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3.5直腸診の意義
- 3. はじめに
直腸診とは
• 直腸診=直腸指診直腸内触診
• 器具使うのではなく指を使う
• 指を肛門に入れる
→ちょっと日常から離れてる特殊性
人格心理的侵襲性
→配慮・意義をもってやらんとマズイ
ということになる
- 5. やり方の前に②
触診の目的・ゴールの確認
すぐ実施できて(患者の準備が出来ていたら)
直腸・肛門に関して多くの情報が素早く確実に得られる
触知できるもの:
骨盤直腸窩膿瘍
痔瘻内口
肛門ポリープ
肛門管腫瘍性病変
(直腸がんの約8割がこの直腸指診で見つかるともいわれますので、スクリーニング検査としては非常
に有効といえます)
ダグラス窩腫瘤
子宮憩部
前立腺もわかる
• 消化器腸管の中でも指が非シンシュウ的に届く数少ない領域というメリットを生かす
• X線検査・内視鏡検査に先だって行うのが強く推奨されている
- 6. 意義
• 比較的簡単に行うことができるうえ、がんなどの診断にも役立つ有用性の高
いものです
• スクリーニング(ふるい分け)検査として行われることも多く、この検査で異常
認められた場合は注腸X線やCT、下部消化管内視鏡などを用いてさらに詳し
く検査が行われる
外来に来たときに直腸診をやることは大事
下部直腸癌ならこれだけで診断がすぐつくこともある。
でも、面倒がってやらない先生も結構いると思います。
「はい、じゃあ検査しましょうね」って言って診察しない。
でも大きな病院とかだと検査も混んでいて、1ヶ月後まで予約がいっぱい
なんてこともないとは言えませんね。
ちょっと指をいれれば分かったことが、1ヶ月後まで先延ばされてしまう訳です。
患者さんも羞恥心からやりたがらないことは多いのですが、下血を主訴とする場
合は特に
直腸診と肛門鏡検査はその場でやってもらいましょう。(大腸肛門外科医のひと
りごとhttp://plaza.rakuten.co.jp/gekai/diary/200509040002/)
- 7. やり方①
まず体位
• 左側臥位一択シムス体位
• +枕使用で診察しやすく
• 指が入りにくいが患者に配慮して
側臥位で頑張る
- 8. やり方②
• 軽くいきむと排便時の要領で外肛門括約筋等が緩んで指が入り
やすい
• 女性のときはタオルをかける、必ず看護婦さんの同席に気をつけます。
• 指が入るときにはいきなり入れず、必ず声をかけてから行います。
• ワセリンなどを塗って潤滑を良くした上で、医師が医療用手袋をして人差し指を肛門か
ら入れ、直腸に硬い部分はないかどうかを調べます。痛みもなく、1~2分で終わるこ
とがほとんどです。