2014日本ジオパーク全国大会分科会E講演のメモと総合討論

1. 総合討論
11:00〜12:00
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2. GPとBRの併存
● 現状：世界遺産も含め，持続可能な発展を目指
すプログラム（BR，GP）の重複地域多数．
● ユネスコ：いずれかのプログラムを選択させ
る．
● 既存の地域をどうするか．

3. 話題提供 1
● 白山GPとBR
– ジオパークの「山と雪」のエリアをエコパークの範
囲に．
– GP：旧市町村連携．BR：広域連携．
– 相互参照．

4. 話題提供 2
● 南アルプスGP
– 世界遺産を目指し，その前段階のため．明確なビ
ジョンがあって目指した訳ではない．
– GPがBRに包含される．
– 世界GPに向けて調整中．
– 違いをどのように説明するのか？
– 後追いで何をしたいか考えるのは良くない．

5. 話題提供 3
● 南アルプスBR
– 世界遺産を目指し，クライテリアの検討から．
– 南アルプスの豊かな自然環境を保全．
– 基本合意締結．将来，地域住民の交流を図る．トイ
レやシカの問題等の保全問題に対し，共同で取り組
む．
– 南アルプス地域社会発展を目指す．
– 将来的な管理運営体制．管理計画．資金．
– 他のプログラムとの調整．将来像．

6. 話題提供 4
● 綾BR
– 国有林伐採反対活動．50年にわたる自然生態系に
配慮した町づくり．
– 外部性：日本自然保護協会．
– 生物多様性地域戦略策定．
– 未来に明るい展開プロジェクト．
– 市民団体の一般社団法人化．
– ふるさと納税．都市住民の応援
– 約束と発信．保全へフィードバック．

7. 何を保全するのか
保護区（Protected area）としての機能
● 生態系保全→BRを選択．
● ジオ遺産（geoheritage）保全→GPを選択．
● 重複の例は世界各地にあり．
● 地域住民にとって保全したいものは何か？
– 地域アイデンティティーは何か？

8. だれが活動を担うのか
● 保全，教育，ジオツーリズムの活動主体となる
組織が運営すべき．
– 必ずしも行政である必要はない．NPO，企業でも可
か？．
– 事務局を，行政がやらないという選択肢はある
か？．
● 将来的な組織設計があるか？