Más contenido relacionado Similar a CLSイベント企画について (20) Más de Masafumi Ohta (15) CLSイベント企画について2. 自己紹介
• Japanese Raspberry Pi Users Groupで代表とRaspberry Pi財団
の公式サイトのモデレータの一人として財団半分中の人(?)をやって
ます。
• 元OpenSolarisのContributorでした。OpenSolaris for Eee PCと
いうNetbookへのPorting Projectをアメリカ人とオーストラリア人
とともにグローバルなプロジェクトとして進行してましたが、Oracle
の買収とともにOpenSolarisのコミュニティは壊滅させられたため、
Contributorは既にやめてます。
• 日本は技術がコミュニティを主導するため確固としたコミュニティマ
ネジメントをされていないのが現状です。で、今駒さんと話をしたら
レポートを兼ねて開催ネタをという話がありました。→イマココです。
3. きっかけ
• OpenSolarisのCore Contributorをやっていたときに当初の
OpenSolarisのCommunity ManagerであったJim Grisanzioから
Jono BaconのArt of Communityの紹介を受け、日本語に翻訳され
るべきだと話を受けた。どんなものだろうと彼の著書を読み始め、
と同時にアメリカでOSCONのプレイベントとしてCommunity
Leadership Summit(CLS)が行なわれる事を知った。
• 実際原本読んだが日本のコミュニティにあうのかという違和感も
あり、2010年はストリーム配信でみていたが2011年にOSCONに
行く前に是非Jonoという人間にあいたくなり参加した。
4. CLSとは?
• Community Leadership Summitの略
• Ubuntuの元Community ManagerであったJono Baconが毎年
OSCONの併設イベントとして行なっているもの。世界中のコミュ
ニティのリーダを集めOSSコミュニティの現状・あるべき姿につい
て討議・相談などなど行なう。その成果としてJono Bacon著 Art
of Communityがまとめられているらしい。
• アンカンファレンス方式によるBoF?に近い討議形式、2日間開催。
テーブルをいくつか設けて少人数で討議を行なう(テーブルが許す
限りセッションの数もある)、一日ごとの総括で各テーブルの成果
を発表。また共通セッションが朝、昼と話がある
15. CLS2012参加
• CLS2012にOSCON2012に行くついでに参加、Jonoがどんな人
物かあってみたかった。
• 会場はまんまOSCONの会場を利用(プレとして位置づけられてい
るのか会場はまんま利用させてもらっているらしい)
• 一応参加者でのプレパーティ、アフターパーティは深夜まで続くほ
どのお祭り騒ぎ(笑)、結構しんどかった… アメリカ人元気過ぎw
• Jonoなどイベント主催者によるメインスピーチを除きほとんどは
アンカンファレンス方式によるスピーチ、しゃべりたい人殺到w
16. CLSに参加する人々
• このイベントのためだけにわざわざポートランドまで来る人もいる、
結構自腹が多いのにはびっくり。
• ‘Share your knowledge’が重視される。材料をもちよることを最
重視する。僕は見学だけできてたところもありしんどかった…
• ほとんどがOSSコミュニティのCommunity Managerによる参加
が多い。聞くとどう自分のOSSのコミュニティを広げていくかの
案について情報を得たり、相談したり、自分でもアイデアをだし共
有したりと..いうことらしい。
• オンラインゲームのCommunity Managerなども参加していた。
17. 実際参加して
• OSSの国際化に関する事、インド・中国などアジア地域でのOSS
の事情、OSSコミュのある課題に(悩み)ついての話をして参加者で
ディスカッションする話、OSSのトレーニング手法についての討議、
OSSのゲーミフィケーションなどに参加。
• 共通セッションではOSS参加者のギーク化と高齢化、Ubuntuでの
プライズによるゲーミフィケーションについて討議された。
• 参加して思ったのは実際OSSコミュニティを運営するにあたり各
コミュニティでいろいろな問題を抱えており、その上で多くの問題
は共通化され、またその解決方法は意外に他のコミュニティがもっ
ている、という実感を感じた。
18. Community Manager
• CLS2012では多くというかほとんどの参加者がOSSのコミュニ
ティマネージャという職位の人だった。
• CLSにはこのコミュニティマネージャという人々のためのイベン
トという色も強いのでは?と思った。実際自分のコミュニティを
どう大きくしていき、健全活動させるかということに悩んでいる
マネジャーの方の話もきいた。
• 日本にはこの職位にあって活動をしている人は皆無に近い=日本で
はOSSは重視されても、コミュニティの如何は大いに軽視される
傾向にあると思われる(=OSSは利用するもの)
19. CLS集大成=AoC
• 正直英語力も足りなかった事もあり、コミュニケーションでいろ
いろ大変な部分もあったが、話を聞いている・発言をしているう
ちにArt of Communityについての違和感と同様な物を少し感じ
た。日本ではCommunityの概念が少し違うのではというところで
あった。
• 実際Jonoにも聞いたがArt of CommunityはこのCLSの集大成=
意見の集約だという話をきいた。
• 日本は日本なりのコミュニティ文化がありその特殊な部分は意識
して日本なりのAoCを作るべきと思った。
20. CLS in Japanやろうず
• OSC浜松のLTで初報告
• OSC東京の懇親会で宮原さんと話をしたときに乗ってきて是非や
ろう!という話になった(OSCとは別開催でいいともいうくらい乗
り気..)
• 今駒さんにまさか!?振られるとは思わず←イマココ..orz
• 近々のOSCとの共催に向けて..オレ頑張れるのかなぁ..
21. CLS in Japan企画
• OSCの併催イベントとして企画
• 形式は本場CLSと同様の開催にしたい、メインセッションでメイ
ンテーマを発表、残りはアンカンファレンス形式、テーマはOSS
コミュニティに関する事であればなんでもよし。終了後アンカンファ
レンスでの発表者に要約を説明してもらう。
• あわせてJonoにもやるよと知らせる、実際アメリカでは数カ所で
開催されている。実際WikiaにWikiもあるので同様に枠を設けて行
ないたい。
• 本場同様2日開催は厳しいので1日開催とする。
22. CLS in Japan2015
• 9-10 参加受付&アイスブレーク(アイスブレーク大事です、まぁコーヒー飲みながら世間
話..ですけど)
• 10-11 CLSについての説明及びルール説明(相手をDisるななど本場CLSと同様なルール)
• 11-12 アンカンファレンス(テーブル単位でかこってのアンカンファレンス)
• 12-13 ランチ
• 13-14 共通セッション(CLS2012では一日目はOSS参加者減少への対策、2日目はUbuntu
のゲーミフィケーションについて)
• 14-17 アンカンファレンス(テーブル単位でかこってのアンカンファレンス)
• 17-18 各アンカンファレンステーブル発表者の総括発表及び主催者による全総括クロージ
ング
25. 企業とコミュニティ
• OSSコミュニティにとって企業とは綿密な関係にある。
• 多くのOSSはオリジンは企業であって企業の意図にOSSの動きは制限され
てしまう。
• オラクルやブロケードが起こしたコミュニティとの亀裂は記憶に新しい。
OSSベンダーからの一方的な無償提供内容の改変、打ち切りを彼らが行なっ
た事でコミュニティに混乱やOpenSolarisのようにあまつさえ最終的な企業
によるコミュニティの破壊をもたらしたものもある。(どうも一部ではオラ
クルはコミュニティへの理解の文化が欠落していると..)
• 昨今のOpenStack、BigData系など企業とコミュニティが複雑に絡んでい
るものもあって今後企業とコミュニティの関係には見極めが必要かと思われ
る。
26. 参考メモ
• [リレーコラム] OSC100回目に向けて(Raspberry Piユーザグループ 太
田)http://www.ospn.jp/press/20140108osc_memories_no7.html
• [oi-dev] OpenSXCE It is illegal to sell without source code. http://
openindiana.org/pipermail/oi-dev/2014-September/003356.html
• James Gosling grades Oracle's handling of Sun's
technologyhttp://www.infoworld.com/article/2609470/techology-business/
james-gosling-grades-oracle-s-handling-of-sun-s-technology.
html
27. グローバルコミュのギャップ
• 世界をまたぐ大きなコミュニティになると地区ごとに違う対策を組む必要
がある
• 各国ごとに違う習慣もありこのことを考慮していかないと自分のOSSが伸
びていく事はない。
• 英語があればどうにかなるというわけでない。国によってはきちんとした
ローカライゼーション対策を組む必要がある。
• アメリカ人の考えた方、東南アジア方面の人の考え方、ヨーロッパ地区の
人の考え方(ちなみに東欧と西欧でも考えが違う)があったりするのでき
ちんと考慮しないとだめ。
• 出来る限り地元の味方を早めにつくる必要があるは事実