14. 煙草と健康
• 何が悪いのか
o 一酸化炭素 :体内の酸素と結合し、二酸化炭素となってしまう。
o ニコチン :依存症の原因とされる物質。実際には依存性は低い。
即効性の非常の強い、神経毒性がある。
o タール :煙草において言えば、肺機能の低下につながる、ともされている。
• “受動喫煙”などについて
o 1981年の『平山論文』によって指摘がなされた、煙草から生じうる、
非喫煙者が吸い込むことになる煙のこと。不随意喫煙などの別称がある。
o しかしながら、上記の論文は統計データとして、多くの要因によって不正確さを
指摘されており、死亡原因に対する因果関係は否定されている。
o 2003年にはカリフォルニア大の研究をまとめた『エンストローム論文』が
発表されており、煙草と肺ガンの因果関係は一般に言われるほども
大きくない可能性を示唆している。ただし、これの社会的評価は低く、
アメリカでは受動被害を訴えた団体とPM社との裁判で、PM社が実質敗訴している。