Maker Faire Tokyo 2012の資料。 組み込み未経験だけどちょっと作ってみたいぞという人は、最小構成のArduinoにちょっと追加して手作業で作るとこから始めるといいんじゃない、という感じの説明用。

1. 意外とかんたん
電子ガジェットDIY
自作Arduino互換機の設計と実装
久川 真吾

2. 1.何を作るか決める
例：こんな感じでうさぎを光らせたいなぁ
電池&フルカラー&リモコンに反応させたいなぁ

3. 2.Arduinoの回路図に部品を追加
最小構成のArduinoはこれだけ リモコン
電池ホルダ
センサ
３色LED(心臓)
３色LED(両目)
リモコンセンサや電池ホルダだけ追加する
必ずブレッドボード上で動作確認しておく

4. 3.部品をラフに配置
基板
黄色は「まだ未配線」の意味
左から右に部品を置いていく
回路図から配置図に切り替えて、
好きな大きさ・形の基板に部品を配置

5. 4.自動配線ボタンを押す
最初のうちは自動で十分
エラーが出たら配置を変えたり、一部手動配線

6. 5.メール添付で海外に基板発注
5cm x 5cmが10枚で$10から

7. 6.はんだマスクを作る
カッティングプリンタCraftROBOを使用
はんだづけするところだけ、紙に穴をあける

8. 7.クリームはんだを塗る
基板にはんだマスクをかぶせ、ヘラで塗る
マスクをはずすと、基板にはんだが載っている

9. 8.ピンセットで部品を載せる
はんだの上に、表面実装部品を置く
多少ズレても、溶けたはんだの表面張力が補正する

10. 9.オーブンではんだづけ
お好み焼きホットプレートでも可

11. 10.残りの部品をはんだづけ
ソケットや赤外線センサなど足のある部品は、
はんだごてを使って手でつける

12. 11.プログラムを書き込む
Arduinoのファームウェアと、
動作プログラムを書き込む

13. 12.完成
上手な人に基板をレビューしてもらったり、
反省点をフィードバックして次の基板を作る

14. 基板設計・実装
ワークショップ&勉強会
今後はじめる予定
shingohisakawa@gmail.com
Twitter: @hisashin