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1.
Ver 3.0 で
登場した
予測機能
ハンズオン
線形予測でディスク増加あふれを事前に予測してみよう
やっぱりZabbixだ
ね!
予測機能はZabbixのどこで使うの?
Diagram featured by http://slidemodel.com
障害の復旧
収集したデータを基に
障害検知・通知
監視ホストデータ
収集
問題の対策
トリガーとして
予測機能が追加
予測に基づいた
アクションの実施
(例)スケールアウトによ
る状態の改善等
計算アイテムとして
予測機能が追加
予測機能の種類
予測機能の種類
forecast
timeleft
予測想定時間に指定した監視アイテムの値を計算する。
 計算アイテム → 情報の蓄積
 トリガー → ステータスの決定
forecast
x = a + b*t
時間
予測計算
予測計算材料
障害ライン
履歴よりアイテムの値を計算し、予測想定時間にどれくらいで
到達するかを計算する。
 計算アイテム → 情報の蓄積
 トリガー → ステータスの決定
timeleft
x = a + b*t
時間
予測計算
予測計算材料
障害ライン
ユーザが指定した値の予想到達時間を計算する
ユーザが指定した時間の予想値を計算する
要するに
forecast
timeleft
➜ 近似計算には下記の使用が可能
○ linear
○ polynomial
○ logarithmic
○ exponetial
○ power
近似値計算オプション
➜ linear
近似値計算に必要なオプション
線形近似曲線
Image source by https://support.office.com/
➜ polynomial
近似値計算に必要なオプション
多項式近似曲線 (Zabbix3.0では6次まで指定可能)
Image source by https://support.office.com/
➜ logarithmic
対数近似曲線
Image source by https://support.office.com/
近似値計算に必要なオプション
➜ exponetial
指数近似曲線
Image source by https://support.office.com/
近似値計算に必要なオプション
➜ power
累乗近似曲線
Image source by https://support.office.com/
近似値計算に必要なオプション
How do you
use this?
線形以外は使いどころについて
特に過去グラフを睨みながら
作成する必要がありそう
Who am I ?
I’m Hayato Watanabe
I belong to secret of the company
( for some reason :P )
You can find me at:
https://about.me/bsmile
I’m not ET.
Hands-on environment
ディスク増加量の
予測トリガーを作成
トリガーでディスク増加を検知
(仮想)検知情報を基に
ディスク整理アクションを実施
手動
自動
手動/自動
Step0. 現在の状態は?
[監視データ] - [グラフ]を上段メニューから選択し
ホスト -> [server-01] グラフ-> [Disk space usage /] を
見てみましょう。緑の先がディスク残量です
手順はこちらも合わせて
ご覧ください
http://goo.gl/GGl4pN
(qiita)
Step1. ディスク増加量の予測トリガーを作成(1)
1-1. [設定] - [ホスト]を上段メニューから選択し
表示されるホスト一覧から ”docker host”の [トリガー] を選択します
1-2. 画面右上にある[トリガーの作成]を押してください
Next.
Step1. ディスク増加量の予測トリガーを作成(2)
1-3. トリガー作成画面の条件式を決定するため、 [追加]を押してください
Next.
Step1. ディスク増加量の予測トリガーを作成(3)
1-4. 条件式フォームを入力し、「挿入」を押下します
項目 値
アイテム docker host: Free disk space on /
(persentage)
関数 期間Tをもとにした閾値への予想到達時
間 < N
最新の(T) 1w [時間] ※
タイムシフト 2w 時間 ※
閾値 0
近似関数 linear
N 1w   ※
※ 時間枠は単位無しの場合「秒」となります
Next.
Step1. ディスク増加量の予測トリガーを作成(Last)
1-5. 各項目を入力し、「追加」を押します
新規入力の場合は
追加となっています
Step2. トリガーでディスク増加を検知
2. 上段左にあるZABBIXロゴを押下すると、ダッシュボード画面が表示さ
れます。
しばらくすると、先ほど設定した一週間以内に Diskがあふれる可能性があ
るトリガーの「ディスク増加予想トリガー」という障害が表示されます。
Step3. 検知情報を基にディスク整理アクションを実施(1)
3-1. [設定] - [アクション]を上段メニューから選択し、イベントソースを [トリ
ガー]として[アクションの作成]を押します
Next.
Step3. 検知情報を基にディスク整理アクションを実施(2)
3-2. タブが[アクション]となっている状態で名前を入力し、タブを [アクション
の実行条件]に切り替えます
Next.
Step3. 検知情報を基にディスク整理アクションを実施(3)
3-3. タブが[アクションの実行条件]となっている状態で新規条件に
Next.
トリガー名 含まれる ディスク増加予想トリガー
と入力し、トリガーの追加を押下。その後、タブを[アクションの実行条件]に切り替えます
Step3. 検知情報を基にディスク整理アクションを実施(Last)
3-4.[アクションの実行条件 ]で、必要項目を入力し、 ”アクションの実行条
件”の追加を押下し、下部の追加を押します
項目 値(未記載部分はデフォルト値)
実行内容
のタイプ
リモートコマンド
ターゲット 現在のホスト
(小さい追加ボタン忘れずに)
タイプ カスタムスクリプト
次で実行 Zabbixエージェント
※ /usr/bin/curl htpt://hoeghogeohgeohge
新規入力の場合は
追加となっています
おまけ1.
Q: 障害検知用に作成した予測トリガーの実測値はどうなっているの?
A: 計算アイテムを使用する事で取得が可能です
docker-container: Disk full timeleft
2016/03/04 11:02:47 1457056967 189119.5683
2016/03/04 11:02:37 1457056957 189129.5683
2016/03/04 11:02:27 1457056947 189139.5683
2016/03/04 11:02:17 1457056937 189149.5683
2016/03/04 11:02:07 1457056927 189129.3999
2016/03/04 11:01:57 1457056917 189139.3999
2016/03/04 11:01:47 1457056907 189149.3999
2016/03/04 11:01:37 1457056897 189159.3999
単位をsにする事で
時間表示される
おまけ1.
計算アイテムの設定値は?
項目 値(未記載部分はデフォルト値)
名前 任意
タイプ 計算
キー 任意
式 timeleft(アイテムキー,[1-4. トリガー作成画面の条件式])
データ型 数値(浮動少数)
単位 s
おまけ2. Environment 1と2のStepについて、テンプレート化
出来ます
https://www.zabbix.com/documentation/3.0/manual/config/templates/template
テンプレート化する事での特典
 ・ 同じplatform や roleに対しての監視設定を使いまわす事が可能
 ・ 監視設定の変更が発生した場合でも、テンプレートを改修する事で
  適用しているホスト全てに反映される
 ・ 更にLaw Level Discovryを使用する事で、増減が発生する
  監視対象への対応も柔軟に出来る詳しくは次のセッションで!
Thank you.

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