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研究の方向性
- 5. ２富山における尐子高齢化の要因の追求 仮説①地方圏における出生率の低さから、富山は子供の生みにくい街である →労働環境や自治体による子育て支援不足か。 ②魅力的な雇用創出が出来ておらず、若者層が他県へ流出してしまう →雇用状況の良い富山県だが、その内容は若者をひき付けるようなものか。 ③そもそも富山という街に対して愛着やなじみを感じておらず、定住意識・移住意識が無い ④街の活気や賑わいが無く、お店等が尐ないため、生活するのに不便なため、定住意識・移住意識が無い →③④ともに富山の魅力喪失から、定住意識・移住意識を持てないでいるか。 仮説①地方圏における出生率の低さから、富山は子供の生みにくい街である 富山の労働環境 全国総実労働時間：１７８８時間 ７２時間 しかし 富山総実労働時間：１８６０時間 総実労働時間：１８８５時間（推定） 15-64 歳（生産年齢人口）の有業率：７６．７％(全国２位) 正規職員・従業員の割合 福井県もほぼ同じ状況下にある!! ：７０．６％(全国 2 位) 正規職員・従業員の割合：６９．４％ 共働き率は全国 1 位（５６．８％） →特に女性は全国平均４２．５％を上回る５１．９％ →共働き率は全国 3 位 それでも、出生率は１．６０ !!! よって、福井県は富山に比べて、子育て支援策 有職者の割合はかなり高く、女性の労働参加も盛んである。 が充実していると考えられる!! 逆に言えば、労働時間が長く、家庭で過ごす時間や余暇時間が取 れないために、子供を生みにくい環境が出来上がっている。 →子育て支援策に関して福井県との比較から改善策を見出す
- 6. 仮説①続き 労働環境について 1990 年代における日本の労働基準法の改正 →1 日 8 時間、週 40 時間へ義務化 週休 2 日制の導入 →アメリカの労働時間を下回るようになった!! しかし 週間就業時間（残業、副業を含む毎月の月末 1 週間の実際の労 働時間）を年間換算した値を見てみると･･･ 日本の労働時間はアメリカだけでなく、ロシアを上回り、韓国 と同一の２１０１時間となっている!! ↓ いまだに日本の労働環境は劣悪であり、残業等を規制するなど して対策を打つ必要があるといえる。 日本の労働生産性は OECD 加盟国の中でも平均を下回り、34 か国中 20 位となっている。 →残業等を減らすだけでなく、効率も上げることのできる新しい労働環境を作り上げる必要がある。 ↓ 労働時間が尐なく、労働生産性も比較的上位な、 フランスの出生率２．０２ オランダの出生率１．７７ と高水準で、 労働環境と子育 フランス、オランダ等の世界の国々の事例を取り上げ、改善策を見出す!! て環境はつながりがあると いえる。 また、 そこから地域 参加を促す方法を模索する。
- 7. 仮説②魅力的な雇用創出が出来ておらず、若者層が他県へ流出してしまう →魅力的な雇用創出が出来ているかどうかは抜きにして、富山での就職を望む富山県出身者の大学生は多いと推測できる 若者に魅力的な雇用創出とは・・・？ 将来、どのような仕事に就きたいか 現代の若者は、自身の就きたい仕事がわからない人が多い。 →わからない(２８．７％)が回答で 1 番多い →必要なことは若者にとって就きたい思う仕事を見つけてもらうこと → 14 歳の挑戦・インターンシップといった就業体験の機会を増やす （仕事に興味を持ってもらえるような機会を創出する） →富山での就職を望む大学生が就きたい業種はどういったものなのか、 を調査し、それを活かした就業体験の機会を創出することが重要
- 8. 作成中