Se ha denunciado esta presentación.
Utilizamos tu perfil de LinkedIn y tus datos de actividad para personalizar los anuncios y mostrarte publicidad más relevante. Puedes cambiar tus preferencias de publicidad en cualquier momento.
UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ!
すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX
HCD-Net認定 ⼈間中⼼設計専⾨家
⽻⼭ 祥樹 @storywriter
1	
2020年1⽉9⽇(⽊)
2	
Webサービスやアプリをつくるとき、
「ユーザーの⼼理に応える」とよく⾔われますが、
最初から「ユーザーの⼼理」を正しく理解するのは、
難易度の⾼いものです。
3	
こまかい試⾏錯誤をくるくる回して、積み重ねることで、
ゴールにむかうほうが、やりやすく、
成果も出しやすい。
4	
他⽅で、アジャイルと併⾛するための
UXデザインのテクニックは、
エネルギーを求められるものが多く、
はじめて取り組む⼈にはハードルが⾼いです。
5	
そこで、「アジャイルUX」というキーワードで、
明⽇からできる、
すばやくUXデザインのプロセスを回す⽅法を、
考えていきます。
6	
今⽇のトピック:
1.  ユーザー⼼理は「考える」より「調べる」
2.  ⾼速でプロトタイピングとユーザビリティテストを回す
3.  マウス軌跡の録画ツール
4.  リモートユーザビリティテスト
5.  質疑応答
⽻⼭ 祥樹 @storywriter
v  HCD-Net認定 ⼈間中⼼設計専⾨家
•  使いやすいプロダクトをつくる専⾨家
v  Web業界に20年くらい、IBM Watsonを3年ほど
•  IBM Champion
v  主な実績など
•...
8	
メンタルモデル
ユーザーへの共感から⽣まれるUXデザイン戦略
Amazonで購⼊
http://amzn.asia/3cgueBZ
コンピュータ・IT > インターネット・Web開発 > Web開発 最⾼「1位」
コンピュータ・IT 総合...
9	
ユーザー⼼理は「考える」より「調べる」
10	
「ユーザー⼼理」を考える?
ものづくりをするとき、
「ユーザーはなにを考えているんだろう」
と・・・⾔われなくても、ふつう考える。
11	
「ユーザー⼼理」を考える?
問題は「ユーザー⼼理の理解」は
先⼊観(確証バイアス)との戦いだということ。
体験してみましょう。
12	
資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理は?
今⽇は「資格取得」を教材にします。
資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理には、
どんなものがあると思いますか?
2分で考えて、思い浮かべてください。
13	
資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理は?
資格を取ったユーザーにインタビューしました。
14	
資格を取ろうと
思ったきっかけは?
会社で
勧められたから
査定が
良くなるから
インタビュー⾵景
15	
インタビューの結果
「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく
さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が
5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜
⽇が⼀⽇つぶれ...
16	
あなたの仮説はあたっていましたか?
どうでしょうか。
あなたの仮説はあたっていましたか?
17	
あなたの仮説はあたっていましたか?
あなたは今「仮説あたった」と思っていますね?
18	
あなたの仮説はあたっていましたか?
じつは今、
この場にいる全員が「仮説あたった」と思っています。
19	
⼈間は先⼊観に合う情報に意識がいってしまう
「確証バイアス」は⼼理学の⽤語で、
「⼈間は先⼊観に合う情報に意識がいってしまう」
という認知のはたらきです。
あなたには、次の部分がとくに残っているはず。
20	
確証バイアス:「社内の評価のため」
「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく
さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が
5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜...
21	
あなたの仮説はあたっていましたか?
「社内の評価のため」と仮説をもっていた⼈は、
こう感じているはずです。
仮説
あたった!
22	
確証バイアス:「コスト(費⽤・時間)を⼼配」
「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく
さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が
5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためな...
23	
あなたの仮説はあたっていましたか?
「コスト(費⽤・時間)を⼼配」と仮説をもっていた⼈は、
こう感じているはずです。
仮説
あたった!
「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく
さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が
5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜
⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識...
「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく
さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が
5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜
⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識...
「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく
さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が
5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜
⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識...
27	
資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理
資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理は、
⼤きくわけると5種類あります。
28
29	
すべての⼼理をもらさずにいられたか?
では、こういう問いならどうでしょう。
「仮説はあたっていましたか」
「すべての⼼理をもらさずに思い浮かべられましたか?」
わりと難しい。
30	
仮説はかならずあたる(確証バイアスにより)
中途半端にあたる。むしろ他の⼼理を⾒失う。
仮説
あたった!
他の⼼理は?
仮説
あたった!
31	
「考える」よりも「調査する」
正しくユーザー⼼理を理解するには、
「考える」よりも「調査する」
32	
UXデザインとユーザー調査
ベテランのUXデザイナーたちと話していて
「いちどもユーザーに会ってないデザイナーが、
 デザインをしても、UXデザインといえるか?」
という質問に、全員が顔をしかめた。
33	
UXデザインとユーザー調査
ユーザーに会ってなければ
いくらペルソナをつくろうが
いくらジャーニーマップを描こうが
UXデザインではない。
それは思い込みのデザインでしかない。
34	
UXデザインとユーザー調査
「UXデザインは、ユーザー調査をして、
 デザインすること」
こう⾔って、差し⽀えなさそう。
35	
専⾨的な補⾜: UXデザインとユーザー調査
先の答弁は、より厳密には、以下のようなもの。
「ヒューリスティック評価やエキスパートレビューなど
 ユーザーに会わないでやる⼿法もあるよね」
「じゃあ、そういった⼿法だけしか使ってなくて
 本...
36	
⾼速でプロトタイピングとユーザビリティテストを回す
37	
ユーザー調査をしよう
問題は「ユーザーに会う」のは
まだ多くの企業では、わりと⼤騒ぎなこと。
38	
⼤がかりなユーザー調査をしようとすると
専⾨の調査会社に頼むとお⾦かかる。
社内承認がたいへん。
期間が⻑くかかる。たまにしかやれない。
⾃分でやろうにもやりかたがわからない。
39	
⼤がかりなユーザー調査をしようとすると
1回で正解を出すのは、とてもたいへん。
しっかりユーザー調査をして、ユーザー⼼理の地図を描く。
圧倒的な成果も狙えるけれど、
エネルギーがいるので、誰にでもおすすめはできない。
40	
⼤がかりなユーザー調査をしようとすると
最初に正解を出すための調査をしても、
たとえば1画⾯1画⾯のこまかいつくりは、
まだ改善の余地があることが多い。
41	
「アジャイルUX」
こまかい試⾏錯誤をくるくる回して、積み重ねることで、
ゴールにむかうほうが、やりやすい。
UXデザインのプロセスを、アジャイル開発のように、
柔軟に回せないか? (アジャイルUX)
42	
事例 デイリープロトタイピング
デイリー(つまり毎⽇)で、
プロトタイピングとユーザビリティテストを回す。
43	
事例 デイリープロトタイピング
1⽇で、プロトタイプからユーザビリティテストまで。
開発の内製化で、すぐとなりにユーザーが座っているから、
気軽にユーザビリティテストができた。
プロトタイプ
実装
ユーザビリティ
テスト
プロトタイプ
...
44	
事例 デイリープロトタイピング
全機能のプロトタイピングがひととおり終わるまで、
(経験的には、だいたい40⽇くらい)続ける。
プロトタイプはできるだけ具体的なものを。
ユーザビリティテストの粒度が細かいため。
(⽻⼭はHTML、CSS...
45	
本格的な「アジャイルUX」
世の中の「アジャイルUX」というと、
アジャイル開発のスピード感にあわせるため、
これもなかなかハード。
もっとカジュアルに回せないか?
46	
軽量な「アジャイルUX」の試み
UXデザインを
速く! 軽く! そして根拠をもって、回したい!
どんな⽅法があるだろうか?
47	
マウス軌跡の録画ツール
48	
マウス軌跡の録画ツール
マウスの軌跡や、クリックを録画してくれる。
Clicktale や USERDIVE が有名。
マウスカーソルの動きと、ユーザーの視線は
相関があるという研究結果がある。
49	
事例 マウス軌跡の録画ツール
⽻⼭が「UX顧問」をしている
サイバーウェーブ株式会社では、
SmartLook というツールを利⽤しています。
https://www.smartlook.com/
50	
事例 マウス軌跡の録画ツール
百聞は⼀⾒にしかず。⾒てみましょう。(5分)
動画提供: サイバーウェーブ株式会社
51	
マウス軌跡の録画ツールの分析のしかた
かなりいろんなことがわかる。
ただ、「マウス軌跡しか情報がない」というリスクは
強く意識する必要がある。
ぼんやりと⾒ていると、確証バイアスにやられます。
52	
マウス軌跡の録画ツールの分析のしかた
「こまかく⾒る」ことがポイント。
ユーザーの⾏動をひたすらフラットに書き出していく。
ユーザー⼼理でおさえるポイントは2つ。
•  いま何をしようとしているか?
•  最終的に何をしようとしているか?
53	
ユーザー⾏動の書き起こしの例
⾏動を「すべて」
こまかく書き起こす
54	
ユーザー⾏動の書き起こしの例
「採⽤情報」とくに「インターン採⽤」を
じっくり⾒ている。
55	
ユーザー⾏動の書き起こしの例
会社案内をじっくり読んでいる。
56	
ユーザー⾏動の書き起こしの例
「実績」をめちゃくちゃじっくり
読んでいる。
57	
ユーザー⾏動の書き起こしの例
「サービス」はざっと⾒ただけ。
58	
ユーザーはなぜこのような⾏動をしたのか?
インターンを考えていて、どんな会社か調べている。
各ページを「じっくり読む」⼈なのに、
事業紹介にあたる「サービス」ページはざっと⾒ただけ。
なぜか?
また、「実績」ページはとてもじっくり読んで...
59	
ユーザーはなぜこのような⾏動をしたのか?
「サービス」ページは、システム⽤語が並んでいて、
インターンを検討する学⽣には、
実感が持てなかったのではないか。
「実績」ページをじっくり読んでいたのは、
読み物形式で、仕事が具体的にイメージ...
60	
どのような解決策が考えられるか
インターン採⽤のために、ユーザーのニーズは、
「具体的に仕事をイメージしたい」
具体的に仕事を
イメージしたい
「サービス」ページを
具体的にする
「実績」ページへの
動線を強める
61	
動画提供: サイバーウェーブ株式会社
サイバーウェーブ株式会社は
技術に特化した開発会社です。
エンジニアがユーザー⽬線をもって開発に臨めるよう、
⽻⼭が「UX顧問」として、
UXデザインの教育や⽀援をしています。
https://cy...
62	
リモートユーザビリティテスト
63	
マウス軌跡の録画ツールの⽋点
マウス軌跡の録画ツールの最⼤の⽋点。
発話がないこと。
64	
リモートユーザビリティテスト
ユーザーに⾃宅や職場で、
タスクにそってプロダクトを使ってもらい、
そのようすを録画して送ってもらう。
軽量に、ユーザビリティテストができる!
65	
事例 リモートユーザビリティテスト
リモートで、対⾯と同じような調査ができるの?
百聞は⼀⾒にしかず。⾒てみましょう。(7分)
動画提供: 株式会社ポップインサイト
13:40-20:30 抜粋
66	
発⾒点の書き起こしの例
オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。
67	
発⾒点の書き起こしの例
オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。
第⼀印象で、アニメのものだとは伝わった。
ただ、フィギュアが強調されすぎている。
68	
発⾒点の書き起こしの例
オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。
ユーザーの脳内には「ヤフオク」があり、
それと⽐較することで、理解の⼿がかりを得ている!
69	
発⾒点の書き起こしの例
オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。
レビューが⾼得点ばかりで
かえって不信感につながっている
70	
発⾒点の書き起こしの例
オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。
アプリのアイコンに「アニメ感」をもっと求めている
71	
発⾒点の書き起こしの例
ユーザーの⾏動の背景となる情報を、豊かに得られる。
このような深い情報は、
これまで対⾯調査でないと得づらかった。
72	
動画提供: 株式会社ポップインサイト
本セミナーの主催である
株式会社ポップインサイトが、
リモートユーザビリティテストの国内のリード企業です。
ぜひご相談してみてはいかがでしょうか。
https://popinsight.jp/
73	
動画提供: 株式会社ポップインサイト
https://popinsight.jp/
74	
まとめ
75	
まとめ
1.  ユーザー⼼理は「考える」より「調査する」
2.  「マウス軌跡の録画ツール」で、
ライトにユーザビテリティテストができる。
3.  「リモートユーザビリティテスト」で、
豊かな情報と⼿軽さを両⽴できる。
76	
質疑応答
77	
ありがとうございました。
⽻⼭ 祥樹
Twitter: @storywriter
Facebook: storywriter.jp
⽻⼭のプレゼンのアレ が、
  スタンプになりました!
スタンプ名:ハーミィ(CSS編) 作者名:⽻⼭ 祥樹
https://store.line.me/stickershop/product/1228201/ja
Web・CSSネタ
全40種類
Próxima SlideShare
Cargando en…5
×

UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX

3.729 visualizaciones

Publicado el

2020年1月9日 ポップインサイトのオンラインセミナーのスライドです。Webサービスやアプリをつくるとき、「ユーザーの心理に応える」とよく言われます。しかし、最初から「ユーザーの心理」を正しく理解するのはとても難しいです。こまかい試行錯誤をくるくる回し、積み重ねながらゴールに向かうほうが、やりやすく成果も出しやすいものです。「アジャイルUX」というキーワードで、明日からできる、すばやくUXデザインのプロセスを回す方法を考えます。

セミナーURL:
https://popinsight.jp/seminar/detail.php?id=111&utm_source=Twitter&utm_medium=sns&utm_campaign=20200109_hayamasan&utm_content=&utm_term=

Publicado en: Diseño
  • Inicia sesión para ver los comentarios

UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX

  1. 1. UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX HCD-Net認定 ⼈間中⼼設計専⾨家 ⽻⼭ 祥樹 @storywriter 1 2020年1⽉9⽇(⽊)
  2. 2. 2 Webサービスやアプリをつくるとき、 「ユーザーの⼼理に応える」とよく⾔われますが、 最初から「ユーザーの⼼理」を正しく理解するのは、 難易度の⾼いものです。
  3. 3. 3 こまかい試⾏錯誤をくるくる回して、積み重ねることで、 ゴールにむかうほうが、やりやすく、 成果も出しやすい。
  4. 4. 4 他⽅で、アジャイルと併⾛するための UXデザインのテクニックは、 エネルギーを求められるものが多く、 はじめて取り組む⼈にはハードルが⾼いです。
  5. 5. 5 そこで、「アジャイルUX」というキーワードで、 明⽇からできる、 すばやくUXデザインのプロセスを回す⽅法を、 考えていきます。
  6. 6. 6 今⽇のトピック: 1.  ユーザー⼼理は「考える」より「調べる」 2.  ⾼速でプロトタイピングとユーザビリティテストを回す 3.  マウス軌跡の録画ツール 4.  リモートユーザビリティテスト 5.  質疑応答
  7. 7. ⽻⼭ 祥樹 @storywriter v  HCD-Net認定 ⼈間中⼼設計専⾨家 •  使いやすいプロダクトをつくる専⾨家 v  Web業界に20年くらい、IBM Watsonを3年ほど •  IBM Champion v  主な実績など •  2009年 ⽇経パソコン 企業サイトランキング2009 ⽇本の主要企業696サイト中、ユーザビリティ/アクセシビリティ分野で第3位 •  2011年 Webユーザビリティランキング2011 企業サイト編 ⽇本の⼤⼿企業150サイト中、第4位 v 主な専⾨分野 •  ユーザーエクスペリエンス、⼈間中⼼設計、情報アーキテクチャ、 アクセシビリティ、ライター、NOREN、IBM Watson 7
  8. 8. 8 メンタルモデル ユーザーへの共感から⽣まれるUXデザイン戦略 Amazonで購⼊ http://amzn.asia/3cgueBZ コンピュータ・IT > インターネット・Web開発 > Web開発 最⾼「1位」 コンピュータ・IT 総合 最⾼「9位」
  9. 9. 9 ユーザー⼼理は「考える」より「調べる」
  10. 10. 10 「ユーザー⼼理」を考える? ものづくりをするとき、 「ユーザーはなにを考えているんだろう」 と・・・⾔われなくても、ふつう考える。
  11. 11. 11 「ユーザー⼼理」を考える? 問題は「ユーザー⼼理の理解」は 先⼊観(確証バイアス)との戦いだということ。 体験してみましょう。
  12. 12. 12 資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理は? 今⽇は「資格取得」を教材にします。 資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理には、 どんなものがあると思いますか? 2分で考えて、思い浮かべてください。
  13. 13. 13 資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理は? 資格を取ったユーザーにインタビューしました。
  14. 14. 14 資格を取ろうと 思ったきっかけは? 会社で 勧められたから 査定が 良くなるから インタビュー⾵景
  15. 15. 15 インタビューの結果 「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が 5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜 ⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識も⾝につくと思うし。も ともと新しいことを学ぶのは好きなんです。公的資格なら、社内でも評 価されるし、世の中でも評価されると思う。受験料も仕⽅ないかなと思 います」
  16. 16. 16 あなたの仮説はあたっていましたか? どうでしょうか。 あなたの仮説はあたっていましたか?
  17. 17. 17 あなたの仮説はあたっていましたか? あなたは今「仮説あたった」と思っていますね?
  18. 18. 18 あなたの仮説はあたっていましたか? じつは今、 この場にいる全員が「仮説あたった」と思っています。
  19. 19. 19 ⼈間は先⼊観に合う情報に意識がいってしまう 「確証バイアス」は⼼理学の⽤語で、 「⼈間は先⼊観に合う情報に意識がいってしまう」 という認知のはたらきです。 あなたには、次の部分がとくに残っているはず。
  20. 20. 20 確証バイアス:「社内の評価のため」 「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が 5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜 ⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識も⾝につくと思うし。も ともと新しいことを学ぶのは好きなんです。公的資格なら、社内でも評 価されるし、世の中でも評価されると思う。受験料も仕⽅ないかなと思 います」
  21. 21. 21 あなたの仮説はあたっていましたか? 「社内の評価のため」と仮説をもっていた⼈は、 こう感じているはずです。 仮説 あたった!
  22. 22. 22 確証バイアス:「コスト(費⽤・時間)を⼼配」 「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が 5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜 ⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識も⾝につくと思うし。も ともと新しいことを学ぶのは好きなんです。公的資格なら、社内でも評 価されるし、世の中でも評価されると思う。受験料も仕⽅ないかなと思 います」
  23. 23. 23 あなたの仮説はあたっていましたか? 「コスト(費⽤・時間)を⼼配」と仮説をもっていた⼈は、 こう感じているはずです。 仮説 あたった!
  24. 24. 「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が 5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜 ⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識も⾝につくと思うし。も ともと新しいことを学ぶのは好きなんです。公的資格なら、社内でも評 価されるし、世の中でも評価されると思う。受験料も仕⽅ないかなと思 います」 24 確証バイアス:「体系的な知識を学びたい」
  25. 25. 「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が 5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜 ⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識も⾝につくと思うし。も ともと新しいことを学ぶのは好きなんです。公的資格なら、社内でも評 価されるし、世の中でも評価されると思う。受験料も仕⽅ないかなと思 います」 25 確証バイアス:「望む仕事に就きたい(就職・転職)」
  26. 26. 「資格をとろうと思ったのは、会社で、査定にプラスになるから。たく さん持っていれば、昇格につながるし、履歴書にも書ける。受験料が 5100円もするし、参考書も3000円するけど、昇格のためならね。⽇曜 ⽇が⼀⽇つぶれて、疲れるけど、体系的な知識も⾝につくと思うし。も ともと新しいことを学ぶのは好きなんです。公的資格なら、社内でも評 価されるし、世の中でも評価されると思う。受験料も仕⽅ないかなと思 います」 26 確証バイアス:「⼈⽣の教養を深めたい」
  27. 27. 27 資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理 資格を取るきっかけとなるユーザー⼼理は、 ⼤きくわけると5種類あります。
  28. 28. 28
  29. 29. 29 すべての⼼理をもらさずにいられたか? では、こういう問いならどうでしょう。 「仮説はあたっていましたか」 「すべての⼼理をもらさずに思い浮かべられましたか?」 わりと難しい。
  30. 30. 30 仮説はかならずあたる(確証バイアスにより) 中途半端にあたる。むしろ他の⼼理を⾒失う。 仮説 あたった! 他の⼼理は? 仮説 あたった!
  31. 31. 31 「考える」よりも「調査する」 正しくユーザー⼼理を理解するには、 「考える」よりも「調査する」
  32. 32. 32 UXデザインとユーザー調査 ベテランのUXデザイナーたちと話していて 「いちどもユーザーに会ってないデザイナーが、  デザインをしても、UXデザインといえるか?」 という質問に、全員が顔をしかめた。
  33. 33. 33 UXデザインとユーザー調査 ユーザーに会ってなければ いくらペルソナをつくろうが いくらジャーニーマップを描こうが UXデザインではない。 それは思い込みのデザインでしかない。
  34. 34. 34 UXデザインとユーザー調査 「UXデザインは、ユーザー調査をして、  デザインすること」 こう⾔って、差し⽀えなさそう。
  35. 35. 35 専⾨的な補⾜: UXデザインとユーザー調査 先の答弁は、より厳密には、以下のようなもの。 「ヒューリスティック評価やエキスパートレビューなど  ユーザーに会わないでやる⼿法もあるよね」 「じゃあ、そういった⼿法だけしか使ってなくて  本当に1回もユーザーに会ったことがなかったら?」 「それはさすがに・・・」
  36. 36. 36 ⾼速でプロトタイピングとユーザビリティテストを回す
  37. 37. 37 ユーザー調査をしよう 問題は「ユーザーに会う」のは まだ多くの企業では、わりと⼤騒ぎなこと。
  38. 38. 38 ⼤がかりなユーザー調査をしようとすると 専⾨の調査会社に頼むとお⾦かかる。 社内承認がたいへん。 期間が⻑くかかる。たまにしかやれない。 ⾃分でやろうにもやりかたがわからない。
  39. 39. 39 ⼤がかりなユーザー調査をしようとすると 1回で正解を出すのは、とてもたいへん。 しっかりユーザー調査をして、ユーザー⼼理の地図を描く。 圧倒的な成果も狙えるけれど、 エネルギーがいるので、誰にでもおすすめはできない。
  40. 40. 40 ⼤がかりなユーザー調査をしようとすると 最初に正解を出すための調査をしても、 たとえば1画⾯1画⾯のこまかいつくりは、 まだ改善の余地があることが多い。
  41. 41. 41 「アジャイルUX」 こまかい試⾏錯誤をくるくる回して、積み重ねることで、 ゴールにむかうほうが、やりやすい。 UXデザインのプロセスを、アジャイル開発のように、 柔軟に回せないか? (アジャイルUX)
  42. 42. 42 事例 デイリープロトタイピング デイリー(つまり毎⽇)で、 プロトタイピングとユーザビリティテストを回す。
  43. 43. 43 事例 デイリープロトタイピング 1⽇で、プロトタイプからユーザビリティテストまで。 開発の内製化で、すぐとなりにユーザーが座っているから、 気軽にユーザビリティテストができた。 プロトタイプ 実装 ユーザビリティ テスト プロトタイプ 修正 チーム レビュー 朝 昼 ⼣
  44. 44. 44 事例 デイリープロトタイピング 全機能のプロトタイピングがひととおり終わるまで、 (経験的には、だいたい40⽇くらい)続ける。 プロトタイプはできるだけ具体的なものを。 ユーザビリティテストの粒度が細かいため。 (⽻⼭はHTML、CSS、JavaScriptでつくってしまう)
  45. 45. 45 本格的な「アジャイルUX」 世の中の「アジャイルUX」というと、 アジャイル開発のスピード感にあわせるため、 これもなかなかハード。 もっとカジュアルに回せないか?
  46. 46. 46 軽量な「アジャイルUX」の試み UXデザインを 速く! 軽く! そして根拠をもって、回したい! どんな⽅法があるだろうか?
  47. 47. 47 マウス軌跡の録画ツール
  48. 48. 48 マウス軌跡の録画ツール マウスの軌跡や、クリックを録画してくれる。 Clicktale や USERDIVE が有名。 マウスカーソルの動きと、ユーザーの視線は 相関があるという研究結果がある。
  49. 49. 49 事例 マウス軌跡の録画ツール ⽻⼭が「UX顧問」をしている サイバーウェーブ株式会社では、 SmartLook というツールを利⽤しています。 https://www.smartlook.com/
  50. 50. 50 事例 マウス軌跡の録画ツール 百聞は⼀⾒にしかず。⾒てみましょう。(5分) 動画提供: サイバーウェーブ株式会社
  51. 51. 51 マウス軌跡の録画ツールの分析のしかた かなりいろんなことがわかる。 ただ、「マウス軌跡しか情報がない」というリスクは 強く意識する必要がある。 ぼんやりと⾒ていると、確証バイアスにやられます。
  52. 52. 52 マウス軌跡の録画ツールの分析のしかた 「こまかく⾒る」ことがポイント。 ユーザーの⾏動をひたすらフラットに書き出していく。 ユーザー⼼理でおさえるポイントは2つ。 •  いま何をしようとしているか? •  最終的に何をしようとしているか?
  53. 53. 53 ユーザー⾏動の書き起こしの例 ⾏動を「すべて」 こまかく書き起こす
  54. 54. 54 ユーザー⾏動の書き起こしの例 「採⽤情報」とくに「インターン採⽤」を じっくり⾒ている。
  55. 55. 55 ユーザー⾏動の書き起こしの例 会社案内をじっくり読んでいる。
  56. 56. 56 ユーザー⾏動の書き起こしの例 「実績」をめちゃくちゃじっくり 読んでいる。
  57. 57. 57 ユーザー⾏動の書き起こしの例 「サービス」はざっと⾒ただけ。
  58. 58. 58 ユーザーはなぜこのような⾏動をしたのか? インターンを考えていて、どんな会社か調べている。 各ページを「じっくり読む」⼈なのに、 事業紹介にあたる「サービス」ページはざっと⾒ただけ。 なぜか? また、「実績」ページはとてもじっくり読んでいた。 なぜか?
  59. 59. 59 ユーザーはなぜこのような⾏動をしたのか? 「サービス」ページは、システム⽤語が並んでいて、 インターンを検討する学⽣には、 実感が持てなかったのではないか。 「実績」ページをじっくり読んでいたのは、 読み物形式で、仕事が具体的にイメージできたからでは。
  60. 60. 60 どのような解決策が考えられるか インターン採⽤のために、ユーザーのニーズは、 「具体的に仕事をイメージしたい」 具体的に仕事を イメージしたい 「サービス」ページを 具体的にする 「実績」ページへの 動線を強める
  61. 61. 61 動画提供: サイバーウェーブ株式会社 サイバーウェーブ株式会社は 技術に特化した開発会社です。 エンジニアがユーザー⽬線をもって開発に臨めるよう、 ⽻⼭が「UX顧問」として、 UXデザインの教育や⽀援をしています。 https://cyberwave.jp/
  62. 62. 62 リモートユーザビリティテスト
  63. 63. 63 マウス軌跡の録画ツールの⽋点 マウス軌跡の録画ツールの最⼤の⽋点。 発話がないこと。
  64. 64. 64 リモートユーザビリティテスト ユーザーに⾃宅や職場で、 タスクにそってプロダクトを使ってもらい、 そのようすを録画して送ってもらう。 軽量に、ユーザビリティテストができる!
  65. 65. 65 事例 リモートユーザビリティテスト リモートで、対⾯と同じような調査ができるの? 百聞は⼀⾒にしかず。⾒てみましょう。(7分) 動画提供: 株式会社ポップインサイト 13:40-20:30 抜粋
  66. 66. 66 発⾒点の書き起こしの例 オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。
  67. 67. 67 発⾒点の書き起こしの例 オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。 第⼀印象で、アニメのものだとは伝わった。 ただ、フィギュアが強調されすぎている。
  68. 68. 68 発⾒点の書き起こしの例 オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。 ユーザーの脳内には「ヤフオク」があり、 それと⽐較することで、理解の⼿がかりを得ている!
  69. 69. 69 発⾒点の書き起こしの例 オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。 レビューが⾼得点ばかりで かえって不信感につながっている
  70. 70. 70 発⾒点の書き起こしの例 オークションアプリのリモートユーザビリティテスト。 アプリのアイコンに「アニメ感」をもっと求めている
  71. 71. 71 発⾒点の書き起こしの例 ユーザーの⾏動の背景となる情報を、豊かに得られる。 このような深い情報は、 これまで対⾯調査でないと得づらかった。
  72. 72. 72 動画提供: 株式会社ポップインサイト 本セミナーの主催である 株式会社ポップインサイトが、 リモートユーザビリティテストの国内のリード企業です。 ぜひご相談してみてはいかがでしょうか。 https://popinsight.jp/
  73. 73. 73 動画提供: 株式会社ポップインサイト https://popinsight.jp/
  74. 74. 74 まとめ
  75. 75. 75 まとめ 1.  ユーザー⼼理は「考える」より「調査する」 2.  「マウス軌跡の録画ツール」で、 ライトにユーザビテリティテストができる。 3.  「リモートユーザビリティテスト」で、 豊かな情報と⼿軽さを両⽴できる。
  76. 76. 76 質疑応答
  77. 77. 77 ありがとうございました。 ⽻⼭ 祥樹 Twitter: @storywriter Facebook: storywriter.jp
  78. 78. ⽻⼭のプレゼンのアレ が、   スタンプになりました! スタンプ名:ハーミィ(CSS編) 作者名:⽻⼭ 祥樹 https://store.line.me/stickershop/product/1228201/ja Web・CSSネタ 全40種類

×