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QTiles plugin for QGIS

Generate tiles from QGIS project
                 を試してみた

       FOSS4G Advent Calendar 2012




        FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   1
QTiles pluginとは?
Xmas明けのQuantum GIS User MLより
   http://osgeo-org.1560.n6.nabble.com/Announce-QTiles-plugin-td5024629.html
↑Wow, thanks for this very useful Christmas gift!
 QGISのプロジェクトをタイル画像(Slippy Map仕様)に出来るよ
 ってことらしい・・・良く分かんないけど試してみよう

• Home Page http://hub.qgis.org/projects/qtiles
• Download http://plugins.qgis.org/plugins/qtiles/version/1.0.0/download/




                             FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh             2
前提条件
本資料は以下の前提条件で作成しています
•   Quantum GISのインストール、基本操作などについては省きます
•   Windows7 Pro. 32bit/64bit環境でのみ検証しています
•   QGIS、OSGeo4W関連を可能な限りアンインストールした環境で検証しました
    (アップグレード環境ではインストール時にエラー続出かも・・・)




                  FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   3
インストール(QGIS 1.9.0)
•   QGIS 1.9.0(開発中)からの対応
•   QGIS 1.9.0はスタンドアロンインストーラが無いので(12/28時点)、OSGeo4W-setup.exeを
    使います
•   アドバンスドインストールのDesktopにてqgis-devパッケージを選択
    QGUS 1.9.0-148がインストールされる




•   インストールしてもQGISアイコン・メニューが作成されない場合は
    C:¥OSGeo4W¥bin¥qgis-dev.batを直接実行しましょう(qgis-dev.exeでは無い!)


                         FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   4
インストール(プラグイン)
•   ダウンロードしたqtiles-1.0.0.zipを展開し、 C:¥OSGeo4W¥apps¥qgis-dev¥python¥plugins
    にコピーします。




       ※Qtilesはどのリポジトリにも登録されていないので、直接コピーしています



                          FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh             5
インストール(プラグインを有効化)
まずは確認
• QGISを起動し、プラグインメニューの
  Pythonプラグインを呼び出す(Fetch Python Plugins)を実行
• QTilesプラグインがインストール済みなことを確認




有効化
• プラグインメニューのQGISプラグインマネージャを実行
• QTiles1.0.0にチェックを入れる




                      FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   6
プロジェクト作成
•   数値地図(国土基本情報)を使用しました。
•   Shapefile、つまりベクトルデータ(ここ重要)を使用してQGISプロジェクトを作成




•   今回は2次メッシュx1面(654252)です
•   スケール連動レンダリングを設定
•   EPSG:4326(WGS84)
    → 書き出し画像はEPSG:3857固定のようです




                      FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   7
タイル画像エクスポート

•   プラグイン-Qtilesかプラグインアイコン(  )からダイアログを表示
•   お試し実行ならOutoutはディレクトリ、Zoomは10-16の範囲程度が良いでしょう
    (デフォルトのzip書き出し且つzoomが0-18の条件で実行すると相当時間がかかります)




                   FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   8
QTiles設定の補足

•   Extent(出力範囲)は以下の通り
    –   Canvas Extent・・・QGISに表示している範囲のみ
    –   Full Extent・・・すべてのオブジェクトを包括する範囲
    –   Later Extent・・・特定のレイヤを包括する範囲
•   Zoom:0は約1:4.4億(全世界を1タイル(256x256[px])でカバーする)、zoom:18は1:1693
•   http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Slippy_map_tilenamesも参照




                           FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   9
タイル画像の検証
•   Outputで指定したフォルダにはMapnikサブフォルダが作成され、さらにzoomレベルごと
    のサブフォルダ…と続き、Slippy Map仕様の画像が作成されます。(命名規則は前頁の
    Wikiを参照)




              タイル画像だけ見てもどーしよーもないので・・・



                   FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   10
OpenLayersで見てみよう
•   OpenLayersのexampleにあるBasic OSM
    Example(http://openlayers.org/dev/examples/osm.html)をベースにして、QTilesのタイル
    画像を表示してみます。




     © OpenStreetMap contributors     FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   11
コード解説
•   QTilesレイヤを追加します。OpenLayers.XYZレイヤを使用しました。
    最低限必要なコードは以下。

    layer = new OpenLayers.Layer.XYZ(
      “QTiles”, // レイヤ名(適当に)
      “http://localhost:8080/qtiles/Mapnik/${z}/${x}/${y}.png”, // エクスポートした画像の場所
      {isBaseLayer:false, sphericalMercator: true, opacity:0.7 } // レイヤオプション
    );
    map.addLayer(layer);

•   レイヤオプションはsphericalMercator:trueが必須です
•   isBaseLayer、opacityプロパティの設定値は透過させてOSMと比較・確認するためです




                             FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh                 12
サンプル画像




Zoom:14 1:27,000                                   Zoom:15 1:13,500
下地に見えているのがOSM                                      スケール連動レンダリングにより、
                                                   5.5m未満道路と追加注記が表示される




 © OpenStreetMap contributors   FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh    13
サンプル画像




                               タイルに跨るラベルは切れてしまう
                               赤いグリッド線がタイリング




© OpenStreetMap contributors      FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   14
まとめと宿題
•   QGISでデータ確認→レンダリング設定→タイル書き出しできるのは便利
•   ちょっと図形を書き足したいときもQGISなら簡単

•   作成範囲とスケールによっては書き出し時間が爆発する
•   タイル境界でラベルが切れる
•   レンダリングあまり綺麗じゃない

•   リポジトリに登録されていないプラグインのインストール方法って直接コピーしかない?
    ローカルディスクからのインストール方法が分からなかった。
•   クリーン環境じゃないQGISのインストールにはトラブルがつきもの!?

•   書き出し画像はプロジェクトCRSの設定に関わらず、EPSG:3857(Pseudo Mercator)になる。
    Slippy Map仕様だからしょうがないですね・・・

•   プロトタイプやちょっとした資料作成向けかな?


                     FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh   15
以上です
普段QGIS使ってないことがバレバレですねw
タイル画像もQGISだと、もっと活用できたり!?




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Qtiles plugin for QGIS

  • 1. QTiles plugin for QGIS Generate tiles from QGIS project を試してみた FOSS4G Advent Calendar 2012 FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 1
  • 2. QTiles pluginとは? Xmas明けのQuantum GIS User MLより http://osgeo-org.1560.n6.nabble.com/Announce-QTiles-plugin-td5024629.html ↑Wow, thanks for this very useful Christmas gift! QGISのプロジェクトをタイル画像(Slippy Map仕様)に出来るよ ってことらしい・・・良く分かんないけど試してみよう • Home Page http://hub.qgis.org/projects/qtiles • Download http://plugins.qgis.org/plugins/qtiles/version/1.0.0/download/ FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 2
  • 3. 前提条件 本資料は以下の前提条件で作成しています • Quantum GISのインストール、基本操作などについては省きます • Windows7 Pro. 32bit/64bit環境でのみ検証しています • QGIS、OSGeo4W関連を可能な限りアンインストールした環境で検証しました (アップグレード環境ではインストール時にエラー続出かも・・・) FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 3
  • 4. インストール(QGIS 1.9.0) • QGIS 1.9.0(開発中)からの対応 • QGIS 1.9.0はスタンドアロンインストーラが無いので(12/28時点)、OSGeo4W-setup.exeを 使います • アドバンスドインストールのDesktopにてqgis-devパッケージを選択 QGUS 1.9.0-148がインストールされる • インストールしてもQGISアイコン・メニューが作成されない場合は C:¥OSGeo4W¥bin¥qgis-dev.batを直接実行しましょう(qgis-dev.exeでは無い!) FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 4
  • 5. インストール(プラグイン) • ダウンロードしたqtiles-1.0.0.zipを展開し、 C:¥OSGeo4W¥apps¥qgis-dev¥python¥plugins にコピーします。 ※Qtilesはどのリポジトリにも登録されていないので、直接コピーしています FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 5
  • 6. インストール(プラグインを有効化) まずは確認 • QGISを起動し、プラグインメニューの Pythonプラグインを呼び出す(Fetch Python Plugins)を実行 • QTilesプラグインがインストール済みなことを確認 有効化 • プラグインメニューのQGISプラグインマネージャを実行 • QTiles1.0.0にチェックを入れる FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 6
  • 7. プロジェクト作成 • 数値地図(国土基本情報)を使用しました。 • Shapefile、つまりベクトルデータ(ここ重要)を使用してQGISプロジェクトを作成 • 今回は2次メッシュx1面(654252)です • スケール連動レンダリングを設定 • EPSG:4326(WGS84) → 書き出し画像はEPSG:3857固定のようです FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 7
  • 8. タイル画像エクスポート • プラグイン-Qtilesかプラグインアイコン( )からダイアログを表示 • お試し実行ならOutoutはディレクトリ、Zoomは10-16の範囲程度が良いでしょう (デフォルトのzip書き出し且つzoomが0-18の条件で実行すると相当時間がかかります) FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 8
  • 9. QTiles設定の補足 • Extent(出力範囲)は以下の通り – Canvas Extent・・・QGISに表示している範囲のみ – Full Extent・・・すべてのオブジェクトを包括する範囲 – Later Extent・・・特定のレイヤを包括する範囲 • Zoom:0は約1:4.4億(全世界を1タイル(256x256[px])でカバーする)、zoom:18は1:1693 • http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Slippy_map_tilenamesも参照 FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 9
  • 10. タイル画像の検証 • Outputで指定したフォルダにはMapnikサブフォルダが作成され、さらにzoomレベルごと のサブフォルダ…と続き、Slippy Map仕様の画像が作成されます。(命名規則は前頁の Wikiを参照) タイル画像だけ見てもどーしよーもないので・・・ FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 10
  • 11. OpenLayersで見てみよう • OpenLayersのexampleにあるBasic OSM Example(http://openlayers.org/dev/examples/osm.html)をベースにして、QTilesのタイル 画像を表示してみます。 © OpenStreetMap contributors FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 11
  • 12. コード解説 • QTilesレイヤを追加します。OpenLayers.XYZレイヤを使用しました。 最低限必要なコードは以下。 layer = new OpenLayers.Layer.XYZ( “QTiles”, // レイヤ名(適当に) “http://localhost:8080/qtiles/Mapnik/${z}/${x}/${y}.png”, // エクスポートした画像の場所 {isBaseLayer:false, sphericalMercator: true, opacity:0.7 } // レイヤオプション ); map.addLayer(layer); • レイヤオプションはsphericalMercator:trueが必須です • isBaseLayer、opacityプロパティの設定値は透過させてOSMと比較・確認するためです FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 12
  • 13. サンプル画像 Zoom:14 1:27,000 Zoom:15 1:13,500 下地に見えているのがOSM スケール連動レンダリングにより、 5.5m未満道路と追加注記が表示される © OpenStreetMap contributors FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 13
  • 14. サンプル画像 タイルに跨るラベルは切れてしまう 赤いグリッド線がタイリング © OpenStreetMap contributors FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 14
  • 15. まとめと宿題 • QGISでデータ確認→レンダリング設定→タイル書き出しできるのは便利 • ちょっと図形を書き足したいときもQGISなら簡単 • 作成範囲とスケールによっては書き出し時間が爆発する • タイル境界でラベルが切れる • レンダリングあまり綺麗じゃない • リポジトリに登録されていないプラグインのインストール方法って直接コピーしかない? ローカルディスクからのインストール方法が分からなかった。 • クリーン環境じゃないQGISのインストールにはトラブルがつきもの!? • 書き出し画像はプロジェクトCRSの設定に関わらず、EPSG:3857(Pseudo Mercator)になる。 Slippy Map仕様だからしょうがないですね・・・ • プロトタイプやちょっとした資料作成向けかな? FOSS4G Advent Calendar 2012 - @hcc_hh 15