This is the slide used at sakurug seminar.

1. C#でAzure
PaaS開発事始め
オンプレミス開発からクラウド開発へのシフト
～実践編～
システムインテグレーション事業部
草場 友光

2. 自己紹介
• 普段はASP.NET（C#）の保守プロジェクト
• 以前はサーバ構築・ネットワーク保守とか
• さらに以前はJava
• 情報処理安全確保支援士（登録番号001462）
tomo_kusaba

3. 本日の目的
• オンプレミスでのWeb開発とクラウドでのWeb開発の違いを把
握しよう
• ストレージサービスの仕様を把握しよう
• 実際にAzureにデプロイしよう
• ストレージエミュレータを使ってみよう

4. 本日使用するサービス
• App Service/Web Apps
• アプリケーションサーバとして利用します
• ストレージサービス
• ストレージエミュレータを使います

5. App Service
• 開発用途で使用する無料のプランがある。
• 本日はこれを使用します。

6. App Service
• F1では転送量・CPU・メモリリソースが限られていることに注
意
• 1日の使用制限を超えてしまうと使えなくなってしまう
• デモ用途には有償プランを検討

7. 気になるお値段
• お値段は料金計算ツールで
• https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/

8. ストレージエミュレータ
[スタート]→[Microsoft Azure]→
[Microsoft Azure Storage Emulator]
ローカルで稼働するので無料です
実際の使用方法はハンズオンで

9. ストレージエミュレータ
• ストレージそのものの動作はストレージエミュレータで体験で
きる
• うまく使えばクラウド料金を節約することが可能
• ただし、最終的なテストはAzure上で行う必要あり
• App Serviceの部分の動作がローカルとAzureで異なることがある

10. PaaS開発にあたっての注意点 その1
• ステートレスな作りにすること
• アプリケーションサーバに状態を持たない形にすること
• セッション管理はストレージまたはデータベースへ
• 意図せず実行環境が移動されるなどしてセッションが消失することを
防ぐため
• セッション管理の選択肢とは？

11. セッション管理
セッション管理方法 セッション情報の場所
× Inproc IISと同じプロセス 意図せずセッションが消える
StateServer StateService内 意図せずセッションが消える
○ SQLServer SQLServer 低速だが、実装は簡単。
DBにSQLServerを採用している場合考慮
Custom Redis Cache Redis Cache In Memory DBなので高速
Oracle等の
DB
Oracle等(定義による) 低速
DBに合わせることを検討
※Redis Cacheの実装方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-cache-for-redis/cache-aspnet-session-state-provider

12. PaaS開発にあたっての注意点 その2
• ローカルストレージは一時利用用途です
• 自動的なパッチ適用などのタイミングでファブリックコントローラの
指示によりローカルストレージに記録されたファイルは削除されます
• ファイル保存はストレージサービスを利用します
• タイムゾーンはＵＴＣです
• Azureに限らずタイムゾーンはＵＴＣです。
• 時間の取り扱いルールを考えておく必要があります
• 地域・言語設定はされていません
• 地域や言語のデフォルト設定に依存する関数・メソッドに注意
• Microsoft.VisualBasic.Strings.StrConv()などランタイムエラー発生
• 日付・時刻フォーマットに注意

13. ハンズオン

14. おしまい