■2013年8月2日 JaSST'13Kansai 発表資料(公開版)
■2013年11月30日 RxTstudy #9 発表資料(公開版)
ソフトウェアシステムは複雑化し、ネットワークをまたいだ相互作用によって稼働する巨大な仕組みとなっている。システム稼働後も多くの変更が加えられ長期間にわたって運用され続ける。システム全稼働期間中の品質維持を考える時、各工程の現場で生じる情報群(要求背景・経緯・人・意思決定・資料・成果物)の逸失と関連性の断絶が品質劣化に拍車をかけ、効率的な評価を妨げているとは考えられないだろうか。
→ 不確かな記憶 / 断片・陳腐化した文書 / 散逸する電子Mail / 人員異動による「記憶」の喪失
株式会社 島津ビジネスシステムズでは、島津製作所グループの業務システム開発・運用を少人数で実現するなかで、専用の課題管理システム(ITS:Issue Tracking System)の導入によりシステム障害を減少させ、業務の処理効率を向上させつつある。業態や対象領域によって焦点こそ異なるが、人間とソフトウェアシステムが深く関わる場所には底通する問題があると考え、対策実践の一例として経験を発表したい。