2017/11/13 #NDNWS2017 の資料です

1. 外のモノサシを知ろう！
～クラウド以降の技術動向と働き方、
その「不可避な」流れ～
2017/11/13
Hideki Ojima | @hide69oz | Still Day One

2. https://nipponmkt.net/category/takurami/
小島 英揮
パラレルマーケター
/エバンジェリスト

4. 今日のゴール：
世界で起こっている
「不可避な」流れを理解し、
越境していくうえで重要な
外のモノサシの重要性を知り、
それに向けて一歩踏み出す
＝行動を起こすこと

5. ギモンや
気づきを
メモに！

6. Be Interactive!!
・ハッシュタグ： #NDNWS2017
・ご質問いただいた方には、VRグラス、Tシャツ、
ステッカー等をプレゼント！（数に限りあり）

7. ITにおける
不可避な流れ

8. クラウド以降のエコシステムが作った
ITの「不可避」な流れ
2006 -
Big Data
Mobile
2016 -
IoT
AI
VR/AR/MR
（仮想体験）
Service
Layer
Cloud
Computing

9. テクノ
ロジー
エコ
システム

10. 820億回
昨年1年でのGoogle Playでの
アプリダウンロード数

11. 例：VR/AR/MR
非同期
オンデマンド
外界と隔絶（没入感）
奥行小・2D的
同期・同時
リアルタイム
外界、現実と透過
奥行大・３D的
VR
（仮想現実）
AR
（拡張現実）
MR
（複合現実）

12. ・GPS、ジャイロセンサー
・Web視聴可能
・アプリ利用
（ID管理、課金可能）
・VR/AR用拡張機能、
デバイス
出展：総務省 平成27年通信利用動向調査
1. 世帯普及率 = スマートフォン保有状況（世帯） ：72.0％
2. 個人普及率 ＝ スマートフォン保有状況（個人） ：53.1％
3. スマートフォンでのインターネット利用率（個人） ：54.3%
モバイルエコシステムが
VR/AR/MRエコシステムを拡大

13. スマホ用のVR拡張デバイスも拡大
＝エコシステムの拡大

14. エコシステムの上位レイヤーとしての専用機マーケットも

15. 最終的には、ソフトウェア、サービス
市場が拡大
http://www.moguravr.com/2017-vr-market-estimate/
ソフト、
サービス
の市場

16. エコシステムが新しい
ビジネスを創出

17. https://techcrunch.com/2017/07/25/get-ready-to-say-goodbye-to-flash-in-2020/
エコシステムからはじき出されると・・・

18. エコシステムの
活用、創造例

19. アマゾンのエコシステム活用、創造例

20. Long Term Thinking:
10年後に変わらないものは？
"『今後10年で何が変わるか』と
いう質問はしょっちゅう受けま
すが、『今後10年で変わら
ないものは何か』という質問
を受けたことはほとんどありま
せん。私が思うに、実際には二
番目の質問のほうが重要です。
なぜなら時を経ても変わらない
ものを柱にして事業戦略を立て
ることができるからです。"

21. Amazon’s DNA：
Everyday is still Day One

22. 組織:
Two Pizza Rule
http://www.businessinsider.com/jeff-bezos-two-pizza-rule-for-productive-meetings-2013-10

23. 開発:
Working
Backwards
http://www.allthingsdistributed.com/2006/11/working_backwards.html

24. 採用:
Bar Raiser

25. スマートスピーカーでの例：
IoT × AIでエコシステムを創出中

26. 新しいエコシステムが業界を超えて広がる
＝新しいプレイヤーが越境してくる
https://japanese.engadget.com/2017/05/24/ikea-tradfri-siri-
alexa-google/
http://thebridge.jp/2017/02/alexa-passes-10000-skills-here-
are-the-top-10

27. 注目すべきは、技術の変化では
なく、エコシステムの変化

28. 日本における
もう一つの不可避な流れ：
人口減少社会

29. 人口推移予測：
もっとも確実な未来予測の一つ

30. 人口減少がもたらす影響
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
2010年 2020年 2030年 2040年 2050年 2060年
国内人口推移
0～14歳 15～64歳 65歳～74歳 75歳～
※内閣府資料に基づく： http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_1_1.html
FACT：
労働人口、消費人口
の減少
FORECAST：
（このままだと）
GDPの減少

31. 「これまでと同じこと」を続ける
と、「毎年ビジネスが縮小」する
市場に

32. 既存の経済圏の縮小
＋
地理的ファイアウォールの消失
↓
「越境」ビジネスの重要性

33. https://honichi.com/news/2017/01/20/tokyogorinmadeato3nen/
海外市場の伸び
インバウンド市場の伸び

34. 「クラウド」以降、これまでの基準
＝モノサシが急速に変化
• 障壁の崩壊：クラウドサービスは輸入・参入障壁が
低い
• 基準の変化：ベンチマークは東京ではなく、アジア
諸国を含めた世界中の都市
• 顧客の変化：デジタルネイティブなミレニアル世代
＝ 購買行動が一気に変わる

35. 急速に変化が進む世界で
生き残りに必要なことは？

36. 外のモノサシ
を知る

37. なぜ外のモノサシが必要か？

38. 外部接点が少ないと、
人は「同質化」する
３つの同質化のプレッシャー
① 強制的圧力：コーポレートガバナンス
② 模倣的圧力：皆がやっているから
③ 規範的圧力：前例主義

39. スタートアップ（新規ビジネス）
にとっては、時に同質化は武器。
しかし大きな組織で
同質化が起こると・・・

40. 変化の時代において、外のモノサシ
を知らないことは危険
今日も
イイ日だ

41. 特にテクノロジーでは
マニュアル、
ガイドブック待ち
では周回遅れの時代

42. 何が新たな基準になっているのか、
外のモノサシを知る場が必要
世の中に不満があるな
ら自分を変えろ。
それが嫌なら耳と目を
閉じ、 口をつぐんで
孤独に暮らせ。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000O77LG0https://www.amazon.co.jp/
gp/product/B000O77LG0

43. 外のモノサシを知るうえで外向きの
コミュニティは不可欠

44. 【コミュニティ】
元は「地域」に根ざした共同体の意味
↓
現在では、目的・理念を
共有する人の集まり

45. クラウド関連の技術は
社内や仕事を通して
学べる範囲を超えている

46. コミュニティが
エンジニア成長のための
大事な場所に

47. AWSのユーザーコミュニティ
JAWS-UG
JAWS-UG = Japan AWS User Group
Since 2010 from Tokyo

48. 地域、属性ごとに拡大

49. コミュニティから生成されるコンテンツ量が
メディアを凌駕(AWS re:Inventの例）
参加者によるブログ：120＋ メディアによる記事：20

50. Top5は、コミュニティ
で生成された情報
AWSのドキュメントは
Top5圏外
検索エンジンによる
コンテンツの「質」の
判定も、コミュニティ
に軍配

51. コミュニティを通じてエコシステムが拡大：
Sell Through the Community
Vendor /
Provider
Community

52. 理想的な伝播力！

53. 「既存のマスマーケティングの限界」
を克服する手法に

54. コミュニティを通じたフィードバックループ
→コミュニティを持たない製品、サービスは
進化のスピードが遅くなる
Vendor /
Provider
Community

55. クラウド、コミュニティ時代には
国境、言語の壁、というファイアウォールは機能しない
https://robotstart.info/2017/11/08/alexa-skill-japan.html https://dev.classmethod.jp/cloud/introduction-of-alexa-
skill-kit/

56. 企業、個人双方にとって
コミュニティが
外のモノサシを知る
ブリッジに

57. https://mirai.doda.jp/theme/essence/strong-weak-tie/
複数のコミュニティに
接することで、
「モノサシ」の種類も増える

58. 東京：世界で有数の「コミュニティ」
集積地＝外のモノサシを知りやすい環境
ある１日での
東京でのコミュニティ
会合・勉強会
50以上
（Tech Play調べ）
https://techplay.jp/event/search

59. 「参加者」から「アウトプット側」へ
発表、ブログ、情報発信の
場の準備、など、アウト
プットが多い人ほど、
レバレッジが効く

60. せっかく得た情報や知識を、
アウトプットして
他の人に渡すのは不安？

61. クラウド以降、IT業界における
情報の「賞味期限」が大幅に短期化
↓
情報を抱え込んでいては勝てない

62. 例：AWS Premier Partners

63. AWS界隈の某「ブログの会社」の例
http://dev.classmethod.jp/

64. あるメンバーの月別投稿数
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
2011 2012 2013 2014 2015 2016
コンテンツ数
会社全体の年別投稿（記事寄稿、ブログ等）数
AWS界隈の某「ブログの会社」の例

65. 常に「一番詳しいパートナー」
というポジションをキープ

66. 2011 2012 2013 2014 2015 2016
PV数
AWS界隈の某「ブログの会社」の例

67. アウトプットが増える
↓
インプットが増える
↓
アウトプットが増える
↓
（ry
アウトプットが増えれば・・・

68. アウトプットの早さと多さが、
顧客、ベンダー、市場から
“見つけられる”大きな要因に
↓
ビジネス、キャリアともに
選択肢が増大

69. クラウド、コミュニティが加速する
働き方多様化へのする
「不可避」な流れ

70. 人口減少がもたらす影響（再掲）
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
2010年 2020年 2030年 2040年 2050年 2060年
国内人口推移
0～14歳 15～64歳 65歳～74歳 75歳～
※内閣府資料に基づく： http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_1_1.html
FACT：
労働人口、消費人口
の減少
FORECAST：
優秀な「タレント」
の奪い合い

71. 優秀な「タレント」を
確保する上で、
リモートワーク、
副業（複業）OKは
「不可避」だった
（株）デジタルキューブ
代表取締役社長
小賀 浩道
（株）ソニックガーデン
代表取締役社長
倉貫 義人
（株）サーバーワークス
代表取締役社長
大石 良
サイボウズ（株）
松山開発部部長
水戸 将弥
クラウド界隈で既に
起こっていること：
※JAWS Festa 2017 パネルディスカッションより

72. あくまでも、経営側、管理者側の
視点では？
自分には関係ない？

73. 「働き方」改革＝受動的
ではなく、
「稼ぎ方」改革＝能動的
にとらえるべき

74. オンプレ的資質：
• 通勤圏内に住んでいる
• 特定企業での社歴
• 特定企業、顧客での人脈、
知名度
クラウド的資質：
• リモートワークができる
（実は難しい）
• 幅広い事業、企業での実績
• 複数コミュニティを通じた
人脈、知名度
＋
• アウトプットの量と質
求められる資質の変化

75. 不可避な流れ：
• エコシステムがエコシステムを産む
• 人口減少、GDP減少社会到来 →働き方/稼ぎ方
の多様化必須
• 情報は隠すより共有することに価値が出る
NEXT ACTION：
• コミュニティで「外のモノサシ」を知る
• コミュニティで「アウトプット」をする
• コミュニティでビジネスを創造する
まとめ

76. インプット、アウトプットの
場に、ぜひ
社外コミュニティの追加を！

77. 【告知】コミュニティマーケティングを
考えるコミュニティ = CMC_Meetup
次回：2017/11/24（金）開催
http://eventregist.com/e/CMCtokyo7

78. “今日のビジネス環境では「大きいも
のが小さいものに勝つ」のではなく、
「速いものが遅いものに勝つ」”
ユニ・チャーム株式会社
代表取締役社長執行役員
高原 豪久

79. Question?