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①   Theme の選定 【Point】 ● お客様(後工程)の Needs や組織の方針を理解する。 お客様(後工程)の話をよく聞く。 ● 取り組むべき問題・課題 (理想と現実との Gap ) を列挙し、改善活動として取り組む   ものを選ぶ。 ● 職場の「 Process 」を List-up した上で、それぞれについての業務の複雑性や人に起因   する Trouble による 危険性の高さを優先付け する。  【Tool】 ①   Brainstorming                     ⑤  Theme の選定基準 ②  親和図                          ⑥  Pareto  図 ③  お客様の声(後工程、 enduser  )、上位方針 ④   ProcessFlowchart , ProcessMap
②  現状の把握と 目標の設定 【Point】 ● 選定した Theme に関する事実を集める。  Ex. 「AがBの時に、Cが起きた」 ● 集めた事実に基づいて 現状やその原因 を定量的に把握する。 標準を知らなかったことによるもの、技能不足、作業標準を守らない、   意図しない Error のどれが多いかなどの特徴を把握する。 ● 現状を把握した結果 に基づいて目標を設定する。 【Tool】 ①   Trouble  の  Data-base  (  Claim ,  工程内異常  , Hiyari-hatto ,  設備故障  etc.  )  ② Pareto図、Histogram   ③ なぜなぜ分析、FTA
③  活動計画の策定 【Point】 ● 目標を達成するまでの大まかな活動の進め方を日程とともに示す。   【Tool】 ①   Brainstorming          ④  Schedule 作成  Gantt  Chart ②  単位作業の分解(WBS)     ③ Network図
④  改善の機会の発見    ・過去の問題の収集と類型化    ・潜在 Risk の洗い出し 【Point】 ● Theme として取り上げた「 Process 」を、検討のしやすい大きさの「  Sub-process  」   に分解する。     次に。 Flow 図などを使って目に見える形に書き出す。 ● 得られた Sub-process  の 機能、 Flow 、要求事項、起こりそうな Error   を洗い出す。 ● 洗い出された Error について RPN ( Risk 優先指数) を求め対策の必要な Error を   明確にする。 【Tool】 Process-flow chart           エラーモード一覧表(中條教授) P-Diagram                   Tree  図
⑤  対策の共有と水平展開    ・対策案の作成    ・対策案の評価 , 選定 , 実務 【Point】 ● 過去に成功した Error 防止対策 を収集・整理し、整理しておく。 ● 作成した対策案について、 有効そうなものと、そうでないもの を振り分ける。 ● 有効そうな対策案 を組み合わせて最終的な案にまとめ、実施する。 【Tool】 <対策の計画>      <過去に成功した対策>                       ①   Brainstorming    ⑤ Tree図            ⑥ 対策 Data-base            ②  親和図        ⑥ エラープルーフ化の             ③   ( 対策の ) 選定基準     5つの原理 ④   Pay-Off Matrix  (排除、代替化、容易化、異常検出、影響緩和)
⑥  効果の確認 【Point】 ● 対策を実施した後に、適切な Data を収集・分析し、その効果を確認する。 ● その後に、  RPN ( Risk 優先指数)を算定する。 【Tool】 ①  Graph(Trend 等)  ②  Pareto  図  ③  RPN  の計算      RPN =  (厳しさ)X(発生頻度)X(検出可能性)
⑦  標準化と管理の定着 【Point】 ● 他の人たちが学べるように活動の Process を文書化する。成果を発表する。 ● 作業標準書へ反映する。 ● 対策が不十分なものは、継続的な監視・検討が必要なものとして、 将来の活動計画 に   取り上げる。 【Tool】 ①  プロセスフローチャート   ⑤ 管理図と工程能力指数  ② 作業標準書、QC工程表            ⑥ 工程 Patrol ,  内部監査      ③ Graph(Trend) ④   Training
⑧  反省と今後の課題 【Point】 ● 活動を振り返り、今後の活動へ活かす。 【Tool】 Radar - Chart

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  • 1. ①   Theme の選定 【Point】 ● お客様(後工程)の Needs や組織の方針を理解する。 お客様(後工程)の話をよく聞く。 ● 取り組むべき問題・課題 (理想と現実との Gap ) を列挙し、改善活動として取り組む   ものを選ぶ。 ● 職場の「 Process 」を List-up した上で、それぞれについての業務の複雑性や人に起因   する Trouble による 危険性の高さを優先付け する。  【Tool】 ①   Brainstorming                     ⑤  Theme の選定基準 ②  親和図                         ⑥  Pareto 図 ③  お客様の声(後工程、 enduser )、上位方針 ④   ProcessFlowchart , ProcessMap
  • 2. ②  現状の把握と 目標の設定 【Point】 ● 選定した Theme に関する事実を集める。  Ex. 「AがBの時に、Cが起きた」 ● 集めた事実に基づいて 現状やその原因 を定量的に把握する。 標準を知らなかったことによるもの、技能不足、作業標準を守らない、   意図しない Error のどれが多いかなどの特徴を把握する。 ● 現状を把握した結果 に基づいて目標を設定する。 【Tool】 ①   Trouble の Data-base  ( Claim , 工程内異常 , Hiyari-hatto , 設備故障 etc. )  ② Pareto図、Histogram   ③ なぜなぜ分析、FTA
  • 3. ③ 活動計画の策定 【Point】 ● 目標を達成するまでの大まかな活動の進め方を日程とともに示す。   【Tool】 ①   Brainstorming          ④  Schedule 作成  Gantt Chart ②  単位作業の分解(WBS)    ③ Network図
  • 4. ④ 改善の機会の発見    ・過去の問題の収集と類型化    ・潜在 Risk の洗い出し 【Point】 ● Theme として取り上げた「 Process 」を、検討のしやすい大きさの「 Sub-process 」   に分解する。     次に。 Flow 図などを使って目に見える形に書き出す。 ● 得られた Sub-process の 機能、 Flow 、要求事項、起こりそうな Error   を洗い出す。 ● 洗い出された Error について RPN ( Risk 優先指数) を求め対策の必要な Error を   明確にする。 【Tool】 Process-flow chart          エラーモード一覧表(中條教授) P-Diagram                   Tree 図
  • 5. ⑤ 対策の共有と水平展開    ・対策案の作成    ・対策案の評価 , 選定 , 実務 【Point】 ● 過去に成功した Error 防止対策 を収集・整理し、整理しておく。 ● 作成した対策案について、 有効そうなものと、そうでないもの を振り分ける。 ● 有効そうな対策案 を組み合わせて最終的な案にまとめ、実施する。 【Tool】 <対策の計画>     <過去に成功した対策>                       ①   Brainstorming    ⑤ Tree図            ⑥ 対策 Data-base            ②  親和図       ⑥ エラープルーフ化の           ③   ( 対策の ) 選定基準     5つの原理 ④   Pay-Off Matrix (排除、代替化、容易化、異常検出、影響緩和)
  • 6. ⑥  効果の確認 【Point】 ● 対策を実施した後に、適切な Data を収集・分析し、その効果を確認する。 ● その後に、 RPN ( Risk 優先指数)を算定する。 【Tool】 ①  Graph(Trend 等)  ②  Pareto 図  ③  RPN の計算      RPN = (厳しさ)X(発生頻度)X(検出可能性)
  • 7. ⑦  標準化と管理の定着 【Point】 ● 他の人たちが学べるように活動の Process を文書化する。成果を発表する。 ● 作業標準書へ反映する。 ● 対策が不十分なものは、継続的な監視・検討が必要なものとして、 将来の活動計画 に   取り上げる。 【Tool】 ①  プロセスフローチャート  ⑤ 管理図と工程能力指数  ② 作業標準書、QC工程表            ⑥ 工程 Patrol , 内部監査      ③ Graph(Trend) ④   Training
  • 8. ⑧  反省と今後の課題 【Point】 ● 活動を振り返り、今後の活動へ活かす。 【Tool】 Radar - Chart