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151021 教育評価論(三田)第4講
- 5. テスト項目作成の留意点
前回の課題から(1)
教育評価論
テスト項目の作成
昆布班
井村俊介 勝部由莉香 和田拓海 松井諒磨
問題点
おそらくこの問題の説明文には、
「次の絵の名前を答えよ」くらいに
しか記載されていなかったと思わ
れ、何について問いたいか説明不足
である。また、イラストも鮮明でな
いうえに白黒であるため、設問者が
意図したものと異なるものにも捉
えられてしまいかねない(酢こんぶ
や海苔や炭など)。
修正案
まず一つ目は、問題文に「下の絵の、パソコンの部品の名前を答えなさい。」というように
何について問いているか明確にする必要がある。これは回答者の余計な想像を防ぐためで
ある。また、イラストをカラーにしたり鮮明にするなどして、回答者の見間違えを防ぐこと
も必要である。さらに、パソコン全体の図を載せることで、問題になっている部品の位置を
示し、それについての使用方法を付け加えることによって、その部品の名称だけでなく、位
置や使い方など広い範囲の理解度を図ることができる。これにより、学習者が単に名称を丸
暗記するという学習方法を避けることにも繋がると考えられる。
ポイント
・質問を具体化する
・イラストを見やすくする
・実際の使用場面を想定した理解を問う
教育評価論(第 4 講) テスト項目の作成 (2) 平成 27 年 10 月 21 日 5 / 40
- 6. テスト項目作成の留意点
前回の課題から(2)
教育評価論
テスト項目の作成
昆布班
松井諒磨 和田拓海 井村俊介 勝部由莉香
問題点
・〝次のような場合″という部分が問題文
として曖昧。
・〝どのように″という部分も曖昧。
・絵で余計な情報を与えてしまう。
総じて、解答者が余計な空想をしてしまう
余地を与えていて、問題作成者の意図にそ
ぐわない解答が出やすくなってしまってい
る要因になっている。
修正案
・問題文を改訂する。例えば、「この時間帯の場合使われる英語のあいさつは?」 「最
もふさわしいあいさつを書け」など
・問題文を改訂した場合、絵を変えるもしくはなくしても構わない。絵を変える場合、な
るべく無駄のないシンプルな絵にする。例えば、登場人物を減らす。PM7:00と書い
てあるので背景の星を無くす。など
修正のポイント
・次のような場合、どのように、など曖昧で多数の誤解答を生んでしまう恐れのある曖昧
な言葉を避け、限定し、多義的にならないようにする。また、解答者が余計な空想をしな
いようにシンプルな絵にしてあげる。そもそも PM7:00とあるので絵がなくても問題文
が改訂されていれば解答を導くことはできるので、家族の絵を載せる必要は全くない。こ
の問題の正解をあいさつと決めつけて話してきたが、もしその他のことを作成者が聞きた
い場合、絵をもっと詳しくするか説明文を加える必要があるだろう。
教育評価論(第 4 講) テスト項目の作成 (2) 平成 27 年 10 月 21 日 6 / 40
- 9. テスト項目作成の留意点
前回の課題から(5)
問題点
・問題の目的(どういう構文を書かせたいのか、英作文なのか)不明瞭 *1
・人物設定や状況設定、絵の情報量が少ない *1
・問題中にある「言葉」に、何の明示も無い為にどんな言葉でも 6 字書けば正解になってしま
う*1
・文法能力が欠けている人でも解けてしまう *2
・英語では 1 単語を 1 語と数えるのに対し問題文中では 6 字となっている(言葉の誤り)*3
英語の能力をきちんと測ることができていない
1 項目に解答は 1 つの原則に違反
英語の能力をきちんと測ることができていない
つの原則に違反
修正のポイント
*1 *2
・(自由英作文でない場合)絵だと無駄に想像力が働いてしま
うため問題文にある程度の制約をかける。登場人物について
の説明など。
・正しく構文が書けるか否かを見る為には日本語訳をつける
・(自由英作文の場合)絵が曖昧で情報量が少ないので、条件
を明確に示すことで解答を 1 つの方向へ導く
*3
・6 字を 6 語にすることで、単語が 6 つ必要だということを
明確化
修正案
修正案①
Get up ken!に続く「さもないと学校に遅刻してしまいますよ」の意味の完
全な英文を6語以上で書きなさい。
修正案②
以下の絵をみて答えなさい。小学生の Ken はまだ寝ています。それを見た
Ken のお母さんが言ったGet up Ken! に続く言葉を6 語以上の英文でかき
なさい。
教育評価論(第 4 講) テスト項目の作成 (2) 平成 27 年 10 月 21 日 9 / 40
- 12. テスト項目作成の留意点
前回の課題から(8)
▽修正案
• 「あなた」ではなく、「「あなた」ではなく、「 君」に君」にする。する。 ②②②②
• そのそのその場場場場場ににににに誰誰誰誰誰がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々そのその場場場ににに誰誰誰がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々
な捉えられ方の選択肢を消す。
がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々
な捉えられ方の選択肢を消す。な捉えられ方の選択肢を消す。
がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々
①、④
がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々がいて、何がいくつあって、それをどうするのか、を明確に示す。同時に、様々
①、④①、④
• 「食べられますか」ではなく「食べることになりますか」にする。「食べられますか」ではなく「食べることになりますか」にする。 ③③③③
▽修正問題案
• 「部屋に「部屋に「部屋に 君、君、 ちゃん、ちゃん、 君がおり、君がおり、 個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま 人で全て食べます。先に人で全て食べます。先に「部屋に「部屋に
君はりんごを
君、
君はりんごを君はりんごを
君、君、君、
君はりんごを つ、
ちゃん、ちゃん、
つ、つ、つ、
ちゃん、ちゃん、 君がおり、君がおり、ちゃん、ちゃん、ちゃん、
ちゃんは
君がおり、君がおり、君がおり、君がおり、
ちゃんはちゃんはちゃんはりんごを
君がおり、
りんごをりんごをりんごを
個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま
りんごをりんごを つ食べました。
個のりんごをそのまま
つ食べました。つ食べました。
個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま 人で全て食べます。先に人で全て食べます。先に人で全て食べます。先に人で全て食べます。先に個のりんごをそのまま個のりんごをそのまま
君はいくつりんごを食べることにな君はりんごを君はりんごを君はりんごを君はりんごを君はりんごを君はりんごを君はりんごを君はりんごを君はりんごを
りますか。」
▽問題点
• ①場面設定がない。
• ②「 」と「あなた」との関係性がない。あなたが別の場にいる存在
になっている。
• ③「食べられますか」だと、その人の能力の問題だと捉えられる恐
れがある。
• ④りんごを切って数を増やす、りんごをすりおろす、りんごを捨てる
など様々な捉え方もあり得る。
▽修正のポイント
• 場面設定をはっきりさせ、元問題の「あなた」の
ように別次元の人物が登場しないようにする。
• 「そのまま食べる」という言葉によって、配分の
方法の選択肢を1つに絞る。
• 「食べることになりますか」という言い回しにする
ことによって、 君の意志に関係なく食べる数が
決定されることを強調する。
教育評価論(第 4 講) テスト項目の作成 (2) 平成 27 年 10 月 21 日 12 / 40
- 23. テスト項目作成の留意点
前回の課題から(19)
問題点
• 単語の区切りのパターンが複数考えられる
• 問題文の情報が足りない
• 複数の回答が想定されるためわざとひねくれた答え
を回答する生徒が考えられる
修正案
• オショクジケン→オショク事件
• 政治家のオショクジケン→政治家が賄賂を貰うという
オショクジケン
理由
• 「汚職」と「事件」では習う学年が違い今回の設問で
は「汚職」の漢字を書かせようとしていると考えられ
るため紛らわしさを無くすという意味でも「事件」をあ
らかじめ感じで表記する
• オショクジケンの意味を明確化することで「汚職事
件」と回答させるようにする
教育評価論(第 4 講) テスト項目の作成 (2) 平成 27 年 10 月 21 日 23 / 40
- 27. テスト冊子作成の考え方
項目に応答させる形式:段階評価
300 400 500 600 700 800
0.00.20.40.60.81.0
Item response function
Ability
Probabilityofacorrectresponse
300 400 500 600 700 800
0.00.20.40.60.81.0
Item response function
Ability
Probabilityofacorrectresponse
300 400 500 600 700 800
0.00.20.40.60.81.0
Item response function
Ability
Probabilityofacorrectresponse
Figure 1: 項目と特性
Figure 2: レベル表
教育評価論(第 4 講) テスト項目の作成 (2) 平成 27 年 10 月 21 日 27 / 40
- 28. テスト冊子作成の考え方
テスト冊子が持つべき性質
−4 −2 0 2 4
0.00.20.40.60.81.0
Item response function
Ability
Probabilityofacorrectresponse
Figure 3: 複数項目の項目特性曲線
項目を多めに用意することで段階を増やす
教育評価論(第 4 講) テスト項目の作成 (2) 平成 27 年 10 月 21 日 28 / 40