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1952 仙台生まれ、誕生団塊世代の弟分
1971 印刷会社に就職 工場で機械を操作、その後営業に。障がい者多数の職場。
1976 海外向け広告・広報制作会社に。トヨタ、ソニー、オリンパス、キャノンなどなど
1981 「マイコン革命」遭遇。パソコン導入、マニュアル制作、テクニカルラインティング
展開
1985 パソコン通信遭遇。米国調査、大分コアラとの出会い。
1986 ネットワーキングデザイン研究所設立、ネットワーキングフォーラム開催
1990 ハイパーネット日出会議開催、未来のネット社会がテーマ。 H. ラインゴールド招待
。
1991 国際大学 GLOCOM 設立、参加。 D. ファーバーとの出会い。インターネット遭遇
1992 INET92 V. サーフ、 M. ケイパーらとの出会い。
1993 ハイパーネットワーク社会研究所設立、参加。
1994 ホワイトハウス訪問、日本と米国の情報政策をつなぐ
1996 NTT 「分割」答申 アジアへの関心。
1997 マレーシアに「アジアネットワーク研究所」設立。 APIA 経由 ICANN 設立に関与。
2000 Y2K 対応。日本に帰国。 G8 DOT Force に参加。途上国 IT 支援。
2004 多摩大情報社会学研究所設立、参加。ガバナンス、セキュリティ調査。 WSIS 、 IGF
参加。
2008 衛星ブロードバンド普及推進協議会。
2009 日本ドメイン名協議会設立、参加。
2011 東日本大震災、 iSPP 設立、 ICT による支援活動を模索。
5. 田中浩也 (38) x 公文俊平 (78)
2013.1.22
@ 慶應 SFC
Facebookに動画でアップ
6. デジタル革命 3.0 へ
= 半導体・パソコン(単体)
2.0 = 携帯・インターネット(つながった)
1.0
→ ここまでは、ヒトの「頭脳」同士を
つなぐ革命
=ソーシャルファブ
3D プリンター、レーザーカッターなどを駆使
した
新しいモノづくり
自分が欲しいものが作れる、手に入る
コミュニティ、人々の間で、ソーシャルにつく
る
3.0
9. 「ウェブ社会からファブ社会へ」
(田中浩也『情報処理』 2013.8 月・巻頭・一部
略)
3D プリンタが製造業を復権すると「メイカームーブメン
ト」がマスメディアで喧伝されているが,実はいま起こって
いる革命は製造業の話ではなく,情報社会の進歩の話である
と捉えたほうがよい.
3D プリンタ,レーザーカッター, CNC ミリングマシン,
コンピュータ刺しゅうミシン, 3D スキャナといった「ディ
ジタルファブリケーション」技術は,情報(データ)を物質
(もの)に,物質を情報に相互に変換するための機器群であ
る.
それらは PC に繋がれているだけでなく,インターネットに
も繋がれている.これによって,日常的にものを試作したり
,データでものを遠隔に転送したり,また地球上の好きな場
所で(好きな機械で)データを物質化する,ということがで
14. [ 公文 ]
デジタル化とソーシャル化の三局
面
デジタル化
ソーシャル化
(第三次産業革命)
(第一次情報革
命)
出現: 20 世紀後半 コンピューティング
(インターネット、クラウ
-
ド)
情報処理
(ネット / ウェブ
社会)
コミュニケーション
(ソーシャルメディア
、
ソーシャルネットワー
ク)
突破: 21 世紀前半 マニュファクチュアリング
(デジタル工作機械、
-
原料供給・回収インフラ)
もの処理
( ファブ社会)
ファブリケーション
(FabLab ネットワー
ク)
( BioLab ネットワー
ク)
ソリューション
成熟: 21 世紀後半 サービシング
さらにその先には、連続無限次元の確率空間とアナログの世界
(介護ロボット等)
- が?
( SocLab ネットワー
制度処理
ク)
2014/1/10 鈴木健の「なめらかな社会」、飛田武幸の「ホワイトノイズ解
(ピア社会)
析」など
15. [ 公文 ]
デジタル化と ソーシャル化の出現局面
1950-2025
[出現局面自体は、さらに三つの小局面に分解できる]
とくに「突破の出現」と同時進行中の「出現の成熟」局面に注意
デジタル
コンピューティング
2014/1/10
ソーシャル
コミュニケーション
出現の出現:1950-
メーンフレーム
新意識と(対抗・サブ
)文化
ハードウエア中心
出現の突破:1975-
ダウンサイジング
ネットワーキング運動
ソフトウエア中心
出現の成熟:2000-
クラウド/モバイル化
ソーシャルメディア普
及
「もののインターネット」との融合
(ビッグ)データ中心
:
16. [ 公文 ]
デジタル化と ソーシャル化の突破局面
2000-2075
[突破局面自体も、さらに三つの小局面に分解できる]
デジタル
ル
マニュファクチャリング
ョン
ファブリケーシ
突破の出現:2000-
Makers 運動
動
2014/1/10
突破の突破:2025-
デジタル工作機械産業
ィ化
ソーシャ
FabLabs 運
ファブコミュニテ
17. ファブ社会の第一歩、
「 FabLab 」の出現
ニール・ガーシェンフェルド MIT 教授が提唱・
開始( 2002 )
「(ほぼ)あらゆるもの (almost) anything 」をつ
くることを目標に、 3D プリンタやカッティング
マシンなど、多様なデジタル工作機械を備えた
オープンな市民工房とその世界的ネットワーク
Fab = 「 Fabrication 」(ものづくり)と
「 Fabulous 」(素敵・楽しい・愉快)の2つの意
味
個人が自らの必要性や欲求に応じ、自分(たち)
でほしいものを自由に作り出せる社会をビジョン
に
18. 世界に広がる FabLab
世界約 40 ヶ国 、 500 カ所( 2013 年 11 月現在)
インド、ネパール、ケニア、ガーナ、南アなど途
上国にも
FabLab 以外の市民ラボも多数(ロシアだけで
http://fablabamersfoort.nl/nl/fablabs-globally
100 )
27. エロー首相、ペルラン生産力再建大臣(中小
企業・イノベーション・デジタル経済担当)
、文部科学大臣、通商大臣、外務大臣、県知
事同行
Digital District 政策:各地域にファブラボを
This Thursday, February 28, 2013, the FacLab (
at the University of Cergy-Pontoise, Gennevilliers ) received the
visit of Jean-Marc Ayrault, Prime Minister, accompanied by
Flower Pellerin (Minister Delegate to the Minister of Recovery
productive, responsible Small and Medium Business, Innovation
and the Digital Economy), Geneviève Fioraso (Minister for Higher
Education and Research), Nicole Bricq(Minister of Trade) and
Victorin Lurel (Minister of Overseas ), not forgetting Mr. PierreAndré Peyvel, prefect of Hauts de Seine, in full uniform.
François Germinet, President of the University, has guided all
these people (and many other accompanying with a bunch of
journalists) to our magical den to pass the baton to Emmanuelle
Roux, Laurent and Olivier Ricard Gendrin.
32. Design by Youka Watanabe
実物の貝殻を3 D スキャンし、プ
リントアウト
Photo by FabLab Kamakura
21
41. 4つのシナリオ
A. 製造業の自己革新・復権
1. 現在の大企業がイノベーションを通じて新たに生まれ変わる
2. 新興企業が既存大企業を置き替え、新たな大企業になる
3. 多数の中小企業が新たに勃興し、ニッチ市場を大規模化する
B. 製造業の構造・業態変化
1. <ファブレス>中心となり、製品企画・開発と生産活動が完全分離
2. 製造業がプラットフォームを用意、利用者の注文に個別・小グルー
プで対応した生産・販売が主流に
3. 利用者と製造者を仲介する企画・コンサルティング企業が中心とな
り、小単位のアウトレット=町中のデジタルスタジオが製品を生
産・販売
C.
製造業の衰退、 5 次産業化
A. 流通販路を確保した企業体( 3 次産業)が商品企画・開発の主導
権をとり、製造業(2次産業)を傘下に、「 5 次産業」として台
頭
D. 産業構造全体の大幅な構造変化
1. 市民が自ら生産者(のコミュニティ)を形成し、製造業とその 周辺
産業は衰退
2. 通信・流通・金融・サービスなどの 3 次産業は、市民を対象にし
45. ファブラボ大分
2013 年 11 月ソフトオープン
平成 26 年度県政推進指針 (2)活力を創造する商工業等の振興
② 3D造形技術の導入などものづくり産業の振興
・次世代のものづくり技術である3Dデジタル造形システムを活用した
、ものづくり産業の技術革新の支援と、ファブラボなどを通じた普
及啓発の推進
「元気創出基金」による事業
県内企業の生産性向上や新分野進出を促進するとともに学生や女性の関
心を高めるため、3Dプリンター等を活用した三次元造形システムの
普及啓発を行う。
•ファブラボ(ものづくり拠点)の設置
•県民向け地域・基礎講座の開催
•当面、週末・祝日のみオープン
•希望者への機材貸出も予定
47. 設置機材:
3D プリンター 3D SYSTEMS Projet160 (石膏) CubeX Duo (樹
脂) 各 1 台
ミリングマシン Roland MODELA MDX-40A 1 台
レーザーカッター Oh-Laser HAJIME 2 台
カッティングマシン Roland アイデコラ ID-01 2 台
48. 大分コミュニティ Fab 研究会
( Facebook G) 活発な活動
オ
タジ かが?
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写真 ュアい
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別府 フィギ
記念
津波シェルターでグッドデザイン大賞
販売 に誕
ア 町
ギュ 日出
フィ ボ」
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3
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1
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も
51. 123D シリーズ
iPhone iPad などのアプリで簡単に
123D
Creature
iPad
123D
Design
123D
Catch
iPhone,
iPad
123D
Make
53. “ ザ・ラボ”の仮説
“ The Lab” hypothesis
イノベーションのシステムを、だれにでもどこ
にでもオープンすることは可能だ
It is possible the opening of the innovation systems
to everyone, everywhere
インターネットと同じような、普遍的に相互に
つながったシステムをつくり出すことは可能
だ
It is possible to create a inter-universal innovation
system, open and cooperative like Internet.
60. 参考資料
• 田中浩也 「ダイヤモンドオンライン」連載:
a. 「 3 次元プリンタ」は、製造業だけを 激変させるのか?
b. 「 3 Dプリンタ」と「ミシン」の意外な共通点とは?
c. ウェブ社会からファブ社会へ
• 公文俊平「情報社会とソーシャルファブ」 www.hyper.or.jp/bbc2013
• 田中浩也『 FabLife ― デジタルファブリケーションか ら生まれる「つく
りかたの未来」』
• ニール・ガーシェンフェルド著、田中浩也、 糸川 洋訳『 Fab ― パーソ
ナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ 』
• Fab の本制作委員会 『実践 Fab プロジェクトノート』
• 田中浩也、門田和雄ほか著 『 Fab に何が可能か』
• バス・ヴァン・アベルほか、田中浩也監訳 『オープンデザイン』
• 水野操『自宅ではじめるモノづくり超入 門』
• 水野操、平本知樹、神田沙織、野村毅『はじめての 3D プリンタ ~ 3D
データ作成 / 出力まるごと体験ガイド』
• 門田和雄『 3D プリンタではじめるデジタルモノづくり 』