なぜＡＩか、なぜ論理型ＡＩか、なぜ自然言語か、を中心とした１０分のプレゼン資料です。アイディア合成に必要な基本要素についても触れています。

1. 論理型ＡＩによる
アイディアの自動生成
ＩＴざっくばらん会 ２０１７年６月１０日 １３：３０～
ナレルシステム株式会社
中村 圭介

2. 自己紹介
中村圭介（金沢在住）
３０年以上前からある論理プログラミング言語「ＰＲＯＬＯＧ」をヒントに、
もっと誰でもが編集できる思考プログラミング言語「中学＄Ｐｒｏｌｏｇ」と、
その統合インタープリタ「ＨＵＭＡＮＯＴＥ」を１から開発
→ 各地のことばで、誰もができる、論理型ＡＩプログラミングをめざす

3. なぜＡＩか？
• 単純ミスなく、疲れず、悪意がなく、基本的に誰にでも公平に接する
• 利用者が自由に成長→自分の知識や想像力・創造力を拡張できる

4. なぜ論理型ＡＩか？ 深層学習でないか？①
• 思考（計算）のプロセス
• 判断（結果）の根拠
→ 言語で表現しやすい
Ａ 「推論結果にどのぐらい頼ってよいのか」～健全性がわかる
Ｂ 「考え方や事実を見逃していないか」～必要な完全性もわかる
→ 悪意のあるコードや理不尽・不公平なコードをみつけやすい
→ Logical/Computational Thinking（論理的思考）の教育に向く

5. なぜ論理型ＡＩか？ 深層学習でないか？②
• 項目の組合せ（＝アイディアの合成＝創造）を扱う
「再帰的な演算」（～数え上げ）をマジメ（簡単かつ確実）に行える
• プログラム（＝知識や情報）の調整や補足が
誰でも簡単に行える（推論の実行時においてすらも）

6. 論理型ＡＩの位置づけ
論理型ＡＩ
・推論規則
・事実
→演繹推論
学習型ＡＩ
・事実～データ（＋教師信号）
・関数、閾値、規則を推定
ディープラーニング
ＡＩ

7. なぜ知識をふだんのことばで表現するか？
• 知識を表現する予約語の標準辞書（オントロジー）の準備が
アイディアの元になる身近な（／独特の／独自の）知識を扱うのに
なじまないから
• ネット上の膨大な自然言語をそのままヒントにできるから
• 組合せ爆発を抑える目視枝刈りにはふだんのことばが便利だから

8. 当社の論理型ＡＩによる自動アイディア合成
ネットの公知テキスト（推論規則、事実）
社内限りの秘密テキスト
各自ＰＣ内テキスト ？穴埋め質問文
＋
アイディア
（＋根拠）
小学生ひとりでも！
誰にも知られずに！
ほぼ自動で！

9. 実演 言葉方程式による自動アイディア合成
ネットの公知テキスト（推論規則、事実）
社内限りの秘密テキスト
各自ＰＣ内テキスト ？新製品＄Ｘ
＋
おちょこの形状は
くちびる型
くちびる型は魅力的
ハート型は暖かい
人型はおもしろい
球形はシンプル
当社の九谷新製品はおちょこ
新製品＄Ａの形状は＄Ｂ :- ＄Ｃ新製品は＄Ａ; ＄Ｂは魅力的 ;
ＣＦＲＰは軽くて強い
球形は転がり易い
言葉方程式 解答
三段論法付き
パターンマッチング
（言語検索と推論の統合）
「アイディア
合成
パターン」 意味＝推論できる
「新製品○○○」を
すべて列挙せよ！