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メトリクスによるプロダクトの品質把握と改善
- Goal-Question-Metric (GQM) 法のコツ、
および、組織目標との整合 -
鷲崎 弘宜
早稲田大学グローバルソフトウェア
エンジニアリング研究所
washizaki@waseda.jp
Twitter: @Hiro_Washi 1
2013年9月11日
鷲崎 弘宜(わしざきひろのり)
http://www.washi.cs.waseda.ac.jp/
再利用と品質保証を中心としたソフトウェア工学の研究と教育
• 早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長
• 早稲田大学基幹理工学部情報理工学科准教授
• 国立情報学研究所客員准教授
• 論文多数: ICSE, ICSR, ASE, ARES, Agile, SPLC, SEKE, PLoPなど
対外活動
• 日本科学技術連盟ソフトウェア品質管理研究会副委員長
• 電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会幹事
• ISO/IEC JTC1 SC7 WG20 国内委員会主査
• SEMAT Japan Chapter Chair
• IEEE CS Japan Chapter Secretary
執筆など
• 『演習で学ぶソフトウェアメトリクスの基礎』
• 『ソフトウェア品質知識体系 SQuBOK』
• 『ソフトウェアパターン入門 – 基礎から応用へ -』
• 『AspectJによるアスペクト指向プログラミング入門』ほか
2
本日の目標
• メトリクスの基本概念と主要なもの、および落と
し穴を理解する
• GQMの基礎を理解し、自分なりの価値観を得
る
• 体験を通じてGQMとその拡張の適用のコツを
学び、今後の実施検討の見通しを得る
3
メトリクスの基本概念
4
メトリクスとは
• メトリクス(Metric / Metrics)
– 測定の方法と尺度
– もともとは「メートル法の」という意味。ISO/IEC 15939で
は測定量(Measure)に変更された(が普及せず)
• 測定方法
– 属性(測定可能な特徴)の尺度上の値や分類への対応
付け
• 測定尺度
– 値や分類の集合
……
……
……
測定方法
測定尺度
測定プロセス
メトリクス
測定結果
(値、分類)
5
ソフトウェア開発とメトリクス
• 開発の管理: 進捗、品質・・・
– T. DeMarco: 測定できない事柄は、管理できない
– ソフトウェア工学 = ソフトウェアの開発、運用、および保
守に対する系統的で規律に基づいた定量的アプローチ
[SWEBOK]
– Prj成功率 31% → 定量的評価導入Prj 46% [矢口08]
• 万能ではない
– 測定・管理がプロジェクトに最重要とは限らない
[DeMarco09]
– 「実世界で測定」できることは「測定したい概念」の一部
– 限界を理解した上での“informed decision”
[SWEBOK] 松本吉弘 監訳: ソフトウェアエンジニアリング基礎知識体系―SWEBOK2004, オーム社, 2005.
[矢口08] 矢口竜太郎, 吉田洋平: 成功率は31.1%, 日経コンピュータ12月1日号, 2008.
6
[DeMarco09]T. DeMarco, Software Engineering: An Idea Whose Time Has Come and Gone?, IEEE
Software, 2009.
何を測定するのか:測定対象のエンティティ
• プロセス
– 入力を出力に変換するアクティビティ(活動)の集合
• プロダクト
– アクティビティから出力される成果物や文書
• リソース
– アクティビティの実施に必要な人、もの、金などの資源
7
N.E. Fenton, and S. L. Pfleeger, Software Metrics: A Rigorous and Practical Approach, PWS Publishing
野中誠 , ソフトウェア技術者のためのメトリクス基礎, 2010, TopSEセミナー
主なメトリクス
名称 定義 用途
コード行数(LOC) コードの行数 規模の把握、他のメトリ
クスの正規化
ファンクションポイン
ト(FP)
機能量 規模の見積もり
サイクロマティック複
雑度(CC)
制御フローグラフの経路
数
複雑さの把握
凝集度 モジュール内の要素のま
とまり
複雑さの把握
結合度 モジュール間の結合関係
の多さ
複雑さの把握
欠陥密度(DD) 欠陥数 / 新規・変更LOC 品質の把握、開発プロセ
ス全体の有効性把握
欠陥除去率(DRE) 欠陥摘出数 / 当該時点
欠陥数
開発プロセス全体や工
程の有効性把握
消化済みテストケー
ス数
当該時点までの消化済
みテストケース数
テストの進捗把握
プロダクト
プロセス
8
測定方法
• ソフトウェアの抽象的な特定側面を捉える
• 測定方法が異なれば測定結果も変わる
1:/* strncat()は、文字列srcからcount数の文字を文字列destに付加し、さ
2:らに終端にnull文字を付加する。重なるオブジェクト間でコピーしようとする
3:場合、動作は未定義である。*/
4:char *strncat(char *dest, const char *src, size_t count)
5:{
6: char *temp=dest;
7: if (count) {
8: while (*dest)
9: dest++;
10: while ((*dest++=*src++)) {
11: if (--count ==0) {
12: *dest=‘¥0’; break;
13: }
14: }
15: } return temp;
16:}
9
例:サイクロマティック複雑度
(Cyclomatic Complexity: CC)
• テキスト
– プログラムの制御フロー上で他とは異なるリンク(エッ
ジ)を持つ経路数
• ダイアグラム
• アルゴリズム
– V(g) = e – n + 2 (ただし e: エッジ数、n: ノード数)
– V(g) = bd + 1 (ただし bd: 二分決定数)
出典: 野中誠 , 鷲崎 弘宜,ソフトウェア技術者のためのメトリクス基礎, 2010, TopSEセミナー
[Linda09] リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎 ソフトウエア
の測定と見積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009.
= 2
10
メトリクスの使いどころ
• 実態把握、問題の絞込み
– 複雑さ、欠陥密度など
• 予測、計画
– 工数見積もり、欠陥数の予測など
要求定
義
設計 実装 テスト
機能仕
様書
ファンクション
ポイント
モジュール
設計
凝集度
結合度
ソース
コード
複雑度
コード行数
欠陥票
欠陥密度
テスト
ケース
消化数
工数、期間
11
実態把握や問題絞込み
• ヒストグラム
– 分布状況の把握
• 管理図
– 平均や範囲のばら
つき
– 異常の特定
件数
測定値
例: サイクロマティック複雑度
12
予測や計画
• 散布図
– 関係の把握
• 関係性の分析
– 単回帰分析: 1つの説明変
数、1つの目的変数
– 重回帰分析: 2つ以上の説
明変数
– 2値データのロジスティック
回帰分析: 目的変数が0,1
被使用外部ファイル率
関数
再利
用率
呼出し関数の数
実測値
予測値
重相関係数
=0.941
鷲崎弘宜, 小池利和, 波木理恵子, 田邉浩之, "C言語プログラムソースコード
の再利用性測定法とその評価", ソフトウェアテストシンポジウム JaSST'09
13
メトリクスの落とし穴
• 信頼性: 「1件」「1行」が異なっている(かも)
– 欠陥数、行数・・・
– 客観性の高い測定、自動測定
• 妥当性: 「実世界で測定」できることは「測定し
たい概念」の一部に過ぎない
– 多面的な捉え方、現物確認
– 測定・管理がプロジェクトに最重要とは限らない
[DeMarco09]
• 負のホーソン効果
– 本当に改善したいこと、目的指向
14
[DeMarco09]T. DeMarco, Software Engineering: An Idea Whose Time Has Come and Gone?, IEEE Software,
2009.
主要メトリクス
15
規模: コード行数(LOC)の留意点
• 測定モデルの一貫性
– NLOC, LLOC
– CMU/SEI チェックリスト
• 作成方法、出所
– 25%を超える修正は新規実装と同程度の工数 [Linda09]
• 言語の違い
– ビジュアル言語、オブジェクト指向: 手続き型ほど役立たな
い
– 言語補正係数表によるファンクションポイントとの関係
[LOC/FP](例: アセンブリ 320, Java 53, C 128, 表計算 6)
• コメント比率 = コメント行数 / LOC
– 12.6%を超えると、コメントなしコードの2倍欠陥潜在率 [阿
萬12]
16
阿萬, “オープンソースソフトウェアにおけるコメント記述およびコメントアウトと フォールト潜在との関係に
関する定量分析”, 情報処理学会論文誌, 53(2), 2012.
CMU/SEI-92-TR-022. ESC-TR-92-022. Software Quality Measurement: Framework for
Counting Problems and Defects. http://www.sei.cmu.edu/reports/92tr020.pdf
[Linda09] リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエア
メトリクスの基礎 ソフトウエアの測定と見積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009.
ユーザ
入力
出力
測定対象アプリケーション
データファイル
照会
外部アプリ
ケーション
インタ
フェース
規模: ファンクションポイント法
• 内部の処理や解決策ではなく問題の扱い
– システムの入出力、インタフェース、データファイルといった「代理」
(プロキシ)の数え上げ
– 複雑さや環境などの難易度係数で調整
• 機能規模測定(Functional Size Measurement)
– ファンクションポイント法(FP法): 1979 オールブレクト
– IFPUG(International Function Point Users Group
http://www.ifpug.org )結成、標準化
– 技術独立・初期段階で利用可 ⇔ 経験の必要性、主観性・属人性
17
複雑さ: サイクロマティック複雑度など
• 欠陥、保守やテストの困難さの検討
– レビュー・テスト必要箇所の特定、工数見積もり
• 関数内: サイクロマティック複雑度
– 20が欠陥含まれやすさ閾値
– [鷲崎10] 1 推奨、2~9 許容
• モジュール内: 凝集度
– 単一機能 ← データ中心 ← 機能中心 ← 無関係
– LCOM(Lack of Cohesion in Methods) < 2~5
[Chidamber94]: 参照変数が共通しないメソッド組み合わせ
数 - 共通ありの組み合わせ数
• モジュール間: 結合度
– データ渡し ← 制御フラグ渡し ← グローバルデータ
– ファンアウト≦ 7±2 [SESSAME]
18[鷲崎10]鷲崎弘宜,田邉浩之, 小池利和,”ソースコード解析による品質評価の仕組み“, 日経エレクトロニクス, 2010年1月25日号
[SESSAME07] SESSAME WG2, 組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング, 翔泳社, 2007.
[Chidamber94] S.R.Chidamber and C.F.Kemerer, “A Metrics Suite for Object-Oriented Design”, IEEE
Trans. Software Eng., vol. 20, no. 6, pp.476-493, June 1994
= 2
欠陥: DD, DREなど
• 欠陥数、欠陥発見・摘出数
– 時間あたりの場合は、その単位に注意
– 年、月、週、テスト時間、実行時間
• 欠陥密度 (Defect Density: DD)
= 欠陥数 / 新規・変更LOC
– 品質把握、プロセス全体のパフォーマンス把握
– 規模、欠陥、品質定義の一貫性が必要
– ドメインや稼働時間の相違の考慮が必要
• 欠陥除去率(Defect Removal Efficiency: DRE)
= 当該工程欠陥除去数 / 当該工程で存在した欠陥数
– 各欠陥摘出工程の欠陥摘出能力把握、改善
– プロジェクト終了後でなければ測定困難
– 各欠陥の作り込み・原因工程の記録必要あり
19
欠陥数の予測手法とモデル
• 静的モデル: 過去の開発実績に基づく予測
– 「プロセスやチームが似ていれば、各工程や全体の
DREも似たものになるはず」
– 開始前から予測可 過去の類似実績必要
– COCOMO II に基づくCOQUALMO
• 動的モデル: 現在の欠陥データに基づく予測
– 「プロセスやチームの違いに関わらず、欠陥発見数は
既知の分布に従うはず」
– 記録以降で予測可 過去の類似実績不要
– ライフサイクル全体: レイリー曲線
– テスト以降: 指数曲線、S字曲線
Center for Software Engineering, University of Southern California, “COQUALMO,” http://csse.usc.edu/csse/research/COQUALMO/
20
欠陥の疑わしさ: TarantulaとFault-Localization
21
(3,2)
(4,4)
(0,1)
P F
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
F テスト結果 P:成功,F:失敗
テストケース (int a, int b)
class Max{
int max(int a,
int b){
int max=0;
if(b<a)
max=a;
if(a<=b)
max=6;
return max;
}
}
Visualization for Fault Localization. James A. Jones, Mary Jean Harrold, and John Stasko. Proceedings of the Workshop on
Software Visualization, 23rd International Conference on Software Engineering, Toronto, Ontario, Canada, May 2001
http://pleuma.cc.gatech.edu/aristotle/Tools/tarantula/
下條 清史, 坂本 一憲, 鷲崎 弘宜, 深澤 良彰, "複数言語対応かつ算出式変更可能なバグローカリゼーションフレームワークの提案", 電子
情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会3月 (IEICE-SIGSS), 2013.
P(s) F(s) %P(s) %F(s) Risk
1 2 1.0 1.0 0.5
1 2 1.0 1.0 0.5
1 0 1.0 0.0 0.0
1 2 1.0 1.0 0.5
0 2 0.0 1.0 1.0
1 2 1.0 1.0 0.5
Risk(s) = %F(s)
%P(s) + %F(s)
P(All), F(All) : 全成功,失敗テスト数
P(s), F(s) : sを通るテスト数
GQMと拡張
22
Goal-Question-Metric (GQM) パラダイム
• 明確に目標を据えて、目標に対して必要なメトリクスを対応
付けるゴール指向(目標指向)な枠組み
• 目標(Goal): 測定上の目標
• 質問(Question): 目標の達成を評価するための質問
• メトリクス(Metric): 質問に回答するために必要な定量的デ
ータを得るための主観的・客観的メトリクス
測定する事柄
の決定
測定結果の
解釈
M. メトリクス
G. 目標
Q. 質問
収集データ
目標達成評価
答え
測定値
R. van Solingen, E. Berghout, “The Goal/Question/Metric Method” McGraw-Hill Education,
1999; ISBN 0-07709-553-7.
GQMモデル(グラフ)の例
• 目標
– G. コードクローン含有の観点から保守性の低いコードを
特定できている。
• 質問
– Q1: コードクローンは存在するか? → M1, M2
– Q2: 発見されたコードクローンは保守上有害か? → M3
• メトリクス
– M1: ソースコードの全体的な重複度
– M2: モジュール単位のコードクローン含有率
– M3: コードクローンに対するマネージャの主観的評価
24
G
Q1 Q2
M1 M2 M3
楠本真二, 肥後芳樹, “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリクスの活用”, コンピュータソフトウェア, 2012.
V. Basili, et al.: Goal, Question, Metric Paradigm, Encycloperia of Software Engineering, Vol. 1(1994)
リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの", 日経BP社 , 2009.
コツ1: 目標テンプレートとコンテキスト
• 目標の一般性、扱う範囲の明確化
• テンプレート
– 例: コードクローン含有の観点から保守性の低いコードを
特定できている。
– 対象 (Analyze) 例: ソースコード
– 目的 (Purpose) 例: 保守性の低いコードの特定
– 関心 (Respect to) 例: コードクローン情報
– 視点 (View) 例: プロジェクトマネージャ
– 環境 (Context) 例: A社の開発環境
• 環境
– ドメイン、開発者数、経験、開発プロセス・手法、規模・工
数、信頼性要求、・・・
25楠本真二, 肥後芳樹, “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリクスの活用”, コンピュータソフトウェア, 2012.
V. Basili, et al.: Goal, Question, Metric Paradigm, Encycloperia of Software Engineering, Vol. 1(1994)
リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの", 日経BP社 , 2009.
コツ2: Question導出の観点
• 測定対象そのものを目的から見て明確にする
– 例: ○○はいくらか?
• 対象の属性を評価者の視点から見て明確にす
る
– 例: ○○は(従来と比べて)改善されているか?
• 対象の特徴を評価者の視点から見て評価する
– 例: ○○は××からみて目に見えて改善されている
か?
26
楠本真二, 肥後芳樹, “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリクスの活用”, コンピュータソフトウェア, 2012.
GQMの拡張
• 上位/ビジネスゴール (参考: GQM+Strategies)
– 測定上のGoalの上位ゴール
– B. 収益が拡大している -> G. 収益向上を予測できている
– B. ツールが開発状況の把握に役立っている -> G. 要求の不安
定さを把握できている
• 仮定(Hypothesis, Assumption)
– Question導出にあたり仮定している事柄
– H. 要求が不安定であれば設計は頻繁に変更される。
• 解釈(Interpretation)
– もし「条件式」ならば「Goalはこのように達成・未達成である」
– I. もしLOCが少なすぎず、かつ、設計変更回数が一定以上なら
ば、要求が不安定な可能性がある。
• メカニズム(Mechanism)
– データの収集と報告を実施する責任者、収集・報告頻度、必要な
インフラ
– 例: プロジェクトマネージャが毎週、XXXレポートを参照して・・・
27
リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎 ソフトウエアの測定と
見積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009.
Monden, Basili, et al.: Customizing GQM Models for Software Project Monitoring, IEICE Trans., 2012.
仮説や解釈を伴う例
28Monden, Basili, et al.: Customizing GQM Models for Software Project Monitoring, IEICE Trans., 2012.
G. 特定プロジェクトにおける要求の不安定さを把握できている
Q. ソースファイルの
変更頻度はいくらか?
Q. ファイルの変更
規模はいくらか?
FCt. 一週間以内の
ファイル更新回数
FCd. 一週間以内の削除
を伴うファイル更新回数
FLa. 一週間以
内の追加行数
A. 要求が不安定であれば
コードは頻繁に削除を
伴って変更される
A. 要求が不安定であれば
コードは大きく変更される
FLd. 一週間以
内の削除行数
I. FCt が極端に大きくなく、かつ、
FCdが以前よりも大きいのであれ
ば、要求が不安定な可能性あり
I. FLa が極端に大きくなく、かつ、
FLdが以前よりも大きいのであれ
ば、要求が不安定な可能性あり
・・・
コツ3: 仮定と解釈の明確化と閾値
• 仮定を事実から分けて明確に
– 何が確認済みで、何が未確認なのか
– 測定評価の繰り返しにおける見直し
• 解釈の効用
– 多面的な捉え方
– 閾値の明確化
• 閾値の決定 [Alves10]
– ベンチマーク分布: 平均±k・σ、割合によるリスク設
定(低リスク 0-70%、中 70-80%・・・)
– 経験ベース、メトリクス毎の特徴づけ、欠陥との照ら
し合わせなど
– 現物確認・ヒアリングを経て閾値見直し
29 Tiago L. Alves, et al., “Deriving Metric Thresholds from Benchmark Data,” ICSM 2010
GQM+Strategies: 組織目標・戦略・測定上の目標
• 事実(Context)や仮定
(Assumption)を明示
して戦略結びつけ
• 組織上位から下位まで
連鎖
• 測定上の目標を掲げた
GQMグラフを紐づけ定
量評価
• IESEによる開発、ツー
ルあり
• 早稲田大学ゴール指
向経営研究会、ITC 研
究会 開始(’13~)
組織上位の目標
組織上位の戦略
組織中位の目標
組織中位の戦略
組織下位の目標
事実・仮定
・・・
G
Q
Q
M
M
GQMグラフ目標ツリー
G
Q
Q
M
M
G
Q
Q
M
M
G
Q
Q
M
M
Basili, V.R., et al. “Linking Software Development
and Business Strategy Through Measurement,”
IEEE Computer, Vol.43, No.4, pp.57-65, 2010.
新谷勝利、平林大典: “企業・組織の目標達成とIT
導入計画の整合化を実現するための手法推進”、
SEC Journal、2012.
GQM+Strategies
グリッドの例
鷲崎弘宜、”ゴール指向の測定評価と留意 – GQMパラダイムと拡張 -”、メトリクス公団、Vol.1、TEF東海メトリクス勉強会、2013.
顧客からの不具合
報告を削減できて
いる
G: コードの
保守性を定量
評価できている
ソフトウェアの保守
性を改善する
テスト効率を改善
する
開発時にコードの
保守性評価を20%
改善できている
製品の品質を改善
する
顧客満足度を向上
できている
製品の品質が
高ければ・・・
Q1
Q2
M1
M2
ビジネス
レベル
ソリューション
事業部
(ソフトウェア
レベル)
目標
戦略
品質保証
チーム
開発チーム
テストプロセスを
改善する
特性化
目標
設定
プロセス
選択(設計)
変更影響特定
・測定計画策定・
データ収集
・分析準備
ツール準備 体制準備
モデル
実行
パッケージ化
と改善
GQM+Strategiesにみる測定のプロセス
戦略の
実行
データ収集
・分析
フィードバック
実施
ワークショップ
33
ワークショップの進行予定
1. 測定上の目標のブレーンストーミング
– ソースコードの規模や特定品質の把握
– ソースコードの特定品質の改善
– ソースコードの特徴やテスト結果と関係するプロダクトやプロセ
スの品質・状況の把握(あるいは改善)
– その他
2. チームでGQM適用
– 測定上の目標の詳細化
– 質問の導出と仮説の明確化
– メトリクスの識別(可能であれば解釈も)
3. チーム内でモデル見直し
– G-Q-M の縦の妥当性
– Q-M の横の広がりの網羅性
(チームでGQM+Strategies適用検討)
– 測定上の目標に対する組織トップの目標の明確化
– トップの目標からの戦略と組織下位の目標連鎖
1. 発表と講評
34
まとめ、メッセージ
• ソフトウェア開発の厳しさとメトリクスの重要性
– 開発の管理、品質把握と改善
• メトリクスの限界を知り意思決定に役立てる
– 測定方法、信頼性、妥当性、負のホーソン効果
– 基本的なメトリクス: 規模、複雑性、欠陥
• GQMによる目標指向の測定
– 適用のコツ: 目標詳細化、質問導出、仮定と解釈
– 測定と改善のプロセス
– GQM+Strategiesによる組織目標へのひもづけ
35
より詳しくは
• メトリクス全般
– リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳
, "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎 ソフトウエアの測定と見
積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009.
• GQM
– 鷲崎弘宜、”ゴール指向の測定評価と留意 – GQMパラダイムと拡
張 -”、メトリクス公団、Vol.1、TEF東海メトリクス勉強会、2013.
– 楠本真二、肥後芳樹: “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリ
クスの活用”、コンピュータソフトウェア、29(3)、pp.29-38、2012.
– Basili, V., Caldiera, C., and Rombach, D.: “Goal, Question,
Metric Paradigm, Encyclopedia of Software Engineering,”
Vol.1, pp. 528–532, 1994.
• GQM+Strategies
– Basili, V.R., Lindvall, M., Regardie, M., Seaman, C., Heidrich,
J., Munch, J., Rombach, D., Trendowicz, A.: “Linking Software
Development and Business Strategy Through Measurement,”
IEEE Computer, Vol.43, No.4, pp.57-65, 2010.
– 新谷勝利、平林大典: “企業・組織の目標達成とIT導入計画の整
合化を実現するための手法推進”、SEC Journal、2012.
• 事例
– 鷲崎弘宜, 田邉浩之, 小池利和, “ソースコード解析による品質評価
の仕組み”, 日経エレクトロニクス, 2010年1月25日号, 2010.
– 鷲崎弘宜, 阿左美勝, 田邉浩之, “モデル活用の効能: 第1回 モデ
ルを書く意味”~ “モデル活用の効能: 第4回 参加チームの事例
3″,日経エレクトロニクス, 日経BP社, 2011年8月8日号~11月号 36
補足資料: 事例
37
規模や複雑さから品質診断へ
• GQMパラダイムによる段階的マッピング
G.信頼性 G. 保守性 G. 移植性G. 効率性 G. 再利用性
G. 解析性 G. 変更性 G. 試験性目標
メトリクス
M. コールグラフ
階層の深さ
M. サイクロ
マティック複雑度
M. 関数内の
戻り点の数
各種ツール
で測定
G. 安定性
・・・ ・・・
Q.制御構造が
複雑すぎない
か?
質問
副質問
Q.処理が複雑
すぎないか?
Q.処理が構造
化されているか?
言語独立
言語依存
Q.複雑な文を記
述していない
か?
・・・・・・
・・・
…… …
…… …
…… …
…… …
プログラム
ソースコード
38鷲崎弘宜,田邉浩之,小池利和,ソースコード解析による品質評価の仕組み,日経エレクトロニクス 2010/1/25
[Adqua] http://www.ogis-ri.co.jp/product/b-08-000001A6.html
信頼性
効率性
保守性移植性
再利用性
対象例: ETロボコン・コード改善
• 規模: 1481 ELOC, 18クラス, 121関数
• サイクロマティック複雑度の大きい関数をリストアップ
• しかし「数」だけでは問題は分からない → 対象の詳細調査へ
39
保守性
得点 78.6
偏差値 36.1
解析性
得点 79.3
偏差値 38.7
変更性
得点 89.3
偏差値 46.2
安定性
得点 84.3
偏差値 50.0
試験性
得点 61.5
偏差値 35.8
品質特性
品質副特性
ファイル名 関数名
サイクロマ
ティック複雑度
関数の
物理行数
Magi.cpp decideSynthetic() 12 55
Tactics.cpp getDriver(DriveStatus::eDifficultKind) 12 51
StepDriver.cpp drive(bool) 11 119
SeesawDriver.cpp drive(bool) 8 100
GarageDriver.cpp driveIn(void) 8 73
Main.cpp TASK(TaskDrive) 7 91
Magi.cpp getDriveStatus() 7 37
PositionDecision.cpp updateLocation() 6 81
Tactics.cpp ~Tactics(void) 5 15
ファイル名 関数名
サイクロマ
ティック複雑度
関数の
物理行数
Magi.cpp decideSynthetic() 12 55
Tactics.cpp getDriver(DriveStatus::eDifficultKind) 12 51
StepDriver.cpp drive(bool) 11 119
SeesawDriver.cpp drive(bool) 8 100
GarageDriver.cpp driveIn(void) 8 73
Main.cpp TASK(TaskDrive) 7 91
Magi.cpp getDriveStatus() 7 37
PositionDecision.cpp updateLocation() 6 81
Tactics.cpp ~Tactics(void) 5 15
Question 得点 偏差値 メトリック 得点
処理が複雑すぎないか 44.5 37.7
制御フローグラフの最大ネスト数 40.9
サイクロマティック複雑度 46.8
処理が構造化されているか 99.5 46.5 break等のないswitch文の数 91.0
要素間の結合度は低くなって
いるか
75.9 48.1
使用する他クラスの種類数 69.3
自クラスを使用する他クラスの種類数 70.4
要素の規模は適切か 59.1 43.7
関数の実行コード行数 34.5
クラスの実行コード行数 35.6
ファイル内の関数の数 85.6
クラス内のメソッド数 78.1
鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日
//=============================================================================
// 走行ステータスに応じて走行クラスを返却
Driver* Tactics::getDriver(DriveStatus::eDifficultKind kind)
{
Driver* drive;
drive = 0;
switch(kind)
{
case DriveStatus::LINETRACE:
if(mLineTraceDriver == 0)
{
mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid);
}
drive = mLineTraceDriver;
break;
case DriveStatus::SEESAW:
if(mSeesawDriver == 0)
{
mSeesawDriver = new SeesawDriver(mrGyro, mMaimai, mPid);
}
drive = mSeesawDriver;
break;
case DriveStatus::STEPS:
if(mStepDriver == 0)
{
mStepDriver = new StepDriver(mrGyro, mMaimai, mPid);
}
drive = mStepDriver;
break;
case DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE:
if(mGarageDriver == 0)
{
mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision);
}
drive = mGarageDriver;
break;
case DriveStatus::INCOURSE_GARAGE:
if(mGarageDriver == 0)
{
mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision);
}
drive = mGarageDriver;
break;
default:
if(mLineTraceDriver == 0)
{
mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid);
}
drive = mLineTraceDriver;
break;
}
return drive;
}
//=============================================================================
// 走行ステータスに応じて走行クラスを返却
Driver* Tactics::getDriver(DriveStatus::eDifficultKind kind)
{
Driver* drive;
drive = 0;
switch(kind)
{
case DriveStatus::LINETRACE:
if(mLineTraceDriver == 0)
{
mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid);
}
drive = mLineTraceDriver;
break;
case DriveStatus::SEESAW:
if(mSeesawDriver == 0)
{
mSeesawDriver = new SeesawDriver(mrGyro, mMaimai, mPid);
}
drive = mSeesawDriver;
break;
case DriveStatus::STEPS:
if(mStepDriver == 0)
{
mStepDriver = new StepDriver(mrGyro, mMaimai, mPid);
}
drive = mStepDriver;
break;
case DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE:
if(mGarageDriver == 0)
{
mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision);
}
drive = mGarageDriver;
break;
case DriveStatus::INCOURSE_GARAGE:
if(mGarageDriver == 0)
{
mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision);
}
drive = mGarageDriver;
break;
default:
if(mLineTraceDriver == 0)
{
mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid);
}
drive = mLineTraceDriver;
break;
}
return drive;
}
//=============================================================================
// 難所走行状態の更新
void Magi::decideSynthetic()
{
// 次に目指す難所を取得
ChangePoint p = mStrategy.getChangePoint();
// 事前に登録した判定クラスから難所を取得
int decideCount = 0;
for (SINT i = 0; i < mNumOfJudge; i++) {
if (mJudgeAddressTable[i]->decideHard(p)) {
decideCount++;
}
}
if (decideCount >= 1) {
switch (p.getPointKind()) {
case ChangePoint::SEESAW_IN:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::SEESAW;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::SEESAW_OUT:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::STEPS_IN:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::STEPS;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::STEPS_OUT:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::OUTCOURSE_GARAGE:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::INCOURSE_GARAGE:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::INCOURSE_GARAGE;
mCangeCount = 0;
break;
default:
break;
}
// 目指す難所を更新する
mStrategy.next();
}
// 難所判定後、時間差で走行を切替えるケースに備える
if (mCangeCount > 0) {
mCangeCount--;
} else if (mCangeCount == 0) {
mCangeCount--;
// 走行切替
mStatus.setDifficultKind(mDifficultKindBuf);
}
}
//=============================================================================
// 難所走行状態の更新
void Magi::decideSynthetic()
{
// 次に目指す難所を取得
ChangePoint p = mStrategy.getChangePoint();
// 事前に登録した判定クラスから難所を取得
int decideCount = 0;
for (SINT i = 0; i < mNumOfJudge; i++) {
if (mJudgeAddressTable[i]->decideHard(p)) {
decideCount++;
}
}
if (decideCount >= 1) {
switch (p.getPointKind()) {
case ChangePoint::SEESAW_IN:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::SEESAW;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::SEESAW_OUT:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::STEPS_IN:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::STEPS;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::STEPS_OUT:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::OUTCOURSE_GARAGE:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE;
mCangeCount = 0;
break;
case ChangePoint::INCOURSE_GARAGE:
mDifficultKindBuf = DriveStatus::INCOURSE_GARAGE;
mCangeCount = 0;
break;
default:
break;
}
// 目指す難所を更新する
mStrategy.next();
}
// 難所判定後、時間差で走行を切替えるケースに備える
if (mCangeCount > 0) {
mCangeCount--;
} else if (mCangeCount == 0) {
mCangeCount--;
// 走行切替
mStatus.setDifficultKind(mDifficultKindBuf);
}
} 40鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日
「数」から問題・原因の特定へ
• 散らばり or もつれあい
• 「難所に関する処理・責務(関心事)」のパッケージ横断な散らばり
41
コンポーネント
ECROBOT API
走行系
判定処理系
3重多数決
+ 走行ステータス更新() : 走行ステータス
+ 開始判定() : boolean
+ 総合判定() : void
戦略
+ 目標切替ポイント取得() : 切替ポイント
切替ポイント
- 灰色検知フラグ
- 座標
- 推定時間
審判
+ 難所判定(切替ポイント) : boolean
+ フェイルセーフ判定(走行ステータス) : boolean
時間判定
- 現在時間
+ 時間判定(推定時間) : void
- 時間更新() : void
位置判定
- 現在位置
+ ロケーション判定(座標) : void
- 現在位置更新() : void
色判定
- 現在色
+ 灰色検知(灰色検知フラグ) : void
- 現在色更新() : void
Main
+ 初期化() : void
+ 走行開始() : void
走行ステータス
- IN/OUTフラグ
+ getter() : void
+ setter() : void
<<enum>>
走行種別
- キャリブレーション
- 走行
- 停止
<<enum>>
難所種別
- ライントレース
- 階段
- シーソー通過
- ガレージイン
戦術
- 走行
+ 走行クラス取得(走行ステータス) : 走行
走行
+ 走る() : void
ライントレース走行
階段走行
シーソー通過走行
ガレージイン走行
ロケーション
+ 現在座標取得() : void
まいまい式
- 補正ライトセンサ値
- 定周期ライトON() : void
- 定周期ライトOFF() : void
+ 補正ライトセンサ値取得() : void
PID制御
- PID算出() : void
+ 進行方向取得() : 進行方向
インテリジェントモーター
- 補正係数
+ モーター出力補正() : void
+ モーター出力設定(右出力, 左出力) : void
タッチセンサ
+ センサ値取得() : boolean
タイマー
+ 時間取得() : 時間
ジャイロセンサ
+ センサ値取得() : ジャイロセンサ値
ライトセンサ
+ センサ値取得() : ライトセンサ値
+ ランプ設定(ON/OFF) : void
モーター
+ モーター出力設定(出力) : void
+ 回転数取得() : 回転数
1
走行クラスを
取得する
1
切替ポイントを
取得する
*
1
3
難所を判定する
1
走行ステータスを取得する
1
走る
4
生成する
1
センサ値を
取得する
1
1
時間を取得
する
1
1
現在座標を
取得する
1
1
センサ値を
取得する
1
1
ライトセンサ値を
取得する
1
1
センサ値を
取得する
1
1
モーター値を設定する
2
1
モーター値を
設定する
1
1
進行方向を
取得する
1
1
ライトセンサ値を
取得する
1
1
回転数を取得する
2
鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日
改善結果
42
走行系判定処理系
3重多数決
+ 難所判定(切替ポイント) : boolean
切替ポイント
- 灰色検知フラグ
- 座標
- 推定時間
審判
+ 難所判定(切替ポイント) : boolean
+ フェイルセーフ判定(走行ステータス) : boolean
時間判定
- 現在時間
+ 時間判定(推定時間) : void
- 時間更新() : void
位置判定
- 現在位置
+ ロケーション判定(座標) : void
- 現在位置更新() : void
色判定
- 現在色
+ 灰色検知(灰色検知フラグ) : void
- 現在色更新() : void
Main
+ 初期化() : void
+ 走行開始() : void
走行ステータス
- IN/OUTフラグ
+ getter() : void
+ setter() : void
<<enum>>
走行種別
- キャリブレーション
- 走行
- 停止
戦術
- 走行
+ 走行開始() : void
走行
+ 走る() : void
+ 切替ポイント取得(IN/OUT) : 切替ポイント
ライントレ ース走行
階段走行
シーソー通過走行
ガレ ージイン走行
1 1
3
難所を判定する
1
1
難所を判定する
1
1 1
+構成要素1..* {ordered}
1
+出時0..1
1
+入時0..1
1
1
走行を開始する
1
Question 得点 偏差値 メトリック 得点
処理が複雑すぎないか 52.0 42.7
制御フローグラフの最大ネスト数 48.0
サイクロマティック複雑度 55.2
処理が構造化されているか 98.7 46.1 break等のないswitch文の数 90.8
要素間の結合度は低くなって
いるか
75.6 47.9
使用する他クラスの種類数 68.8
自クラスを使用する他クラスの種類数 67.7
要素の規模は適切か 62.7 47.4
関数の実行コード行数 37.6
クラスの実行コード行数 39.6
ファイル内の関数の数 87.6
クラス内のメソッド数 81.1
7.5
UP
3.6
UP
7.1
UP
8.4
UP
3.1
UP
• 関心事の局
所化
• 保守性改善
鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日

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  • 1. メトリクスによるプロダクトの品質把握と改善 - Goal-Question-Metric (GQM) 法のコツ、 および、組織目標との整合 - 鷲崎 弘宜 早稲田大学グローバルソフトウェア エンジニアリング研究所 washizaki@waseda.jp Twitter: @Hiro_Washi 1 2013年9月11日
  • 2. 鷲崎 弘宜(わしざきひろのり) http://www.washi.cs.waseda.ac.jp/ 再利用と品質保証を中心としたソフトウェア工学の研究と教育 • 早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長 • 早稲田大学基幹理工学部情報理工学科准教授 • 国立情報学研究所客員准教授 • 論文多数: ICSE, ICSR, ASE, ARES, Agile, SPLC, SEKE, PLoPなど 対外活動 • 日本科学技術連盟ソフトウェア品質管理研究会副委員長 • 電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会幹事 • ISO/IEC JTC1 SC7 WG20 国内委員会主査 • SEMAT Japan Chapter Chair • IEEE CS Japan Chapter Secretary 執筆など • 『演習で学ぶソフトウェアメトリクスの基礎』 • 『ソフトウェア品質知識体系 SQuBOK』 • 『ソフトウェアパターン入門 – 基礎から応用へ -』 • 『AspectJによるアスペクト指向プログラミング入門』ほか 2
  • 5. メトリクスとは • メトリクス(Metric / Metrics) – 測定の方法と尺度 – もともとは「メートル法の」という意味。ISO/IEC 15939で は測定量(Measure)に変更された(が普及せず) • 測定方法 – 属性(測定可能な特徴)の尺度上の値や分類への対応 付け • 測定尺度 – 値や分類の集合 …… …… …… 測定方法 測定尺度 測定プロセス メトリクス 測定結果 (値、分類) 5
  • 6. ソフトウェア開発とメトリクス • 開発の管理: 進捗、品質・・・ – T. DeMarco: 測定できない事柄は、管理できない – ソフトウェア工学 = ソフトウェアの開発、運用、および保 守に対する系統的で規律に基づいた定量的アプローチ [SWEBOK] – Prj成功率 31% → 定量的評価導入Prj 46% [矢口08] • 万能ではない – 測定・管理がプロジェクトに最重要とは限らない [DeMarco09] – 「実世界で測定」できることは「測定したい概念」の一部 – 限界を理解した上での“informed decision” [SWEBOK] 松本吉弘 監訳: ソフトウェアエンジニアリング基礎知識体系―SWEBOK2004, オーム社, 2005. [矢口08] 矢口竜太郎, 吉田洋平: 成功率は31.1%, 日経コンピュータ12月1日号, 2008. 6 [DeMarco09]T. DeMarco, Software Engineering: An Idea Whose Time Has Come and Gone?, IEEE Software, 2009.
  • 7. 何を測定するのか:測定対象のエンティティ • プロセス – 入力を出力に変換するアクティビティ(活動)の集合 • プロダクト – アクティビティから出力される成果物や文書 • リソース – アクティビティの実施に必要な人、もの、金などの資源 7 N.E. Fenton, and S. L. Pfleeger, Software Metrics: A Rigorous and Practical Approach, PWS Publishing 野中誠 , ソフトウェア技術者のためのメトリクス基礎, 2010, TopSEセミナー
  • 8. 主なメトリクス 名称 定義 用途 コード行数(LOC) コードの行数 規模の把握、他のメトリ クスの正規化 ファンクションポイン ト(FP) 機能量 規模の見積もり サイクロマティック複 雑度(CC) 制御フローグラフの経路 数 複雑さの把握 凝集度 モジュール内の要素のま とまり 複雑さの把握 結合度 モジュール間の結合関係 の多さ 複雑さの把握 欠陥密度(DD) 欠陥数 / 新規・変更LOC 品質の把握、開発プロセ ス全体の有効性把握 欠陥除去率(DRE) 欠陥摘出数 / 当該時点 欠陥数 開発プロセス全体や工 程の有効性把握 消化済みテストケー ス数 当該時点までの消化済 みテストケース数 テストの進捗把握 プロダクト プロセス 8
  • 9. 測定方法 • ソフトウェアの抽象的な特定側面を捉える • 測定方法が異なれば測定結果も変わる 1:/* strncat()は、文字列srcからcount数の文字を文字列destに付加し、さ 2:らに終端にnull文字を付加する。重なるオブジェクト間でコピーしようとする 3:場合、動作は未定義である。*/ 4:char *strncat(char *dest, const char *src, size_t count) 5:{ 6: char *temp=dest; 7: if (count) { 8: while (*dest) 9: dest++; 10: while ((*dest++=*src++)) { 11: if (--count ==0) { 12: *dest=‘¥0’; break; 13: } 14: } 15: } return temp; 16:} 9
  • 10. 例:サイクロマティック複雑度 (Cyclomatic Complexity: CC) • テキスト – プログラムの制御フロー上で他とは異なるリンク(エッ ジ)を持つ経路数 • ダイアグラム • アルゴリズム – V(g) = e – n + 2 (ただし e: エッジ数、n: ノード数) – V(g) = bd + 1 (ただし bd: 二分決定数) 出典: 野中誠 , 鷲崎 弘宜,ソフトウェア技術者のためのメトリクス基礎, 2010, TopSEセミナー [Linda09] リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎 ソフトウエア の測定と見積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009. = 2 10
  • 11. メトリクスの使いどころ • 実態把握、問題の絞込み – 複雑さ、欠陥密度など • 予測、計画 – 工数見積もり、欠陥数の予測など 要求定 義 設計 実装 テスト 機能仕 様書 ファンクション ポイント モジュール 設計 凝集度 結合度 ソース コード 複雑度 コード行数 欠陥票 欠陥密度 テスト ケース 消化数 工数、期間 11
  • 12. 実態把握や問題絞込み • ヒストグラム – 分布状況の把握 • 管理図 – 平均や範囲のばら つき – 異常の特定 件数 測定値 例: サイクロマティック複雑度 12
  • 13. 予測や計画 • 散布図 – 関係の把握 • 関係性の分析 – 単回帰分析: 1つの説明変 数、1つの目的変数 – 重回帰分析: 2つ以上の説 明変数 – 2値データのロジスティック 回帰分析: 目的変数が0,1 被使用外部ファイル率 関数 再利 用率 呼出し関数の数 実測値 予測値 重相関係数 =0.941 鷲崎弘宜, 小池利和, 波木理恵子, 田邉浩之, "C言語プログラムソースコード の再利用性測定法とその評価", ソフトウェアテストシンポジウム JaSST'09 13
  • 14. メトリクスの落とし穴 • 信頼性: 「1件」「1行」が異なっている(かも) – 欠陥数、行数・・・ – 客観性の高い測定、自動測定 • 妥当性: 「実世界で測定」できることは「測定し たい概念」の一部に過ぎない – 多面的な捉え方、現物確認 – 測定・管理がプロジェクトに最重要とは限らない [DeMarco09] • 負のホーソン効果 – 本当に改善したいこと、目的指向 14 [DeMarco09]T. DeMarco, Software Engineering: An Idea Whose Time Has Come and Gone?, IEEE Software, 2009.
  • 16. 規模: コード行数(LOC)の留意点 • 測定モデルの一貫性 – NLOC, LLOC – CMU/SEI チェックリスト • 作成方法、出所 – 25%を超える修正は新規実装と同程度の工数 [Linda09] • 言語の違い – ビジュアル言語、オブジェクト指向: 手続き型ほど役立たな い – 言語補正係数表によるファンクションポイントとの関係 [LOC/FP](例: アセンブリ 320, Java 53, C 128, 表計算 6) • コメント比率 = コメント行数 / LOC – 12.6%を超えると、コメントなしコードの2倍欠陥潜在率 [阿 萬12] 16 阿萬, “オープンソースソフトウェアにおけるコメント記述およびコメントアウトと フォールト潜在との関係に 関する定量分析”, 情報処理学会論文誌, 53(2), 2012. CMU/SEI-92-TR-022. ESC-TR-92-022. Software Quality Measurement: Framework for Counting Problems and Defects. http://www.sei.cmu.edu/reports/92tr020.pdf [Linda09] リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエア メトリクスの基礎 ソフトウエアの測定と見積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009.
  • 17. ユーザ 入力 出力 測定対象アプリケーション データファイル 照会 外部アプリ ケーション インタ フェース 規模: ファンクションポイント法 • 内部の処理や解決策ではなく問題の扱い – システムの入出力、インタフェース、データファイルといった「代理」 (プロキシ)の数え上げ – 複雑さや環境などの難易度係数で調整 • 機能規模測定(Functional Size Measurement) – ファンクションポイント法(FP法): 1979 オールブレクト – IFPUG(International Function Point Users Group http://www.ifpug.org )結成、標準化 – 技術独立・初期段階で利用可 ⇔ 経験の必要性、主観性・属人性 17
  • 18. 複雑さ: サイクロマティック複雑度など • 欠陥、保守やテストの困難さの検討 – レビュー・テスト必要箇所の特定、工数見積もり • 関数内: サイクロマティック複雑度 – 20が欠陥含まれやすさ閾値 – [鷲崎10] 1 推奨、2~9 許容 • モジュール内: 凝集度 – 単一機能 ← データ中心 ← 機能中心 ← 無関係 – LCOM(Lack of Cohesion in Methods) < 2~5 [Chidamber94]: 参照変数が共通しないメソッド組み合わせ 数 - 共通ありの組み合わせ数 • モジュール間: 結合度 – データ渡し ← 制御フラグ渡し ← グローバルデータ – ファンアウト≦ 7±2 [SESSAME] 18[鷲崎10]鷲崎弘宜,田邉浩之, 小池利和,”ソースコード解析による品質評価の仕組み“, 日経エレクトロニクス, 2010年1月25日号 [SESSAME07] SESSAME WG2, 組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング, 翔泳社, 2007. [Chidamber94] S.R.Chidamber and C.F.Kemerer, “A Metrics Suite for Object-Oriented Design”, IEEE Trans. Software Eng., vol. 20, no. 6, pp.476-493, June 1994 = 2
  • 19. 欠陥: DD, DREなど • 欠陥数、欠陥発見・摘出数 – 時間あたりの場合は、その単位に注意 – 年、月、週、テスト時間、実行時間 • 欠陥密度 (Defect Density: DD) = 欠陥数 / 新規・変更LOC – 品質把握、プロセス全体のパフォーマンス把握 – 規模、欠陥、品質定義の一貫性が必要 – ドメインや稼働時間の相違の考慮が必要 • 欠陥除去率(Defect Removal Efficiency: DRE) = 当該工程欠陥除去数 / 当該工程で存在した欠陥数 – 各欠陥摘出工程の欠陥摘出能力把握、改善 – プロジェクト終了後でなければ測定困難 – 各欠陥の作り込み・原因工程の記録必要あり 19
  • 20. 欠陥数の予測手法とモデル • 静的モデル: 過去の開発実績に基づく予測 – 「プロセスやチームが似ていれば、各工程や全体の DREも似たものになるはず」 – 開始前から予測可 過去の類似実績必要 – COCOMO II に基づくCOQUALMO • 動的モデル: 現在の欠陥データに基づく予測 – 「プロセスやチームの違いに関わらず、欠陥発見数は 既知の分布に従うはず」 – 記録以降で予測可 過去の類似実績不要 – ライフサイクル全体: レイリー曲線 – テスト以降: 指数曲線、S字曲線 Center for Software Engineering, University of Southern California, “COQUALMO,” http://csse.usc.edu/csse/research/COQUALMO/ 20
  • 21. 欠陥の疑わしさ: TarantulaとFault-Localization 21 (3,2) (4,4) (0,1) P F ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ F テスト結果 P:成功,F:失敗 テストケース (int a, int b) class Max{ int max(int a, int b){ int max=0; if(b<a) max=a; if(a<=b) max=6; return max; } } Visualization for Fault Localization. James A. Jones, Mary Jean Harrold, and John Stasko. Proceedings of the Workshop on Software Visualization, 23rd International Conference on Software Engineering, Toronto, Ontario, Canada, May 2001 http://pleuma.cc.gatech.edu/aristotle/Tools/tarantula/ 下條 清史, 坂本 一憲, 鷲崎 弘宜, 深澤 良彰, "複数言語対応かつ算出式変更可能なバグローカリゼーションフレームワークの提案", 電子 情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会3月 (IEICE-SIGSS), 2013. P(s) F(s) %P(s) %F(s) Risk 1 2 1.0 1.0 0.5 1 2 1.0 1.0 0.5 1 0 1.0 0.0 0.0 1 2 1.0 1.0 0.5 0 2 0.0 1.0 1.0 1 2 1.0 1.0 0.5 Risk(s) = %F(s) %P(s) + %F(s) P(All), F(All) : 全成功,失敗テスト数 P(s), F(s) : sを通るテスト数
  • 23. Goal-Question-Metric (GQM) パラダイム • 明確に目標を据えて、目標に対して必要なメトリクスを対応 付けるゴール指向(目標指向)な枠組み • 目標(Goal): 測定上の目標 • 質問(Question): 目標の達成を評価するための質問 • メトリクス(Metric): 質問に回答するために必要な定量的デ ータを得るための主観的・客観的メトリクス 測定する事柄 の決定 測定結果の 解釈 M. メトリクス G. 目標 Q. 質問 収集データ 目標達成評価 答え 測定値 R. van Solingen, E. Berghout, “The Goal/Question/Metric Method” McGraw-Hill Education, 1999; ISBN 0-07709-553-7.
  • 24. GQMモデル(グラフ)の例 • 目標 – G. コードクローン含有の観点から保守性の低いコードを 特定できている。 • 質問 – Q1: コードクローンは存在するか? → M1, M2 – Q2: 発見されたコードクローンは保守上有害か? → M3 • メトリクス – M1: ソースコードの全体的な重複度 – M2: モジュール単位のコードクローン含有率 – M3: コードクローンに対するマネージャの主観的評価 24 G Q1 Q2 M1 M2 M3 楠本真二, 肥後芳樹, “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリクスの活用”, コンピュータソフトウェア, 2012. V. Basili, et al.: Goal, Question, Metric Paradigm, Encycloperia of Software Engineering, Vol. 1(1994) リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの", 日経BP社 , 2009.
  • 25. コツ1: 目標テンプレートとコンテキスト • 目標の一般性、扱う範囲の明確化 • テンプレート – 例: コードクローン含有の観点から保守性の低いコードを 特定できている。 – 対象 (Analyze) 例: ソースコード – 目的 (Purpose) 例: 保守性の低いコードの特定 – 関心 (Respect to) 例: コードクローン情報 – 視点 (View) 例: プロジェクトマネージャ – 環境 (Context) 例: A社の開発環境 • 環境 – ドメイン、開発者数、経験、開発プロセス・手法、規模・工 数、信頼性要求、・・・ 25楠本真二, 肥後芳樹, “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリクスの活用”, コンピュータソフトウェア, 2012. V. Basili, et al.: Goal, Question, Metric Paradigm, Encycloperia of Software Engineering, Vol. 1(1994) リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの", 日経BP社 , 2009.
  • 26. コツ2: Question導出の観点 • 測定対象そのものを目的から見て明確にする – 例: ○○はいくらか? • 対象の属性を評価者の視点から見て明確にす る – 例: ○○は(従来と比べて)改善されているか? • 対象の特徴を評価者の視点から見て評価する – 例: ○○は××からみて目に見えて改善されている か? 26 楠本真二, 肥後芳樹, “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリクスの活用”, コンピュータソフトウェア, 2012.
  • 27. GQMの拡張 • 上位/ビジネスゴール (参考: GQM+Strategies) – 測定上のGoalの上位ゴール – B. 収益が拡大している -> G. 収益向上を予測できている – B. ツールが開発状況の把握に役立っている -> G. 要求の不安 定さを把握できている • 仮定(Hypothesis, Assumption) – Question導出にあたり仮定している事柄 – H. 要求が不安定であれば設計は頻繁に変更される。 • 解釈(Interpretation) – もし「条件式」ならば「Goalはこのように達成・未達成である」 – I. もしLOCが少なすぎず、かつ、設計変更回数が一定以上なら ば、要求が不安定な可能性がある。 • メカニズム(Mechanism) – データの収集と報告を実施する責任者、収集・報告頻度、必要な インフラ – 例: プロジェクトマネージャが毎週、XXXレポートを参照して・・・ 27 リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎 ソフトウエアの測定と 見積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009. Monden, Basili, et al.: Customizing GQM Models for Software Project Monitoring, IEICE Trans., 2012.
  • 28. 仮説や解釈を伴う例 28Monden, Basili, et al.: Customizing GQM Models for Software Project Monitoring, IEICE Trans., 2012. G. 特定プロジェクトにおける要求の不安定さを把握できている Q. ソースファイルの 変更頻度はいくらか? Q. ファイルの変更 規模はいくらか? FCt. 一週間以内の ファイル更新回数 FCd. 一週間以内の削除 を伴うファイル更新回数 FLa. 一週間以 内の追加行数 A. 要求が不安定であれば コードは頻繁に削除を 伴って変更される A. 要求が不安定であれば コードは大きく変更される FLd. 一週間以 内の削除行数 I. FCt が極端に大きくなく、かつ、 FCdが以前よりも大きいのであれ ば、要求が不安定な可能性あり I. FLa が極端に大きくなく、かつ、 FLdが以前よりも大きいのであれ ば、要求が不安定な可能性あり ・・・
  • 29. コツ3: 仮定と解釈の明確化と閾値 • 仮定を事実から分けて明確に – 何が確認済みで、何が未確認なのか – 測定評価の繰り返しにおける見直し • 解釈の効用 – 多面的な捉え方 – 閾値の明確化 • 閾値の決定 [Alves10] – ベンチマーク分布: 平均±k・σ、割合によるリスク設 定(低リスク 0-70%、中 70-80%・・・) – 経験ベース、メトリクス毎の特徴づけ、欠陥との照ら し合わせなど – 現物確認・ヒアリングを経て閾値見直し 29 Tiago L. Alves, et al., “Deriving Metric Thresholds from Benchmark Data,” ICSM 2010
  • 30. GQM+Strategies: 組織目標・戦略・測定上の目標 • 事実(Context)や仮定 (Assumption)を明示 して戦略結びつけ • 組織上位から下位まで 連鎖 • 測定上の目標を掲げた GQMグラフを紐づけ定 量評価 • IESEによる開発、ツー ルあり • 早稲田大学ゴール指 向経営研究会、ITC 研 究会 開始(’13~) 組織上位の目標 組織上位の戦略 組織中位の目標 組織中位の戦略 組織下位の目標 事実・仮定 ・・・ G Q Q M M GQMグラフ目標ツリー G Q Q M M G Q Q M M G Q Q M M Basili, V.R., et al. “Linking Software Development and Business Strategy Through Measurement,” IEEE Computer, Vol.43, No.4, pp.57-65, 2010. 新谷勝利、平林大典: “企業・組織の目標達成とIT 導入計画の整合化を実現するための手法推進”、 SEC Journal、2012.
  • 31. GQM+Strategies グリッドの例 鷲崎弘宜、”ゴール指向の測定評価と留意 – GQMパラダイムと拡張 -”、メトリクス公団、Vol.1、TEF東海メトリクス勉強会、2013. 顧客からの不具合 報告を削減できて いる G: コードの 保守性を定量 評価できている ソフトウェアの保守 性を改善する テスト効率を改善 する 開発時にコードの 保守性評価を20% 改善できている 製品の品質を改善 する 顧客満足度を向上 できている 製品の品質が 高ければ・・・ Q1 Q2 M1 M2 ビジネス レベル ソリューション 事業部 (ソフトウェア レベル) 目標 戦略 品質保証 チーム 開発チーム テストプロセスを 改善する
  • 34. ワークショップの進行予定 1. 測定上の目標のブレーンストーミング – ソースコードの規模や特定品質の把握 – ソースコードの特定品質の改善 – ソースコードの特徴やテスト結果と関係するプロダクトやプロセ スの品質・状況の把握(あるいは改善) – その他 2. チームでGQM適用 – 測定上の目標の詳細化 – 質問の導出と仮説の明確化 – メトリクスの識別(可能であれば解釈も) 3. チーム内でモデル見直し – G-Q-M の縦の妥当性 – Q-M の横の広がりの網羅性 (チームでGQM+Strategies適用検討) – 測定上の目標に対する組織トップの目標の明確化 – トップの目標からの戦略と組織下位の目標連鎖 1. 発表と講評 34
  • 35. まとめ、メッセージ • ソフトウェア開発の厳しさとメトリクスの重要性 – 開発の管理、品質把握と改善 • メトリクスの限界を知り意思決定に役立てる – 測定方法、信頼性、妥当性、負のホーソン効果 – 基本的なメトリクス: 規模、複雑性、欠陥 • GQMによる目標指向の測定 – 適用のコツ: 目標詳細化、質問導出、仮定と解釈 – 測定と改善のプロセス – GQM+Strategiesによる組織目標へのひもづけ 35
  • 36. より詳しくは • メトリクス全般 – リンダ・M・ライルド, M・キャロル・ブレナン著, 野中誠, 鷲崎弘宜 訳 , "演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎 ソフトウエアの測定と見 積もりの正しい作法", 日経BP社 , 2009. • GQM – 鷲崎弘宜、”ゴール指向の測定評価と留意 – GQMパラダイムと拡 張 -”、メトリクス公団、Vol.1、TEF東海メトリクス勉強会、2013. – 楠本真二、肥後芳樹: “GQMパラダイムを用いたソフトウェアメトリ クスの活用”、コンピュータソフトウェア、29(3)、pp.29-38、2012. – Basili, V., Caldiera, C., and Rombach, D.: “Goal, Question, Metric Paradigm, Encyclopedia of Software Engineering,” Vol.1, pp. 528–532, 1994. • GQM+Strategies – Basili, V.R., Lindvall, M., Regardie, M., Seaman, C., Heidrich, J., Munch, J., Rombach, D., Trendowicz, A.: “Linking Software Development and Business Strategy Through Measurement,” IEEE Computer, Vol.43, No.4, pp.57-65, 2010. – 新谷勝利、平林大典: “企業・組織の目標達成とIT導入計画の整 合化を実現するための手法推進”、SEC Journal、2012. • 事例 – 鷲崎弘宜, 田邉浩之, 小池利和, “ソースコード解析による品質評価 の仕組み”, 日経エレクトロニクス, 2010年1月25日号, 2010. – 鷲崎弘宜, 阿左美勝, 田邉浩之, “モデル活用の効能: 第1回 モデ ルを書く意味”~ “モデル活用の効能: 第4回 参加チームの事例 3″,日経エレクトロニクス, 日経BP社, 2011年8月8日号~11月号 36
  • 38. 規模や複雑さから品質診断へ • GQMパラダイムによる段階的マッピング G.信頼性 G. 保守性 G. 移植性G. 効率性 G. 再利用性 G. 解析性 G. 変更性 G. 試験性目標 メトリクス M. コールグラフ 階層の深さ M. サイクロ マティック複雑度 M. 関数内の 戻り点の数 各種ツール で測定 G. 安定性 ・・・ ・・・ Q.制御構造が 複雑すぎない か? 質問 副質問 Q.処理が複雑 すぎないか? Q.処理が構造 化されているか? 言語独立 言語依存 Q.複雑な文を記 述していない か? ・・・・・・ ・・・ …… … …… … …… … …… … プログラム ソースコード 38鷲崎弘宜,田邉浩之,小池利和,ソースコード解析による品質評価の仕組み,日経エレクトロニクス 2010/1/25 [Adqua] http://www.ogis-ri.co.jp/product/b-08-000001A6.html 信頼性 効率性 保守性移植性 再利用性
  • 39. 対象例: ETロボコン・コード改善 • 規模: 1481 ELOC, 18クラス, 121関数 • サイクロマティック複雑度の大きい関数をリストアップ • しかし「数」だけでは問題は分からない → 対象の詳細調査へ 39 保守性 得点 78.6 偏差値 36.1 解析性 得点 79.3 偏差値 38.7 変更性 得点 89.3 偏差値 46.2 安定性 得点 84.3 偏差値 50.0 試験性 得点 61.5 偏差値 35.8 品質特性 品質副特性 ファイル名 関数名 サイクロマ ティック複雑度 関数の 物理行数 Magi.cpp decideSynthetic() 12 55 Tactics.cpp getDriver(DriveStatus::eDifficultKind) 12 51 StepDriver.cpp drive(bool) 11 119 SeesawDriver.cpp drive(bool) 8 100 GarageDriver.cpp driveIn(void) 8 73 Main.cpp TASK(TaskDrive) 7 91 Magi.cpp getDriveStatus() 7 37 PositionDecision.cpp updateLocation() 6 81 Tactics.cpp ~Tactics(void) 5 15 ファイル名 関数名 サイクロマ ティック複雑度 関数の 物理行数 Magi.cpp decideSynthetic() 12 55 Tactics.cpp getDriver(DriveStatus::eDifficultKind) 12 51 StepDriver.cpp drive(bool) 11 119 SeesawDriver.cpp drive(bool) 8 100 GarageDriver.cpp driveIn(void) 8 73 Main.cpp TASK(TaskDrive) 7 91 Magi.cpp getDriveStatus() 7 37 PositionDecision.cpp updateLocation() 6 81 Tactics.cpp ~Tactics(void) 5 15 Question 得点 偏差値 メトリック 得点 処理が複雑すぎないか 44.5 37.7 制御フローグラフの最大ネスト数 40.9 サイクロマティック複雑度 46.8 処理が構造化されているか 99.5 46.5 break等のないswitch文の数 91.0 要素間の結合度は低くなって いるか 75.9 48.1 使用する他クラスの種類数 69.3 自クラスを使用する他クラスの種類数 70.4 要素の規模は適切か 59.1 43.7 関数の実行コード行数 34.5 クラスの実行コード行数 35.6 ファイル内の関数の数 85.6 クラス内のメソッド数 78.1 鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日
  • 40. //============================================================================= // 走行ステータスに応じて走行クラスを返却 Driver* Tactics::getDriver(DriveStatus::eDifficultKind kind) { Driver* drive; drive = 0; switch(kind) { case DriveStatus::LINETRACE: if(mLineTraceDriver == 0) { mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid); } drive = mLineTraceDriver; break; case DriveStatus::SEESAW: if(mSeesawDriver == 0) { mSeesawDriver = new SeesawDriver(mrGyro, mMaimai, mPid); } drive = mSeesawDriver; break; case DriveStatus::STEPS: if(mStepDriver == 0) { mStepDriver = new StepDriver(mrGyro, mMaimai, mPid); } drive = mStepDriver; break; case DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE: if(mGarageDriver == 0) { mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision); } drive = mGarageDriver; break; case DriveStatus::INCOURSE_GARAGE: if(mGarageDriver == 0) { mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision); } drive = mGarageDriver; break; default: if(mLineTraceDriver == 0) { mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid); } drive = mLineTraceDriver; break; } return drive; } //============================================================================= // 走行ステータスに応じて走行クラスを返却 Driver* Tactics::getDriver(DriveStatus::eDifficultKind kind) { Driver* drive; drive = 0; switch(kind) { case DriveStatus::LINETRACE: if(mLineTraceDriver == 0) { mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid); } drive = mLineTraceDriver; break; case DriveStatus::SEESAW: if(mSeesawDriver == 0) { mSeesawDriver = new SeesawDriver(mrGyro, mMaimai, mPid); } drive = mSeesawDriver; break; case DriveStatus::STEPS: if(mStepDriver == 0) { mStepDriver = new StepDriver(mrGyro, mMaimai, mPid); } drive = mStepDriver; break; case DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE: if(mGarageDriver == 0) { mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision); } drive = mGarageDriver; break; case DriveStatus::INCOURSE_GARAGE: if(mGarageDriver == 0) { mGarageDriver = new GarageDriver(mPositionDecision); } drive = mGarageDriver; break; default: if(mLineTraceDriver == 0) { mLineTraceDriver = new LineTraceDriver(mMaimai, mPid); } drive = mLineTraceDriver; break; } return drive; } //============================================================================= // 難所走行状態の更新 void Magi::decideSynthetic() { // 次に目指す難所を取得 ChangePoint p = mStrategy.getChangePoint(); // 事前に登録した判定クラスから難所を取得 int decideCount = 0; for (SINT i = 0; i < mNumOfJudge; i++) { if (mJudgeAddressTable[i]->decideHard(p)) { decideCount++; } } if (decideCount >= 1) { switch (p.getPointKind()) { case ChangePoint::SEESAW_IN: mDifficultKindBuf = DriveStatus::SEESAW; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::SEESAW_OUT: mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::STEPS_IN: mDifficultKindBuf = DriveStatus::STEPS; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::STEPS_OUT: mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::OUTCOURSE_GARAGE: mDifficultKindBuf = DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::INCOURSE_GARAGE: mDifficultKindBuf = DriveStatus::INCOURSE_GARAGE; mCangeCount = 0; break; default: break; } // 目指す難所を更新する mStrategy.next(); } // 難所判定後、時間差で走行を切替えるケースに備える if (mCangeCount > 0) { mCangeCount--; } else if (mCangeCount == 0) { mCangeCount--; // 走行切替 mStatus.setDifficultKind(mDifficultKindBuf); } } //============================================================================= // 難所走行状態の更新 void Magi::decideSynthetic() { // 次に目指す難所を取得 ChangePoint p = mStrategy.getChangePoint(); // 事前に登録した判定クラスから難所を取得 int decideCount = 0; for (SINT i = 0; i < mNumOfJudge; i++) { if (mJudgeAddressTable[i]->decideHard(p)) { decideCount++; } } if (decideCount >= 1) { switch (p.getPointKind()) { case ChangePoint::SEESAW_IN: mDifficultKindBuf = DriveStatus::SEESAW; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::SEESAW_OUT: mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::STEPS_IN: mDifficultKindBuf = DriveStatus::STEPS; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::STEPS_OUT: mDifficultKindBuf = DriveStatus::LINETRACE; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::OUTCOURSE_GARAGE: mDifficultKindBuf = DriveStatus::OUTCOURSE_GARAGE; mCangeCount = 0; break; case ChangePoint::INCOURSE_GARAGE: mDifficultKindBuf = DriveStatus::INCOURSE_GARAGE; mCangeCount = 0; break; default: break; } // 目指す難所を更新する mStrategy.next(); } // 難所判定後、時間差で走行を切替えるケースに備える if (mCangeCount > 0) { mCangeCount--; } else if (mCangeCount == 0) { mCangeCount--; // 走行切替 mStatus.setDifficultKind(mDifficultKindBuf); } } 40鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日
  • 41. 「数」から問題・原因の特定へ • 散らばり or もつれあい • 「難所に関する処理・責務(関心事)」のパッケージ横断な散らばり 41 コンポーネント ECROBOT API 走行系 判定処理系 3重多数決 + 走行ステータス更新() : 走行ステータス + 開始判定() : boolean + 総合判定() : void 戦略 + 目標切替ポイント取得() : 切替ポイント 切替ポイント - 灰色検知フラグ - 座標 - 推定時間 審判 + 難所判定(切替ポイント) : boolean + フェイルセーフ判定(走行ステータス) : boolean 時間判定 - 現在時間 + 時間判定(推定時間) : void - 時間更新() : void 位置判定 - 現在位置 + ロケーション判定(座標) : void - 現在位置更新() : void 色判定 - 現在色 + 灰色検知(灰色検知フラグ) : void - 現在色更新() : void Main + 初期化() : void + 走行開始() : void 走行ステータス - IN/OUTフラグ + getter() : void + setter() : void <<enum>> 走行種別 - キャリブレーション - 走行 - 停止 <<enum>> 難所種別 - ライントレース - 階段 - シーソー通過 - ガレージイン 戦術 - 走行 + 走行クラス取得(走行ステータス) : 走行 走行 + 走る() : void ライントレース走行 階段走行 シーソー通過走行 ガレージイン走行 ロケーション + 現在座標取得() : void まいまい式 - 補正ライトセンサ値 - 定周期ライトON() : void - 定周期ライトOFF() : void + 補正ライトセンサ値取得() : void PID制御 - PID算出() : void + 進行方向取得() : 進行方向 インテリジェントモーター - 補正係数 + モーター出力補正() : void + モーター出力設定(右出力, 左出力) : void タッチセンサ + センサ値取得() : boolean タイマー + 時間取得() : 時間 ジャイロセンサ + センサ値取得() : ジャイロセンサ値 ライトセンサ + センサ値取得() : ライトセンサ値 + ランプ設定(ON/OFF) : void モーター + モーター出力設定(出力) : void + 回転数取得() : 回転数 1 走行クラスを 取得する 1 切替ポイントを 取得する * 1 3 難所を判定する 1 走行ステータスを取得する 1 走る 4 生成する 1 センサ値を 取得する 1 1 時間を取得 する 1 1 現在座標を 取得する 1 1 センサ値を 取得する 1 1 ライトセンサ値を 取得する 1 1 センサ値を 取得する 1 1 モーター値を設定する 2 1 モーター値を 設定する 1 1 進行方向を 取得する 1 1 ライトセンサ値を 取得する 1 1 回転数を取得する 2 鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日
  • 42. 改善結果 42 走行系判定処理系 3重多数決 + 難所判定(切替ポイント) : boolean 切替ポイント - 灰色検知フラグ - 座標 - 推定時間 審判 + 難所判定(切替ポイント) : boolean + フェイルセーフ判定(走行ステータス) : boolean 時間判定 - 現在時間 + 時間判定(推定時間) : void - 時間更新() : void 位置判定 - 現在位置 + ロケーション判定(座標) : void - 現在位置更新() : void 色判定 - 現在色 + 灰色検知(灰色検知フラグ) : void - 現在色更新() : void Main + 初期化() : void + 走行開始() : void 走行ステータス - IN/OUTフラグ + getter() : void + setter() : void <<enum>> 走行種別 - キャリブレーション - 走行 - 停止 戦術 - 走行 + 走行開始() : void 走行 + 走る() : void + 切替ポイント取得(IN/OUT) : 切替ポイント ライントレ ース走行 階段走行 シーソー通過走行 ガレ ージイン走行 1 1 3 難所を判定する 1 1 難所を判定する 1 1 1 +構成要素1..* {ordered} 1 +出時0..1 1 +入時0..1 1 1 走行を開始する 1 Question 得点 偏差値 メトリック 得点 処理が複雑すぎないか 52.0 42.7 制御フローグラフの最大ネスト数 48.0 サイクロマティック複雑度 55.2 処理が構造化されているか 98.7 46.1 break等のないswitch文の数 90.8 要素間の結合度は低くなって いるか 75.6 47.9 使用する他クラスの種類数 68.8 自クラスを使用する他クラスの種類数 67.7 要素の規模は適切か 62.7 47.4 関数の実行コード行数 37.6 クラスの実行コード行数 39.6 ファイル内の関数の数 87.6 クラス内のメソッド数 81.1 7.5 UP 3.6 UP 7.1 UP 8.4 UP 3.1 UP • 関心事の局 所化 • 保守性改善 鷲崎, 阿佐美, 田邉, ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能: 第2回参加チームの事例,日経エレクトロニクス, 2011年9月5日