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Tppに参加すべきか!?
- 2. 2 TPPとは?
Trans-Pacific Partnershipの略(環太平洋戦略
的協定)
加盟国の間で工業品、農業品を含む全品目の
関税を撤廃し、非関税障壁を撤廃して自由化
する協定
加盟国4カ国と加盟交渉国5カ国が、拡大交渉
を行なっている
2011/10/25
- 3. 3 TPPとは?
http://www.thejournal.jp/contents/newsspiral/2011/01/tpp_6.htmlより 2011/10/25
- 4. 4 TPPの試算
包括的経済連携に関する資料(平成22年10月27日)のうち、
資料2:EPAに関する各種試算(内閣官房)より
表1 農林水産省の試算(TPPに加入の場合)
農業生産 自給率 GDP
農林水産省 年間4.1兆円 年間7.9兆円
40%→14%
の減尐 の減尐
全く参考に
ならない!
表2 経済産業省の試算(TPPに不加入/韓国がアメリカ・中国・EUと
FTAに加盟した場合の場合)
雇用 GDP
省庁の思惑が
経済産業省 81万2千人の 10.5兆円の減尐 入り過ぎ><
減尐
2011/10/25
- 5. 5 TPPの功罪(功の部分)
輸入品を安く国内へ持ち込める→消費者は安
い物を選択出来る
交渉に参加している9ヶ国に日本が入る→
日米の2国で全体の9割のGDPを占める
工業製品をはじめとする輸出量が増えて
『貿易利益』が拡大する可能性
交渉会議で国際的なルール作りに参加出来る
(後から遅れて入ると初めから決められた
ルールに従う他なくなる)
2011/10/25
- 6. 6 TPPの功罪(罪の部分)
外需に頼る輸出産業の大企業以外には経済
成長のメリットが乏しい可能性
安価な農業品が輸入されて国内の農業が打撃
を受ける
物価が安くなりデフレ経済が更に悪化→国内
の従業員の給料も安くなる→国内での雇用が
厳しくなる(人件費など)
産業の空洞化
農作物や食品の安全管理基準が統一されても
日本よりも基準が甘い可能性
2011/10/25
- 7. 7 TPP参加を巡る議論
『日本は農業市場をはじめとして自由貿易 の
鎖国を行っている』という批判がある
TPP=『平成の黒船・第三の開国(幕末の開国
→戦後の自由主義化→グローバル化)』
『農産物の一部の輸入品 』に関しては極端に
高い関税を掛ける『関税障壁』→国内の農業・
農業者を保護
安価な外国の農作物がそのまま関税無しで入っ
てくると日本の農家の経営が成り立たないので
はないか?という危惧:起こって当然
2011/10/25
- 8. 8
日本の農業を取り巻く
厳しい実態
TPPに加入しなくても厳しいのでは?
農業従事者の高齢化
後継者不足
新規参入障壁
農業保護論に対しての疑問(日本の総人口に
占める農業者の割合=3%)
2011/10/25
- 9. 9 縮小する日本市場
人口減尐:消費者=顧客の減尐を意味
する。国内市場を縮小させる力を絶えず
及ぼす。
国内需要縮小への政策対応:内需主導型
の経済政策からの大転換が必要。
BRICsと呼ばれる新興諸国の経済発展
もある→海外に輸出する為の方策を考える
必要があるだろう!
尐子高齢化社会の何が深刻?=高齢者が
増加する→✖ 現役世代(労働者)が減尐
する→● 現役世代が減尐→経済活動を
出所:国立社会保障・人口問題研究所
活発に行なえない→市場の縮小化
2011/10/25
- 10. 10
TPP加入による日本農業
の推移
2011/10/25
- 11. 11 輸出される場合
輸出
比較優位に基づく
2011/10/25
- 12. 12 農産物の差別化
成功例:寿司用の日本米・ピラフ用のタイ米・
イギリスでの日本産林檎(評価の高い大玉を
出しても評価されない⇔苦し紛れに日本では
ジュース用にしか安く取引されない小玉を輸出
した場合「やれば出来るじゃないか」と評価
される)など※稀な事では?
食品の場合、製品の差別化は主として味の差別化
=野菜、小麦、大豆、牛乳、卵などでは味に差は
出にくい><
それが可能なものは果物、和牛肉、一部の米など
では?
2011/10/25
- 13. 13 TPPに関する新聞記事
2011/10/25
- 14. 14 TPPに関する新聞記事
2011/10/25
- 15. 15 TPPに関する新聞記事
2011/10/25
- 16. 16 日本農産物輸出の可能性
本気で輸出しようとする場合:米・果物・肉用牛
など、土地利用型農業の規模を拡大→コスト・価格
を大きく下げる必要があるのではないか?
それを行なわない行政主導型輸出振興→一向に進展
する事はないのでは?
「国内市場で輸入品と競争出来ないものは海外市場
でも競争出来ない、国内市場を守りながら輸出市場
を開拓する事は不可能である」(ケン・アッシュ
OECD農業局次長シンポジウム『21世紀の農政改革
-WTO・FTA交渉を生き抜く農業戦略』にて)
海外市場を重要な市場と捉える意識改革も必要では?(天候などに
より、豊凶変動があるという特殊性を有する) 2011/10/25
- 17. 17 日本農産物輸出の可能性
現在、国内農業生産額の4%を占めるに過ぎない
輸出
農業の再生を図れるほど切り札になるとは
考えられない
むしろ農業も自由貿易協定(経済連携協定)に
積極的に対応→農業生産コストを下げていく方
が良いのでは?
2011/10/25
- 18. 18 日本農業の今後の方向性
全ての日本にある農家を保護する→✖
農業従事者の高齢化・小規模経営農家の増加
など→経営耕地面積が小さい農家:多数存在
農家の“選択と集中”が必要では?
価格が安い大量の農産物が輸入される事を
想定する→政府がしっかりと補助するべきで
はないか?(直接補償・新規就農者に経済的
な支援を拡充・新規参入し易くする)
2011/10/25
- 19. 19 生き残っていく為には
若年層が参加しやすい・参加したくなる
農業へ
外国に生産物が売れるブランド力(品質の
高さ)のある農業へ
大規模化したコストメリットのある農業へ
2011/10/25
- 20. 20 TPPに参加すべきか!?
TPP:アメリカの思惑が色濃い・・・・
2010 年 の 一 般 教 書 演 説 : “オ バ マ 大 統 領 が
輸出を倍増・雇用を200万人増加させる”と公
言
2008年:リーマンショックで、未曾有の経済
危機を引き起こす→アメリカ国内の景気悪化
アメリカの思惑:輸出を倍増させ、日本市場
に席巻し、アメリカによる貿易統治を狙って
いるのでは?
2011/10/25
- 21. 21
なぜTPP交渉参加を急ぐ
のか?
米国のペースにはまってはいけない!
もっと頭を使って多面的に検討する時間を
取ってからでも遅くはない!
加入の条件として、価格や輸出の規制に
対するリスクも検討するべきだ!
2011/10/25
- 22. 22
TPPに対するアジア諸国
の反応
TPPはFTAより厳しい条件を求められる。現在、
韓国はTPPの参加や交渉入りは考えていない。
日本の総理はTPPの準備を本当に成し遂げる事
が出来るのか>(2010年10月27日自民党農林部会
に於いて、韓国農林部の筆頭次官の発言)
タイもまた、アジアの経済統合はASEAN中
心で進めるべきだと、TPPに警戒感を表明し、
インドネシアも日本のTPP参加を強く懸念し
ている。(日本農業新聞 2010年11月12日)
2011/10/25
- 23. 23 民主党政権の主眼
日本よ、いい加減に目
を覚ませ
アメリカ中心の経済活動
→日本は、もう合わない
のでは?
2011/10/25
- 24. 24 TPPに参加すべきか!?
2011/10/25