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Oracle Cloud で Cloud Native !? ~ Kubernetes / サーバーレス(Oracle Cloudウェビナーシリーズ: 2020年9月24日)
- 3. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
5.関連サービス
6.まとめ
今日お話しする内容
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates3
- 4. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
5.関連サービス
6.まとめ
今日お話しする内容
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates4
- 5. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates5
企業システムに求められるニーズの変化
デジタルトランスフォーメーション | 社内業務の効率化から新ビジネスの創造へ
• ビジネスにもとめられる進化のスピードと品質
サービスの早期リリース
市場の動向/反応を早期フィードバックして対応
サービス停止による機会損失をなくす
• システムは変化するビジネス要件に合わせ
短い時間で高頻度にリリースする事が求められる
アプリの変更をすぐに本番環境に適用
変化を許容できるシステムを構築
停止時間の短縮と運用作業の効率化
業務
効率化
社外
社内業務の
効率化
社外顧客向け
新ビジネス
創造
- 6. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates6
高頻度リリースを実現するための開発トレンド
アーキテクチャと開発手法の両面から高頻度リリースの取り組みが行われている
• マイクロサービス・アーキテクチャ
– 大規模なシステムを疎結合な複数のサービスの
組み合わせで実現する設計方式
– 変更による影響範囲をサービス単位に極小化し
高頻度のアプリケーション更新を実現
• DevOps
– 開発・運用の組織的な隔たりを無くし、サービスの
継続的な更新を実現する
– CI/CDツールを用いてアプリのテストからデプロイを自
動化し、迅速なリリースと品質確保を両立
計画
開発
ビルド
テストデプロイ
運用
監視
- 7. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates7
Cloud Native とは
Cloud Native Computing Foundation の定義
クラウドネイティブ技術は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境に
おいて、スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらします。
このアプローチの代表例に、コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミューダブルインフラストラクチャ、および宣言型API
があります。
これらの手法により、回復性、管理力、および可観測性のある疎結合システムが実現します。 これらを堅牢な自動化と組み合わせること
で、エンジニアはインパクトのある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測どおりに行うことができます。
Cloud Native Computing Foundationは、オープンソースでベンダー中立プロジェクトのエコシステムを育成・維持して、このパラダイム
の採用を促進したいと考えてます。 私たちは最先端のパターンを民主化し、これらのイノベーションを誰もが利用できるようにします。
Cloud Native Computing Foundation(CNCF) Cloud Native Definition v1.0 |
“拡張性・柔軟性に優れたアプリケーションをクラウドの特性を活かし
最小限の労力で構築および実行できるようにすること”
- 8. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
5.関連サービス
6.まとめ
今日お話しする内容
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates8
- 9. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates9
OracleのCloud Native の特徴
オープン標準/クラウド・オンプレミスの両環境を同一のテクノロジーでカバー
クラウド オンプレミス
Oracle Cloud Infrastructure Oracle Linux
Oracle Linux
Cloud Native
Environment (OS)
OCI Cloud Native
サービス
…
CNCFにて推進する
OSS 群
Oracle
Private Cloud
Appliance (H/W)
- 10. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates10
ベンダー・ロックイン無しのクラウド ←→ オンプレミスの可搬性
サーバーレス・サービスの例
Oracle Functions
(サーバーレス・サービス)
クラウド
Docker コンテナ
オンプレミス
• OSSベース(Docker/Fn Project)
• 両環境で同一のテクノロジーをカバー
→ クラウド上のサーバーレス環境を、アーキテクチャ変更無しでオンプレミスに移行
Fn Project
(サーバーレス実行環境)
- 11. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
5.関連サービス
6.まとめ
今日お話しする内容
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates11
- 12. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates12
コンテナが注目を浴びている理由
マイクロサービス・アーキテクチャとCI/CD(継続的インテグレーション・デリバリー)
• マイクロサービス・アーキテクチャ
– 大規模なシステムを疎結合な複数のサービスの
組み合わせで実現する設計方式
– 変更による影響範囲をサービス単位に極小化し
高頻度のアプリケーション更新を実現
• DevOps
– 開発・運用の組織的な隔たりを無くし、サービスの
継続的な更新を実現する
– CI/CDツールを用いてアプリのテストからデプロイを自
動化し、迅速なリリースと品質確保を両立
計画
開発
ビルド
テストデプロイ
運用
監視
- 13. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates13
コンテナが注目を浴びている理由
マイクロサービスの構築に、コンテナの独立性と高集約性が寄与
H/W
ホストOS
Bin/
Lib
アプ
リA
ホストOS
ハイパーバイザー
Bin/Lib
アプリA
Bin/Lib
ゲストOS ゲストOS
H/W
アプリB アプリC
Bin/
Lib
アプ
リB
Bin/
Lib
アプ
リC
Bin/
Lib
アプ
リD
Bin/
Lib
アプ
リE
Bin/
Lib
アプ
リF
従来型の仮想化 コンテナ型仮想化
• コンテナにより、少容量、低オーバーヘッドの仮想的環境を実現
• コンテナの容量が小さい(数十GB 数MB~)
• HWエミュレートとゲストOSのオーバーヘッドがなく、パフォーマンスが高い
• 多数のサービスを稼働させるマイクロサービスにコンテナが適する
- 14. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates14
コンテナが注目を浴びている理由
継続的インテグレーション/デリバリー (CI/CD)の実現にコンテナの可搬性が寄与
• アプリケーションの実行環境をコンテナとしてパッケージ化
• コンテナを使い回すことで、複数のテスト/本番環境の構築を容易に自動化
• 人手のミスを削減するとともに、環境条件を統一することでテスト品質を向上
• より円滑に、自動化されたリリースサイクルの構築、実践が可能
手作業での
テスト
コンテナ レジストリ
自動受け入れテ
スト
自動
キャパシティ
テスト
リリースコミットステージ
ソースコードリ
ポジトリ
コンテナとして実行環境をパッケージし、各環境で使い回す
コミット
- 15. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates15
コンテナの活用が始まって新たに明らかになった課題
大量のコンテナを管理・運用する必要があるため、運用が複雑化
• 様々な運用・管理のオペレーションを大量のコンテナに対して行う必要がある
• プロダクション規模のコンテナ群を扱うには、物理サーバーや従来型仮想化の
運用方法では対応しきれない
・・・
- 16. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates16
コンテナ・オーケストレータ
大量のコンテナを管理するために
– 自動分散配置(HWを意識しない)
– 手動/自動でスケーリング
– 複数コンテナをまとめて制御
– 障害時のコンテナ再立ち上げ
– クラスター内/外のネットワーク
アクセスの管理
コンテナのデプロイ・スケーリング等を管理するプラットフォーム
Kubernetesがデファクト・スタンダードになりつつある状況
- 17. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates17
Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE)
エンタープライズ品質と開発生産性を両立するKubernetesプラットフォーム
①エンタープライズ品質の性能と可用性
• 次世代インフラストラクチャによるばらつきのない高性能な分散アプリケーション環境
• アプリケーション環境と管理ノードの冗長化を自動的に構成し高可用性システムを実現
②アプリケーション開発への注力を実現するマネージド環境
• 複雑なKubernetes環境の構築を不要としアプリケーション開発を即座に開始
• 追加費用を一切不要とする標準機能としてのマネージドKubernetes環境
③Cloud Native JavaソリューションやOracle Databaseとの親和性
• マイクロサービス化に対応するソリューションと共に活用可能
• 既存資産/スキルを活用したCloud Nativeアプローチによる開発
- 18. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates18
OCIの特徴:エンタープライズのお客様が求めるクラウドをゼロから再設計
第三者機関検証によるネットワークとストレージの検証結果
https://www.accenture.com/t20171003T083750Z__w__/us-en/_acnmedia/PDF-62/Accenture-Enterprise-
Workloads-Meet-Cloud.pdf
OCIOther
ネットワーク性能検証結果 ストレージ性能検証結果
※ブロックストレージIOPS比較
www.storagereview.com/oracle_cloud_infrastructure_compute_bare_metal_instances_review
https://www.storagereview.com/dell_emc_unity_450f_allflash_storage_review
- 19. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates19
①エンタープライズ品質の性能と可用性
エンタープライズに最適なパフォーマンス・可用性を実装したKubernetes基盤
• 高性能インフラ基盤上にKubernetesクラスタを構築し、安定したパフォーマンス
• ドメインを横断してクラスタを構成を標準とする、高可用性アーキテクチャ
Kubernetes クラスタ
Availability Domain 1 Availability Domain 2 Availability Domain 3
*単一AD構成のデータセンターの場合は、AD内で物理H/Wレベルのメンテナンス区画で分離されたFault Domainにまたがって分散配置することで可用性を担保
- 20. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates20
②アプリケーション開発への注力を実現するマネージド環境
容易な環境構築と運用負担の極小化を実現するOKEの責任分掌モデル
オラクルによる管理 [管理環境を含むすべてのインフラストラクチャ]
顧客による管理[アプリケーション環境のみ]
Container Engine
for Kubernetes
OCI Registry
Cluster Management
OKE Dashboard
in OCI Console
Oracle Cloud Infrastructure
Encryption for Data in
Transit (SSL) and at Rest
VM based Clusters and Nodes
Bare Metal Clusters and Nodes
Customer’s OCI
Account/Tenancy
HA - 3 Masters/etcd
across 3 ADs Control
- 21. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates21
OCI標準機能として提供されるKubernetesプラットフォーム
追加費用を不要とする費用対効果の高いKubernetes環境
• Kubernetesクラスタとレジストリに必要なIaaSリソースに対する費用のみ
• Master Nodeを含むKubernetesの管理ノードの費用は一切不要
※ 競合他社のKubeternetesサービスは、1時間あたりの課金あり
Load
Balancing
Data File
(Block Storage)
OCIR
OKE Object Storage
Node
Comput
e
Network
Boot Volume
(Block Storage)
Comput
e
Comput
e
必要となるOCIリソー
ス
OKE
(Kubernetesクラス
タ)
Compute
Block Storage
Load Balancing
Network(Data Transfer)
OCIR
(コンテナレジスト
リ)
Object Storage
展開イメージ
- 22. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates22
③Cloud Native JavaソリューションやOracle Databaseとの親和性
WebLogic Server for OKE/Helidon/Oralce DatabaseのPDB
POD 1 POD 2 POD 3
マイクロサービス
フレームワーク
OKEのKubernetes クラスタ
WebLogic Serverクラスタ
POD 4
helidon
WebLogic Server for OKE :
Java EE/Jakarta EE 準拠のアプリケーションサーバ
のコンテナ対応版。
既存の資産/スキルの活用。
Helidon :
マイクロサービスのためのJavaフレームワーク。
Dockerfile、KubernetesのYAMLファイルを生成。
WebLogic Serverユーザーには、サポートを提供。
Oracle DatabaseのPDB :
マルチテナント対応のDBとして、一つのDBの上で、
複数のPDB(Pluggable DB)を稼働。
マイクロサービスのためのマルチテナントDBと、
メンテナンスの容易さを両立。
Oracle
Database
PDB
受注処理 監視顧客管理 在庫管理
※ 業務システムでの構成例
- 23. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates23
OKE 活用事例
東京ガス i ネット株式会社 様
https://japan.zdnet.com/article/35142311/
ZDNet Japanの記事プレスリリース発表
https://www.oracle.com/jp/corporate/pressrelease/jp20190903.html
- 24. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates24
OKE 活用事例
株式会社 GAUSS 様
会社および事業概要
設立: 2017年5月2日
所在地: 東京
従業員数: 25名
事業内容: AIパッケージ共同開発
コンサルティング
公営競技予想AI
Oracle Cloud採用目的
• これからAIの開発・導入を考えている企業が、
簡単に独自のAI開発・導入を行うことができる
ようになるAI開発支援プラットフォームの基盤と
して
導入いただいたソリューション
• Oracle Cloud Infrastructure
• Oracle Container Engine for Kubernetes
• Compute(Bare Metal / GPU)
• File Storage
Oracle Cloud採用理由
• 優れたパフォーマンス:ベアメタルGPUインスタンスやストレージを、他社クラウドサービスと比
較して高性能かつ低コストで提供
• 管理運用性:エンタープライズ・クラスのKubernetesサービスを高いコスト・パフォーマンスで
提供し、end to endのコンテナ・ライフサイクル管理を実現
• 豊富なIaaS / PaaS / SaaS機能との連携:「Oracle Cloud Platform」サービスや、マー
ケティングなどのSaaSサービスとの連携により、サービス拡張が可能
• サポートおよび技術コンサルティング:高いレベルのサポートおよび技術コンサルティング力
Container Registry
Bare Metal GPU
Instance
(NVIDIA Tesla V100)
Load
Balancer
OKE Node
VM Instance
(Nginx)
File Storage
OKE Node
VM Instance
(Frontend)
OKE Node
VM Instance
(Backend)
OKE Node
VM Instance
(Collection)
OKE Node
VM Instance
(With GPU)
OKE
- 25. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates25
OKE 活用事例
TIS北海道株式会社 様
『かりた君』は、サービス開始以来20年、PCスタンドアローンパッケージで提供しており、 アップグレード作業のため北海
道から対応者を派遣し時間がかかっていたが、クラウド化によりそのスピードアップを実現(2~3日 → 30分程度)
複数のユーザーに提供するという観点で、リソース活用の効率的やセキュリティの確保も必須
Oracle Cloudを選んだ理由
対AWSのコストの点で30%程度、
Oracle Cloudの優位性が見られた
リソース活用をより効率化できるコン
テナを、OKEを利用することで実現
Oracle Databaseにてデータ・セキュ
リティを確保し、Pluggable
Database機能(PDB)と組み合
わせ、更なるリソース活用の効率化
借入金管理システム「かりた君」を移行/コンテナ化し、リソース活用の効率化を実現
- 26. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
5.関連サービス
6.まとめ
今日お話しする内容
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates26
- 27. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates27
サーバーレスとは
特徴と利点
・サーバの常時起動が不要で、起動時のみの課金
・トリガー発生時にサーバが割り当てられ、デプロイ済みのアプリケーションが起動
・開発者はインフラを意識せず、クラウド側が自動で負荷に耐え、可用性を保つ
俊敏性経済性 信頼性
- 28. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates28
Functions-as-a-service (FaaS)
エンタープライズに最適なパフォーマンス・可用性を実装したKubernetes基盤
抽象度と俊敏性
インフラストラクチャに対する管理負担の減少度
仮想マシン
Function
コンテナ
ベアメタル
- 29. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates29
サーバーレスのユースケース
IoTのバックエンド
閾値チェックで値を
超えていたら、
サポート・ケース起票処
理と通知処理
IoT
Functions
のトリガー
Functions
デバイスからの
センサー・データ
Service Cloudにてイ
ンシデント作成
メンテ要員へ通知
Mobile
メンテ要員のアプリ
Service
Cloud
管理者のダッシュボード
ORACLE CLOUD
- 30. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates30
サーバーレスのユースケース
社内セキュリティ・アクションの自動化
インスタンスにセキュリティ・ポリシー
違反が無いかチェック
あった場合、インスタンスを停止し
て、新規の起動リクエスト
Functions
ORACLE CLOUD
Compute
インスタンス起
動のリクエスト
Compute
起動完了
- 31. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates31
サーバーレスのユースケース
画像ファイルのアップロードをトリガーとした複数ファイルの生成
ORACLE CLOUD
Storage
Database
別の低解像度の
画像の生成
Functionsの
トリガー
Functions
高解像度の商品
イメージ画像の
アップロード
Storage
イメージを
ストレージに、
メタデータを
データベースに保存
生成されたイメージは、
様々なデバイスで
表示される
- 32. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates32
Oracle Functions
拡張性・カスタマイズ性の高いオープンソース・ベースのフルマネージドFunction as a Service (FaaS)
スケーラブル
• 自動スケールするアプリケーション
• 高い可用性
フル マネージド
• インフラストラクチャの考慮不要
• ネットワーク構成
オンデマンド
• 稼働した分だけ料金が発生
• 精緻な課金の計算
Oracle Functions
コンテナ技術をベースとした
高いカスタマイズ性
Oracle Cloud Infrastructureが提供
する豊富なサービス群との連携
オープンソースのエンジン
”Fn Project” の採用
1
3
2
- 33. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates33
ベンダー・ロックイン無しのクラウド ←→ オンプレミスの可搬性
サーバーレス・サービスの例
Oracle Functions
(サーバーレス・サービス)
クラウド
Docker コンテナ
オンプレミス
• OSSベース(Docker/Fn Project)
• 両環境で同一のテクノロジーをカバー
→ クラウド上のサーバーレス環境を、アーキテクチャ変更無しでオンプレミスに移行
Fn Project
(サーバーレス実行環境)
再掲
- 34. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates34
コンテナベースのオープンソース “Fn Project”
どこでも稼働する可搬性の高いFaaSアプリケーションを実現
OSSベースのエコ・システム
• 開発者のニーズを積極的に反映
• ベンダーロックインの懸念不要
場所を束縛されないポータビリティ
• クラウドからオンプレまでどこでも稼働
• 開発用PCでもそのまま稼働
Oracle Cloud
Infrastructure
(Managed)
開発用端末3rdPatryクラウド オンプレミス環境
どこでも稼働
開発者ニーズ
開発者
- 35. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates35
Oracle Cloud 上での拡張と統合
Oracle Cloudサービスとの連携による多彩なユースケースの実現
Functions
Analytics
ERP
Data
HCM
CX
Supply
Chain
StreamingEventsOKE
Integration
Mobile
Business
Insight Collaboration
Custom Apps
Data
Mgmt
Cloud アプリケーション (SaaS) Cloud プラットフォーム (PaaS)
Cloud インフラストラクチャ (IaaS)
Notification Monitoring
- 36. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates36
OCI API Gateway + Oracle Functionによる多様なユースケース
シンプルかつセキュアにOracle Functionsを社内外に公開
Oracle FunctionsのAPIエンドポイント
• システムやアプリケーションにOracle Functions
を組み込むことが可能
• Basic認証やOAuth2.0などのカスタム認証による
Oracle Functionsへのセキュアなアクセス
• 流入制限によるOracle Functionsおよび連携
先サービスへの意図しない大量アクセスを防止
• ルーティング設定により、1つのOCI API
Gatewayで複数のOracle Functionsを管理
API Gateway
Oracle
Functions
Custom
Authentication
Oracle
Functions
Oracle
Functions
Oracle
Functions
ユーザ
Other
Services
Object
Storage
Streaming
Database
System
WAF
- 37. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates37
Oracle Functions の課金モデル
大幅な無料枠と安価な課金体系
リソース利用
リクエスト数
17.004
以降、10,000 GB-秒ごと
22
以降、100万リクエストごと
無料
月間200万リクエスト
無料
月間 400,000 GB-秒
競合
の
2倍
15%
競合
より
安価*例) 1024MB (1GB)のメモリを10,000秒(2時間46分40秒)利用した場合:1 x 1 x ¥17.004
*別途OCIR(Oracle Cloud Infrastructure Registry)の費用が必要
- 38. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
5.関連サービス
6.まとめ
今日お話しする内容
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates38
- 39. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates39
Oracle Cloud Infrastructure - Resource Manager
環境構築のリードタイム削減とテスト品質の向上を実現
こんな課題に役立ちます
• 環境構築を自動化し、同一環境を繰り返し再現で
きることで、本番やテスト環境などの差異を無くしたい
• クラウド上のリソースの起動・停止・破棄などのインフ
ラ運用を自動化し、オペミスを無くしたい
サービス価格
• Resource Managerは無料
プロビジョニングしたOCIリソースに対する課金のみ
サービス概要/特徴
• 業界標準のTerraformベースで定義を記述可能
• チーム開発に適したマネージドなTerraform環境
• 構成・変数定義ファイルや状態ファイルを複数の
チーム、およびプラットフォーム間で共有および管理
が可能
Oracle Cloud
Infrastructure
…Resource
Manager
.tfs
Zip
構成・変数定義
ファイルを作成し、Zip
ファイルをアップロード
Customer
plan
apply
destroy
ユーザーや環境固有
の変数値はResource
Managerが自動で設定
構成・変数定義から環境の
Plan(計画)、apply(適用)、
destroy(破棄)が可能
- 40. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates40
Oracle Cloud Infrastructure - Streaming
大量データストリームを処理する、フルマネージドな分散メッセージングサービス
こんな課題に役立ちます
• IoTデータやログデータなど、大量のストリームデータ
をクラウド側に蓄積したい
サービス価格
• データ転送(登録/取得)1GBごとに¥3.00
• データの保持1GB×時間ごとに¥0.024
サービス概要/特徴
• サービス間やコンポーネント間の接続経路を、
Streamingを経由する形にすることでシンプルに
• Pub/Subモデルで非同期のデータ通信を行い、ス
パイクのある負荷を処理
• Kafka互換
Streaming
API
Gateway
Oracle
Functions
Events IoT
Mobile/Web
Activities
Object
Storage
Database
System
App
- 41. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates41
Visual Builder Studio (旧 Developer Cloud Service)
DevOpsの実現を支援する事前統合済みのクラウド型チーム開発プラットフォーム
こんな課題に役立ちます
• クラウド上のツール群を活用して、アジャイル開発で
ソフトウェア開発の遠隔プロジェクトを遂行したい
• CI/CDやDevOpsを実現する一気通貫のツール群
を導入したい
• ビジュアル開発を実現するVisual Builderの開発プ
ロセスを、CI/CD/DevOpsのプロセスに取り入れて、
開発の効率化・一元化を図りたい
サービス価格
• Visual Builder Studioは無料
※ ビルドに用いるCompute/Storageは別途必要
※ Visual Builderを利用する場合は別途必要
サービス概要/特徴
・開発:Git, コードレビュー,Maven
・ビルド:CI/CD Pipeline, YAML定義、Maven/Gradle
・テスト:JUnit & Selenium, FindBugs, SonarQube
NVDに基づいたセキュリティ検証
・デプロイ:Oracle Cloud 環境へデプロイ。Kubernetes、
IaaS、Functionsへのデプロイ
•Visual Builderとの連携
計画
開発
ビル
ド
テス
ト
デプ
ロイ
運用
監視
+
- 42. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates42
Oracle NoSQL Database Cloud Service
フルマネージド型のNoSQL Databaseサービス
こんな課題に役立ちます
• 高いレスポンスや高いスケーラビリティの要件のアプリ
ケーションを実現したい。
• 非構造化/半構造化データを取り扱う、IoTやモバイ
ルアプリ、Customer360、オンラインゲーム、SNS、
などのシステムを実現したい。
• プラットフォームの管理工数を削減してNoSQLアプリ
ケーション環境を実現したい。
サービス価格
• Oracle NoSQL Database Cloud - Write:
¥15.048[Write Unit Per Month]
• Oracle NoSQL Database Cloud – Read:
¥0.768[Read Unit Per Month]
• Oracle NoSQL Database Cloud - Storage:
¥7.92[GB Storage Capacity Per Month]
サービス概要/特徴
• Document,Columnar,Key-Value型をサポート
し、単一のAPIを提供します
• スケールアップの際には予測可能な10ミリ秒未満
の応答時間を実現します
• ワークロードに基づいて、必要に応じてスケーリング
します。消費したリソースに対してのみ必要な分だ
けを支払うことで運用コストを最適化します
■ユースケース
Internet of Things (IoT)
モバイルアプリケーション
Customer360
オンライン広告
オンラインゲーム
ソーシャルネットワーク
異常検出
- 43. WebLogic Server for OKE
セットアップ済みのWebLogic Kubernetes Operator環境をMarketplaceから提供
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates43
Oracle Container Engine for Kubernetes (Kubernetes Cluster)
WebLogic Kubernetes Operator
Load Balancer
File
Storage
PV
Claim
Namespace #2
WebLogic
Domain #1
Ingress
Namespace #3
WebLogic
Domain #1
Ingress
AD or FD
Worker Node
Master Node
AD or FD
Worker Node
Master Node
AD or FD
Worker Node
Master Node
Namespace #1
WebLogic
Domain #1
Ingress
Life cycle
Subnet
Subnet
Virtual Cloud Network
WebLogic
管理者
サービス概要/特徴
• ベースの環境に加え、デプロイメントを担うライフサイクル
機能をマネージドで提供
• Kubernetesクラスタ・ネットワーク構成・WebLogic
Kubernetes Operator等の環境を自動構築
• WebLogic管理者は、YAMLベースでWebLogic環境
を構成管理
• WebLogicやアプリケーションの更新を自動化
こんな課題に役立ちます
• Javaでマイクロサービス開発に取り組みたい
• WebLogic Serverで動作する既存アプリを コ
コンテナ化してアーキテクチャを刷新したい
サービス価格
※ Coming soon
- 44. Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates44
Verrazzano
オープンソース、Cloud Nativeなハイブリッドアプリケーション/マルチクラスタの管理
概要/特徴
• Cloud Nativeを実現する、多くのOSSソリューショ
ンから厳選して組み合わせた統合プラットフォーム
• 各社が提供するマネージドKubernetesサービスや、
オンプレミス環境に展開するクラスタも管理可能
• マルチクラスタ管理
• インフラ運用管理
• モニタリング/ログ収集
• CI/CDインフラ
• SSO/アクセス管理
Oracle Cloud Private Cloud 3rd Party Cloud
Kubernetes Kubernetes Kubernetes
- 45. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
5.関連サービス
6.まとめ
今日お話しする内容
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates45
- 46. 1.Cloud Native 分野が注目される背景
• Dx / 高頻度にリリースするシステム / マイクロサービス / DevOps
2.Oracle の Cloud Native サービスの特徴
• オープン標準/クラウド・オンプレミスの両環境を同一のテクノロジーでカバー
3.Oracle の Kubernetes サービス:OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)
• エンタープライズ・グレードのパフォーマンス・可用性 / マネージド環境 / 低コスト / Oracleソリューションとの親和性
• 東京ガス様 (チャットボット) / GAUSS様 (AI基盤) / TIS北海道様 (PDB活用の借入金管理パッケージ)
4.Oracle のサーバーレス・サービス:Oracle Functions
• フルマネージド / スケーラブル / オンデマンドの従量課金 / ロックインなし
5.関連サービス
• Resource Manager / Streaming / Visual Builder Studio / NoSQL DB / WebLogic Server for OKE / Verrazzano
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まとめ
Oracle Cloudで、Cloud Nativeアプリケーションを開発し、新たなビジネスを創出
Notas del editor
- 先ほどのスライドでOracle Cloud Infrastructureはスペックの高いマシンを使用しているとご紹介しましたが、
第三者機関による性能検証でも、Oracle Cloud Infrastructureの性能の高さは証明されています。
この性能評価は右側のOracle Databaseの処理のみに対してではなく、Microsoft SQLServerの処理をOracle Cloud Infrastructureで実行した場合でも
約5倍の圧倒的なパフォーマンスが証明されています。