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和菓子を若者に広める ～和菓子記念日を作ろう～
- 1. 若い人たちが普段食べない和菓子。食べる時は、ひな祭りや子どもの 日といった特別な日です。 しかし、そんな特別な日は年に数日だけ。それでは和菓子を食べる機 会は増えません。ですが、特別な日だから和菓子を食べているのでしょ うか？ むしろ、日頃食べない和菓子を食べたからこそ、特別な日になってい ると考える事も可能ではないでしょうか？ この企画では、人が和菓子と出会ったことでその日を特別に感じる仕 組み、そしてそれがほかの人にも広がっていく仕組みを考案します。 毎日を、誰かの和菓子記念日にしませんか？ 課題１ なぜ 30 代未満の若い世代は和菓子を食べないのだろう？ これは、この若い世代が買い物をする場所の問題だと思われます。 この世代では家庭を持っている人の割合は少なく、食事事情は ・ 実家暮らしをしている ・ 1 人暮らしをしている の 2 パターンに分けられます。
- 2. 課題１ なぜ 30 代未満の若い世代は和菓子を食べないのだろう？ 実家暮らしの場合 基本的に食事の用意は母親がする場合がほとんどです。母親の世代は 40 ∼ 60 代が多いです。スーパーだけでなくデパートなど、食事を用意 する場所は多岐に渡り、和菓子を買うことも多くあるかと思います。 しかしながら、母親が和菓子を買ってきたとしても、若い世代の人たち が進んで和菓子を買いに行くことには繋がりません。 普段は親が食事を用意する。たまに和菓子を買ってくることもある。こ のような人たちが自主的に和菓子を買うには、理由付けが必要です。 一人暮らしの場合 学生、社会人ともに、一人暮らしでは食事の用意に時間を割くことは 難しいです。コンビニで弁当を買ったり、スーパーに行っても惣菜など を買うことが多く、見て選ぶということは少ないです。デパートに食事 を買いに行くことはほとんど無く、和菓子に触れる機会が極端に少ない ということが問題です。
- 3. 課題 2 この現状を打開する施策とは？ 解決するべき問題は、 ・ 自分から和菓子を買いに行く動機付け ・ その人の活動圏内で和菓子に触れる機会を作る ということです。今回はターゲットの 30 代未満の若者のうち、13 ∼ 24 歳の中高 大学生をターゲットとします。 ◎学校に 1 日出店 する 学生が最も多くの時間を過ごすのは学校です。学校に屋台を出店することで、和菓 子に触れる機会を生み出します Point1 1 日だけ がカギ 1 日だけの出店にすることでコストを最小限に抑えると同時に、 「その 日だけ和菓子を買える」という特別感を生み出すことが出来ます。この 特別感こそが , その人にとっての記念になり、伝わっていくのです。 Point2 特別 は 拡散 する 現在、学生のほとんどが Twitter や Facebook などのソーシャルメディ アを活用し、学生同士でつながりを持っています。生活の出来事を写真 付でシェアすることが多く、 話題になる「ネタ」は、 それだけでソーシャ ルメディアを通して人々に拡散します。1 日だけの出店にすることで、 目新しさや特別感を生み出し、 「和菓子を久しぶりに食べた」 「和菓子の 屋台が学校に来ていた」といった事が商品の画像つきでシェアされるよ うになるのです。それを見た友人が和菓子を買い、またその写真をアッ プする。それを見た別な友人が・・・というように、普段食べない和菓 子を食べた、という特別な経験が、長期間広がっていくのです。
- 4. まとめ 今回の企画案は、普段和菓子を食べないからこ そ、食べる特別感を活かして広めよう、という ものです。 ・ 学校に 1 日出店することで、和菓子と の特別な出会いを生む ・ ソーシャルメディアで拡散、時間が経っ ても、誰かは和菓子と出会い続ける の 2 点が今回の企画のポイントとなります。 以上です。