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会計勉強会
- 13. 仕訳
• 決算書を作るための元ネタが「仕訳」です。
• 帳簿をつけるというのは、「仕訳を記録する」というのと同じ意味です。
• 日付、摘要、借方勘定科目・金額、貸方勘定科目・金額があります。
• 仕訳には貸借(右と左)があり、初心者が混乱する元になっていますが、ま
ずは資産勘定(現預金等)を中心に考えるのが分かりやすいと思います。
• 資産勘定については、「右手で投げて、左手で受ける」と覚えてください。
– 資産が減る時は右側に、増える時は左側に書く
– 次に反対側に何が入るかを考える
• 借方金額と貸方金額は一致している必要があります。
2,000現金2,000肥料費鶏糞を買う1/10
貸方
金額
貸方
勘定科目
借方
金額
借方
勘定科目
摘要日付
- 14. 仕訳例(売上:レストラン)
• 大きく4つの方法があります。どれを選ぶかは自由ですが、②を勧めたいところですが、面倒になって記帳しなくなる方が
問題なので、③か④でも良いかと思います。
• (例)
– 1/10に野菜1,000円分をレストランに納品
– 1/15に野菜1,500円分をレストランに納品
– 2/5にレストランに2,500円分の請求書を渡す
– 3/5にレストランから2,500円が口座に振り込まれる
2,000売上高2,000売掛金野菜売上2/10
2,500売上高2,500売掛金野菜売上2/15
1,000売上高1,000売掛金野菜売上1/10
1,500売上高1,500売掛金野菜売上1/15
2,500売掛金2,500普通預金レストランより入金3/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
4,500売上高4,500売掛金野菜売上(2月分)2/28
2,500売上高2,500売掛金野菜売上(1月分)1/31
2,500売掛金2,500普通預金レストランより入金3/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
①最も正しいやり方。実際にモノが動いた段階で仕訳を起こして、入金時に売掛金を相殺。でも面倒。売上は1月。
②正しいやり方。1月締めで売上を確定して、1月分を一括計上する。売上は1月に立ちます。
別途売上(出荷)台帳が必要です。売上台帳はエクセルでまとまっていた方が見やすいと思いますが、納品書
の束でも問題ありません。ちなみに納品書は証憑なので、どのパターンであっても5年保管が必要です。
納品書を渡した日が気になるかもしれませんが、これは「取引」にあたらない(作物も現金も移動しない)ので関
係ありません。
- 15. 仕訳例(売上:レストラン) 続き
2,500売上高2,500普通預金野菜売上3/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
③入金があった日に売上を立てる。一番楽なやりかたです。売上は3月に立ちます。
ただし現金主義になるので、目をつけられて突っ込まれると青色申告特別控除が10万円になります。
④ 通常は③で処理しておいて、年度をまたぐ場合のみ、②を利用する。税務上はこれも正しい。
ただし、年度をまたぐ売上の立つ月が変わってしまうので気持ち悪いかもしれません。
3,500売上高3,500普通預金レストランより入金(10月分)12/5
9,000売上高9,000売掛金野菜売上(11月、12月分)12/31
2,500売上高2,500普通預金レストランより入金(8月分)10/5
3,000売上高3,000普通預金レストランより入金(9月分)11/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
4,000売掛金4,000普通預金レストランより入金(11月分)1/5
5,000売掛金5,000普通預金レストランより入金(12月分)2/5
2,500売上高2,500普通預金レストランより入金(1月分)3/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
(翌年度仕訳)
- 16. 現金主義と発生主義
• 現金主義とはお金のやりとりがあったときに記帳するやり方です。
– 1/10に野菜をレストランに売った
– 3/5にレストランから代金の振り込みがあった ←この時点で記帳
• 発生主義は取引が発生した時点で記帳します。
– 1/10に野菜をレストランに売った ←この時点で売上を立てて売掛金を記帳
– 2/5に請求書をレストランに渡した。 ←この時点を売上としても問題ありません
– 2/5にレストランから代金の振り込みがあった ←この時点で売掛金の相殺を記帳
• 青色申告の基本は発生主義です。
• 現金主義を採用することも出来ますが、税務署に申請が必要で、本来65万円の青色申告
特別控除も10万円に下がってしまいます。
• ちなみに、税務上は1年を区切りと考えます。ですから、上記の例だと、実は、どちらでもOK
です。
• ただし、12月に売って、翌年1月に代金振り込みの場合、年をまたぐので問題になってきま
す。
• 貸借対照表には、「売掛金」「買掛金」が明記されていますので、これらの金額が0だと、すぐ
にばれて、突っ込みが来るような気がします。
独り言・・・
• 零細な農家に対して税務署がどこまで突っ込みを入れてくるのかは未知数です。
• 記帳が面倒になって記帳をやめてしまうよりは、できるだけ手を抜いて記帳を続ける方が
ずっと良い、という気がします。
- 20. 仕訳例(売上:宅配)
• 売上に違和感はありますが、①のパターンが一番楽です。
• ②、③のパターンでは、送料のずれに対応する必要があります。
①1/10に野菜2,000円分を宅配。元払送料1,080円。送料込みで請求して、1/15に入金された。
3/5に送料が口座から引き落とされた
②正確に記帳すると、送料分の1080円をお客さんから預かったという考えで、「預り金」勘定を使うことになります。
1,080預り金送料分
2,000売掛金3,080普通預金入金
1/15
2,000売上高2,000売掛金野菜売上1/10
1,080普通預金1,080預り金送料引き落とし3/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
3,080売上高3,080普通預金野菜売上1/15
1,080普通預金1,080荷造運賃手数料送料引き落とし3/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
③入金時に売上と送料を立てる方法もあります。
2,000売上高3,080普通預金野菜売上
1/15
1,080預り金送料分
1,080普通預金1,080預り金送料引き落とし3/5
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
- 21. 仕訳例(売上:宅配) 続き
⑤実は送料が800円で口座から800円しか引き落とされなかった。差額は利益にしよう。
2,000売上高2,000売掛金野菜売上1/10
3,080売掛金3,080普通預金入金
1/15
1,080預り金送料分
800普通預金1,080預り金送料引き落とし
3/5
280雑収入送料誤差
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
④実は送料が1200円で口座から1200円引き落とされた!。差額は経費として計上するしかない
2,000売上高2,000売掛金野菜売上1/10
3,080売掛金3,080普通預金入金
1/15
1,080預り金送料分
1,200普通預金1,080預り金送料引き落とし
3/5
120荷造運賃手数料送料誤差
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
• 送料を先に記帳した場合、ずれが発生する可能性があります。
- 24. 仕訳例(経費)
10,000普通預金10,000動力光熱費電気代支払い2/5
3,000動力光熱費3,000事業主貸家事按分(電気代)12/31
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑦電気代を支払う(家事按分30%)。この場合とりあえず全額事業で払っておいて、年度末に按分します。
260現金260事業主貸週刊ジャンプ購入1/20
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑧事業のお金で生活用品を買う
4,000現金4,000租税公課軽自動車税5/10
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑦軽トラの税金を支払う
50,000現金10,000租税公課自宅固定資産
6/30
40,000事業主貸家事按分(自宅固定資産)
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑧自宅の固定資産税を払う(家事按分80%)
5,000現金5,000接待交際費農業仲間の新年会1/22
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑨農業仲間の新年会に参加
- 26. 仕訳例(その他) 続き
10,000現金10,000建設仮勘定ビニール張り手伝いお礼で飯をおごる2/15
50,000普通預金50,000建設仮勘定ハウス部品購入2/5
100,000現金100,000建設仮勘定ハウス部品購入1/10
160,000建設仮勘定160,000工具器具部品ハウス完成3/1
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑤ハウスの部品を買ってきて自分で組み立てる。完成は3/1。固定資産については完成したタイミングで一括
計上するので、建設中は「建設仮勘定」を使います。
100現金100事業主貸100円落とした1/10
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑥100円落とした。。。使い道の分からないお金は経費にならないので、事業主貸で処理しましょう。
1,000事業主借1,000現金不明金1/10
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑦何故か財布に1000円多い。。。ちゃんと調べましょう。売上の見落としは結構まずい。
それでも分からない場合には事業主借で処理して、残高を一致させましょう。
12,000普通預金10,000未払金カード引き落とし2/25
2,000事業主貸事業主購入分
貸方金額貸方科目借方金額借方科目摘要日付
⑧カードの引き落としが12000円あったが、事業分は10000円だけだった。
- 27. 専従者給与
• 良く分かりません。税務署で聞いてください。
• 調べた範囲で気になること。
– 「青色事業専従者給与に関する届出」を税務署に提出する必要がある。
– 専従者給与は全額経費となる。
• ただし、「過大とされる部分は必要経費とはなりません」とあるので、一般常識的な上限はあるみたい。
– 専従者になった人は、配偶者控除(38万円)が適用されなくなる。
• このため、年間の給与が38万円以下(≒3万円/月程度)なら、専従者にする方が損
– 専従者給与も「給与」なので、源泉徴収をしなければいけない。
• 月給8万8,000円未満ならば、源泉徴収の必要はない。
– 恒常的に赤字なのに専従者給与を支払うことは認められないことがあるらしい。
• とはいえ、赤字なら税金は0なので、専従者給与を使った控除は意味ないけどね。
• このサイトとか役に立つかも
– 青色申告の専従者給与
– http://inqup.com/family-employees-of-blue-return-taxpayer0001
- 30. 会計ソフト(初期設定)
• 勘定科目設定→補助科目の追加
– 現金
• お財布と金庫の2つの補助科目を作りましょう。
• 金庫、は実際には空き缶で良い。イベントの小銭を用意しておいたり、奥さんが立て
替え払いをしたときの精算用にあると何かと便利。
– 預金
• 銀行口座ごとに補助科目を作りましょう。
– 売上
• 取引先毎に補助科目を作る。レストラン、直売所毎にコードをまとめておくと見やすい
• 「その他」を忘れずに作りましょう。
– 未払金
• カード毎に補助科目を作る
• 「その他」を忘れずに作りましょう。
– 売掛金
• 本当は取引先毎に補助科目を作った方がいいけど、年度末だけ対応なら補助科目
は不要だと思います。
– 買掛金
• 掛けの仕入れ先があれば補助科目を作りましょう。
– 預り金
• 送料分、源泉徴収、その他、を作っておきましょう。
- 31. 会計ソフト(初期設定)
• 勘定科目設定→補助科目の追加(続き)
– 動力光熱費
• 軽トラ、自家用車、トラクタ、電気、その他、で補助科目を作りましょう。
• あとで家事案分を設定するときにやりやすいように細分化しておくと良いです。
(軽トラは100%、自家用車は50%、とか)
– 賃借料
• もしも家賃を払っているなら、「自宅」とか補助科目を作りましょう。
– 通信費
• 夫携帯、妻携帯、固定電話を作っておきましょう。
– もしも、そのほかに家事案分しそうなものがあれば、補助科目を作っておい
た方がよいです。
• 勘定科目設定→期首残高入力
– 普通預金の期首残高を入力しましょう。
– 現金と未払金(カード)の期首残高も入力する必要がありますが、分からない
と思うので、1月、2月の仕訳を入力したあとで、残高が一致するように計算
することになります。
– この際、同じ金額を「事業主借」に入力することが必要になります。
- 35. 会計ソフト(減価償却資産)
• 減価償却資産の登録
– 「管理」→「減価償却資産登録」で登録
– 過去分でも構わないので、固定資産はとにかく登録する。
– ここで登録するのは「減価償却が発生するもの」
• 10万円以上で購入した「モノ」
• トラクタ、管理機などの農機具
• 自宅、ハウス、納屋、などの建物
• 「畑」、「土地」は減価償却されないので登録不要です
– 貸借対照表には載せるべきなんですが、あまり問題になることもないみたいな
ので、しばらくは無視していいです。
– 減価償却資産についても、家事按分を設定できるので、設定しましょう。
– 減価償却資産に関連する仕訳は年度末に会計ソフトが作ってくれるの
で、わざわざ仕訳を作る必要はありません。