1. イソクラテス
菅原 健太郎

2. イソクラテスの幼少期
• イソクラテスはアテナイの裕福な家庭に生まれま
した。父親は笛の工場を経営し、繁盛させていた
。それなのでイソクラテスは申し分のない教育を
受けました。ゴルギアスなどの他、ソクラテスか
らも教えを受けたらしい。ペロポネソス戦争（紀
元前431年 - 紀元前404年）後、イソクラテスの一
家は富を失い、イソクラテスは生計を立てること
を強いられた。

3. 修辞学の前の仕事
• イソクラテスは仕事として、ロゴグラフォスを始
めたと言われている。これは、いわゆる法廷弁論
の雇われライターのことである。紀元前392年頃
、イソクラテスは自分の修辞学学校を設立し、有
力な教師であるばかりでなく、洞察力のある実業
家であることを証明した。授業料はかなり高かっ
たが、他の学校以上に多くの生徒を引きつけた。
結果として、イソクラテスはかなりの財を蓄えた
。

4. イソクラテスはどう言う人だっ
た？
• イソクラテスは理想的な雄弁家は修辞学の才能を
持つだけでなく哲学・科学・芸術の幅広い知識を
持つべきだと理解していた。さらに雄弁家は自
由・自制・徳のギリシアの理想をも象徴しなけれ
ばならないとも。その意味で、イソクラテスはキ
ケロやクインティリアヌスといった古代ローマの
修辞学者たち、さらにリベラルな教育概念に影響
を与えた。

5. ソフィスト
• 昔のギリシャでは独裁政権か
ら民主政治に移った事によっ
て知識ある者、または弁論術
に長ける者が有利でした。そ
こで弁論術を習おうと金払う
人が出始め教える側のソフィ
ストが出来ました。

6. ソフィストとイソクラテスの関連性
• ソフィストは金銭を受け取って徳や弁論術を教える
とされた人の事です。前述したようにイソクラテス
はお金を受け取って人に勉学を教えたと言う点でソ
フィストの一種とされました。
• またイソクラテスが生きていた時代では、ソフィス
トはプラトンに攻撃されており、イソクラテスもも
被害を受けました。彼の哲学学校や弁論術は一端、
非論理的で詐欺的と称されましたが、そのような例
は彼の仕事では一切見つけられず、最終的にはプラ
トン著書のパイドロスではイソクラテスは賞賛され
てます。