Más contenido relacionado
Similar a 「IBM Rational ClearQuest」から「Atlassian JIRA」への移行紹介 (20)
「IBM Rational ClearQuest」から「Atlassian JIRA」への移行紹介
- 4. A社様の移行対象情報
製品 Rational ClearQuest 7.2
プロジェクト数 約100
DB数 約200(スキーマ、データ)
DBサイズ 約170GB
データ レコード数 約5万件、添付ファイル数 約3万件
ユーザー 約2000件
スキーマ
フィールド 約8000件、画面 約100件、ワークフロー 約100件、権限など
データ
レコード(履歴、監査証跡を含む) 約5万件、 添付ファイル 約3万件
- 6. ユーザ評価、本当にデータ移行はできるか?
お客様で1ヶ月にわたりJIRA評価を実施
評価方法
CQの本番データをJIRAへデモ移行した環境を利用
管理者、ユーザーを約20人ほど選定
ユースケースごとに50~100評価項目を用意
問題となった項目は弊社ヘルプデスクへ問い合わせ、対応策を提示
セキュリティ対策で以下のプラグインを導入
CustomUserPickers
https://marketplace.atlassian.com/plugins/ru.mail.jira.plugins.userpickers
JIRA6.2から標準機能
https://jira.atlassian.com/browse/JRA-7659
- 7. 移行プラン
期間
約7ヶ月
工程
JIRA構築、CQ調査・分析、CQ-JIRA設計、CQ-JIRAリハーサル移行、CQ-JIRA
本番データ移行
本番データ移行については
約3ヶ月間で約3~5プロジェクト/ 日 で段階的に移行
移行作業における制約事項
CQ、JIRAのシステム停止不可
JIRAは本番データ移行の3ヶ月前から新規プロジェクトを稼動
CQの移行対象プロジェクトは本番データ移行の直前まで利用
- 8. 全体スケジュール
XXXX年
X月 X月 X月 X月 X月 X月 X月 X月 X月
JIRA構築
CQ-JIRA本番データ移行
CQ⇒JIRA設計
CQ-JIRAリハーサルデータ移行
移行ツール開発
JIRA評価
CQ-JIRAデモ移行
弊社作業
お客様作業
CQ調査・分析
CQ稼動停止
- 10. 作業費用(工数)をどう削減したか?
移行費用に関して
当初の計画
移行対象プロジェクト 300
本番データ移行 300プロジェクト×2.0時間=600時間÷8時間=75.00人日
CQ 調査・分析 300プロジェクト×2.5時間=700時間÷8時間=93.75人日
合計 約 168.75人日
実際の計画
移行対象プロジェクト 300 ⇒ 100
本番データ移行 100プロジェクト×2.0時間=200時間÷8時間=25.00人日
CQ 調査・分析 0人日 ⇒CQ仕様書を自動生成する移行ツールで対応
合計 約25.00人日
約7分の1
- 11. 役割分担
更なる費用削減を目的に役割分担の変更
当初の計画
リックソフト
本番データ移行 100プロジェクト×2.0時間=200時間÷8時間=25人日
実際の計画
リックソフト⇒お客さま
本番データ移行 10人日
リックソフト
移行ツールを開発して自動化
ミスが発生しないよう考慮した移行ツールの提供
作業者のスキルレベルを選ばずに実施できる移行ツールと手順書の提供
約2分の1
- 14. CQ スキーマ仕様書 生成ツール
CQスキーマ定義からスキーマ仕様書を生成する機能
ClearQuest Designerからスキーマ情報をXSDファイルで出力
出力ファイルをJavaバッチでCQスキーマ仕様書としてExcelファイルで出力
CQスキーマ
フィールド、フォーム、動作、状態、アクション
run.bat --stepId generate --configName schema-setting.xml –SchemaName=ALM -DrecordType=Defect
- 15. JIRA スキーマ仕様書 生成ツール
CQスキーマ仕様書からJIRAスキーマ仕様書を生成する機能
CQスキーマ仕様書をExcel VBAでJIRAスキーマ仕様書に変換してExcelで出力
変換処理でのフィールドタイプ変換ルール、ラベル名の名寄せルールが設定可能
JIRAスキーマ仕様書はJIRAへ登録できるようにJIRAスキーマ定義(xml)に変換して出力
JIRAスキーマ
フィールド、画面、ワークフロー、権限、通知
- 16. JIRA スキーマ定義 インポートプラグイン
JIRAにスキーマを登録する機能
JIRA管理画面からJIRAスキーマ定義(xml)をアップロードして自動的にフィールド、画面、
ワークフロー、権限、通知を登録
Zipファイルに対応により、一度に大量のプロジェクト、スキーマの生成が可能
- 17. JIRA インポートデータ 変換ツール
JIRAでインポート可能なデータ(csv)に変換する機能
ClearQuestクライアントからCSVでレコード、添付ファイル情報などをエクスポート
後述のJIRA標準のJIRA Importers pluginで取り込めるようにファイル結合、データ編集、
構成ファイルも生成(CSVファイルのカラムとJIRAフィールドとのマッピングなど)
インポート前のデータチェックを実施
ユーザー値のアカウントチェック、フィールド存在チェック、日付チェックなど
run.bat --stepId generate --configName generate-setting.xml -DrecordType=Defect
2行目 フィールドに正しい日付が指定されていません。[ フィールド名 : 'Due Date' フィールド値 : [2013/11/11 12:00] 日付
フォーマット : yyyy-MM-dd HH:mm:ss]
2行目 フィールドに許可された値が指定されていません。[ フィールド名 : 'Assignee' フィールド値 : [testuser1] ]
フィールドが存在しません。[ フィールド名 : '複数ユーザー ピッカー2' ]
フィールドが存在しません。[ フィールド名 : '改行リスト' ]
フィールドが存在しません。[ フィールド名 : 'project.name' ]
フィールドが存在しません。[ フィールド名 : 'project.key' ]
フィールドが存在しません。[ フィールド名 : '履歴' ]
3行目 フィールドに正しい日付が指定されていません。[ フィールド名 : 'Due Date' フィールド値 : [2013/11/11 12:00] 日付
フォーマット : yyyy-MM-dd HH:mm:ss]
- 18. JIRA Importers plugin
JIRA標準のCSVファイルをインポートして課題を登録する機能
https://confluence.atlassian.com/display/JIRA/Importing+Data+from+CSV
課題と添付ファイルのリンクも可能で、添付ファイルの実体はJIRAサーバーに予め配置
前述の構成ファイルにより手動となるフィールドマッピング設定は必要なし
ディスク容量節約、パフォーマンス向上を目的に、課題への添付ファイルのリンク処理
をCOPY⇒MOVEへ修正。
- 25. 移行のための推奨作業
早期 デモ移行の実施
お客様の評価前のタイミングで実施、そのまま移行したものを評価で利用
不完全でもよいので本番データを利用
効果
お客様にとって実際に利用しているデータなので、移行後イメージがわかり易く、
評価がしやすい
お客様の会社固有の課題が見えてくる
移行リハーサルの繰り返し実施
移行手順、設計に対する改善をJIRA設計~本番移行の直前までにできる限り繰り返す
本番データだけでなく、環境も本番に限りなく近く
作業者は熟練者だけでなく、経験が少ない新人にもやってもらう
効果
移行手順と移行時間が適切なものに改善された為、
本番データ移行では、問題の発生率が大幅に変わります
- 26. JIRAへ移行した結果
効果
移行プロジェクト
移行におけるコストの大幅な削減と期限の厳守にという目標を達成
利用者
画面表示、検索レスポンスがJIRAでは大きく改善
直感的なユーザーインターフェースが高評価
運用者
画面の設定で管理でき、今までよりも運用が楽
特にフックスクリプトの運用がなくなったことで
今後の展望
評価されたことでお客様はJIRAの全社展開を決定されました
お客様の環境にはCQ以外にも課題管理システムがいくつか存在しており、JIRAへ移行を
実施する予定です。