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アジャイル開発の普及状況と具体事例
- 1. © Copyright 2019, ESM, Inc.
「アジャイル開発の普及状
況と具体事例」
~ システム開発手法のトレンドを俯瞰する
株式会社 永和システムマネジメント
岡島 幸男
2019年2月19日
- 11. © Copyright 2019, ESM, Inc.
要求はすぐに劣化する
システムの機能の利用度
全く使われない
45%ほとんど使われな
い
19%
たまに使う
16%
いつも使う
7%
よく使う
13%
• Standish group study report in 2000 chaos report
- 12. © Copyright 2019, ESM, Inc.
市場
IT
ビジネスと一体となった開発の必要性
ビジネス
市場
ビジネスとITが一体となり、ミッション
とリスクを共有する。
やってみて、結果から戦略を作りなが
ら進むべし。
- 14. © Copyright 2019, ESM, Inc.
開発プロセス(ウォータフォールとアジャイル)
• アジャイルは、短いサイクルで、分析・設計・実装・テストを
並列に行う
分析
設計
実装
テスト
時間 時間
要求(スコープ) 要求(スコープ)Waterfall Agile
Beck 2000Royce 1970
最後に動くものができる
動くものが徐々に
できあがり、成長する
- 15. © Copyright 2019, ESM, Inc.
製品
バックログ
スプリント
バックログ
1-4 週
24 時間
出荷可能
ソフトウェア
朝会
メジャーなアジャイル開発手法「スクラム」
※ 注意
アジャイル=スクラムではない、他にも
XPなどの手法があります。
- 17. © Copyright 2019, ESM, Inc.
17
アジャイルソフトウェア開発宣言
私たちは、ソフトウェア開発の実践
あるいは実践を手助けをする活動を通じて、
よりよい開発方法を見つけだそうとしている。
この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。
プロセスやツール よりも 個人と対話を、
包括的なドキュメント よりも 動くソフトウェアを、
契約交渉 よりも 顧客との協調を、
計画に従うこと よりも 変化への対応を、
価値とする。すなわち、左記のことがらに価値があることを
認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。
Kent Beck
Mike Beedle
Arie van
Bennekum
Alistair Cockburn
Ward Cunningham
Martin Fowler
James
Grenning
Jim Highsmith
Andrew Hunt
Ron Jeffries
Jon Kern
Brian Marick
Robert C.
Martin
Steve Mellor
Ken Schwaber
Jeff Sutherland
Dave Thomas
© 2001, 上記の著者たち
この宣言は、この注意書きも含めた形で全文を含めることを条件に自由にコピーしてよい。
重要 超重要!
- 22. © Copyright 2019, ESM, Inc.
分散開発
チーム福井
共有リポジトリ
リポジトリ
リポジトリ
リポジトリ リポジトリ
リポジトリ
チーム東京
- 23. © Copyright 2019, ESM, Inc.
タスクかんばん
• 作業の見える化
• Backlog(未実施)
In Progress(実施中)
Done(完了)
で管理。
• 各自の作業を指示しなく
ても、毎朝自発的に
作業開始。
• フォーマットは徐々に
カイゼン。
- 24. © Copyright 2019, ESM, Inc.
バーンダウンチャート
• 進捗の見える化
• バーンダウン(下向き)
• タスクかんばんと連動
• 中間成果物で
は計測しない。
• メールでエクセルシート
を配布したり、
• サーバに置いたから
見てね、はナシ。
- 28. © Copyright 2019, ESM, Inc.
RORRESTER レポート(2010)
• 35%の開発プロジェクトで アジャイル開発手法を採用しているという
結果が示されている。
(ウォーターフォールは13%)
• この逆転は、2010年が初めて。
- 31. © Copyright 2019, ESM, Inc.
State Of Agile Survey 2011
• VersionOne 社の6年目アニュアルサーベイ
• 2006,’07,’08,’09,’10’11
• 参加者 6,042人
• http://www.versionone.com/state_of_agile_development_survey/11/
- 34. Information-technology Promotion Agency, Japan
Software
Engineering
Center
Copyright© 2012 Information-technology Promotion Agency, Japan. All rights reserved. Software Engineering Center
非ウォーターフォール型開発の
普及要因と適用領域の拡大に関する調査
~非ウォーターフォール型開発の普及要因の調査~
調査概要報告書
https://www.ipa.go.jp/sec/softwareengineering/reports/20120328.html
より抜粋して紹介
- 40. © Copyright 2019, ESM, Inc.
お客様と製品について
● メーカー
● 製品とそれをサポートするソフトウェアによるサービスであり、
ミッションクリティカルな分野
○ 組み込みソフトウェアではない
● 一度導入いただけると、長くサポート(&機能改善)が必要
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- 41. © Copyright 2019, ESM, Inc.
マルチベンダー
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お客様
弊社 A社 B社
3社横並びの契約で得意分野は異なる。情報を共有しながら、役割分担してきた関係性
マルチベンダーによる開発体制
- 43. © Copyright 2019, ESM, Inc.
なぜ今アジャイルか?
● 競合が手強く、競争が激しいビジネス領域
○ 品質も重要。リリースまでのスピードも重要
○ 製品発表の場など、わりとわかりやすいマイルストーンがある
● 元々、「見てみないと良いかどうかわからない」という考え方の
お客様
○ ウォータフォールなのに、要件が固まりにくく、変更が多い
○ ベンダーもそれに応えてきた結果、(良くない意味で)「アジャイル的」
になっている
43
「アジャイル的」
● 担当の努力で変化に追随
● 品質を人海戦術で担保
● 属人的なベンダー連携
「アジャイル」
● チームで変化を抱擁
● 仕組みで品質を担保
● ベンダー間もチームで連携
進化の必要性
よりよい製品と関係性構築にのため、弊社よりアジャイル開発を提案させていただいた
- 46. © Copyright 2019, ESM, Inc.
ウォーターフォール時代
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チームリーダ
メンバ メンバ メンバ
● リーダーが業務・技術すべてを統括(経験5年)
● メンバーに作業指示しつつ、自らもコードをもりも
り書く
● 業務に不慣れ(経験半年程度)
● 技術にも不慣れ(クラウド初経験)
● ウォーターフォール「ぽい」
● 一部アジャイル「的」なことも試し
た
従来の体制
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スクラム化開始
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チームリーダ
メンバ メンバ メンバ
追加メンバ
スクラムマスター
リードプログラマー
チームをアジャイル化するために
- 48. © Copyright 2019, ESM, Inc.
ロールの明確化
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チーム内PO
開発メンバ
スクラムマスター
リード
プログラマー
開発メンバ
開発メンバ
・開発はしない
・仕様ホルダー
・開発はしない
・開発メンバの立場
でスクラムをチーム
に浸透させる
フラットなチームに
- 49. © Copyright 2019, ESM, Inc.
チームビルディングの一環としての合同合宿
● 全国から4社の担当者が集結
○ 福井でに来ていただいた
● 4社合同(15人以上)による合宿
● 5日間(=75人日相当!)
● 主目的は要件の説明&QA
● 懇親会
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関係者含めたチームビルディング
- 50. © Copyright 2019, ESM, Inc.
合同合宿の日々のルーチン
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時間 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
9:00~
懇親会で
出た本日
やることの
確認
ふりかえり
で出た本日
やることの
確認
ふりかえり
で出た本日
やることの
確認
ふりかえり
で出た本日
やることの
確認
9:30~16:00
仕様検討 仕様検討 仕様検討 仕様検討 仕様検討
16:00~17:00
文書化 文書化 文書化 文書化 文書化
17:00~17:45
ふりかえり ふりかえり ふりかえり ふりかえり
懇親会
合宿期間中のスケジュール
- 51. © Copyright 2019, ESM, Inc.
合同合宿で工夫したこと
● 全員で議事を記入する
● タイムキーパーを設ける
● 毎日ふりかえりをする
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- 53. © Copyright 2019, ESM, Inc.
スプリントのサイクル
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月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
朝会 朝会 朝会 朝会 朝会
開発 開発 スプリント
イベント
・レビュー
・ふりかえり
・プランニング
開発 開発
バックログ
リファインメント
スプリント(1週間)の仕事
- 54. © Copyright 2019, ESM, Inc.
スプリントのサイクル
● 採用している技術に慣れていないメンバーが多い
● 既に作り込まれている部分への影響度が見えない
● 要件が確定していないため、対応内容や優先順位が頻繁に
変わりそう
● 開発期間が短いため、頻繁に開発プロセスを改善したい
54リスクを回避するためにはより短いリズムで開発とプロセス改善が必要
なぜ1週間スプリントなのか
- 56. © Copyright 2019, ESM, Inc.
成果
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● 価値の提供は未だない(サービスをリリースしていないため)
● ベロシティーは上がってるし、チームとしては開発プロセスが改
善できていることを実感している。
これまでの成果とお客様の反応
お客様の声
● 開発の進め方について透明性があって信頼できる
● 開発プロセスが改善されていると感じる
● 開発しやすい環境が整っていて楽しそう
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メンバー育成に効果あり
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入社3年目
スクラム歴13スプリント目
(初スクラム)
● スクラムが始まってから、主体的に動けるようになった
○ 自分のやるべきタスクが、今までより、よく見える
○ アサインじゃなくて、サインアップが効果的な気がする
○ 今までは、人のタスクは、どこか他人事であった
○ チームメンバーとしての活動ができている
● テスト駆動開発を本格的に取り組み始めた
○ 満たすべき要件(仕様)がはっきりわかるので、捗る
● 時間の使い方を意識するようになった
○ 今までは、「1機能三日」など、アバウトだったし、自分で見積もっ
たわけではなかった
○ 今は、自分で見積ることができるし、タスクの粒度が細かくなった
ので、見積もりやすい
メンバーからの評価(育成面での成果)