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一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
調査結果レポート(サマリー版)
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目次
◼ 調査の目的・定義・手法
◼ 調査結果
1.サイクリング市場のボリュームと、コロナ前後での変化
2.コロナによるサイクリストの行動・マインドの変化
調査の目的・定義・手法
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調査の目的
・サイクリストって、どれくらいいるの?
・サイクリストって、地域で何にどれくらいお金を使うの?
サイクリスト国勢調査
サイクルツーリズムでの地方誘客の実践に不可欠な、エビデンスとデータを提供するために実施しています
サイクルツーリズムの市場性/マーケットポテンシャルを裏付ける明確なエビデンスやデータ・体系知を整備する
・サイクリストって、どんな種族で何を求めているの?
・サイクリストって、どうやったら来てくれるの?
マーケット規模が
不明確問題
誘客ノウハウが
体系化されてない問題
2018(第1回)の主眼
サイクルツーリズムの、新型コロナウイルスによるマインド・行動・市場の変化を明らかにする
2021(第2回)の主眼
解決すべき課題 明らかにすべきこと
解決すべき課題 明らかにすべきこと
コロナによる変化差分
が分からない問題
コロナ禍における
誘客施策が見えない
・コロナになって自転車売れてるらしいけど、どれくらいサイクリングしてる?
・乗り始めた人ってどんな人?心境や楽しみ方にどんな変化があるの?
・そういう人たちを誘客するには、どんなことすればいいの?
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サイクルツーリズムの定義
「生活圏(※1)ではない地域」を訪れ
自転車で走ること
本調査においては、「サイクルツーリズム」を以下として定義する
※1生活圏:
生活の土台となる「居住」や「勤務・通勤」が主として行われる範囲・地域。
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調査方法
1,035人
人口構成比(性別・年齢)に合わせて
サイクルツーリズムの経験/実践者を抽出
日本全国を対象としたインターネット調査で、国内市場を再現して実施しました
(2021年6月~7月に実施)
日本の人口構成比(性別・年齢)にあわせて抽出
10,000人
調査会社パネル会員
▼
日本社会・世論のミニチュアを再現
(1/10,000スケール)
▼
サイクルツーリズム市場のミニチュアを再現
(1/10,000スケール)
・走りにいく場所を選ぶ基準は?重視点は?
・事前にどんな情報を収集する?
・直近でどんな場所走った?
・どんなところが良かった?どう感じた?
・何にいくらくらい使った?
【アンケート設問】
・自転車に乗りますか?
・どんな用途で、どんな自転車に乗りますか?
・サイクルツーリズム経験は?
・自転車関連の出費/お金の使い方は?
【アンケート設問】
抽出
※ツーリズム行動の調査には、ツール・ド・ニッポン会員のパネル「2,642サンプル」を追加調査しています
調査結果の詳細
1.サイクリング市場のボリュームと、コロナ前後での変化
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15~74歳男女:9,363万人(統計局 平成27年国勢調査)
自転車に乗ったことがある:7,787万人
(83.2%)
サイクルツーリズム経験あり:
4,143万人(53.2%)
サイクルツーリズム
1年以内経験あり
1,581万人
(20.3%)
15~74歳男女:9,363万人(統計局 平成27年国勢調査)
自転車に乗ったことがある:7,593万人
(81.1%)
サイクルツーリズム経験あり:
4,222万人(55.6%)
サイクルツーリズム
1年以内経験あり
1,382万人
(18.2%)
TOP
LINE
2018年 2021年
✓ 15-74歳の男女のうち、自転車に乗ったことがある人の割合は81.1%。人数としては、約7,593万人。
✓ このうち、サイクルツーリズムを経験したことがある人の割合は55.6%。人数としては、約4,222万人。
✓ 直近1年以内での経験者は18.2%。人数としては、約1,382万人。(前回比-2.1%/約-199万人)
✓ サイクルツーリズムの国内マーケットは、推計値のため誤差はあるが、全体として年間約1,315億円である。(前回比+59億円)
サイクルツーリズムの市場規模(推計)
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市場規模 お詫びと訂正
サイクリスト国勢調査2018の市場規模の推計において
表計算から、発表資料への転記ミスがありました。
①「15-69歳」における市場規模と発表しておりましたが、
正しくは「15-74歳」における市場規模の推計でした。
②同表において、下記の割合(%)表記に誤りがありました
15-74歳における自転車に乗ったことがある人の割合
(誤:73.2%→正:83.2%)
誤りをお詫びし、訂正いたします
訂正内容
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サイクルツーリズム行動 1回あたりの消費内訳
金額 差分(今回-前回) % 差分(今回-前回)
宿泊施設 8,119円 26.0% 宿泊施設 7,996円 -123円 21.4% -4.6pt
飲料・補給物 2,285円 7.3% 飲料・補給物 3,244円 +959円 8.7% +1.4pt
飲食店 2,895円 9.3% 飲食店 3,895円 +1,000円 10.4% +1.1pt
温泉・銭湯 2,006円 6.4% 温泉・銭湯 3,031円 +1,025円 8.1% +1.7pt
アクティビティ 3,488円 11.2% アクティビティ 4,085円 +597円 10.9% -0.2pt
地元ガイド 3,363円 10.8% 地元ガイド 4,048円 +685円 10.8% +0.1pt
お土産 3,439円 11.0% お土産 4,172円 +733円 11.2% +0.1pt
レジャー施設 2,970円 9.5% レジャー施設 3,704円 +734円 9.9% +0.4pt
レンタサイクル 2,639円 8.5% レンタサイクル 3,181円 +542円 8.5% +0.1pt
合計 31,204円 100% 合計 37,356円 +6,152円 100%
予算 比率
予算 比率
2018年 2021年
TOP
LINE
✓ サイクルツーリズムで地域を訪れる際の予算は、1回あたり平均約3.7万円/人である(2018年は約3.1万円)。
✓ 1回あたりの予算で最も高いのが「宿泊施設」で、予算全体の21%、金額にすると約8,000円。
✓ 前回と比較すると、「宿泊施設」以外は予算額が上昇している。
宿泊できない分、他の消費に回している可能性が考えられる。
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サイクルツーリズム行動時の消費における重視点
TOP
LINE
地域において、宿泊施設や休憩施設などを選ぶ時には
✓ 「価格が安いこと」を最も重視している。また、「自転車を安全に保管できること」や「フリーWi-Fiが利用できること」といった
設備面や、「その土地ならではの名物」についても重視度が高い。ここは前回同様。
✓ 前回よりも「キャッシュレス決済であること」の重視度が大きく上昇している。
友人や仲間が
おススメしていること
フリーWi-Fiが
利用できること
無料で携帯やスマホを
充電できること
キャッシュレス決済
であること
メニューが豊富であること
サイクリスト歓迎の
姿勢があること
レビュー評価が高いこと
コースを走りながら
目立つ場所にあること
待ち時間が少ないこと
その土地ならではの
名物があること
価格が安いこと
自転車を安全に
保管できること
38.2
36.8
28.9
21.4
19.6
13.6
17.7
18.3
15.7
19.3
19.5
12.1
38.1
34.0
28.5
25.9
23.3
23.0
22.3
21.7
21.4
19.8
19.7
18.5
2018年(n=1,033)
2021年(n=1,035)
コースを走りながら
目立つ場所にあること
自転車を安全に
保管できること
レビュー評価が高いこと
待ち時間が少ないこと
キャッシュレス決済
であること
フリーWi-Fiが
利用できること
サイクリスト歓迎の
姿勢があること
友人や仲間が
おススメしていること
無料で携帯やスマホを
充電できること
メニューが豊富であること
価格が安いこと
その土地ならではの
名物があること
37.0
42.3
33.4
30.9
20.2
25.7
13.8
16.3
14.7
13.4
15.1
16.0
36.2
35.5
32.6
30.0
25.3
24.2
23.8
21.4
19.5
18.4
17.9
15.6
2018年(n=1,033)
2021年(n=1,035)
価格が安いこと
フリーWi-Fiが
利用できること
その土地ならではの
名物があること
レビュー評価が高いこと
無料で携帯やスマホを
充電できること
キャッシュレス決済
であること
メニューが豊富であること
サイクリスト歓迎の
姿勢があること
友人や仲間が
おススメしていること
待ち時間が少ないこと
コースを走りながら
目立つ場所にあること
自転車を安全に
保管できること
49.7
32.3
27.0
25.8
23.8
21.1
15.1
19.7
16.8
13.6
15.1
12.4
44.6
34.8
31.1
30.8
30.3
26.1
24.8
23.0
22.6
18.9
17.9
14.9
2018年(n=1,033)
2021年(n=1,035)
宿泊施設利用の重視点 休憩施設利用の重視点 飲食店利用の重視点
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サイクルツーリズムの間接効果(サイクリング体験を提供することにより、その後地域に期待される効果)
老後をここで暮らしたい
自転車以外で
また観光しに来たい
この地域の名産品を
定期的に購入したい
この地域に
セカンドハウスが欲しい
自転車で
また走りに来たい
この地域のことを
友人などにお薦めしたい
83.8
76.7
68.8
50.8
38.8
35.4
76.2
75.4
71.6
56.3
47.2
43.5
45.9
32.4
31.4
21.0
14.9
15.3
40.9
32.1
34.7
22.5
19.4
18.3
2018年(思う・計)(n=944) 2021年(思う・計)(n=1,035)
2018年(とてもそう思う)(n=944) 2021年(とてもそう思う)(n=1,035)
土地ならではの
食・グルメを楽しめる
車の交通量が少ない
自転車専用の道路/
レーンが用意されている
レンタサイクル/
シェアサイクルを利用できる
土地ならではの
景観・絶景を楽しめる
自分の体力に適した
コースが用意されている
20.4
10.1
7.5
9.6
7.2
5.2
18.3
10.6
10.5
8.3
5.4
4.1
2018年(n=1,033)
2021年(n=1,035)
TOP
LINE
✓ サイクルツーリズム経験者は、走った地域について、76%が「その地域をまた自転車で走りに来たい」と思っている。
75%が「この地域のことを友人にお薦めしたい」、72%が「自転車以外でまた観光しに来たい」と思っている。前回同様。
前回より「老後をここで暮らしたい」「この地域にセカンドハウスが欲しい」が上昇している。
✓ 地域を選ぶ時に最も重視することは、「土地ならではの景観・絶景を楽しめること」が18%で最も高い。前回同様。
走った地域に対する評価 地域選びの重視点(SA)
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サイクリストのセグメンテーション(サイクリストをどのように分類して考えるべきか)
TOP
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セグメント 条件
日常の移動手段層 自転車に乗る主な用途が、「通勤・通学」「仕事時の移動手段」「日常の移動手段」「災害時」のうちのいずれか
健康エクササイズ層 自転車に乗る主な用途が、「健康増進/運動不足解消のため」
旅行・レジャー手段層 自転車に乗る主な用途が、「旅行・レジャー・行楽時での移動手段」
ツーリング層 自転車に乗る主な用途が、「自分や仲間が計画したサイクリング・ツーリング」
サイクリングイベント層 自転車に乗る主な用途が、「サイクリングイベント参加」
レース層 自転車に乗る主な用途が、「レースイベント参加・トレーニング」
※これ以外のファクター軸(脚力/最重視点/自転車モチベーション)による分類も試みたが、ツーリズム行動の違いが見たれたのが「自転車の最頻
用途」による分類だった
※2018 からの変更点
「スタンプラリーなどの期間型イベントも含む」とした
✓ 2018年の調査で導き出したセグメンテーションと同様の結果 下記の6タイプに大別される。
✓ サイクリストを「サイクルツーリズム行動の類似性」で分類するときに、「自転車の最頻用途(自転車を使
う最も主な用途/何のために乗るか)」を用いて分類することが、もっとも明確な違いが出る結果となった。
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最もボリュームは多いが、サイクルツーリズム経験
者の割合は少なく、あっても日帰りが多かったりと、
そこまでお金を使っていない。
可処分所得は少なく、サイクリング時の予算も少
ない。
日常の移動手段層
健康を維持して元気でいることを目的として自転
車に乗っている。地域を走る時には、土地ならで
はの景観・絶景が楽しめることが重視点としてあ
がってくるので、健康増進と合わせて観光もしたい
というニーズがある。
健康エクササイズ層
宿泊施設の利用やご当地体験も行う、消費には
積極的な層。レンタサイクルの利用者が多く、地
域選びの重視点にもレンタサイクルが利用できるこ
とがあがってくるので、自転車そのものへのこだわり
は薄い。
旅行・レジャー手段層
快適に走れる距離が長く、サイクルツーリズム経験
者の割合も66.2%と高い。起伏・勾配を感じな
がら走りたいというモチベーションが高めなので、ス
ポーツ意識がやや高い層だが、消費には消極的。
ツーリング層
可処分所得、サイクリング時の予算ともに
高く、消費に最も積極的な層。地域を走る時に
は、レンタサイクルが利用できる、車が少ない、自
転車の保管や盗難防止に配慮があるといった、設
備・環境面を重視する。
サイクリングイベント層
サイクルツーリズム経験者の割合は多いが、滞在
日数は少なく、ご当地体験や観光はあまりしな
い。限界に挑戦したい、上位に入賞したいといった
スポーツ意識が高く、自転車に対するこだわりが強
い層。
レース層
サイクリストのセグメンテーション② 各セグメントの特徴
TOP
LINE
✓ それぞれのセグメントには以下のような外形的特徴がある。
✓ 「サイクリングイベント層」の設問項目には「スタンプラリーなど期間型イベントも含む」と注釈を入れた(前回からの変更点)
※2018 からの変更点
「スタンプラリーなどの期間型イベントも含む」とした
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自転車に乗るモチベーション 地域選びの重視点
日常の移動手段層
・街を散策しながら走りたい
健康エクササイズ層
・体力をつけて元気でいたい
・病気を予防し健康を維持したい
・自分の体力に適したコースが
用意されている
・土地ならではの食・グルメが
用意されている
旅行・レジャー手段層
・観光地や名所を走りたい
・自由気ままに走りたい
・レンタサイクル/シェアサイクルを
利用できる
ツーリング層
・体力をつけて元気でいたい
・起伏・勾配を感じながら走りたい
・自由気ままに走りたい
・自分の体力に適したコースが
用意されている
・サイクリングMAPが用意されている
サイクリングイベント層
・病気を予防し健康を維持したい
・目標に定めたタイム・距離で走り
たい
・車の交通量が少ない
・自転車の保管や盗難防止への配慮
・自分の体力に適したコースが
用意されている
レース層
・自分自身の限界に挑戦したい
・上位に入賞/表彰台にあがりたい
・挑戦しがいのある目標がある
自
然
や
空
気
を
感
じ
て
、
爽
快
な
気
分
で
走
り
た
い
土
地
な
ら
で
は
の
景
観
・
絶
景
を
楽
し
め
る
共通 タイプ毎に異なる 共通 タイプ毎に異なる
サイクリストのセグメンテーション③ 各セグメントの特徴
TOP
LINE
✓ 各セグメントにより、自転車に乗るモチベーション、地域選びの重視点などは異なる。
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各セグメントの市場規模推計① 人口 ※ツーリズム経験者数とは異なる
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市場全体での
割合
男女15-74歳の人口全体に
置き換えた場合の推計
日常の移動手段層 46.3% 43,368,681人
健康エクササイズ層 3.1% 2,930,569人
旅行・レジャー手段層 2.2% 2,050,462人
ツーリング層 0.8% 749,027人
サイクリングイベント層 0.6% 589,859人
レース層 0.4% 383,876人
その他の用途/用途なし 27.8% 26,028,699人
自転車に乗らない 18.9% 17,695,770人
日常の移動手段層 50.2% 47,015,488人
健康エクササイズ層 3.0% 2,780,486人
旅行・レジャー手段層 1.9% 1,778,762人
ツーリング層 0.6% 608,524人
サイクリングイベント層 0.3% 308,943人
レース層 0.3% 252,771人
その他の用途/用途なし 26.8% 25,092,415人
自転車に乗らない 16.8% 15,729,574人
日常の移動手段層 -3.9% -3,646,807人
健康エクササイズ層 +0.2% +150,084人
旅行・レジャー手段層 +0.3% +271,700人
ツーリング層 +0.2% +140,503人
サイクリングイベント層 +0.3% +280,916人
レース層 +0.1% +131,105人
その他の用途/用途なし +1.0% +936,284人
自転車に乗らない +2.1% +1,966,197人
今
回
(
2021
年
)
前
回
(
2018
年
)
差
分
ス
ポ
ー
ツ
意
識
レジャー意識
日常の移動手段層
46.3% 健康
エクササイズ層
3.1%
旅行・
レジャー手段層
2.2%
ツーリング層
0.8%
サイクリング
イベント層
0.6%
レース層
0.4%
✓ スクリーニング調査の結果から、自転車に乗らない人も含む全国一般(15-74歳男女)における各セグメントの割合を
算出。
✓ 「日常の移動手段層」が減少、他のセグメントは微増している。増加率では「サイクリングイベント層」が特に顕著。
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人口推計
(男女15-74歳)
直近1年以内
サイクルツーリズム
経験比率
直近1年以内
サイクルツーリズム
経験人数
可処分
所得/月
ツーリズム関連の
出費/月
平均%
ツーリズム関連
の出費/月
金額推計
サイクルツーリズム
経験人数
×
ツーリズム関連の出費/月
日常の移動手段層 43,368,681人 20.5% 8,904,062人 44,134円 23.9% 10,560円 94,028,609,363円
健康エクササイズ層 2,930,569人 30.7% 898,833人 55,684円 23.6% 13,130円 11,801,450,242円
旅行・レジャー手段層 2,050,462人 37.4% 767,753人 45,705円 28.5% 13,037円 10,008,869,444円
ツーリング層 749,027人 68.8% 514,956人 48,837円 23.7% 11,577円 5,961,684,189円
サイクリングイベント層 589,859人 63.5% 374,514人 46,188円 34.2% 15,808円 5,920,188,987円
レース層 383,876人 61.0% 234,071人 48,889円 33.5% 16,369円 3,831,444,234円
合計 50,072,476人 11,694,189人 289,436円 80,480円 131,552,246,458円
日常の移動手段層 47,015,488人 22.7% 10,691,296人 40,343円 21.5% 8,657円 92,552,818,416円
健康エクササイズ層 2,780,486人 36.0% 1,001,724人 45,431円 23.0% 10,469円 10,486,766,855円
旅行・レジャー手段層 1,778,762人 44.2% 786,400人 54,624円 24.4% 13,348円 10,496,855,610円
ツーリング層 608,524人 66.2% 402,562人 40,684円 26.9% 10,953円 4,409,389,648円
サイクリングイベント層 308,943人 66.7% 205,962人 61,282円 36.2% 22,172円 4,566,491,157円
レース層 252,771人 66.7% 168,514人 64,643円 29.1% 18,793円 3,166,822,061円
合計 52,744,974人 13,256,458人 307,007円 84,391円 125,679,143,746円
日常の移動手段層 -3,646,807人 -2.2% -1,787,234人 +3,791円 +2.5% +1,903円 +1,475,790,947円
健康エクササイズ層 +150,084人 -5.4% -102,891人 +10,253円 +0.5% +2,661円 +1,314,683,388円
旅行・レジャー手段層 +271,700人 -6.8% -18,647人 -8,919円 +4.1% -311円 -487,986,166円
ツーリング層 +140,503人 +2.6% +112,394人 +8,153円 -3.2% +624円 +1,552,294,541円
サイクリングイベント層 +280,916人 -3.2% +168,552人 -15,095円 -2.0% -6,364円 +1,353,697,830円
レース層 +131,105人 -5.7% +65,557人 -15,754円 +4.4% -2,424円 +664,622,173円
合計 -2,672,498人 -1,562,269人 -17,570円 -3,911円 +5,873,102,713円
今
回
(
2021
年
)
前
回
(
2018
年
)
差
分
TOP
LINE
各セグメントのサイクルツーリズム市場規模推計② 直近1年の参加人数と消費額
✓ 直近1年の「参加人口」は減少している(「日常の移動手段層」の減少が影響)
しかし、市場構成比率の大きなライト層の1人あたりの「消費額」が増加しているため、全体の市場は増加している。
✓ コロナの影響で、ライト層のツーリズム行動に明暗が分かれ、アクティブな人が消費額増を牽引したといえる。
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(%)
通勤・通学 ビジネス
(仕事時の
移動手段)
日常の移動
手段として
災害時やその
他の交通機
関が利用でき
ない際の備え
健康増進/
運動不足
解消のための
運動
旅行・
レジャー・
行楽時の
移動手段
として
自分や仲間
が計画した
サイクリング・
ツーリングに
でかける
サイクリング
イベントに
参加
レースイベント
に参加、
そのための
トレーニング
その他の用途
n=
(10,000) 28.2 17.4 51.5 41.4 44.1 31.5 19.4 12.2 8.4 6.0
日常の移動手段層 (4,632) 40.0 22.5 73.7 52.4 53.9 36.7 21.6 11.9 7.9 6.0
健康エクササイズ層 (313) 28.8 19.8 64.2 54.6 86.6 48.9 39.0 25.9 16.6 11.5
旅行・レジャー手段層 (219) 23.3 18.7 42.0 50.2 49.3 66.2 31.1 23.7 20.5 9.1
ツーリング層 (80) 36.3 43.8 57.5 53.8 60.0 62.5 81.3 62.5 45.0 31.3
サイクリングイベント層 (63) 39.7 34.9 49.2 41.3 41.3 47.6 41.3 61.9 42.9 22.2
レース層 (41) 48.8 46.3 46.3 46.3 56.1 65.9 56.1 56.1 58.5 36.6
10代 (699) 55.5 32.9 64.2 51.9 51.4 43.5 39.1 23.0 18.9 12.6
20代 (1,440) 35.0 24.7 53.8 45.1 45.1 39.2 28.8 18.7 14.8 10.1
30代 (1,816) 32.1 20.9 52.3 44.5 48.3 36.0 23.0 15.6 10.8 6.9
40代 (2,141) 27.7 16.8 51.5 41.1 43.8 30.6 16.4 10.5 6.5 5.7
50代 (1,798) 24.0 12.7 50.3 39.3 40.7 27.9 13.9 7.6 4.7 3.4
60代 (2,106) 15.4 9.0 46.2 34.9 40.4 22.4 11.2 6.7 3.6 2.8
全体平均
最頻用途別
年代別
28.2
17.4
51.5
41.4 44.1
31.5
19.4
12.2
8.4 6.0
全体平均
[比率の差]
全体 +10
全体 -5
全体 -10
全体 +5
n=30以上の場合
今後、コロナが収束した場合の自転車利用意向
TOP
LINE
✓ 将来的にコロナが収束した場合の自転車の利用意向は、「日常の移動手段として」は半数以上が利用したいと思っている。
✓ 「健康増進/運動不足解消のための運動」は、年代問わず利用意向が高く、コロナ後も定着していくものと推測される。
✓ 「旅行・レジャー・行楽時の移動手段として」の利用意向も3割を超えている。特に10-20代の若年層で高い。
※スコアは「とても利用したい」+「やや利用したい」
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✓サイクリスト全体のボリューム(1年以内)は、2018年よりも2%程度減少している。
✓市場構成比率の高い「日常の移動手段層」が減少し、それ以外のセグメントは微増している。
特に「サイクリングイベント層」の増加率が顕著(スタンプラリー型イベントの影響と推察)。
✓サイクリストのボリュームや可処分所得は減少しているものの、
可処分所得の中で 「自転車関連の出費」の割合が増加しているため、
全体の市場規模金額は増加している。
✓コロナの影響で、ライトユーザー層のツーリズム行動に明暗が分かれたと考えられる
ツーリズム行動を控える人がいる一方、アクティべ―トされた人もいる。
✓市場構成比率の高いライトユーザーの中で、積極的にサイクリングを嗜好するな人が
ツーリズム消費額を増やしたことで市場を牽引したといえる。
✓コロナ後の自転車利用意向は高いが、移動手段・健康目的が多い。
レジャー用途としての意向はも30%を越え、特に若年層では40%を越える。
いかに、自転車を「余暇のツール」として提案していくかがポイントになる。
まとめ(サイクリング市場規模の変化)
調査結果の詳細
2.コロナによるサイクリストの行動・マインドの変化
© RootsSportsJapan, Inc. 21
自転車用途別の、利用頻度の変化
週1以上利用率を見ると、移動手段としての利用はほぼ横ばいだが、サイクリングイベントへの参加は増加している。
ただし、1年以内のサイクルツーリズム経験率は減少している。
TOP
LINE
自転車用途別の自転車利用頻度/サイクルツーリズム経験(SQ3/SQ5)
(%)
2018年 (1,850) 77.3
2021年 (1,857) 75.9
2018年 (383) 66.3
2021年 (384) 63.0
2018年 (4,426) 55.4
2021年 (4,150) 55.9
2018年 (205) 27.3
2021年 (217) 31.8
2018年 (849) 53.2
2021年 (905) 54.0
2018年 (612) 20.6
2021年 (625) 22.4
2018年 (240) 29.6
2021年 (275) 33.5
2018年 (144) 37.5
2021年 (154) 45.5
2018年 (89) 61.8
2021年 (112) 52.7
※2%未満は非表示   ※週1以上・計(「ほぼ毎日」~「週1日程度」)
ビジネス(仕事時の
移動手段として)
n=
週1以上・
計
通勤・通学
レースイベントに参加、
そのためのトレーニング
日常(買い物や外出)の
移動手段として
災害時やその他の交通機関が
利用できない際の備え
健康増進/運動不足解消の
ための運動
旅行・レジャー・行楽時の
移動手段として
自分や仲間が計画した
サイクリング・ツーリングにでかける
サイクリングイベントに参加
27.8
23.8
19.3
17.4
10.2
7.9
8.8
9.7
7.3
7.7
2.6
2.6
4.6
5.5
9.0
7.8
14.6
9.8
32.8
33.6
17.8
15.4
9.2
8.2
7.8
5.1
6.6
6.3
3.4
3.0
5.0
2.9
7.6
10.4
15.7
17.0
12.7
13.4
18.3
15.9
18.9
21.3
3.9
10.6
14.4
15.2
3.8
6.2
6.7
11.3
11.1
13.0
20.2
9.8
4.1
5.1
11.0
14.3
17.1
18.6
6.8
6.5
25.0
24.8
10.8
10.6
13.3
13.8
9.7
14.3
11.2
16.1
2.0
2.9
5.7
9.1
6.6
8.0
2.4
6.9
9.5
9.3
6.7
5.3
11.7
13.1
13.2
11.7
6.7
10.7
3.1
2.4
8.1
9.1
9.3
8.8
4.9
3.7
13.0
12.5
13.6
9.4
16.7
14.5
9.0
10.4
5.6
16.1
2.3
5.5
2.9
5.4
4.9
2.4
4.6
6.2
5.3
12.6
11.8
15.4
12.4
11.1
8.4
11.2
5.4
2.9
3.4
5.4
5.0
5.9
3.7
4.5
4.9
13.7
14.9
10.4
11.6
10.4
6.5
4.5
3.6
3.1
2.7
5.9
3.2
3.7
3.2
12.1
10.9
5.8
5.1
10.4
7.1
7.9
2.7
13.4
14.4
9.7
11.2
14.7
14.7
51.2
46.1
9.9
10.8
20.8
25.3
10.4
9.8
8.3
10.4
2.2
8.9
ほぼ毎日 週4~5日程度 週2~3日程度 週1日程度 2週間に1日程度
1ヵ月に1日程度 3ヵ月に1日程度 半年に1日程度 1年に1日程度 それ未満の頻度
(%)
2018年 (7,318) 3.5
2021年 (7,110) 3.7
※2%未満は非表示   ※平均は( )内のウエイト値で算出
n=
サイクルツーリズム経験
ウエイト
平均
(回/年)
8.3
6.1
5.5
5.7
2.4
2.5
2.9
2.5
32.9
37.4
46.8
44.4
1回/年(+1.0) 2~3回/年(+2.5)
4~5回/年(+4.5) 6~7回/年(+6.5)
8~9回/年(+8.5) 10回以上/年(+10.0)
過去に訪れたこと、走ったことはあるが、直近1年以内には訪れていない、走っていない 今までに訪れたこと、走ったことはない
※各用途利用者ベース
※全ベース
© RootsSportsJapan, Inc. 22
(%)
飲食店で
食事をした
飲料・補給
物を購入した
お土産を
買った
温泉・銭湯で
入浴した
宿泊施設を
利用した
レジャー施設
に入場、入館
した
レンタサイク
ル、シェアサイ
クルを利用
した
ご当地体験・
アクティビティを
した(収穫
体験、川下り
など)
地元ガイドに
よる案内で
観光した
その他
※色付け基準は【2021年】全体 n=
(1,035) 69.8 63.1 43.7 41.8 39.0 25.2 22.8 21.9 14.9 2.1
日常の移動手段層 (554) 72.9 68.8 46.9 45.5 41.3 27.8 26.4 22.6 14.1 3.1
健康エクササイズ層 (95) 78.9 80.0 51.6 47.4 43.2 33.7 20.0 22.1 14.7 1.1
旅行・レジャー手段層 (149) 63.1 51.7 40.3 30.9 35.6 20.1 30.9 18.1 14.8 1.3
ツーリング層 (129) 62.8 54.3 28.7 38.8 34.9 19.4 8.5 19.4 10.1 1.6
サイクリングイベント層 (80) 62.5 46.3 47.5 40.0 36.3 20.0 13.8 31.3 26.3 -
レース層 (202) 72.3 88.6 33.7 35.1 35.1 9.4 - 2.0 1.0 4.5
コロナ前から (668) 75.0 71.3 45.2 42.4 38.6 26.8 25.3 16.8 9.0 2.2
コロナ後から (367) 60.2 48.2 40.9 40.9 39.8 22.3 18.3 31.3 25.6 1.9
関東圏の都市部 (220) 76.8 64.5 38.6 44.5 39.5 20.9 25.5 20.0 13.6 0.9
中京圏の都市部 (126) 75.4 72.2 47.6 43.7 44.4 27.0 25.4 23.8 11.1 2.4
関西圏の都市部 (170) 71.8 67.6 50.0 45.9 42.4 31.8 28.8 19.4 11.8 -
九州福岡県の都市部 (122) 72.1 55.7 44.3 54.9 51.6 36.9 31.1 23.8 17.2 0.8
東北圏の都市部 (99) 73.7 73.7 57.6 49.5 50.5 29.3 24.2 22.2 9.1 2.0
(944) 69.8 68.0 36.3 30.9 30.2 19.6 18.6 13.2 7.4 5.2
※グレー網掛け:n=30未満 ※「【2021年】 全体」スコアで降順ソート
【2018年】 全体
【2021年】 全体
最頻用途別
開始時期別
エリア別
69.8 68.0
36.3
30.9 30.2
19.6 18.6
13.2
7.4 5.2
69.8
63.1
43.7 41.8 39.0
25.2 22.8 21.9
14.9
2.1
【2018年】 全体 【2021年】 全体
[比率の差]
全体 +10
全体 -5
全体 -10
全体 +5
n=30以上の場合
サイクルツーリズム時の行動(*直近1年以内のサイクルツーリズム経験者)
TOP
LINE
サイクルツーリズムで訪れた地域で行った行動(Q2)
※直近で国内外サイクルツーリズム経験者ベース
「健康エクササイズ層」は
全体的に行っている行動が多い。
✓ 直近1年以内にサイクルツーリズムを経験している人は、2018年よりも地域での体験の幅が広くなっている。
✓ コロナ後からサイクリングを開始した人は、「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行っている。
© RootsSportsJapan, Inc. 23
(%)
配偶者 学生時代の
友人
子ども 父母
(義父母
含む)
会社の同僚 兄弟姉妹 イベント等で
知り合った
メンバー
利用して
いる自転車
ショップの
メンバー
SNSで知り
合った
メンバー
その他 1人で参加
した/一緒に
参加する人
はいない
※色付け基準は【2021年】全体 n=
(1,035) 28.6 17.8 16.7 13.0 9.1 8.5 5.6 4.4 3.7 2.9 29.8
日常の移動手段層 (554) 27.8 21.5 17.3 11.6 7.4 7.9 4.3 3.2 3.8 3.4 31.8
健康エクササイズ層 (95) 31.6 7.4 12.6 6.3 8.4 7.4 6.3 2.1 2.1 4.2 36.8
旅行・レジャー手段層 (149) 30.2 14.1 16.1 16.8 4.7 9.4 2.7 3.4 2.7 4.7 24.8
ツーリング層 (129) 27.1 20.2 14.7 14.7 14.7 6.2 6.2 9.3 4.7 - 27.1
サイクリングイベント層 (80) 28.8 12.5 18.8 21.3 20.0 16.3 16.3 10.0 6.3 - 20.0
レース層 (202) 10.4 7.4 6.4 - 9.4 - 8.4 17.3 9.4 11.9 40.1
コロナ前から (668) 25.0 18.0 13.3 8.7 8.1 5.2 4.3 3.9 3.4 3.6 36.5
コロナ後から (367) 35.1 17.4 22.9 21.0 10.9 14.4 7.9 5.4 4.1 1.6 17.4
関東圏の都市部 (220) 32.3 13.6 18.6 9.1 9.1 5.9 5.5 1.8 2.3 3.2 30.0
中京圏の都市部 (126) 27.0 12.7 17.5 13.5 11.1 7.1 4.0 7.1 4.0 3.2 34.1
関西圏の都市部 (170) 31.8 18.2 14.7 11.8 14.1 5.9 10.6 7.1 5.3 3.5 27.6
九州福岡県の都市部 (122) 39.3 16.4 21.3 10.7 6.6 5.7 4.1 4.9 4.1 2.5 25.4
東北圏の都市部 (99) 28.3 18.2 10.1 12.1 6.1 6.1 7.1 5.1 3.0 2.0 32.3
(944) 19.9 18.3 11.4 6.3 8.9 4.7 2.6 3.3 2.9 3.7 38.0
※グレー網掛け:n=30未満 ※「【2021年】 全体」スコアで降順ソート
【2018年】 全体
【2021年】 全体
最頻用途別
開始時期別
エリア別
19.9 18.3
11.4
6.3 8.9 4.7 2.6 3.3 2.9 3.7
38.0
28.6
17.8 16.7 13.0 9.1 8.5 5.6 4.4 3.7 2.9
29.8
【2018年】 全体 【2021年】 全体
[比率の差]
全体 +10
全体 -5
全体 -10
全体 +5
n=30以上の場合
サイクルツーリズム時に一緒に参加した人(*直近1年以内のサイクルツーリズム経験者)
TOP
LINE
サイクルツーリズム時に一緒に参加した人(Q5)
「サイクリングイベント層」は
同僚などとも一緒に参加している。
※直近で国内外サイクルツーリズム経験者ベース
✓ 2018年と比較しても、またコロナ前後での開始で比較しても、1人での参加は減少している。
✓ 配偶者や子ども、父母といったファミリーでの参加が特に増えている。
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(%)
移動手段として
乗る頻度が
増えた
運動不足解消の
ために乗るように
なった
テレワーク等の
気晴らし・リフレッ
シュのために乗る
ようになった
満員電車などの
密を避けるために
乗るようになった
サイクリング
イベントの参加は
控えるように
なった
ツーリングは控える
ようになった
その他 特に変化はない
n=
(1,035) 35.2 33.6 28.2 26.5 21.7 19.4 0.5 20.5
日常の移動手段層 (554) 41.9 36.3 27.8 28.7 17.9 16.4 0.5 22.6
健康エクササイズ層 (95) 32.6 45.3 26.3 27.4 24.2 25.3 - 17.9
旅行・レジャー手段層 (149) 24.8 26.8 26.8 20.1 20.1 20.1 - 22.1
ツーリング層 (129) 20.9 29.5 25.6 22.5 25.6 24.8 0.8 19.4
サイクリングイベント層 (80) 40.0 28.8 42.5 28.8 36.3 21.3 - 10.0
レース層 (222) 8.1 20.7 12.2 6.3 53.2 23.9 7.7 21.2
関東圏の都市部 (220) 38.2 30.0 29.5 28.2 20.5 21.4 0.5 22.3
中京圏の都市部 (126) 40.5 35.7 31.7 23.0 26.2 22.2 - 18.3
関西圏の都市部 (170) 33.5 34.1 28.8 29.4 23.5 20.6 1.8 22.9
九州福岡県の都市部 (122) 30.3 43.4 22.1 26.2 21.3 20.5 - 13.9
東北圏の都市部 (99) 30.3 26.3 18.2 22.2 25.3 16.2 - 25.3
※グレー網掛け:n=30未満 ※「【2021年】 全体」スコアで降順ソート
【2021年】 全体
最頻用途別
エリア別
35.2 33.6
28.2 26.5 21.7 19.4
0.5
20.5
【2021年】 全体
[比率の差]
全体 +10
全体 -5
全体 -10
全体 +5
n=30以上の場合
コロナを受けての自転車の利用変化(*直近1年以内のサイクルツーリズム経験者)
TOP
LINE
コロナを受けての自転車の利用変化(Q15)
※全ベース
✓ 「サイクリングイベント」「ツーリング」共に2割程度は行動を控えている。
✓ 特に「サイクリングイベント層」「レース層」はイベント参加を控えている割合が高い。
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まとめ(サイクリストの行動・マインドの変化)
✓ 週1以上利用率を見ると、「サイクリングイベントへの参加」は増加している。
✓ 直近1年以内にサイクルツーリズムを経験している人は、2018年よりもサイクルツーリズム時の
体験の範囲が幅広くなっている。
コロナ後からサイクリングを開始した人は、「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行ってい
る。
✓ サイクルツーリズムに一緒に参加した人については、1人での参加は減少しており、配偶者や子ども、
父母といったファミリーでの参加が特に増えている。
外出機会が減ったことによりアウトドアのアクティビティを求めて旅行・レジャーの手段としてやツー
リングの用途で開始している。
✓ 「サイクリングイベント」「ツーリング」共に2割程度は行動を控えている。
特に「サイクリングイベント層」「レース層」はイベント参加を控えている割合が高い。
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総括・考察 ※今回の調査結果を受けた考察
サイクリング市場ボリュームの変化
1
✓ 2018年時の調査と比較すると、サイクリスト全体のボリュームは2%程度減少している。
✓ 「日常の移動手段層」が減少し、それ以外のセグメントは微増している。
特に「サイクリングイベント層」の増加が顕著(設問を「スタンプラリー等の期間型イベントを含む」とした影響もある)。
✓ サイクリストのボリュームや可処分所得は減少しているものの、可処分所得の中での 「自転車関連の出費」の割合が増加している
ため、全体の市場規模金額は増加している。
サイクリストの行動・マインドの変化
2
✓ 週1以上利用率を見ると、「サイクリングイベントへの参加」は増加している。
✓ 直近1年以内にサイクルツーリズムを経験している人は、2018年よりもサイクルツーリズム時に行った行動が幅広くなっている。
コロナ後からサイクリングを開始した人は、「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行っている。
✓ サイクルツーリズムに一緒に参加した人については、1人での参加は減少しており、配偶者や子ども、父母といったファミリーでの参加
が特に増えている様子。
✓ 自転車に乗るモチベーションについては、「爽快な気分で」「思うがまま/自由気ままに」「散策しながら」といった項目は前回と同じく高
い。「長い日数をかけてさまざまな地域を旅して走りたい」が前回調査よりも、またコロナ後から始めた場合も高い。
✓ 「サイクリングイベント層」はコロナ後、特に2020年4~5月中旬頃に開始した人が多い。
外出機会が減ったことによりアウトドアのアクティビティを求めて旅行・レジャーの手段としてやツーリングの用途で開始している様子。
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総括・考察 ※今回の調査結果を受けた考察
考察
✓ コロナにより外出機会・運動機会が減ったことによって、人の集まる場所を避けながらできるアウトドアのアクティビティを求めた結
果、サイクリングイベントへの参加が増加していると思われる。
✓ そのようなアウトドアのアクティビティを求めて開始したため、コロナ後から開始した人は、サイクルツーリズム時にはファミリーでの参加が
増えている。また「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行っているため、消費活動をしてくれる可能性が高いと思われる。
✓ 最もボリュームの大きかった「日常の移動手段層」が減少し、他のセグメントが微増しているため、もともと移動手段として利用してい
た層が上記のような意識のもと「旅行・レジャー手段層」や「サイクリングイベント層」などに流れている可能性も考えられる。
◆ 資料請求をいただいた方には
「サイクリスト国勢調査2021・調査結果レポート完全版」をご提供いたします。
◆ 完全版では「コロナ禍後にサイクリングを始めた方の特徴」や「居住地別(都市部or地方)
での分析」もまとめています。
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調査結果やデータの引用・転載について
<調査結果やデータの引用・転載ついて>
・調査データの引用・転載の際は、
必ず「出典:ツール・ド・ニッポン(一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン)」と明記いただけま
すようお願いいたします。
・引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合、該当記事のURLをリンクしてご
掲載ください。
・報道関係者様による引用の場合、利用・掲載状況の把握のため、下記までお問い合わせいた
だけると幸いです。
■本件についてのお問い合わせ先
一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン 担当:袴田、戸村
Mail: info@roots-sports.jp
URL: http://roots-sports.jp/

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  • 1. © RootsSportsJapan, Inc. 1 一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン 調査結果レポート(サマリー版)
  • 2. © RootsSportsJapan, Inc. 2 目次 ◼ 調査の目的・定義・手法 ◼ 調査結果 1.サイクリング市場のボリュームと、コロナ前後での変化 2.コロナによるサイクリストの行動・マインドの変化
  • 4. © RootsSportsJapan, Inc. 4 調査の目的 ・サイクリストって、どれくらいいるの? ・サイクリストって、地域で何にどれくらいお金を使うの? サイクリスト国勢調査 サイクルツーリズムでの地方誘客の実践に不可欠な、エビデンスとデータを提供するために実施しています サイクルツーリズムの市場性/マーケットポテンシャルを裏付ける明確なエビデンスやデータ・体系知を整備する ・サイクリストって、どんな種族で何を求めているの? ・サイクリストって、どうやったら来てくれるの? マーケット規模が 不明確問題 誘客ノウハウが 体系化されてない問題 2018(第1回)の主眼 サイクルツーリズムの、新型コロナウイルスによるマインド・行動・市場の変化を明らかにする 2021(第2回)の主眼 解決すべき課題 明らかにすべきこと 解決すべき課題 明らかにすべきこと コロナによる変化差分 が分からない問題 コロナ禍における 誘客施策が見えない ・コロナになって自転車売れてるらしいけど、どれくらいサイクリングしてる? ・乗り始めた人ってどんな人?心境や楽しみ方にどんな変化があるの? ・そういう人たちを誘客するには、どんなことすればいいの?
  • 5. © RootsSportsJapan, Inc. 5 サイクルツーリズムの定義 「生活圏(※1)ではない地域」を訪れ 自転車で走ること 本調査においては、「サイクルツーリズム」を以下として定義する ※1生活圏: 生活の土台となる「居住」や「勤務・通勤」が主として行われる範囲・地域。
  • 6. © RootsSportsJapan, Inc. 6 調査方法 1,035人 人口構成比(性別・年齢)に合わせて サイクルツーリズムの経験/実践者を抽出 日本全国を対象としたインターネット調査で、国内市場を再現して実施しました (2021年6月~7月に実施) 日本の人口構成比(性別・年齢)にあわせて抽出 10,000人 調査会社パネル会員 ▼ 日本社会・世論のミニチュアを再現 (1/10,000スケール) ▼ サイクルツーリズム市場のミニチュアを再現 (1/10,000スケール) ・走りにいく場所を選ぶ基準は?重視点は? ・事前にどんな情報を収集する? ・直近でどんな場所走った? ・どんなところが良かった?どう感じた? ・何にいくらくらい使った? 【アンケート設問】 ・自転車に乗りますか? ・どんな用途で、どんな自転車に乗りますか? ・サイクルツーリズム経験は? ・自転車関連の出費/お金の使い方は? 【アンケート設問】 抽出 ※ツーリズム行動の調査には、ツール・ド・ニッポン会員のパネル「2,642サンプル」を追加調査しています
  • 8. © RootsSportsJapan, Inc. 8 15~74歳男女:9,363万人(統計局 平成27年国勢調査) 自転車に乗ったことがある:7,787万人 (83.2%) サイクルツーリズム経験あり: 4,143万人(53.2%) サイクルツーリズム 1年以内経験あり 1,581万人 (20.3%) 15~74歳男女:9,363万人(統計局 平成27年国勢調査) 自転車に乗ったことがある:7,593万人 (81.1%) サイクルツーリズム経験あり: 4,222万人(55.6%) サイクルツーリズム 1年以内経験あり 1,382万人 (18.2%) TOP LINE 2018年 2021年 ✓ 15-74歳の男女のうち、自転車に乗ったことがある人の割合は81.1%。人数としては、約7,593万人。 ✓ このうち、サイクルツーリズムを経験したことがある人の割合は55.6%。人数としては、約4,222万人。 ✓ 直近1年以内での経験者は18.2%。人数としては、約1,382万人。(前回比-2.1%/約-199万人) ✓ サイクルツーリズムの国内マーケットは、推計値のため誤差はあるが、全体として年間約1,315億円である。(前回比+59億円) サイクルツーリズムの市場規模(推計)
  • 9. © RootsSportsJapan, Inc. 9 市場規模 お詫びと訂正 サイクリスト国勢調査2018の市場規模の推計において 表計算から、発表資料への転記ミスがありました。 ①「15-69歳」における市場規模と発表しておりましたが、 正しくは「15-74歳」における市場規模の推計でした。 ②同表において、下記の割合(%)表記に誤りがありました 15-74歳における自転車に乗ったことがある人の割合 (誤:73.2%→正:83.2%) 誤りをお詫びし、訂正いたします 訂正内容
  • 10. © RootsSportsJapan, Inc. 10 サイクルツーリズム行動 1回あたりの消費内訳 金額 差分(今回-前回) % 差分(今回-前回) 宿泊施設 8,119円 26.0% 宿泊施設 7,996円 -123円 21.4% -4.6pt 飲料・補給物 2,285円 7.3% 飲料・補給物 3,244円 +959円 8.7% +1.4pt 飲食店 2,895円 9.3% 飲食店 3,895円 +1,000円 10.4% +1.1pt 温泉・銭湯 2,006円 6.4% 温泉・銭湯 3,031円 +1,025円 8.1% +1.7pt アクティビティ 3,488円 11.2% アクティビティ 4,085円 +597円 10.9% -0.2pt 地元ガイド 3,363円 10.8% 地元ガイド 4,048円 +685円 10.8% +0.1pt お土産 3,439円 11.0% お土産 4,172円 +733円 11.2% +0.1pt レジャー施設 2,970円 9.5% レジャー施設 3,704円 +734円 9.9% +0.4pt レンタサイクル 2,639円 8.5% レンタサイクル 3,181円 +542円 8.5% +0.1pt 合計 31,204円 100% 合計 37,356円 +6,152円 100% 予算 比率 予算 比率 2018年 2021年 TOP LINE ✓ サイクルツーリズムで地域を訪れる際の予算は、1回あたり平均約3.7万円/人である(2018年は約3.1万円)。 ✓ 1回あたりの予算で最も高いのが「宿泊施設」で、予算全体の21%、金額にすると約8,000円。 ✓ 前回と比較すると、「宿泊施設」以外は予算額が上昇している。 宿泊できない分、他の消費に回している可能性が考えられる。
  • 11. © RootsSportsJapan, Inc. 11 サイクルツーリズム行動時の消費における重視点 TOP LINE 地域において、宿泊施設や休憩施設などを選ぶ時には ✓ 「価格が安いこと」を最も重視している。また、「自転車を安全に保管できること」や「フリーWi-Fiが利用できること」といった 設備面や、「その土地ならではの名物」についても重視度が高い。ここは前回同様。 ✓ 前回よりも「キャッシュレス決済であること」の重視度が大きく上昇している。 友人や仲間が おススメしていること フリーWi-Fiが 利用できること 無料で携帯やスマホを 充電できること キャッシュレス決済 であること メニューが豊富であること サイクリスト歓迎の 姿勢があること レビュー評価が高いこと コースを走りながら 目立つ場所にあること 待ち時間が少ないこと その土地ならではの 名物があること 価格が安いこと 自転車を安全に 保管できること 38.2 36.8 28.9 21.4 19.6 13.6 17.7 18.3 15.7 19.3 19.5 12.1 38.1 34.0 28.5 25.9 23.3 23.0 22.3 21.7 21.4 19.8 19.7 18.5 2018年(n=1,033) 2021年(n=1,035) コースを走りながら 目立つ場所にあること 自転車を安全に 保管できること レビュー評価が高いこと 待ち時間が少ないこと キャッシュレス決済 であること フリーWi-Fiが 利用できること サイクリスト歓迎の 姿勢があること 友人や仲間が おススメしていること 無料で携帯やスマホを 充電できること メニューが豊富であること 価格が安いこと その土地ならではの 名物があること 37.0 42.3 33.4 30.9 20.2 25.7 13.8 16.3 14.7 13.4 15.1 16.0 36.2 35.5 32.6 30.0 25.3 24.2 23.8 21.4 19.5 18.4 17.9 15.6 2018年(n=1,033) 2021年(n=1,035) 価格が安いこと フリーWi-Fiが 利用できること その土地ならではの 名物があること レビュー評価が高いこと 無料で携帯やスマホを 充電できること キャッシュレス決済 であること メニューが豊富であること サイクリスト歓迎の 姿勢があること 友人や仲間が おススメしていること 待ち時間が少ないこと コースを走りながら 目立つ場所にあること 自転車を安全に 保管できること 49.7 32.3 27.0 25.8 23.8 21.1 15.1 19.7 16.8 13.6 15.1 12.4 44.6 34.8 31.1 30.8 30.3 26.1 24.8 23.0 22.6 18.9 17.9 14.9 2018年(n=1,033) 2021年(n=1,035) 宿泊施設利用の重視点 休憩施設利用の重視点 飲食店利用の重視点
  • 12. © RootsSportsJapan, Inc. 12 サイクルツーリズムの間接効果(サイクリング体験を提供することにより、その後地域に期待される効果) 老後をここで暮らしたい 自転車以外で また観光しに来たい この地域の名産品を 定期的に購入したい この地域に セカンドハウスが欲しい 自転車で また走りに来たい この地域のことを 友人などにお薦めしたい 83.8 76.7 68.8 50.8 38.8 35.4 76.2 75.4 71.6 56.3 47.2 43.5 45.9 32.4 31.4 21.0 14.9 15.3 40.9 32.1 34.7 22.5 19.4 18.3 2018年(思う・計)(n=944) 2021年(思う・計)(n=1,035) 2018年(とてもそう思う)(n=944) 2021年(とてもそう思う)(n=1,035) 土地ならではの 食・グルメを楽しめる 車の交通量が少ない 自転車専用の道路/ レーンが用意されている レンタサイクル/ シェアサイクルを利用できる 土地ならではの 景観・絶景を楽しめる 自分の体力に適した コースが用意されている 20.4 10.1 7.5 9.6 7.2 5.2 18.3 10.6 10.5 8.3 5.4 4.1 2018年(n=1,033) 2021年(n=1,035) TOP LINE ✓ サイクルツーリズム経験者は、走った地域について、76%が「その地域をまた自転車で走りに来たい」と思っている。 75%が「この地域のことを友人にお薦めしたい」、72%が「自転車以外でまた観光しに来たい」と思っている。前回同様。 前回より「老後をここで暮らしたい」「この地域にセカンドハウスが欲しい」が上昇している。 ✓ 地域を選ぶ時に最も重視することは、「土地ならではの景観・絶景を楽しめること」が18%で最も高い。前回同様。 走った地域に対する評価 地域選びの重視点(SA)
  • 13. © RootsSportsJapan, Inc. 13 サイクリストのセグメンテーション(サイクリストをどのように分類して考えるべきか) TOP LINE セグメント 条件 日常の移動手段層 自転車に乗る主な用途が、「通勤・通学」「仕事時の移動手段」「日常の移動手段」「災害時」のうちのいずれか 健康エクササイズ層 自転車に乗る主な用途が、「健康増進/運動不足解消のため」 旅行・レジャー手段層 自転車に乗る主な用途が、「旅行・レジャー・行楽時での移動手段」 ツーリング層 自転車に乗る主な用途が、「自分や仲間が計画したサイクリング・ツーリング」 サイクリングイベント層 自転車に乗る主な用途が、「サイクリングイベント参加」 レース層 自転車に乗る主な用途が、「レースイベント参加・トレーニング」 ※これ以外のファクター軸(脚力/最重視点/自転車モチベーション)による分類も試みたが、ツーリズム行動の違いが見たれたのが「自転車の最頻 用途」による分類だった ※2018 からの変更点 「スタンプラリーなどの期間型イベントも含む」とした ✓ 2018年の調査で導き出したセグメンテーションと同様の結果 下記の6タイプに大別される。 ✓ サイクリストを「サイクルツーリズム行動の類似性」で分類するときに、「自転車の最頻用途(自転車を使 う最も主な用途/何のために乗るか)」を用いて分類することが、もっとも明確な違いが出る結果となった。
  • 14. © RootsSportsJapan, Inc. 14 最もボリュームは多いが、サイクルツーリズム経験 者の割合は少なく、あっても日帰りが多かったりと、 そこまでお金を使っていない。 可処分所得は少なく、サイクリング時の予算も少 ない。 日常の移動手段層 健康を維持して元気でいることを目的として自転 車に乗っている。地域を走る時には、土地ならで はの景観・絶景が楽しめることが重視点としてあ がってくるので、健康増進と合わせて観光もしたい というニーズがある。 健康エクササイズ層 宿泊施設の利用やご当地体験も行う、消費には 積極的な層。レンタサイクルの利用者が多く、地 域選びの重視点にもレンタサイクルが利用できるこ とがあがってくるので、自転車そのものへのこだわり は薄い。 旅行・レジャー手段層 快適に走れる距離が長く、サイクルツーリズム経験 者の割合も66.2%と高い。起伏・勾配を感じな がら走りたいというモチベーションが高めなので、ス ポーツ意識がやや高い層だが、消費には消極的。 ツーリング層 可処分所得、サイクリング時の予算ともに 高く、消費に最も積極的な層。地域を走る時に は、レンタサイクルが利用できる、車が少ない、自 転車の保管や盗難防止に配慮があるといった、設 備・環境面を重視する。 サイクリングイベント層 サイクルツーリズム経験者の割合は多いが、滞在 日数は少なく、ご当地体験や観光はあまりしな い。限界に挑戦したい、上位に入賞したいといった スポーツ意識が高く、自転車に対するこだわりが強 い層。 レース層 サイクリストのセグメンテーション② 各セグメントの特徴 TOP LINE ✓ それぞれのセグメントには以下のような外形的特徴がある。 ✓ 「サイクリングイベント層」の設問項目には「スタンプラリーなど期間型イベントも含む」と注釈を入れた(前回からの変更点) ※2018 からの変更点 「スタンプラリーなどの期間型イベントも含む」とした
  • 15. © RootsSportsJapan, Inc. 15 自転車に乗るモチベーション 地域選びの重視点 日常の移動手段層 ・街を散策しながら走りたい 健康エクササイズ層 ・体力をつけて元気でいたい ・病気を予防し健康を維持したい ・自分の体力に適したコースが 用意されている ・土地ならではの食・グルメが 用意されている 旅行・レジャー手段層 ・観光地や名所を走りたい ・自由気ままに走りたい ・レンタサイクル/シェアサイクルを 利用できる ツーリング層 ・体力をつけて元気でいたい ・起伏・勾配を感じながら走りたい ・自由気ままに走りたい ・自分の体力に適したコースが 用意されている ・サイクリングMAPが用意されている サイクリングイベント層 ・病気を予防し健康を維持したい ・目標に定めたタイム・距離で走り たい ・車の交通量が少ない ・自転車の保管や盗難防止への配慮 ・自分の体力に適したコースが 用意されている レース層 ・自分自身の限界に挑戦したい ・上位に入賞/表彰台にあがりたい ・挑戦しがいのある目標がある 自 然 や 空 気 を 感 じ て 、 爽 快 な 気 分 で 走 り た い 土 地 な ら で は の 景 観 ・ 絶 景 を 楽 し め る 共通 タイプ毎に異なる 共通 タイプ毎に異なる サイクリストのセグメンテーション③ 各セグメントの特徴 TOP LINE ✓ 各セグメントにより、自転車に乗るモチベーション、地域選びの重視点などは異なる。
  • 16. © RootsSportsJapan, Inc. 16 各セグメントの市場規模推計① 人口 ※ツーリズム経験者数とは異なる TOP LINE 市場全体での 割合 男女15-74歳の人口全体に 置き換えた場合の推計 日常の移動手段層 46.3% 43,368,681人 健康エクササイズ層 3.1% 2,930,569人 旅行・レジャー手段層 2.2% 2,050,462人 ツーリング層 0.8% 749,027人 サイクリングイベント層 0.6% 589,859人 レース層 0.4% 383,876人 その他の用途/用途なし 27.8% 26,028,699人 自転車に乗らない 18.9% 17,695,770人 日常の移動手段層 50.2% 47,015,488人 健康エクササイズ層 3.0% 2,780,486人 旅行・レジャー手段層 1.9% 1,778,762人 ツーリング層 0.6% 608,524人 サイクリングイベント層 0.3% 308,943人 レース層 0.3% 252,771人 その他の用途/用途なし 26.8% 25,092,415人 自転車に乗らない 16.8% 15,729,574人 日常の移動手段層 -3.9% -3,646,807人 健康エクササイズ層 +0.2% +150,084人 旅行・レジャー手段層 +0.3% +271,700人 ツーリング層 +0.2% +140,503人 サイクリングイベント層 +0.3% +280,916人 レース層 +0.1% +131,105人 その他の用途/用途なし +1.0% +936,284人 自転車に乗らない +2.1% +1,966,197人 今 回 ( 2021 年 ) 前 回 ( 2018 年 ) 差 分 ス ポ ー ツ 意 識 レジャー意識 日常の移動手段層 46.3% 健康 エクササイズ層 3.1% 旅行・ レジャー手段層 2.2% ツーリング層 0.8% サイクリング イベント層 0.6% レース層 0.4% ✓ スクリーニング調査の結果から、自転車に乗らない人も含む全国一般(15-74歳男女)における各セグメントの割合を 算出。 ✓ 「日常の移動手段層」が減少、他のセグメントは微増している。増加率では「サイクリングイベント層」が特に顕著。
  • 17. © RootsSportsJapan, Inc. 17 人口推計 (男女15-74歳) 直近1年以内 サイクルツーリズム 経験比率 直近1年以内 サイクルツーリズム 経験人数 可処分 所得/月 ツーリズム関連の 出費/月 平均% ツーリズム関連 の出費/月 金額推計 サイクルツーリズム 経験人数 × ツーリズム関連の出費/月 日常の移動手段層 43,368,681人 20.5% 8,904,062人 44,134円 23.9% 10,560円 94,028,609,363円 健康エクササイズ層 2,930,569人 30.7% 898,833人 55,684円 23.6% 13,130円 11,801,450,242円 旅行・レジャー手段層 2,050,462人 37.4% 767,753人 45,705円 28.5% 13,037円 10,008,869,444円 ツーリング層 749,027人 68.8% 514,956人 48,837円 23.7% 11,577円 5,961,684,189円 サイクリングイベント層 589,859人 63.5% 374,514人 46,188円 34.2% 15,808円 5,920,188,987円 レース層 383,876人 61.0% 234,071人 48,889円 33.5% 16,369円 3,831,444,234円 合計 50,072,476人 11,694,189人 289,436円 80,480円 131,552,246,458円 日常の移動手段層 47,015,488人 22.7% 10,691,296人 40,343円 21.5% 8,657円 92,552,818,416円 健康エクササイズ層 2,780,486人 36.0% 1,001,724人 45,431円 23.0% 10,469円 10,486,766,855円 旅行・レジャー手段層 1,778,762人 44.2% 786,400人 54,624円 24.4% 13,348円 10,496,855,610円 ツーリング層 608,524人 66.2% 402,562人 40,684円 26.9% 10,953円 4,409,389,648円 サイクリングイベント層 308,943人 66.7% 205,962人 61,282円 36.2% 22,172円 4,566,491,157円 レース層 252,771人 66.7% 168,514人 64,643円 29.1% 18,793円 3,166,822,061円 合計 52,744,974人 13,256,458人 307,007円 84,391円 125,679,143,746円 日常の移動手段層 -3,646,807人 -2.2% -1,787,234人 +3,791円 +2.5% +1,903円 +1,475,790,947円 健康エクササイズ層 +150,084人 -5.4% -102,891人 +10,253円 +0.5% +2,661円 +1,314,683,388円 旅行・レジャー手段層 +271,700人 -6.8% -18,647人 -8,919円 +4.1% -311円 -487,986,166円 ツーリング層 +140,503人 +2.6% +112,394人 +8,153円 -3.2% +624円 +1,552,294,541円 サイクリングイベント層 +280,916人 -3.2% +168,552人 -15,095円 -2.0% -6,364円 +1,353,697,830円 レース層 +131,105人 -5.7% +65,557人 -15,754円 +4.4% -2,424円 +664,622,173円 合計 -2,672,498人 -1,562,269人 -17,570円 -3,911円 +5,873,102,713円 今 回 ( 2021 年 ) 前 回 ( 2018 年 ) 差 分 TOP LINE 各セグメントのサイクルツーリズム市場規模推計② 直近1年の参加人数と消費額 ✓ 直近1年の「参加人口」は減少している(「日常の移動手段層」の減少が影響) しかし、市場構成比率の大きなライト層の1人あたりの「消費額」が増加しているため、全体の市場は増加している。 ✓ コロナの影響で、ライト層のツーリズム行動に明暗が分かれ、アクティブな人が消費額増を牽引したといえる。
  • 18. © RootsSportsJapan, Inc. 18 (%) 通勤・通学 ビジネス (仕事時の 移動手段) 日常の移動 手段として 災害時やその 他の交通機 関が利用でき ない際の備え 健康増進/ 運動不足 解消のための 運動 旅行・ レジャー・ 行楽時の 移動手段 として 自分や仲間 が計画した サイクリング・ ツーリングに でかける サイクリング イベントに 参加 レースイベント に参加、 そのための トレーニング その他の用途 n= (10,000) 28.2 17.4 51.5 41.4 44.1 31.5 19.4 12.2 8.4 6.0 日常の移動手段層 (4,632) 40.0 22.5 73.7 52.4 53.9 36.7 21.6 11.9 7.9 6.0 健康エクササイズ層 (313) 28.8 19.8 64.2 54.6 86.6 48.9 39.0 25.9 16.6 11.5 旅行・レジャー手段層 (219) 23.3 18.7 42.0 50.2 49.3 66.2 31.1 23.7 20.5 9.1 ツーリング層 (80) 36.3 43.8 57.5 53.8 60.0 62.5 81.3 62.5 45.0 31.3 サイクリングイベント層 (63) 39.7 34.9 49.2 41.3 41.3 47.6 41.3 61.9 42.9 22.2 レース層 (41) 48.8 46.3 46.3 46.3 56.1 65.9 56.1 56.1 58.5 36.6 10代 (699) 55.5 32.9 64.2 51.9 51.4 43.5 39.1 23.0 18.9 12.6 20代 (1,440) 35.0 24.7 53.8 45.1 45.1 39.2 28.8 18.7 14.8 10.1 30代 (1,816) 32.1 20.9 52.3 44.5 48.3 36.0 23.0 15.6 10.8 6.9 40代 (2,141) 27.7 16.8 51.5 41.1 43.8 30.6 16.4 10.5 6.5 5.7 50代 (1,798) 24.0 12.7 50.3 39.3 40.7 27.9 13.9 7.6 4.7 3.4 60代 (2,106) 15.4 9.0 46.2 34.9 40.4 22.4 11.2 6.7 3.6 2.8 全体平均 最頻用途別 年代別 28.2 17.4 51.5 41.4 44.1 31.5 19.4 12.2 8.4 6.0 全体平均 [比率の差] 全体 +10 全体 -5 全体 -10 全体 +5 n=30以上の場合 今後、コロナが収束した場合の自転車利用意向 TOP LINE ✓ 将来的にコロナが収束した場合の自転車の利用意向は、「日常の移動手段として」は半数以上が利用したいと思っている。 ✓ 「健康増進/運動不足解消のための運動」は、年代問わず利用意向が高く、コロナ後も定着していくものと推測される。 ✓ 「旅行・レジャー・行楽時の移動手段として」の利用意向も3割を超えている。特に10-20代の若年層で高い。 ※スコアは「とても利用したい」+「やや利用したい」
  • 19. © RootsSportsJapan, Inc. 19 ✓サイクリスト全体のボリューム(1年以内)は、2018年よりも2%程度減少している。 ✓市場構成比率の高い「日常の移動手段層」が減少し、それ以外のセグメントは微増している。 特に「サイクリングイベント層」の増加率が顕著(スタンプラリー型イベントの影響と推察)。 ✓サイクリストのボリュームや可処分所得は減少しているものの、 可処分所得の中で 「自転車関連の出費」の割合が増加しているため、 全体の市場規模金額は増加している。 ✓コロナの影響で、ライトユーザー層のツーリズム行動に明暗が分かれたと考えられる ツーリズム行動を控える人がいる一方、アクティべ―トされた人もいる。 ✓市場構成比率の高いライトユーザーの中で、積極的にサイクリングを嗜好するな人が ツーリズム消費額を増やしたことで市場を牽引したといえる。 ✓コロナ後の自転車利用意向は高いが、移動手段・健康目的が多い。 レジャー用途としての意向はも30%を越え、特に若年層では40%を越える。 いかに、自転車を「余暇のツール」として提案していくかがポイントになる。 まとめ(サイクリング市場規模の変化)
  • 21. © RootsSportsJapan, Inc. 21 自転車用途別の、利用頻度の変化 週1以上利用率を見ると、移動手段としての利用はほぼ横ばいだが、サイクリングイベントへの参加は増加している。 ただし、1年以内のサイクルツーリズム経験率は減少している。 TOP LINE 自転車用途別の自転車利用頻度/サイクルツーリズム経験(SQ3/SQ5) (%) 2018年 (1,850) 77.3 2021年 (1,857) 75.9 2018年 (383) 66.3 2021年 (384) 63.0 2018年 (4,426) 55.4 2021年 (4,150) 55.9 2018年 (205) 27.3 2021年 (217) 31.8 2018年 (849) 53.2 2021年 (905) 54.0 2018年 (612) 20.6 2021年 (625) 22.4 2018年 (240) 29.6 2021年 (275) 33.5 2018年 (144) 37.5 2021年 (154) 45.5 2018年 (89) 61.8 2021年 (112) 52.7 ※2%未満は非表示   ※週1以上・計(「ほぼ毎日」~「週1日程度」) ビジネス(仕事時の 移動手段として) n= 週1以上・ 計 通勤・通学 レースイベントに参加、 そのためのトレーニング 日常(買い物や外出)の 移動手段として 災害時やその他の交通機関が 利用できない際の備え 健康増進/運動不足解消の ための運動 旅行・レジャー・行楽時の 移動手段として 自分や仲間が計画した サイクリング・ツーリングにでかける サイクリングイベントに参加 27.8 23.8 19.3 17.4 10.2 7.9 8.8 9.7 7.3 7.7 2.6 2.6 4.6 5.5 9.0 7.8 14.6 9.8 32.8 33.6 17.8 15.4 9.2 8.2 7.8 5.1 6.6 6.3 3.4 3.0 5.0 2.9 7.6 10.4 15.7 17.0 12.7 13.4 18.3 15.9 18.9 21.3 3.9 10.6 14.4 15.2 3.8 6.2 6.7 11.3 11.1 13.0 20.2 9.8 4.1 5.1 11.0 14.3 17.1 18.6 6.8 6.5 25.0 24.8 10.8 10.6 13.3 13.8 9.7 14.3 11.2 16.1 2.0 2.9 5.7 9.1 6.6 8.0 2.4 6.9 9.5 9.3 6.7 5.3 11.7 13.1 13.2 11.7 6.7 10.7 3.1 2.4 8.1 9.1 9.3 8.8 4.9 3.7 13.0 12.5 13.6 9.4 16.7 14.5 9.0 10.4 5.6 16.1 2.3 5.5 2.9 5.4 4.9 2.4 4.6 6.2 5.3 12.6 11.8 15.4 12.4 11.1 8.4 11.2 5.4 2.9 3.4 5.4 5.0 5.9 3.7 4.5 4.9 13.7 14.9 10.4 11.6 10.4 6.5 4.5 3.6 3.1 2.7 5.9 3.2 3.7 3.2 12.1 10.9 5.8 5.1 10.4 7.1 7.9 2.7 13.4 14.4 9.7 11.2 14.7 14.7 51.2 46.1 9.9 10.8 20.8 25.3 10.4 9.8 8.3 10.4 2.2 8.9 ほぼ毎日 週4~5日程度 週2~3日程度 週1日程度 2週間に1日程度 1ヵ月に1日程度 3ヵ月に1日程度 半年に1日程度 1年に1日程度 それ未満の頻度 (%) 2018年 (7,318) 3.5 2021年 (7,110) 3.7 ※2%未満は非表示   ※平均は( )内のウエイト値で算出 n= サイクルツーリズム経験 ウエイト 平均 (回/年) 8.3 6.1 5.5 5.7 2.4 2.5 2.9 2.5 32.9 37.4 46.8 44.4 1回/年(+1.0) 2~3回/年(+2.5) 4~5回/年(+4.5) 6~7回/年(+6.5) 8~9回/年(+8.5) 10回以上/年(+10.0) 過去に訪れたこと、走ったことはあるが、直近1年以内には訪れていない、走っていない 今までに訪れたこと、走ったことはない ※各用途利用者ベース ※全ベース
  • 22. © RootsSportsJapan, Inc. 22 (%) 飲食店で 食事をした 飲料・補給 物を購入した お土産を 買った 温泉・銭湯で 入浴した 宿泊施設を 利用した レジャー施設 に入場、入館 した レンタサイク ル、シェアサイ クルを利用 した ご当地体験・ アクティビティを した(収穫 体験、川下り など) 地元ガイドに よる案内で 観光した その他 ※色付け基準は【2021年】全体 n= (1,035) 69.8 63.1 43.7 41.8 39.0 25.2 22.8 21.9 14.9 2.1 日常の移動手段層 (554) 72.9 68.8 46.9 45.5 41.3 27.8 26.4 22.6 14.1 3.1 健康エクササイズ層 (95) 78.9 80.0 51.6 47.4 43.2 33.7 20.0 22.1 14.7 1.1 旅行・レジャー手段層 (149) 63.1 51.7 40.3 30.9 35.6 20.1 30.9 18.1 14.8 1.3 ツーリング層 (129) 62.8 54.3 28.7 38.8 34.9 19.4 8.5 19.4 10.1 1.6 サイクリングイベント層 (80) 62.5 46.3 47.5 40.0 36.3 20.0 13.8 31.3 26.3 - レース層 (202) 72.3 88.6 33.7 35.1 35.1 9.4 - 2.0 1.0 4.5 コロナ前から (668) 75.0 71.3 45.2 42.4 38.6 26.8 25.3 16.8 9.0 2.2 コロナ後から (367) 60.2 48.2 40.9 40.9 39.8 22.3 18.3 31.3 25.6 1.9 関東圏の都市部 (220) 76.8 64.5 38.6 44.5 39.5 20.9 25.5 20.0 13.6 0.9 中京圏の都市部 (126) 75.4 72.2 47.6 43.7 44.4 27.0 25.4 23.8 11.1 2.4 関西圏の都市部 (170) 71.8 67.6 50.0 45.9 42.4 31.8 28.8 19.4 11.8 - 九州福岡県の都市部 (122) 72.1 55.7 44.3 54.9 51.6 36.9 31.1 23.8 17.2 0.8 東北圏の都市部 (99) 73.7 73.7 57.6 49.5 50.5 29.3 24.2 22.2 9.1 2.0 (944) 69.8 68.0 36.3 30.9 30.2 19.6 18.6 13.2 7.4 5.2 ※グレー網掛け:n=30未満 ※「【2021年】 全体」スコアで降順ソート 【2018年】 全体 【2021年】 全体 最頻用途別 開始時期別 エリア別 69.8 68.0 36.3 30.9 30.2 19.6 18.6 13.2 7.4 5.2 69.8 63.1 43.7 41.8 39.0 25.2 22.8 21.9 14.9 2.1 【2018年】 全体 【2021年】 全体 [比率の差] 全体 +10 全体 -5 全体 -10 全体 +5 n=30以上の場合 サイクルツーリズム時の行動(*直近1年以内のサイクルツーリズム経験者) TOP LINE サイクルツーリズムで訪れた地域で行った行動(Q2) ※直近で国内外サイクルツーリズム経験者ベース 「健康エクササイズ層」は 全体的に行っている行動が多い。 ✓ 直近1年以内にサイクルツーリズムを経験している人は、2018年よりも地域での体験の幅が広くなっている。 ✓ コロナ後からサイクリングを開始した人は、「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行っている。
  • 23. © RootsSportsJapan, Inc. 23 (%) 配偶者 学生時代の 友人 子ども 父母 (義父母 含む) 会社の同僚 兄弟姉妹 イベント等で 知り合った メンバー 利用して いる自転車 ショップの メンバー SNSで知り 合った メンバー その他 1人で参加 した/一緒に 参加する人 はいない ※色付け基準は【2021年】全体 n= (1,035) 28.6 17.8 16.7 13.0 9.1 8.5 5.6 4.4 3.7 2.9 29.8 日常の移動手段層 (554) 27.8 21.5 17.3 11.6 7.4 7.9 4.3 3.2 3.8 3.4 31.8 健康エクササイズ層 (95) 31.6 7.4 12.6 6.3 8.4 7.4 6.3 2.1 2.1 4.2 36.8 旅行・レジャー手段層 (149) 30.2 14.1 16.1 16.8 4.7 9.4 2.7 3.4 2.7 4.7 24.8 ツーリング層 (129) 27.1 20.2 14.7 14.7 14.7 6.2 6.2 9.3 4.7 - 27.1 サイクリングイベント層 (80) 28.8 12.5 18.8 21.3 20.0 16.3 16.3 10.0 6.3 - 20.0 レース層 (202) 10.4 7.4 6.4 - 9.4 - 8.4 17.3 9.4 11.9 40.1 コロナ前から (668) 25.0 18.0 13.3 8.7 8.1 5.2 4.3 3.9 3.4 3.6 36.5 コロナ後から (367) 35.1 17.4 22.9 21.0 10.9 14.4 7.9 5.4 4.1 1.6 17.4 関東圏の都市部 (220) 32.3 13.6 18.6 9.1 9.1 5.9 5.5 1.8 2.3 3.2 30.0 中京圏の都市部 (126) 27.0 12.7 17.5 13.5 11.1 7.1 4.0 7.1 4.0 3.2 34.1 関西圏の都市部 (170) 31.8 18.2 14.7 11.8 14.1 5.9 10.6 7.1 5.3 3.5 27.6 九州福岡県の都市部 (122) 39.3 16.4 21.3 10.7 6.6 5.7 4.1 4.9 4.1 2.5 25.4 東北圏の都市部 (99) 28.3 18.2 10.1 12.1 6.1 6.1 7.1 5.1 3.0 2.0 32.3 (944) 19.9 18.3 11.4 6.3 8.9 4.7 2.6 3.3 2.9 3.7 38.0 ※グレー網掛け:n=30未満 ※「【2021年】 全体」スコアで降順ソート 【2018年】 全体 【2021年】 全体 最頻用途別 開始時期別 エリア別 19.9 18.3 11.4 6.3 8.9 4.7 2.6 3.3 2.9 3.7 38.0 28.6 17.8 16.7 13.0 9.1 8.5 5.6 4.4 3.7 2.9 29.8 【2018年】 全体 【2021年】 全体 [比率の差] 全体 +10 全体 -5 全体 -10 全体 +5 n=30以上の場合 サイクルツーリズム時に一緒に参加した人(*直近1年以内のサイクルツーリズム経験者) TOP LINE サイクルツーリズム時に一緒に参加した人(Q5) 「サイクリングイベント層」は 同僚などとも一緒に参加している。 ※直近で国内外サイクルツーリズム経験者ベース ✓ 2018年と比較しても、またコロナ前後での開始で比較しても、1人での参加は減少している。 ✓ 配偶者や子ども、父母といったファミリーでの参加が特に増えている。
  • 24. © RootsSportsJapan, Inc. 24 (%) 移動手段として 乗る頻度が 増えた 運動不足解消の ために乗るように なった テレワーク等の 気晴らし・リフレッ シュのために乗る ようになった 満員電車などの 密を避けるために 乗るようになった サイクリング イベントの参加は 控えるように なった ツーリングは控える ようになった その他 特に変化はない n= (1,035) 35.2 33.6 28.2 26.5 21.7 19.4 0.5 20.5 日常の移動手段層 (554) 41.9 36.3 27.8 28.7 17.9 16.4 0.5 22.6 健康エクササイズ層 (95) 32.6 45.3 26.3 27.4 24.2 25.3 - 17.9 旅行・レジャー手段層 (149) 24.8 26.8 26.8 20.1 20.1 20.1 - 22.1 ツーリング層 (129) 20.9 29.5 25.6 22.5 25.6 24.8 0.8 19.4 サイクリングイベント層 (80) 40.0 28.8 42.5 28.8 36.3 21.3 - 10.0 レース層 (222) 8.1 20.7 12.2 6.3 53.2 23.9 7.7 21.2 関東圏の都市部 (220) 38.2 30.0 29.5 28.2 20.5 21.4 0.5 22.3 中京圏の都市部 (126) 40.5 35.7 31.7 23.0 26.2 22.2 - 18.3 関西圏の都市部 (170) 33.5 34.1 28.8 29.4 23.5 20.6 1.8 22.9 九州福岡県の都市部 (122) 30.3 43.4 22.1 26.2 21.3 20.5 - 13.9 東北圏の都市部 (99) 30.3 26.3 18.2 22.2 25.3 16.2 - 25.3 ※グレー網掛け:n=30未満 ※「【2021年】 全体」スコアで降順ソート 【2021年】 全体 最頻用途別 エリア別 35.2 33.6 28.2 26.5 21.7 19.4 0.5 20.5 【2021年】 全体 [比率の差] 全体 +10 全体 -5 全体 -10 全体 +5 n=30以上の場合 コロナを受けての自転車の利用変化(*直近1年以内のサイクルツーリズム経験者) TOP LINE コロナを受けての自転車の利用変化(Q15) ※全ベース ✓ 「サイクリングイベント」「ツーリング」共に2割程度は行動を控えている。 ✓ 特に「サイクリングイベント層」「レース層」はイベント参加を控えている割合が高い。
  • 25. © RootsSportsJapan, Inc. 25 まとめ(サイクリストの行動・マインドの変化) ✓ 週1以上利用率を見ると、「サイクリングイベントへの参加」は増加している。 ✓ 直近1年以内にサイクルツーリズムを経験している人は、2018年よりもサイクルツーリズム時の 体験の範囲が幅広くなっている。 コロナ後からサイクリングを開始した人は、「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行ってい る。 ✓ サイクルツーリズムに一緒に参加した人については、1人での参加は減少しており、配偶者や子ども、 父母といったファミリーでの参加が特に増えている。 外出機会が減ったことによりアウトドアのアクティビティを求めて旅行・レジャーの手段としてやツー リングの用途で開始している。 ✓ 「サイクリングイベント」「ツーリング」共に2割程度は行動を控えている。 特に「サイクリングイベント層」「レース層」はイベント参加を控えている割合が高い。
  • 26. © RootsSportsJapan, Inc. 26 総括・考察 ※今回の調査結果を受けた考察 サイクリング市場ボリュームの変化 1 ✓ 2018年時の調査と比較すると、サイクリスト全体のボリュームは2%程度減少している。 ✓ 「日常の移動手段層」が減少し、それ以外のセグメントは微増している。 特に「サイクリングイベント層」の増加が顕著(設問を「スタンプラリー等の期間型イベントを含む」とした影響もある)。 ✓ サイクリストのボリュームや可処分所得は減少しているものの、可処分所得の中での 「自転車関連の出費」の割合が増加している ため、全体の市場規模金額は増加している。 サイクリストの行動・マインドの変化 2 ✓ 週1以上利用率を見ると、「サイクリングイベントへの参加」は増加している。 ✓ 直近1年以内にサイクルツーリズムを経験している人は、2018年よりもサイクルツーリズム時に行った行動が幅広くなっている。 コロナ後からサイクリングを開始した人は、「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行っている。 ✓ サイクルツーリズムに一緒に参加した人については、1人での参加は減少しており、配偶者や子ども、父母といったファミリーでの参加 が特に増えている様子。 ✓ 自転車に乗るモチベーションについては、「爽快な気分で」「思うがまま/自由気ままに」「散策しながら」といった項目は前回と同じく高 い。「長い日数をかけてさまざまな地域を旅して走りたい」が前回調査よりも、またコロナ後から始めた場合も高い。 ✓ 「サイクリングイベント層」はコロナ後、特に2020年4~5月中旬頃に開始した人が多い。 外出機会が減ったことによりアウトドアのアクティビティを求めて旅行・レジャーの手段としてやツーリングの用途で開始している様子。
  • 27. © RootsSportsJapan, Inc. 27 総括・考察 ※今回の調査結果を受けた考察 考察 ✓ コロナにより外出機会・運動機会が減ったことによって、人の集まる場所を避けながらできるアウトドアのアクティビティを求めた結 果、サイクリングイベントへの参加が増加していると思われる。 ✓ そのようなアウトドアのアクティビティを求めて開始したため、コロナ後から開始した人は、サイクルツーリズム時にはファミリーでの参加が 増えている。また「アクティビティ」や「地元ガイドによる観光」を多く行っているため、消費活動をしてくれる可能性が高いと思われる。 ✓ 最もボリュームの大きかった「日常の移動手段層」が減少し、他のセグメントが微増しているため、もともと移動手段として利用してい た層が上記のような意識のもと「旅行・レジャー手段層」や「サイクリングイベント層」などに流れている可能性も考えられる。 ◆ 資料請求をいただいた方には 「サイクリスト国勢調査2021・調査結果レポート完全版」をご提供いたします。 ◆ 完全版では「コロナ禍後にサイクリングを始めた方の特徴」や「居住地別(都市部or地方) での分析」もまとめています。
  • 28. © RootsSportsJapan, Inc. 28 調査結果やデータの引用・転載について <調査結果やデータの引用・転載ついて> ・調査データの引用・転載の際は、 必ず「出典:ツール・ド・ニッポン(一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン)」と明記いただけま すようお願いいたします。 ・引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合、該当記事のURLをリンクしてご 掲載ください。 ・報道関係者様による引用の場合、利用・掲載状況の把握のため、下記までお問い合わせいた だけると幸いです。 ■本件についてのお問い合わせ先 一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン 担当:袴田、戸村 Mail: info@roots-sports.jp URL: http://roots-sports.jp/