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Characracy
- 2. 「初音ミク」はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の著作物です。
© Crypton Future Media, Inc.
「初音ミク」とは
• 2007年8月、クリプトン・
フューチャー・メディア社から
発売された音声合成・DT
Mソフトウェアの製品名、お
よびキャラクターとしての名
称。
• バーチャル歌手として2007
年から大活躍中。
• ネット上の無数のクリエイタ
ーたちの手によって、数多く
の作品・派生作品が創造さ
れてきた。
- 4. さまざまなジャンルへ派生/進化
t
【VOCALOIDというDTMソフトウェアに関するタグ】 【初音ミクオリジナルもいろいろ派生してくる】
【ふつうのタグ】
神調教 スナック初音
歌わせてみた ミクラシック
初音ミク ボカロクラシカ
英語が上手いミク
VOCALOID ミクトロニカ
ボーカロイド
殿堂入り
【キャラ系二次創作も進化
(MikuMikuDanceほか)】
【初音ミクのキャラ自体が派生】
はちゅねミク VOCALOIDアニメ化計画
亞北ネル 初音ミク3D化計画
弱音ハク
護法少女ソワカちゃん
【人間の側が歌ってみるようになってくると出てくるタグ】 【もはやVOCALOIDですらないが
類似現象とみなされたもの】
ボカロオリジナルを歌ってみた
ボカロオリジナルを演奏してみた 人力VOCALOID
歌ってみろ 農家ロイド
なぜ歌った 棒歌ロイド or
YUKKULOID
参考:VOCALOID関連のタグ一覧とは- ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/vocaloid%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%B0%E4%B8%80%E8%A6%A7
- 5. キャラクラシー (キャラクター民主主義) へ
• これだけ多くの、多様な才能を有した人々が、
初音ミクを介して集合的/共働的な創造活
動にコミット(参加)できるのなら、 政治で
同じことをやってもいいんじゃないか?
• リアルの人間による政治家だけじゃなくて、
バーチャルなキャラクターによる政治家が
いても、いいのではないか?
- 7. N次政策/制作/創作
バーチャル政治家の裏側(内側)で
は、「野生の政策秘書」たちが、みな
で政策アイデアを練ったり、議論した
りして、仮想政治家としての方針を決
バーチャル政治家 める(WikiやTwitterを利用)。
そして、仮想政治家としての言説活
動・答弁といったクリエイティブを制作
し、YouTubeやニコニコ動画に公開
する。
キャラクターたちの政策=設定は、
基本的に「タグ」によって管理され、
自由に継承・改変することができる。
野生の政策秘書たち
秘書A 秘書B 秘書C
俺はエネルギーく じゃ私はそれを じゃ僕はそれを
わしいからその 読み上げる役 動画にするお
政策書くぜ やります
- 11. キャラクラシーの課題と限界
• 制度的課題:
– 日本では公職選挙法のインターネット利用制限の問題
• 現実的課題:
– 政治家としての《行動・履行》は、どう実現されるのか?
– さすがにバーチャルのキャラクター100%では限界あり。リア
ルの人間をいわば「キャラクターの《代行人》」として立てる
必要がある。
– その「代行人」が、政策秘書たちのつくった政策レポジトリ
体系や行動指針から逸脱する/裏切ることがないよう、な
んらかの監視/規制/契約を行う必要がある。
– 市民への監視に比べ、公人である政治家に対する監視は
問題とならない。よってライフログ/ソーシャルグラフ系ツ
ールを活用し、常に政治活動をパブリッシュする状態を実
現する。
- 12. キャラクラシーのメリット
• 「公人」としての性能の高さ
– リアルの政治家と違い、キャラクターは複数の身体を持っているため、あ
らゆるメディア空間・生活空間に遍在することができる、極めて公共性
の高い存在。「公人」としての性能は極めて高い。
• 可能なる「民主主義2.0」の中でも、導入可能性は高い(はず)
– 政治家を選挙で選ぶ、という仕組みは現状のままでOK。あくまで既存
の代表民主制の枠組みは基本的に維持したまま、政治家のいわば「な
かのひと」を直接民主化するというアプローチなので。
• 「参加への意志」と「匿名への意志」を両立できる
– 大小さまざまな政治参加意欲に幅広く対応できる。と同時に、「周りの
人には内緒で活動したい(する必要がある)」という匿名志向のニーズ
にも対応できる。
– 『民主主義が一度もなかった国・日本』(宮台真司+福山哲郎)におい
て、ヨーロッパ型でもアメリカ型でもない、日本独自の政治参加のあり
方が実現できないか。