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Notas del editor
- 富山県から参りました桂川美咲と申します。本日は宜しくお願いいたします。
- 皆さん北陸地方とはどのあたりにあるのかご存じですか?(thinking time)
(日本地図では)新潟県から福井県までの日本海側4県のことを一般的に北陸地方と呼びます。そして私が今回リーダーとして参加した北陸キャラバンはこの内,富山県,石川県,福井県を2週間のワークキャンプの中で回るというなんとも贅沢な企画です。それぞれの県では,これまでにワークキャンプ開催経験のある緑色で示した3カ所に加え,
富山県であれば富山駅前,福井県であれば福井駅前といった人の集まりやすい場所でで一般の方向けの交流会を行いました。
- 北陸キャラバンではどんな場所を巡ったのかわかったところで,具体的な活動内容を示す前にこれら北陸地域の抱える課題を紹介します。
キャラバンを通して巡った五箇山・大土村・勝山の3つの開催地において共通する課題は「地域住民の高齢化」及び「若者の流出」です。また,これらに伴い集落における労働力が減少することで,今後集落が消えてしまうのではないか…という危機に直面しています。
- このような状況への危機感から地元の方々は行動を始め,これまでの活動参加状況はこのようになっています。
五箇山:立命館大学ボランティアサークルとNICEのコラボワークキャンプ 立命館大学から毎回20名程度が参加。2016年から夏と冬の年二回開催しています。
大土村:2013年から年2回の国際ワークキャンプ各6~7名
2015年から台湾2カ国(日本人5名,台湾人15名)を年二回開催また,同年週末ワークキャンプを開催し,2017年からは毎月2回のペースで開催しています。1回の参加者平均は10名。
勝山:2009年から毎年夏に,6~7名を受け入れています。週末は年間2回のペースで開催され,参加者平均は5名です。
ただ,こんなに文字を並べられてもよくわかりませんし,眠くなりますよね…。
もちろんこれらの参加者の中にはリピーターも含まれているのですが,単純に足し合わせていくと合計は実に855人にも昇ります。
- そして今年のワークキャンプには台湾,香港,ロシア,メキシコから各1人 と神奈川,北海道の高校2年生2人を含めた日本人3人の5カ国7名で活動をしました。
活動には,2つの柱があります。
- まず一つ目は,1) 日本・世界への北陸の魅力発信(ワーク)
世界と日本の若者が、地域住民と共に生活し、地域の課題を体感しながら、解決のためにボランティアワークを行う。通常は同じ場所に長期滞在して活動するが、様々な地域で活動するという新たな試みにより、参加者たちが広範囲に渡って北陸の魅力を感じることができる。体感した魅力をSNSや口伝えなどで、参加者に関わる新たなコミュニティへ向けて発信することが期待できる
①北陸三県のワークキャンプ開催地への訪問及びそれら地域で活動を体験する中で地域住民との交流。
五箇山では,地域の方々と共に農作業を行い汗を流した後にBBQ→地域住民との交流。また,地元のスイカを利用したスイカ割りや五箇山で採れた餅米を使った餅つきを行い地域の食文化に触れると共に,日本文化を味わってもらった。
- 1) 日本・世界への北陸の魅力発信(北陸観光)
また,北陸の観光名所をフリーデイには巡りメンバーに存分に北陸を満喫してもらいました。
具体的には富山県:五箇山合掌造り
石川:金沢城,21世紀美術館,山代温泉,アートマーケット,川遊び
福井県:恐竜博物館
撮影した写真は各々のfacebookやinstagramを通して発信していただきました。
- 2)北陸の地域での活動発信の機会の創出
具体的には,②訪問した北陸3県の各都市における交流会イベントをおこないました。
普段ではなかなか実現できない、ボランティア参加者による活動報告会や交流会、経験者を交えた説明会を北陸各地で行うことにより、一般の方や地域の人々へ活動の周知が深まり、新たな協力体制の提案や新規ボランティアの確保、新規地域での活動開催など、より地域でのボランティア活動を展開することを目的としています。
富山市内イベントには5名
福井市内イベントには7名
加賀市内イベントには15名ほどの高校生が参加してくれました。
併せて金沢市内では,小さな子供たちとの交流会
世界各国のお菓子を囲んでの交流を通して,一般の方にNICEのボランティア活動について知ってもらえると共にワークキャンプメンバーからも自分の経験をシェアできて良かったとの意見をもらえました。
- 幸いこれらの地域には,村や地域が廃れ完全に消えてしまうことに対する危機感を持ち,自分たちの故郷を守るための行動してる方々がいらっしゃいます。私たち田舎に住むものが求めることは,何も田舎を都会にしよう!!という取り組みではありません。ワークキャンプに参加している皆さんならわかるかと思いますが,田舎には都会にはない自然がありおいしい水や食べ物があります。そして,素朴な形で生きながらえてきた人々の心があります。
ここに魅力を感じ足を運んでくれる方が一人でも増えればと願っています。また,足を運んでくれた方々にとって三流,四流の都会ではなく,ほっと気持ちがほぐれ,体の力がぬけ癒やされる一流の田舎でありたいと思っています。
一流の田舎として今ある形を今後も残していくためには,ここにいる皆さんの協力が必要不可欠です。観光でも構いません。一度,北陸へ遊びに来て下さい。きっと,気に入ってくれると思います。そしてその魅力を一人でも多くの方に伝えていただけば幸いです。
(富山県にて撮影)