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つくってドヤると楽しい
秋田純一
(金沢大学)
2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
自己紹介
本業:金沢大の教員
専門:集積回路、イメージセンサ、インタラクション
好きなプロセスはCMOS 0.35um
本業2:Maker(メイカー)、ハンダテラピスト
好きな半田はPb:Sn=37:63
2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
つくっているもの ※過去のアウトプット:http://akita11.jp/works/
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つくっているもの
https://youtu.be/YyQcEqvgz0M クレジットカードサイズのArduino
激安中華マイコンのボード
M5Stackの便利グッズ
授業で使うための拡張ボード
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研究?趣味?
電子工作
(ホビー)
業界
半導体
業界
(学会・産業界)
「私の研究者・Makerとしての半生」
https://note.com/akita11/n/n6f6857f54d17
2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
Maker系イベント
世界中で開催(数え切れない・・・)
理工離れ?ものづくり離れ?どこの世界の話?
学会で寄ったオランダの田舎町でもやっていた
Maker Faire, Mini Maker Faireと規模もさまざま
NT金沢のような類似イベントも
※一時期、バブルの様相だったのは事実
(Fab施設の乱立(行政主導も)、Maker美容院、・・・)
https://fabcross.jp/topics/tks/20190117_made_in_china.html
MakerFaireTokyo2015 NT金沢
2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
NT金沢:始まり
MiniMakerFaireをやりたいと画策(2013年)
NT京都をみて、NT金沢を始めていた人がいた
合流して、拡張してみた
「作ってみたは正義」(byメーヴェの八谷さん)
会場:金沢市芸術村(~2013年)
→金沢駅前地下広場(2014年~)
2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
NT金沢:現状
 「すごいもの」も「しょぼいもの」から
 「すごい」かは、やってみないと判断できない(by高須さん)
 「見にいってみた」<<「出展してみた」
 約120ブース(抽選・セレクションなし、まだキャパはなんとか大丈夫)
 NT=「なんかつくってみた」と再定義して裾野拡大へ
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NT金沢:運営の実際
中の人=ほぼ二人
ルーチンワークが多い(会場予約、参加募集、当日)
「主催者」ではない(自称)
みんなが主役、それに場所を提供しているだけ
「主催者」がいると、みんながそれに頼ってしまう(ゴ
ミ捨てなど)
ブースの机運搬、片付けも、みんな(当事者)で
譲れないポリシー
「やりたいものは何か」を忘れない
NT金沢では「遊び場」
「やること」が目的にならないように
そのために必要なことが何かを考え、無理をしない
Webページ、チラシ:作りたい人がいたら頼む
幸い、安くてよい会場が予約できている(1万円/日:抽選)
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NT○○をやってみる
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Makerの背景:技術の民主化
2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
技術の進歩と独裁化
科学技術の進歩=社会水準の向上
科学技術の進歩=技術の高度化・複雑化
「製造者」と「利用者」の分離
製造者の「特権」:
原材料の入手(原油、電子部品、・・・)
工場・製造装置
販売チャンネル
利用者の「意識」
「ものは買う物」
大量生産・大量消費の時代が長く続いた
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技術の民主化へ
技術を、市民の手に「取り戻す」流れ
大量生産→ロングテールへ
「技術の民主化」を可能にする技術革新
実はルネッサンス時代への回帰でもある
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「なければつくる」という選択肢
14
西餅「ハルロック」(講談社コミック)より
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技術の「民主化」がもたらすもの
裾野が広がる=イノベータの多様化
「アツい思い」を具現化する
道具がある
多様性=イノベーションの土壌
小川進「ユーザーイノベーション:
消費者から始まるものづくりの未来」
(東洋経済新報社, 2013)
(L.Fleming, Harvard Business Review,
8(9), pp.22-24 (2004))
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技術が「道具」になるとは
技術が「道具」になるステップ
開発/発明される
お店で買えるようになる
使い方が知られるようになる
みんなが使うようになる
それが「道具」となって、次のステップへ
プロのみ マニア(ハイレベルアマチュア)向け だれでも
プロ(詳しい人)しか使えない
アマ(詳しくない人)でも使える
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技術が生まれて「道具」になるまで
エリンギの例
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2003年ごろから一般化
↑10年かかって「道具」に
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台湾・香港・シンガポール・タイにおける品目別市場実態調査
(生鮮きのこ)報告書」(林野庁経営課特用林産対策室 )より
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技術の民主化:半導体での例
ref: http://www.intel.com/jp/intel/museum/processor/index.htm
傾き:×約1.5/年
年を追って、複雑・高機能な集積回路がつくられるようになった
※G.Moore (インテルの創業者の一人)
G.Mooreが1965年に論文[1]で述べる→C.Meadが「法則」と命名→「予測」→「指針(目標)」へ
G.E.Moore, "Cramming more components onto integrated circuits," IEEE Solid-State Circuit Newsletter, Vol.11, No.5, pp.33-35, 1965.
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コンピュータの歴史の2つの側面
DEC VAX(1976)
1MIPS
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100MIPS
MIPS:Million Instruction Per Second (1秒間に実行できる命令数)
(世界最初のスーパーコンピュータ)
「世界トップの高速化」+「身近なものにも高速化の恩恵」の2つの側面がある
20000MIPS
10MIPS
100MIPS
20MIPS
20000MIPS
109MFLOPS
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コンピュータが「頭脳」から「部品」に
出典:ARM
機器の頭脳
関節ごとに小さい脳(神経節)
コンピュータが、システムの「主役」から「構成要素(部品)」になった
※基本的には「コンピュータ」だが、小型で安価
CPU=Central Processing Unit
(中央演算装置)
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マイコン使用
部品点数=1
コスト:100円
発振回路(555)
部品点数=4
コスト:150円
「Lチカ」のパラダイムシフト
コスト面:マイコン○(「もったいなくない」)
機能面:マイコン○(多機能・仕様変更も容易)
while(1){
a = 1;
sleep(1);
a = 0;
sleep(1);
}
※さすがにPCではちょっと・・・
Mooreの法則の結果、コンピュータが「部品」になった例
昔のLチカ
今どきのLチカ
※マイコン=Micro Controller(小さなコンピュータ)
※Lチカ=LEDチカチカ(LEDを点滅させる。英語ではBlink)
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Maker天国としての深セン
2022/4月〜9月のサバティカル研修
https://github.com/akita11/SZdiary
サバティカル日記(まとめ記事・インタビュー記事あり)
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M5Stack社でのインターン
2017年の創業
IoTマイコンボードの会社
以前から交流があった
教材として使われる例も多い
私もいくつか・・・共通教育・専門・金沢美大
製品開発を2つ:オープンイノベーションの経験
「系列」の概念がない、動的な協業(「方案公司」)
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M5Stackオフィス
文字どおり「フルスタック」
企画・意思決定→R&D→
試作→量産→倉庫
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深セン速度に慣れてしまう
TaoBaoで部品を買う→翌日届く
SZLCSCのような中国ローカルの部品ショップも
聞いたことない面白いマイコンなどが無数にある
PCB・PCBA発注→2日後に届く
日本で(TELEC的に)使えないデバイスも使える
日本で面倒になったDroneも(まだ)
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ミドルレンジ半導体のエコシステム
STmicro(意法半导体)のARMマイコンSTM32F
ピン互換でローエンドからハイエンドまで
幅広いラインアップ
最近はご多分にもれず品薄&ニセモノ流通
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STM32F互換マイコンの世界
ARMマイコンで事実上の「業界標準」っぽく
なっている
「互換」マイコンが多数ある
単なるコピーではなく、性能向上版もある
Ref: 「互換チップが次々と生
まれる中国、半導体業界の
新たな潮流」
https://eetimes.itmedia.co.jp
/ee/articles/2001/28/news03
2_2.html
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「STM32F互換」といっても「正統」も
Keilコンパイラで選べる
機能は同等or上位
GigaDevice, Geehy, FMDなどなど
だいたい”○○32Fxxx”で、
xxxのところが共通=機能を表す
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LCSC/SZLCSCにはいろいろある
型番のつけ方からして、「置き換え」を狙って
いる
堂々と「置き換えガイド」があるメーカもある
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TaoBaoでも売っている
一応「置き換え用」と書いてある
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STM32F互換チップたち
STM32F030(2.4x2.3mm)
HK32F030(2.2x2.1mm)
CKS32F030(1.9x2.1mm)
AT32F421(1.7x1.7mm)
ST-LinkV2で書き込み時、
「純正じゃない」というエラー
→ただ、動作はOKそう
ST-LinkV2で書き込み時、
「純正じゃない」というエラー
→動作は?(PWMが出ない)
STM32F421互換?
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ミドルレンジ半導体の世界
置き換え狙い=寄らば大樹
ただし、独自設計
オリジナルより高性能なものもある
背景にあるもの
高い設計力
コモディティ化した設計ツール・ノウハウ
安価でこなれた製造技術(ファブ)が使える
「先端」半導体でない半導体の世界はある
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我々は中国とどう付き合うのがいいか?
確かに政治体制など、とっつきにくい面があるのは
事実
世論調査では、対中感情が悪いほうが圧倒的に多い
技術やビジネスの現場ではあまり感じたことがない
特に若い世代は、挑戦に貪欲
「日本が中国に勝つには」は、たぶん愚問
→「日本が中国とどうつきあうか
(どう利用するか)」が得策
「漢字が読める」というアドバンテージは
圧倒的(論文、技術資料など)
「この先生きのこれるか」を欧米人はすぐに読めない
ある日突然届いたSMS
ぱっと見で、だいたい意味はわかる
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最近の日本の「ものづくり=Make」
エンジニア経歴がなくても「作りたいもの」を
作るがいる(世界的にみても日本が特異)
「技術で遊ぶ・親しむ」という文化
「作りたい」→「学ぶ」の順
かつての「ウオークマン」も机の下から
NT金沢の様子と展示作品の例
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“How to Make”からの”Made in Japan”
「与えられた仕様をしっかりつくる」教育
“Made in Japan”が高品質の代名詞に
技術が大半の市場ニーズを満たすようになった
PCのカタログの表紙にCPUスペックは載っていない
成長の目標を見失った、と言われて久しい
「iPhone?そんなものは日本でもつくれる」
「仕様をくれれば」という仮定がないか?
本当にいまでも「高品質」なのか?
「Blu-ray vs HD-DVD」の争い←→「ネット配信」
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“Make”はEasyじゃないけどFun
大人は「失敗をする機会」を奪っていないか?
「系列」のために「特定の仕事」しかできない
「失敗しないように」という大人の配慮が、
逆に興味を失わせていないか?
(プラモデル、理科実験、電子工作キット)
「興味を持ってもらう」という大人の事情はないか?
「楽=Fun」を求めている
「楽=Easy」だけではものたりない
“Fun”のためには危険も苦労も厭わない
(最近のMakerをみていれば自明)
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「最近の若いもんは・・・」
実に、うらやましい。
「総合的学習・アクティブラーニング」ネイティブ(柔軟な発想)
「アツい思い」というイノベーションの種
それを具現化できる「技術の民主化」
「技術の素養を持った○○」でいい
「エンジニア」という職種である必要はない
「理系文系」という区分けこそ無意味で弊害
「技術で遊ぶ」からで入ったっていい
「素人の工作」はあなどれない
こういう人たちが活躍できるよう、大人は伴走したい
実際、技術を極めるのは、とてつもなく難しいから

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  • 1. Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ つくってドヤると楽しい 秋田純一 (金沢大学)
  • 2. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 自己紹介 本業:金沢大の教員 専門:集積回路、イメージセンサ、インタラクション 好きなプロセスはCMOS 0.35um 本業2:Maker(メイカー)、ハンダテラピスト 好きな半田はPb:Sn=37:63
  • 3. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ つくっているもの ※過去のアウトプット:http://akita11.jp/works/
  • 4. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ つくっているもの https://youtu.be/YyQcEqvgz0M クレジットカードサイズのArduino 激安中華マイコンのボード M5Stackの便利グッズ 授業で使うための拡張ボード
  • 5. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 研究?趣味? 電子工作 (ホビー) 業界 半導体 業界 (学会・産業界) 「私の研究者・Makerとしての半生」 https://note.com/akita11/n/n6f6857f54d17
  • 6. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ Maker系イベント 世界中で開催(数え切れない・・・) 理工離れ?ものづくり離れ?どこの世界の話? 学会で寄ったオランダの田舎町でもやっていた Maker Faire, Mini Maker Faireと規模もさまざま NT金沢のような類似イベントも ※一時期、バブルの様相だったのは事実 (Fab施設の乱立(行政主導も)、Maker美容院、・・・) https://fabcross.jp/topics/tks/20190117_made_in_china.html MakerFaireTokyo2015 NT金沢
  • 7. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ NT金沢:始まり MiniMakerFaireをやりたいと画策(2013年) NT京都をみて、NT金沢を始めていた人がいた 合流して、拡張してみた 「作ってみたは正義」(byメーヴェの八谷さん) 会場:金沢市芸術村(~2013年) →金沢駅前地下広場(2014年~)
  • 8. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ NT金沢:現状  「すごいもの」も「しょぼいもの」から  「すごい」かは、やってみないと判断できない(by高須さん)  「見にいってみた」<<「出展してみた」  約120ブース(抽選・セレクションなし、まだキャパはなんとか大丈夫)  NT=「なんかつくってみた」と再定義して裾野拡大へ
  • 9. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ NT金沢:運営の実際 中の人=ほぼ二人 ルーチンワークが多い(会場予約、参加募集、当日) 「主催者」ではない(自称) みんなが主役、それに場所を提供しているだけ 「主催者」がいると、みんながそれに頼ってしまう(ゴ ミ捨てなど) ブースの机運搬、片付けも、みんな(当事者)で 譲れないポリシー 「やりたいものは何か」を忘れない NT金沢では「遊び場」 「やること」が目的にならないように そのために必要なことが何かを考え、無理をしない Webページ、チラシ:作りたい人がいたら頼む 幸い、安くてよい会場が予約できている(1万円/日:抽選)
  • 10. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ NT○○をやってみる
  • 11. Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ Makerの背景:技術の民主化
  • 12. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 技術の進歩と独裁化 科学技術の進歩=社会水準の向上 科学技術の進歩=技術の高度化・複雑化 「製造者」と「利用者」の分離 製造者の「特権」: 原材料の入手(原油、電子部品、・・・) 工場・製造装置 販売チャンネル 利用者の「意識」 「ものは買う物」 大量生産・大量消費の時代が長く続いた
  • 13. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 技術の民主化へ 技術を、市民の手に「取り戻す」流れ 大量生産→ロングテールへ 「技術の民主化」を可能にする技術革新 実はルネッサンス時代への回帰でもある
  • 14. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 「なければつくる」という選択肢 14 西餅「ハルロック」(講談社コミック)より
  • 15. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 技術の「民主化」がもたらすもの 裾野が広がる=イノベータの多様化 「アツい思い」を具現化する 道具がある 多様性=イノベーションの土壌 小川進「ユーザーイノベーション: 消費者から始まるものづくりの未来」 (東洋経済新報社, 2013) (L.Fleming, Harvard Business Review, 8(9), pp.22-24 (2004))
  • 16. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 技術が「道具」になるとは 技術が「道具」になるステップ 開発/発明される お店で買えるようになる 使い方が知られるようになる みんなが使うようになる それが「道具」となって、次のステップへ プロのみ マニア(ハイレベルアマチュア)向け だれでも プロ(詳しい人)しか使えない アマ(詳しくない人)でも使える
  • 17. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 技術が生まれて「道具」になるまで エリンギの例 1993年に日本へ 2003年ごろから一般化 ↑10年かかって「道具」に 料理番組、調理例・・・ 農林水産省「平成20年度 農林水産物貿易円滑化推進事業 台湾・香港・シンガポール・タイにおける品目別市場実態調査 (生鮮きのこ)報告書」(林野庁経営課特用林産対策室 )より
  • 18. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 技術の民主化:半導体での例 ref: http://www.intel.com/jp/intel/museum/processor/index.htm 傾き:×約1.5/年 年を追って、複雑・高機能な集積回路がつくられるようになった ※G.Moore (インテルの創業者の一人) G.Mooreが1965年に論文[1]で述べる→C.Meadが「法則」と命名→「予測」→「指針(目標)」へ G.E.Moore, "Cramming more components onto integrated circuits," IEEE Solid-State Circuit Newsletter, Vol.11, No.5, pp.33-35, 1965.
  • 19. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ コンピュータの歴史の2つの側面 DEC VAX(1976) 1MIPS Cray-1 (1978) 100MIPS MIPS:Million Instruction Per Second (1秒間に実行できる命令数) (世界最初のスーパーコンピュータ) 「世界トップの高速化」+「身近なものにも高速化の恩恵」の2つの側面がある 20000MIPS 10MIPS 100MIPS 20MIPS 20000MIPS 109MFLOPS
  • 20. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ コンピュータが「頭脳」から「部品」に 出典:ARM 機器の頭脳 関節ごとに小さい脳(神経節) コンピュータが、システムの「主役」から「構成要素(部品)」になった ※基本的には「コンピュータ」だが、小型で安価 CPU=Central Processing Unit (中央演算装置)
  • 21. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ マイコン使用 部品点数=1 コスト:100円 発振回路(555) 部品点数=4 コスト:150円 「Lチカ」のパラダイムシフト コスト面:マイコン○(「もったいなくない」) 機能面:マイコン○(多機能・仕様変更も容易) while(1){ a = 1; sleep(1); a = 0; sleep(1); } ※さすがにPCではちょっと・・・ Mooreの法則の結果、コンピュータが「部品」になった例 昔のLチカ 今どきのLチカ ※マイコン=Micro Controller(小さなコンピュータ) ※Lチカ=LEDチカチカ(LEDを点滅させる。英語ではBlink)
  • 22. Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ Maker天国としての深セン 2022/4月〜9月のサバティカル研修 https://github.com/akita11/SZdiary サバティカル日記(まとめ記事・インタビュー記事あり)
  • 23. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ M5Stack社でのインターン 2017年の創業 IoTマイコンボードの会社 以前から交流があった 教材として使われる例も多い 私もいくつか・・・共通教育・専門・金沢美大 製品開発を2つ:オープンイノベーションの経験 「系列」の概念がない、動的な協業(「方案公司」)
  • 24. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ M5Stackオフィス 文字どおり「フルスタック」 企画・意思決定→R&D→ 試作→量産→倉庫
  • 25. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 深セン速度に慣れてしまう TaoBaoで部品を買う→翌日届く SZLCSCのような中国ローカルの部品ショップも 聞いたことない面白いマイコンなどが無数にある PCB・PCBA発注→2日後に届く 日本で(TELEC的に)使えないデバイスも使える 日本で面倒になったDroneも(まだ)
  • 26. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ ミドルレンジ半導体のエコシステム STmicro(意法半导体)のARMマイコンSTM32F ピン互換でローエンドからハイエンドまで 幅広いラインアップ 最近はご多分にもれず品薄&ニセモノ流通
  • 27. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ STM32F互換マイコンの世界 ARMマイコンで事実上の「業界標準」っぽく なっている 「互換」マイコンが多数ある 単なるコピーではなく、性能向上版もある Ref: 「互換チップが次々と生 まれる中国、半導体業界の 新たな潮流」 https://eetimes.itmedia.co.jp /ee/articles/2001/28/news03 2_2.html
  • 28. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 「STM32F互換」といっても「正統」も Keilコンパイラで選べる 機能は同等or上位 GigaDevice, Geehy, FMDなどなど だいたい”○○32Fxxx”で、 xxxのところが共通=機能を表す
  • 29. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ LCSC/SZLCSCにはいろいろある 型番のつけ方からして、「置き換え」を狙って いる 堂々と「置き換えガイド」があるメーカもある
  • 30. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ TaoBaoでも売っている 一応「置き換え用」と書いてある
  • 31. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ STM32F互換チップたち STM32F030(2.4x2.3mm) HK32F030(2.2x2.1mm) CKS32F030(1.9x2.1mm) AT32F421(1.7x1.7mm) ST-LinkV2で書き込み時、 「純正じゃない」というエラー →ただ、動作はOKそう ST-LinkV2で書き込み時、 「純正じゃない」というエラー →動作は?(PWMが出ない) STM32F421互換?
  • 32. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ ミドルレンジ半導体の世界 置き換え狙い=寄らば大樹 ただし、独自設計 オリジナルより高性能なものもある 背景にあるもの 高い設計力 コモディティ化した設計ツール・ノウハウ 安価でこなれた製造技術(ファブ)が使える 「先端」半導体でない半導体の世界はある
  • 33. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 我々は中国とどう付き合うのがいいか? 確かに政治体制など、とっつきにくい面があるのは 事実 世論調査では、対中感情が悪いほうが圧倒的に多い 技術やビジネスの現場ではあまり感じたことがない 特に若い世代は、挑戦に貪欲 「日本が中国に勝つには」は、たぶん愚問 →「日本が中国とどうつきあうか (どう利用するか)」が得策 「漢字が読める」というアドバンテージは 圧倒的(論文、技術資料など) 「この先生きのこれるか」を欧米人はすぐに読めない ある日突然届いたSMS ぱっと見で、だいたい意味はわかる
  • 34. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 最近の日本の「ものづくり=Make」 エンジニア経歴がなくても「作りたいもの」を 作るがいる(世界的にみても日本が特異) 「技術で遊ぶ・親しむ」という文化 「作りたい」→「学ぶ」の順 かつての「ウオークマン」も机の下から NT金沢の様子と展示作品の例
  • 35. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ “How to Make”からの”Made in Japan” 「与えられた仕様をしっかりつくる」教育 “Made in Japan”が高品質の代名詞に 技術が大半の市場ニーズを満たすようになった PCのカタログの表紙にCPUスペックは載っていない 成長の目標を見失った、と言われて久しい 「iPhone?そんなものは日本でもつくれる」 「仕様をくれれば」という仮定がないか? 本当にいまでも「高品質」なのか? 「Blu-ray vs HD-DVD」の争い←→「ネット配信」
  • 36. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ “Make”はEasyじゃないけどFun 大人は「失敗をする機会」を奪っていないか? 「系列」のために「特定の仕事」しかできない 「失敗しないように」という大人の配慮が、 逆に興味を失わせていないか? (プラモデル、理科実験、電子工作キット) 「興味を持ってもらう」という大人の事情はないか? 「楽=Fun」を求めている 「楽=Easy」だけではものたりない “Fun”のためには危険も苦労も厭わない (最近のMakerをみていれば自明)
  • 37. 2023/3/24 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 「最近の若いもんは・・・」 実に、うらやましい。 「総合的学習・アクティブラーニング」ネイティブ(柔軟な発想) 「アツい思い」というイノベーションの種 それを具現化できる「技術の民主化」 「技術の素養を持った○○」でいい 「エンジニア」という職種である必要はない 「理系文系」という区分けこそ無意味で弊害 「技術で遊ぶ」からで入ったっていい 「素人の工作」はあなどれない こういう人たちが活躍できるよう、大人は伴走したい 実際、技術を極めるのは、とてつもなく難しいから