2016.5.21　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 第2回 Staff IR Forum　（職員IRフォーラム）　　　　　 於：京都外国語大学

1. 職員が語るIR：
大学の多様性をもっと大切にしてはどうか？
松 宮 慎 治 （神戸学院大学）
2016.5.21
第2回 Staff IR Forum
（職員IRフォーラム）
於：京都外国語大学
shinnji28@j.kobegakuin.ac.jp

2. 背景
・野村克也氏のID野球
：防御率の計算を嬉々としてやる中学生
・公立学校の教師だった父の仕事
：テスト理論を用いた学力テストの分析
・烏山芳織さん（日大職員）の仕事
：JSPSの科研費データを用いた研究支援
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3. 問題意識
◇大学をめぐる状況
・そんなになんでもできるわけない
→資源投入時の根拠ある意思決定は？
◇個人をめぐる状況
・学生を個別に支援するのは得意
→自分の両手の幅に感じた限界。
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4. IRへの期待
◇2010年頃
・IRの概念を知り，「背景」と「問題意識」が
うまくマッチした気がした
◇2012年6月
・学生支援部門から教務部門への異動が
あった。教務部門には，自分たちしか触れ
ないデータがたくさんあった
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5. 期待から失望へ近づく・・・
◇私立大学等改革総合支援事業の開始
（2013年）
・「普及」ではなく「流行」としてのIR
・広がる形式的な模倣
・「教学IR」への収斂
・「作ったけど何をしよう？」
→行政主導により，実践より形式が優先
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6. 「普及」のためには多様性が大事
①形式ではなく，実践を優先する
→組織や担当者よりも，各大学の現場に
おける日々の問題関心が先に必要である
②結果ではなく，プロセスを模倣する
→各大学で原因が違うのに，結果だけ模
倣しても失敗する
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