日経ビジネス　西日本インターカレッジプレゼン大会に出場したときの資料です。 視聴者が３０分間楽しく、飽きずにプレゼンを聞けるような工夫を凝らしました。

1. 阿迦井瞳子・宇都宮瞳・大幡裕也
北野充滉・田中智之・中野愛子

2. 1.研究動機
2.先行研究
3.問題意識
4.研究課題
5.仮説
6.調査
7.分析
8.分析結果
9.考察
10.今後の展望

3. ？

4. 【モチベーションとは】
Motivation
：人が何かをする際の
動機づけや
目的意識のこと
モチベーションに関することで
次のような経験ありませんか…？

5. 部下にやる気を
出して欲しい
なんで勉強のやる気が
ないんだろう
日常で自分以外の誰かにやる気を
出して欲しいと思う場面

7. 働く環境において…
＋αでお金を与えることで
やる気を引き出すと？
お金を与えなければ
やる気が出なくなってしまう
しかし企業の与えられる報酬には
金銭的限界がある
お金をもらうことに集中して
仕事に対するやる気はあがらない

8. このような中で・・
社員のモチベーションを
どのようにして高めるかが注目されている

9. 金銭的報酬に頼らずに
モチベーションを高めるには
どうしたらいいんだろう

11. 目標設定理論
提唱年：1984年
目標設定が人々のモチベーションに
与える影響を理論化したもの
目標設定 影響 モチベーション

12. 学位
• 博士号-Harverd University（１９６０）
• 博士号（産業心理学）-Cornell University （１９６
４）
役職
• リーダーシップ論・モティベーション理論の
名誉教授-Maryland University
提唱者
エドウィン・ロック

13. 【提唱者】
ゲイリー・レイサム
• 学位
博士号-Akron University
修士号-Georgia Tech
学士号-Dalhousie University
• 役職
国務長官
組織効果の教授（Toronto University)
組織行動・人的資源管理の教授(Toronto University)

14. 目標の困難度 目標の明確性
モチベーションがより高まる
困難であればあるほど
やりがいを感じる
具体的に焦点を
しっかりと定めてあげる
【目標設定理論における目標設定とは】

15. 15
【ロックとレイサムの分析モデル】
自
己
効
力
感
努
力
成
果
目
標
設
定
モ
チ
ベ
ー
シ
ョ
ン

16. 16
【ロックとレイサムの分析モデル】
自
己
効
力
感
努
力
成
果
モ
チ
ベ
ー
シ
ョ
ン
フィードバック
明
確
で
困
難
な
目
標
設
定

17. 【フィードバックとは】
17
評価結果を
評価された本人に
伝えることあなたを
このように
評価しました
もっと
頑張ります！

18. つまり
モチベーションUPのためには
目標設定
明確で困難な目標で
あればあるほど良い
フィードバック
目標に対するフィードバック
を与えればよい

19. 目標設定
モチベーション
UP
フィードバック
を与えれば
 明確
 困難

20. フィードバックが
大事なことはわかった
とはいっても
具体的に何をすれば
効果的なんだろう

21. フィードバックの方法って
色々あるんじゃない？
LINE
雑談中
会議中
仕事中
手紙
カード
メール

22. いっぱいあるけど
どの方法が効果的なのかな？

23. ？
フィードバックの方法による
影響度の違いがあるのでは？
目標設定 モチベーションUP
LINE？
会議中？

25. 雑談中
会議中
仕事中 LINE
手紙
カード
メール
会話と文面に分けられる？！

26. 会話
フィードバック
２つに分類
文面
フィードバック

27. 【仮説】
会話フィードバックは
文面フィードバックよりも
モチベーションを上げる効果がある
＜

28. 【仮説理由】
表情
声色
雰囲気
本当に褒められているか
本当に大変な失敗をしたのか
普段の人柄から察することもできる
会話では

29. 【仮説理由】
文面では勘違いして受け取る可能性も
次から
気を付けて
怒ってない！
たいしたミス
じゃないんだ
はい
気をつけます

30. それでは実際に調査してみよう！

31. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
まずは身近なところから調査
今回調査するのは
アルバイト学生に限定

32. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
【調査方法】
アンケート調査
調査対象 アルバイトをしている学生
回収総数 ２９３枚
調査期間 ７月３０日～９月２日

33. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
目標設定
✔明確
✔困難
フィードバック
モチベーション
【分析モデル】

34. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
【分析方法】
ＳＰＳＳで分散分析を使用し目標に対する
フィードバックの交互作用について検証

35. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
【交互作用とは何か】
交互？
作用？

36. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
高低
0
1
2
3
4
（年収）
（
男
性
に
感
じ
る
魅
力
）
【恋愛にお金は関係ない】例

37. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
高低
0
1
2
3
4
（年収）
（
男
性
に
感
じ
る
魅
力
）
【ただしイケメンに限る】
イケメン
非イケメン
例

38. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
要因の程度（今回は容姿の違い）によって
与える影響度に違いが生まれること
【交互作用とは】
年収 魅力
容姿

39. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
なるほど！
交互作用ってそう
いうことなんだ
では今回の分析結果はどうだろう

40. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
【分析結果①】
目標設定
＋
文面フィードバック

41. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
今回の分析では文面フィードバックには
目標設定のモチベーションへの効果に対して
有意な数値が見られなかった
目標設定 モチベーション
文面
フィードバック

42. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
【分析結果②】
目標の明確性
＋
会話フィードバック

43. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
（
モ
チ
ベ
ー
シ
ョ
ン
へ
の
影
響
）
（目標の明確性）
4.2
4
3.8
3.6
3.4
3.2
3
高低
目標の明確性のモチベーションへの影響

44. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
（
モ
チ
ベ
ー
シ
ョ
ン
へ
の
影
響
）
会話FBの程度高い
会話FBの程度低い
（目標の明確性）
4.2
4
3.8
3.6
3.4
3.2
3
高低
目標の明確性のモチベーションへの影響

45. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
明確性 モチベーション
会話
フィードバック
分析結果②まとめ
会話フィードバックは
明確性のモチベーションに対する効果を増減させる

46. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
【分析結果③】
目標の困難度
＋
会話フィードバック

47. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
（
モ
チ
ベ
ー
シ
ョ
ン
へ
の
影
響
）
（目標の困難度）
4.2
4
3.8
3.6
3.4
3.2
3
高低
目標の困難度のモチベーションへの影響

48. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
（
モ
チ
ベ
ー
シ
ョ
ン
へ
の
影
響
）
（目標の困難度）
4.2
4
3.8
3.6
3.4
3.2
3
高低
目標の困難度のモチベーションへの影響
会話FBの程度高い
会話FBの程度低い

49. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
困難度 モチベーション
会話
フィードバック
【分析結果③まとめ】
会話フィードバックは
困難度のモチベーションに対する効果を増減させる

50. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
目標の困難度・明確性が高いとき
会話で伝えるＦＢを与えることでモチベーションが高まる
【結論】
＜

51. 調
査
分
析
分
析
結
果
ま
と
め
以上のことから
仮説は支持されました！

52. 以上が調査内容でした！

53. どうして今回のような
結果になったのだろう？

54. つまりフィードバックは
従業員が何を求めているのかを考え、
それに合った方法で与えていく必要がある
【考察】
従業員自身が会話フィードバックを求めていた

55. 【今後の課題】
今回は調査対象を
アルバイト学生に
限定していた
しかし従業員が何を求めているかは
働き方や熟練度など様々な要因によって異なってくる

56. 【アルバイトでは】
• アルバイトの環境では上司と一緒に働く時間が長い
• 何がモチベーションになるかなどを把握しやすい
• 一緒に働きながら、気づいたことを会話で伝えられる。

57. 企業は、アルバイトのよりも複雑！
会話よりも文面のほうが伝わりやすいのではないか
【実際の企業では】
従業員
直属の上司
経営者

58. 【今後の展望】
今回の調査でアルバイトは会話フィードバックが
モチベーションに効果があることがわかった
アルバイト 社会人 ベテラン
会話 ？？
働き方により与えるフィードバックも異なるはず

59. 今後は社会人などにも調査を実施！
働き方ごとの最適なフィードバックを発見したい！