広げ実行)
・案件振返り実施(KPT等)
・CAPサポート
テスター ー ・疑問点確認 ・テスト進捗報告
・テストケース設計
・テスト実行
・不具合報告
・案件振返り実施
・主担当サポート
※上位ロールは、下位ロールの能力・スキルは持ち合わせている前提
図表1 テスティングロールの抜粋
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テスティングロールの定義
 テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式)
⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った
⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた
⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた
1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理)
2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告)
3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理)
4. 改善活動全般領域(QA案件振り返り、改善活動推進、プロセス・業務効率化、品質分析)
⁃ その4つの領域を枠組みと定め、そこに残りの業務要素を当てはめて行くことで、
QA業務を遂行する上で必要な共通的な技術要素をロール毎で可視化することができました
30
なお、本定義は、我々の部署でQA業務を遂行する上で必要なロールの分け方、
およびその業務要素のため、部分的に汎用化されているものの
そのまま一般的に広く使えるものではありません
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テスティングロールの活用法
 活用法として下記の3つを考え、これらの取り組みを約3年に渡って進めた
31
 QAチーム体制構築
⁃ QAチーム体制構築時の最適な人員アサインに活用する
 自己成長が実感できるサイクル
⁃ キャリアアップ・成長を実感できるアサインに活用する
 メンバ評価フィードバック
⁃ メンバ評価に透明性を持たせ、モチベーション維持に活用する
アサイン
モチベーション
アサインモチベーション
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活用法①
 QAチーム体制構築への活用
⁃ 過不足があるロールを把握しやすくなり、QAチームの体制構築に役立つ
⁃ チーム状況の共有がしやすくなることで、最適な人員アサインがスムーズに行える
32
ロール 人数
テストマネジャ 1
テストリーダー 1
テストエンジニア 3
テスター 6
Aチーム
テストリーダーが
1人足りない。。
テスターが
2人多い。。
ロール 人数
テストマネジャ 1
テストリーダー 3
テストエンジニア 3
テスター 2
Bチーム
今なら
テストリーダーに
少し余裕があるな
テスターが
2人足りない。。
解決!!
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活用法②
 メンバ評価フィードバックへの活用
⁃ ロール定義を部署内の共通認識とすることで、
メンバ評価に透明性を持たせ、適切な評価フィードバックを行いやすくなる
⁃ 客観的な評価とフィードバックを定期的に行うことでモチベーションの維持が期待できる
33
〇〇が
良くできてた
△△は
もう少しかな
フィードバック 強み・弱みの把握
ふ
む
ふ
む
成長を実感
△
△
が
で
き
る
よ
う
に
な
っ
た
!
ち
ょ
っ
と
褒
め
ら
れ
た
次
は
あ
れ
を
や
っ
て
み
よ
う
!
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活用法③
 自己成長が実感できるサイクルへの活用
⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる
⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる
34
フィードバック 自己成長
アサイン
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活用法③
 自己成長が実感できるサイクルへの活用
⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる
⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる
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フィードバック
アサイン
自己成長
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活用法③
 自己成長が実感できるサイクルへの活用
⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる
⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる
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フィードバック
アサイン
自己成長
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活用法③
 自己成長が実感できるサイクルへの活用
⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる
⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる
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フィードバック
アサイン
自己成長
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目次
 背景・導入
 問題点
 取り組み内容
 取り組みの評価
⁃ 問題点と解決策のサマリ
• アンケート詳細
• アンケート結果(選択式)
• アンケート結果(自由回答式)
 まとめ
38
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問題点と解決策のサマリ
 問題点
⁃ スキルレベルが定義されていないことでメンバのアサインミスが発生
⁃ 自己成長を実感できるアサインができないことでメンバのモチベーションに影響あり
 解決策
⁃ スキルレベルを示すテスティングロールを定義
⁃ 前節で紹介したロールの活用法(QAチーム体制構築・業務アサイン・ロール評価)を実践
 有効性の確認
⁃ 問題に対して有効性がどの程度あるのかを確認するためにアンケートを実施しました
⁃ アンケートの内容は、選択式と自由回答式の項目を用意しました
• 選択式を定量評価、自由回答式を定性評価として扱います
39
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アンケート詳細
 アンケート回答者
⁃ QAマネジャから4名を選出し、QAメンバの各ロールから偏りが出ないよう18名を選出
 選択式のアンケート項目
【QAマネジャ向け】: 1~3(低~高)の選択
• ロールの定義はQAメンバの配置替え(チーム編成)に役立っているか?
• ロールの定義はQAマネジャ間のコミュニケーションで共通言語として役立っているか?
【QAメンバ向け】:1~3(低~高)の選択
• ロールの定義があることによってキャリアアップ・自己成長に役立っているか?
• ロールの定義があることによって自身のモチベーションの向上・維持に役立っているか?
 自由回答式のアンケート欄
⁃ ロール定義があって良かったと思うこと
⁃ ロール定義の改善して欲しい点
40
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アンケート結果(選択式)
 QAマネジャ:有効に働いていることが確認できた
 QAメンバー:2以上の評価が多く概ね有効に働いていることが確認できた
 結論
⁃ 問題①・②(アサイン・モチベーション)
に対して、本取り組みが有効的に働いたと言える
41
回答者 質問
低い<評価>高い 評価平均値 回答者数
1 2 3
QAマネジャ QAメンバの配置換え(チーム編成)に役立っているか 0 0 4 3 4
マネジャ間のコミュニケーションで役立っているか 0 0 4 3
QAメンバ キャリアアップ・自己成長に役立っているか 2 8 8 2.33 18
モチベーションの向上・維持に役立っているか 2 9 7 2.28
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アンケート結果(自由回答式)
 QAマネジャ回答
⁃ ロール定義があって良かったと思うこと
⁃ ロール定義の改善して欲しい点
 結論
⁃ 選択式に続き、QAマネジャが抱えていた問題に対して
有効に働いていることが確認できた
42
• メンバに求めている役割や目指して欲しい役割の目安にできる
• アサイン計画時などにメンバの力量を表す共通言語として利用できる
• メンバの評価が客観的に行える
• 評価内容の透明性が増したことでフィードバックがしやすくなった
• 現時点では特になし
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アンケート結果(自由回答式)
 QAメンバ回答
⁃ ロール定義があって良かったと思うこと
⁃ ロール定義の改善して欲しい点
 結論
⁃ 選択式に続き、QAメンバに対しても概ね有効に働いていることが確認できた
• 改善して欲しい点であがってきた内容については、検討中のステータス
43
• ロール毎に求められている責務が把握しやすい
• 自身の今のレベルと目指すべきレベルが把握しやすい
• 自身の足りていないスキルがわかる
• 教育対象のメンバーに役割や目標を説明しやすい
• もう少し具体的な業務まで落とし込んであるとよりわかりやすい
• 担当する案件や所属するチームでロールの難易度が変わる
• 何かに特化した能力がある人の評価に利用するのが難しいと思う
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目次
 背景・導入
 問題点
 取り組み内容
 取り組みの評価
 まとめ
44
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まとめ
 問題点
⁃ 急速に人員が増えたことでアサインとメンバモチベーションの問題が発生した
⁃ 問題の原因は、スキルレベルの未定義とキャリアの道筋を示すものがないことだった
 取り組み内容
⁃ 解決策としてテスティングロールの定義を進めた
⁃ テスティングロールの活用法を3つ示し、これを約3年間運用した
 取り組みの評価
⁃ 実際に運用しアンケートを行った結果、一定以上の有効性を確認できた
⁃ ただ一部の検討課題が残ったので、そちらは今後の課題とする
45
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まとめ
 問題点
⁃ 急速に人員が増えたことでアサインとメンバモチベーションの問題が発生した
⁃ 問題の原因は、スキルレベルの未定義とキャリアの道筋を示すものがないことだった
 取り組み内容
⁃ 解決策としてテスティングロールの定義を進めた
⁃ テスティングロールの活用法を3つ示し、これを約3年間運用した
 取り組みの評価
⁃ 実際に運用しアンケートを行った結果、一定以上の有効性を確認できた
46
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テスティングロールに基づく人財マネジメントの取り組み

  • 1. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved.Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールに基づく 人財マネジメントの取り組み September 14, 2018 〇小林 元樹、河野 哲也、前川 健二、柏倉 直樹 Quality Management Dept. System Management Unit DeNA Co., Ltd. 1
  • 2. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. はじめに  テストベンダメンバの急速な増員が起因となり、 技術・マネジメント上のさまざまな問題が発生してしまいました! 2 テストケースの質がばらつく アサインのミス モチベーションの維持 基礎教育の必要性
  • 3. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. はじめに  マネジメント上の問題に焦点を当てて、2つの問題を取り上げました 3 アサインのミス メンバのスキルレベルがマッチせず、 すぐにパフォーマンスを発揮できない モチベーションの維持 キャリアアップ・自己成長の実感が得られず、 モチベーションの維持が難しい
  • 4. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. はじめに  マネジメント上の問題に焦点を当てて、取り組みを行いました 4 アサインのミス メンバのスキルレベルがマッチせず、 すぐにパフォーマンスを発揮できない モチベーションの維持 キャリアアップ・自己成長の実感が得られず、 モチベーションの維持が難しい
  • 5. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. はじめに  なんで問題が起こったのか  マネジメントの問題って具体的にどんなことが起きたのか  テスティングロールってなんなのか  取り組みの評価はどのようにしたのか、そして結果は 5 このあと背景から、 説明させていただきます。
  • 6. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. はじめに  なんで問題が起こったのか  マネジメントの問題って具体的にどんなことが起きたのか  テスティングロールってなんなのか  取り組みの評価はどのようにしたのか、そして結果は → 有効性を確認できた! 6 このあと背景から、 説明させていただきます。
  • 7. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 本日の発表の流れ  背景・導入(5分)  問題点(5分)  取り組み内容(6分)  取り組みの評価(6分)  まとめ(1分) 7
  • 8. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 目次  背景・導入 ⁃ DeNAの開発状況 ⁃ DeNAのQA状況  問題点  取り組み内容  取り組みの評価  まとめ 8
  • 9. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DeNAの開発状況 9  今回の発表は、ここ数年で開発数が増えてきているゲーム以外の モバイルアプリケーションやWebサービスを対象としてます  これらの開発プロセスは、ほとんどがスクラムやアジャイルを取り入れている  人命などに関わるサービスは、ウォーターフォール型に近い形で進めている  開発規模や期間は、プロセスと同様にサービス毎でさまざまといった状況
  • 10. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DeNAのQA状況  QAのメンバ構成は、規模に応じて1名~10名弱のチーム × サービス数分ある感じ  一応内製ではあるが、ほぼテストベンダから派遣されたメンバで構成されていて、 複数のチーム全体を管理する役割(QAマネジャ)をプロパーが担っている状況  サービスの拡大などに伴い、現在もQAメンバが急速に増加中 10 5年前に比べると、 約2倍! 今も増えている。。
  • 11. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DeNAのQA状況 11  QAの特徴 ⁃ 企画フェーズ • 機能単位でQAに検証依頼がきて、 部分的にテストを行う 実装が完了 した機能 QA ⁃ 運用フェーズ • エンハンスの単位でQAに検証依頼がきて、 その単位でテストを行う QA プロジェクト 機 能 機 能 機 能 機 能 機 能 実装が完了 した機能プロジェクト エ ン ハ ン ス エ ン ハ ン ス ☆QAへの検証依頼:定常的に発生 ☆QAへの検証依頼:まちまち ・つまり、QAへの検証依頼の量はプロジェクトの状況によって波がある ・その波による人員数の上下は、内製メンバのアサイン調整で吸収する必要がある ・そのため、一部QAメンバは短期で各サービスを行き来するようなアサインが多くなる
  • 12. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DeNAのQA状況 12  QAの特徴 ⁃ 企画フェーズ • 機能単位でQAに検証依頼がきて、 部分的にテストを行う 実装が完了 した機能 QA ⁃ 運用フェーズ • エンハンスの単位でQAに検証依頼がきて、 その単位でテストを行う QA プロジェクト 機 能 機 能 機 能 機 能 機 能 実装が完了 した機能プロジェクト エ ン ハ ン ス エ ン ハ ン ス ☆QAへの検証依頼:定常的に発生 ☆QAへの検証依頼:まちまち ・つまり、QAへの検証依頼の量はプロジェクトの状況によって波がある ・その波による人員数の上下は、内製メンバのアサイン調整で吸収する必要がある ・そのため、一部QAメンバは短期で各サービスを行き来するようなアサインが多くなる
  • 13. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 目次  背景・導入  問題点 ⁃ 問題① ⁃ 問題②  取り組み内容  取り組みの評価  まとめ 13
  • 14. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 問題①  急速な人員の増加 + 短期の業務アサインで発生した問題① ⁃ QAマネジャ間のアサイン調整でスキルレベルの認識ずれが発生しました 14 それなら、 うちのチーム から出せるよ テスト設計を それなりに できる人 ヘルプ人員が 1人欲しい テスト設計を 指示の下行える人 テスト設計を 主体的に行える人 テスト設計を レビューまで 行える人 そのレベルの人は 空いてないなぁ A B C 発言 思考
  • 15. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 問題①  それにより、アサイン先でQAメンバのスキルレベルがマッチせず、 すぐにパフォーマンスを発揮できない事例が発生してしまいました 15 この機能の テスト設計を お願いできますか? そんなに がっつりテスト 設計したことな いんだけどな。。 あと、ここの仕様は どうするのか、 POに聞いておいてく ださい 開発との調整も まだそこまでやっ たことない。。 あれ? 要望したレベル の人じゃない?
  • 16. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 問題②  急速な人員の増加 + 短期の業務アサインで発生した問題② ⁃ QAメンバがキャリアアップ・自己成長の実感が得られず、モチベーションの維持が難しい ⁃ 側面として、全てのQAメンバに対して長期的な育成まで配慮するのは難しい面あり。。 16 • さまざまなサービスにアサイン • 目の前の業務をこなしていく • 継続してサービスに関われない • 同レベルの業務の繰り返しが続く • 中期的な業務の見通しが悪く、 自己成長を実感しづらい • キャリアアップの道筋が見えない • モチベーション維持が難しくなる 時間経過 時間経過 テスト設計 やってみたい ずっと テスト実施か テスト設計 やれない。。
  • 17. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 目次  背景・導入  問題点  取り組み内容 ⁃ 問題の整理 ⁃ テスティングロールの定義 ⁃ テスティングロールの活用法 • 活用法① • 活用法② • 活用法③  取り組みの評価  まとめ 17
  • 18. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 問題の整理  アサインのミス ⁃ スキルレベルの認識齟齬が発生 = スキルレベルが定義されていない  モチベーションの維持が難しい ⁃ 自己成長を実感できるアサインができてなかった = キャリアの道筋を示すものがない 18 これらの問題を解決するために、 テスティングロールを定義し、 そのロールに基づいた 問題解決に繋がる活用法を 3つ考え、実践してみました!
  • 19. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義 19 ロール 求められるスキル・能力 テストマネジメント 開発とのコミュニケーション テストエンジニアリング 改善活動 テストマネジャ ・チーム管理(長期アサイン計画) ・プロジェクト管理(課題・リスク) ・プロジェクト予実管理 ・問題点のエスカレーション ・メンバー評価(四半期毎) ・勤怠確認(承認依頼) ・外部稼働計画立案・依頼・調整 ・事業計画把握 ・チーム全般プロジェクト情報収集 ・人員調整(中・長期的) ・振返り結果報告フォロー ・事業部への改善提案 ・チーム内テスト方針(標準)策定 ・チーム全般のプロジェクト管理 ・テスト成果物レビュー管理 ・テスト見積り(チーム単位) ・品質管理計画策定 ・他PJへの情報展開 ・案件振返り結果の活用 ・改善活動管理(プロセス・効率化) ・品質分析 ・メンバー教育(DeNA業務全般) ・リーダーサポート テストリーダー ・チーム管理(アサイン調整) ・プロジェクト(案件)管理 ・プロジェクト(案件)予実管理 ・残業判断 ・外部稼働依頼・調整・進捗管理 ・プロジェクト・案件情報収集 ・人員調整・工数調整 ・進捗報告・テスト結果報告 ・工数報告 ・振返り結果報告 ・進捗管理 ・テスト成果物レビュー ・テスト見積り(プロジェクト) ・テスト計画立案(プロジェクト) ・テスト設計(方針策定) ・案件振返りまとめ ・不具合分析 ・改善活動推進(プロセス・効率化) ・メンバー教育(プロジェクト関連) ・TLサポート テストエンジニア ・案件管理 ・案件予実管理 ・テスター管理 ・案件情報収集 ・工数調整・報告 ・進捗報告・テスト結果報告 ・進捗管理 ・テスト見積り ・テスト計画立案(案件) ・テスト設計(観点抽出) ・テスト実行(ケースを広げ実行) ・案件振返り実施(KPT等) ・CAPサポート テスター ー ・疑問点確認 ・テスト進捗報告 ・テストケース設計 ・テスト実行 ・不具合報告 ・案件振返り実施 ・主担当サポート ※上位ロールは、下位ロールの能力・スキルは持ち合わせている前提 図表1 テスティングロールの抜粋
  • 20. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) 20
  • 21. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った 21
  • 22. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた 22
  • 23. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた ⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた 23
  • 24. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた ⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた 1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理) 24
  • 25. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた ⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた 1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理) 2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告) 25
  • 26. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた ⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた 1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理) 2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告) 3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理) 26
  • 27. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた ⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた 1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理) 2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告) 3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理) 4. 改善活動全般領域(QA案件振り返り、改善活動推進、プロセス・業務効率化、品質分析) 27
  • 28. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた ⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた 1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理) 2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告) 3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理) 4. 改善活動全般領域(QA案件振り返り、改善活動推進、プロセス・業務効率化、品質分析) ⁃ その4つの領域を枠組みと定め、そこに残りの業務要素を当てはめて行くことで、 QA業務を遂行する上で必要な共通的な技術要素をロール毎で可視化することができました 28
  • 29. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義 29 ロール 求められるスキル・能力 テストマネジメント 開発とのコミュニケーション テストエンジニアリング 改善活動 テストマネジャ ・チーム管理(長期アサイン計画) ・プロジェクト管理(課題・リスク) ・プロジェクト予実管理 ・問題点のエスカレーション ・メンバー評価(四半期毎) ・勤怠確認(承認依頼) ・外部稼働計画立案・依頼・調整 ・事業計画把握 ・チーム全般プロジェクト情報収集 ・人員調整(中・長期的) ・振返り結果報告フォロー ・事業部への改善提案 ・チーム内テスト方針(標準)策定 ・チーム全般のプロジェクト管理 ・テスト成果物レビュー管理 ・テスト見積り(チーム単位) ・品質管理計画策定 ・他PJへの情報展開 ・案件振返り結果の活用 ・改善活動管理(プロセス・効率化) ・品質分析 ・メンバー教育(DeNA業務全般) ・リーダーサポート テストリーダー ・チーム管理(アサイン調整) ・プロジェクト(案件)管理 ・プロジェクト(案件)予実管理 ・残業判断 ・外部稼働依頼・調整・進捗管理 ・プロジェクト・案件情報収集 ・人員調整・工数調整 ・進捗報告・テスト結果報告 ・工数報告 ・振返り結果報告 ・進捗管理 ・テスト成果物レビュー ・テスト見積り(プロジェクト) ・テスト計画立案(プロジェクト) ・テスト設計(方針策定) ・案件振返りまとめ ・不具合分析 ・改善活動推進(プロセス・効率化) ・メンバー教育(プロジェクト関連) ・TLサポート テストエンジニア ・案件管理 ・案件予実管理 ・テスター管理 ・案件情報収集 ・工数調整・報告 ・進捗報告・テスト結果報告 ・進捗管理 ・テスト見積り ・テスト計画立案(案件) ・テスト設計(観点抽出) ・テスト実行(ケースを広げ実行) ・案件振返り実施(KPT等) ・CAPサポート テスター ー ・疑問点確認 ・テスト進捗報告 ・テストケース設計 ・テスト実行 ・不具合報告 ・案件振返り実施 ・主担当サポート ※上位ロールは、下位ロールの能力・スキルは持ち合わせている前提 図表1 テスティングロールの抜粋
  • 30. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの定義  テスティングロールを定義する上で何を行ったか(ボトムアップ方式) ⁃ まずは、QA業務を遂行する上で必要になる業務要素の洗い出しをQAマネジャ内で行った ⁃ その業務要素を整理・分類していくと、似たような要素の集まりができてきた ⁃ 要素の集まりを括っていったところ、4つの領域にまとめることができた 1. テストマネジメント領域(QA案件管理、予実管理、メンバ管理などのチームの管理) 2. 開発とのコミュニケーション領域(案件情報収集、工数調整、テスト進捗・結果報告) 3. テストエンジニアリング領域(テスト実行・設計・計画・方針決定、テスト進捗管理) 4. 改善活動全般領域(QA案件振り返り、改善活動推進、プロセス・業務効率化、品質分析) ⁃ その4つの領域を枠組みと定め、そこに残りの業務要素を当てはめて行くことで、 QA業務を遂行する上で必要な共通的な技術要素をロール毎で可視化することができました 30 なお、本定義は、我々の部署でQA業務を遂行する上で必要なロールの分け方、 およびその業務要素のため、部分的に汎用化されているものの そのまま一般的に広く使えるものではありません
  • 31. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. テスティングロールの活用法  活用法として下記の3つを考え、これらの取り組みを約3年に渡って進めた 31  QAチーム体制構築 ⁃ QAチーム体制構築時の最適な人員アサインに活用する  自己成長が実感できるサイクル ⁃ キャリアアップ・成長を実感できるアサインに活用する  メンバ評価フィードバック ⁃ メンバ評価に透明性を持たせ、モチベーション維持に活用する アサイン モチベーション アサインモチベーション
  • 32. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 活用法①  QAチーム体制構築への活用 ⁃ 過不足があるロールを把握しやすくなり、QAチームの体制構築に役立つ ⁃ チーム状況の共有がしやすくなることで、最適な人員アサインがスムーズに行える 32 ロール 人数 テストマネジャ 1 テストリーダー 1 テストエンジニア 3 テスター 6 Aチーム テストリーダーが 1人足りない。。 テスターが 2人多い。。 ロール 人数 テストマネジャ 1 テストリーダー 3 テストエンジニア 3 テスター 2 Bチーム 今なら テストリーダーに 少し余裕があるな テスターが 2人足りない。。 解決!!
  • 33. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 活用法②  メンバ評価フィードバックへの活用 ⁃ ロール定義を部署内の共通認識とすることで、 メンバ評価に透明性を持たせ、適切な評価フィードバックを行いやすくなる ⁃ 客観的な評価とフィードバックを定期的に行うことでモチベーションの維持が期待できる 33 〇〇が 良くできてた △△は もう少しかな フィードバック 強み・弱みの把握 ふ む ふ む 成長を実感 △ △ が で き る よ う に な っ た ! ち ょ っ と 褒 め ら れ た 次 は あ れ を や っ て み よ う !
  • 34. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 活用法③  自己成長が実感できるサイクルへの活用 ⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる ⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる 34 フィードバック 自己成長 アサイン
  • 35. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 活用法③  自己成長が実感できるサイクルへの活用 ⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる ⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる 35 フィードバック アサイン 自己成長
  • 36. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 活用法③  自己成長が実感できるサイクルへの活用 ⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる ⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる 36 フィードバック アサイン 自己成長
  • 37. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 活用法③  自己成長が実感できるサイクルへの活用 ⁃ 自己成長が実感できる業務アサインを当該QAメンバの理解のもとできるようになる ⁃ 中期的な業務の見通しが良くなり、自己成長・キャリアアップという点で実感が持てるようになる 37 フィードバック アサイン 自己成長
  • 38. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 目次  背景・導入  問題点  取り組み内容  取り組みの評価 ⁃ 問題点と解決策のサマリ • アンケート詳細 • アンケート結果(選択式) • アンケート結果(自由回答式)  まとめ 38
  • 39. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 問題点と解決策のサマリ  問題点 ⁃ スキルレベルが定義されていないことでメンバのアサインミスが発生 ⁃ 自己成長を実感できるアサインができないことでメンバのモチベーションに影響あり  解決策 ⁃ スキルレベルを示すテスティングロールを定義 ⁃ 前節で紹介したロールの活用法(QAチーム体制構築・業務アサイン・ロール評価)を実践  有効性の確認 ⁃ 問題に対して有効性がどの程度あるのかを確認するためにアンケートを実施しました ⁃ アンケートの内容は、選択式と自由回答式の項目を用意しました • 選択式を定量評価、自由回答式を定性評価として扱います 39
  • 40. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. アンケート詳細  アンケート回答者 ⁃ QAマネジャから4名を選出し、QAメンバの各ロールから偏りが出ないよう18名を選出  選択式のアンケート項目 【QAマネジャ向け】: 1~3(低~高)の選択 • ロールの定義はQAメンバの配置替え(チーム編成)に役立っているか? • ロールの定義はQAマネジャ間のコミュニケーションで共通言語として役立っているか? 【QAメンバ向け】:1~3(低~高)の選択 • ロールの定義があることによってキャリアアップ・自己成長に役立っているか? • ロールの定義があることによって自身のモチベーションの向上・維持に役立っているか?  自由回答式のアンケート欄 ⁃ ロール定義があって良かったと思うこと ⁃ ロール定義の改善して欲しい点 40
  • 41. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. アンケート結果(選択式)  QAマネジャ:有効に働いていることが確認できた  QAメンバー:2以上の評価が多く概ね有効に働いていることが確認できた  結論 ⁃ 問題①・②(アサイン・モチベーション) に対して、本取り組みが有効的に働いたと言える 41 回答者 質問 低い<評価>高い 評価平均値 回答者数 1 2 3 QAマネジャ QAメンバの配置換え(チーム編成)に役立っているか 0 0 4 3 4 マネジャ間のコミュニケーションで役立っているか 0 0 4 3 QAメンバ キャリアアップ・自己成長に役立っているか 2 8 8 2.33 18 モチベーションの向上・維持に役立っているか 2 9 7 2.28
  • 42. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. アンケート結果(自由回答式)  QAマネジャ回答 ⁃ ロール定義があって良かったと思うこと ⁃ ロール定義の改善して欲しい点  結論 ⁃ 選択式に続き、QAマネジャが抱えていた問題に対して 有効に働いていることが確認できた 42 • メンバに求めている役割や目指して欲しい役割の目安にできる • アサイン計画時などにメンバの力量を表す共通言語として利用できる • メンバの評価が客観的に行える • 評価内容の透明性が増したことでフィードバックがしやすくなった • 現時点では特になし
  • 43. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. アンケート結果(自由回答式)  QAメンバ回答 ⁃ ロール定義があって良かったと思うこと ⁃ ロール定義の改善して欲しい点  結論 ⁃ 選択式に続き、QAメンバに対しても概ね有効に働いていることが確認できた • 改善して欲しい点であがってきた内容については、検討中のステータス 43 • ロール毎に求められている責務が把握しやすい • 自身の今のレベルと目指すべきレベルが把握しやすい • 自身の足りていないスキルがわかる • 教育対象のメンバーに役割や目標を説明しやすい • もう少し具体的な業務まで落とし込んであるとよりわかりやすい • 担当する案件や所属するチームでロールの難易度が変わる • 何かに特化した能力がある人の評価に利用するのが難しいと思う
  • 44. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 目次  背景・導入  問題点  取り組み内容  取り組みの評価  まとめ 44
  • 45. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. まとめ  問題点 ⁃ 急速に人員が増えたことでアサインとメンバモチベーションの問題が発生した ⁃ 問題の原因は、スキルレベルの未定義とキャリアの道筋を示すものがないことだった  取り組み内容 ⁃ 解決策としてテスティングロールの定義を進めた ⁃ テスティングロールの活用法を3つ示し、これを約3年間運用した  取り組みの評価 ⁃ 実際に運用しアンケートを行った結果、一定以上の有効性を確認できた ⁃ ただ一部の検討課題が残ったので、そちらは今後の課題とする 45
  • 46. Copyright (C) 2018 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. まとめ  問題点 ⁃ 急速に人員が増えたことでアサインとメンバモチベーションの問題が発生した ⁃ 問題の原因は、スキルレベルの未定義とキャリアの道筋を示すものがないことだった  取り組み内容 ⁃ 解決策としてテスティングロールの定義を進めた ⁃ テスティングロールの活用法を3つ示し、これを約3年間運用した  取り組みの評価 ⁃ 実際に運用しアンケートを行った結果、一定以上の有効性を確認できた 46 ご清聴ありがとうございました