1. 130216日本救急医学会関東地方会
Instructional Systems Designによる
Rapid Response Systemsのデザイン
池上敬一、杉木大輔、浅香えみ子
獨協医科大学越谷病院救急医療科、同看護部
13年2月15日金曜日

2. ACLSとRRT/METの位置づけ
ACLSでは手遅れ、RRSはACLSよりベター
13年2月15日金曜日

3. 最も安全なのは
Structured
Interdisciplinary
Bedside Rounds
(SIBR)
13年2月15日金曜日

4. RAPID RESPONSEシステム
「入力」系 「出力」系
RRSの起動 METの現場への派遣と
・RRT/METの要請 必要な処置
MET; Medical Emergency Team
初動に引続き必要な医療を行う
急変発生の察知 早期問題解決
・安定化
患者急変発生 4 ・専門治療
・通常モードで対応不可
・迅速対応が必要 事後検証とシステム改善
39
「管理」系 病院管理者：システム導入とモニタ
13年2月15日金曜日

5. RRSの教育・トレーニング
「入力」系 「出力」系
RRSの起動 METの現場への派遣と
・RRT/METの要請 必要な処置
MET; Medical Emergency Team
初動に引続き必要な医療を行う
急変発生の察知 早期問題解決
・安定化
患者急変発生 4 ・専門治療
・通常モードで対応不可
・迅速対応が必要 事後検証とシステム改善
39
「管理」系 病院管理者：システム導入とモニタ
13年2月15日金曜日

6. RAPID RESPONSEシステム
システマティックな導入
1. 病院管理者の意思決定とリソース（人、時間、環境）提供
2. 全体プラン
3. 教育・トレーニングのニーズ分析、プランとデザイン
4. 教育・トレーニングの実施
5. インプリメンテーションとアセスメント
6. アウトカム・インパクト評価
13年2月15日金曜日

7. RAPID RESPONSEシステム
システマティックな導入
インストラクショナル・システムズ・デザイン
1. 病院管理者の意思決定とリソース（人、時間、環境）提供
2. 全体プラン
インストラクショナル・デザイン
3. 教育・トレーニングのニーズ分析、プランとデザイン
4. 教育・トレーニングの実施
5. インプリメンテーションとアセスメント
6. アウトカム・インパクト評価
13年2月15日金曜日

8. RAPID RESPONSE TEAM
教育・トレーニング
タスク分析・学習階層・前提条件の例
呼吸・循環の異常が説明できる
呼吸・循環の異常を見分けられる
呼吸・循環の異常と判断したとき、とるべき行動を想起できる
とるべき行動を実行できる
チームでタスクを遂行できる
シミュレーション学習＋オン・ザ・ジョブトレーニング
13年2月15日金曜日

9. RAPID RESPONSE TEAM
教育・トレーニング
タスク分析・学習階層・前提条件の例
呼吸・循環の異常が説明できる RRTモジュール1
RRTモジュール2
呼吸・循環の異常を見分けられる
RRTモジュール3-1
呼吸・循環の異常と判断したとき、とるべき行動を想起できる
RRTモジュール3-2
とるべき行動を実行できる
チームでタスクを遂行できる
RRTモジュール4
シミュレーション学習＋オン・ザ・ジョブトレーニング
13年2月15日金曜日

10. RAPID RESPONSE TEAM
教育・トレーニング
タスク分析・学習階層・前提条件の例
呼吸・循環の異常が説明できる RRTモジュール1
RRTモジュール2
呼吸・循環の異常を見分けられる
RRTモジュール3-1
呼吸・循環の異常と判断したとき、とるべき行動を想起できる
KIDUKI RRTモジュール3-2
とるべき行動を実行できる
チームでタスクを遂行できる
RRTモジュール4
シミュレーション学習＋オン・ザ・ジョブトレーニング
13年2月15日金曜日

11. KIDUKI ver.2.0のデザイン
知的スキル：行動を選べる
スルー、報告、記録、リアセスメント
態度スキル：行動できる
行動を妨げる職場環境を明らかにする
統合されたスキルとして学習
知的スキル、態度、手技のネットワーク
チームワークなどのNTSを含む
言語情報：説明できる
知的スキル1：考えて選べる
知的スキル2：見て、聞いて選べる
13年2月15日金曜日

12. モジュール１言語情報
13年2月15日金曜日

13. モジュール２ 弁別
13年2月15日金曜日

14. ルールと問題解決の違い
問題解決
上位
問題解決 リアルな患者「山田さん」の蘇生
（個別の） ルール
無脈性心停止アルゴリズム
ルール
概念
概 念
心停止の認識
下位 弁 別 弁別
知的スキルの構造 反応の有無、呼吸の有無、脈拍の有無
13年2月15日金曜日

15. ルールの有用性・限界
参加者全員が「知る・できる」：前提
前提が満たされないと、実践できない
BLS/ICLS/ACLS・・・
13年2月15日金曜日

16. KIDUKI ver.2.0のデザイン
知的スキル：行動を選べる
スルー、報告、記録、リアセスメント
態度スキル：行動できる
行動を妨げる職場環境を明らかにする
統合されたスキルとして学習
知的スキル、態度、手技のネットワーク
チームワークなどのNTSを含む
言語情報：説明できる
知的スキル1：考えて選べる
知的スキル2：見て、聞いて選べる
問題解決能力
13年2月15日金曜日

17. 問題解決能力の学習デザイン
詳細かつリアルなシナリオ
教えない教材・インストラクション
デブリーフィング
学び直しができる教材
13年2月15日金曜日

18. まとめ
インストラクショナル・システムズ・デザインを用
いたRRSのデザインについて述べた
教育・トレーニングのデザインにはインストラクシ
ョナル・デザイン（ID）が必須である
ACLS/ICLSは「ルール」の学習にとどまる
JSISHは「問題解決スキル」を獲得する教材を開発中
13年2月15日金曜日