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プレーリーダーから見た子どもの育ち
- 1. プレーリーダーから見た子どもの育
ち
さあ一緒に『おそと育児』!
NPO法人野沢3丁目遊び場づくりの会
理事・プレーリーダー : 野下 健
世田谷区おでかけひろば事業 子育て支援講座
- 2. 野下健プロフィール
野下健(のしたたけし)
通称:のっしー
1978年生まれ 埼玉県出身
世田谷区梅丘在住
妻と娘(2011/8/31生まれ)
東京農業大学で造園(公園設計など)
を学んだ後、世田谷区の委託事業“プレーパーク”
(現NPOプレーパークせたがや)にて常駐プレーリー
ダー
として3年勤務。
2004年9月からテットーひろばで週2日のプレーリー
ダーとして関わり、2007年4月からは、フルタイムの常
駐プレーリーダーとして勤務。
- 3. 現代の子どもを取り巻く問題
2007年ユニセフ こどもの幸福度調査
孤独を感じる(%)
スイス 6.6
ニュージーランド 6.6
スウェーデン 6.7
チェコ 7
ノルウェー 7
オーストリア 7.2
ハンガリー 7.3
カナダ 7.6
ポーランド 8.4
アイスランド 10.3
日本 29.8
- 4. 現代の子どもを取り巻く問題
自分はだめな人間だと思う(2008中学生)
日本青少年研究所調べ
とてもそう思う まあそう思う あまりそう思わない
全くそう思わない 無回答
0.7 1 0.3
11.5 14.2 13.4
31.8
63.6 44.6
55.4
35.2
16.2 24.3 33.8
20.8 9.5 7.7
4.7 3.4 7.9
日本 アメリカ 中国 韓国
- 6. 子どもが遊ぶ事をどう思うか【大人】
体力がつく。 85.2%
友だちが増える。 78.1%
健康になる。 72.1%
自然に触れられる。 67.1%
社会性が身につく。 59.2%
明るくなる。 50.9%
危険が多い。 21.7%
ケガが心配である。 17.4%
【保護者】
こどもの遊びに関する調査報告書 神奈川県 2004
- 7. 屋外の効果
EUROFITテスト レーキャッテン園 スタータレンガン
園
30秒間片足立ちでやり直した回数 3.9回 2.0回
片手で二つの板を交互に50回たた 34秒 32秒
く
前屈 0.3センチ 4.0センチ
膝上げ30秒 32回 34回
立った場所からジャンプ 94.7センチ 103.4センチ
握力 35.8KPa 42.4KPa
平均台 15.7秒 12.8秒
腹筋30秒間 4.2回 5.9回
棒にぶら下がる 3.9秒 30.2秒
四角を走る 31.9秒 30.2秒
岡部翠編、幼児のための環境教育(スウェーデンからの贈りもの
「森のムッレ教室」、新評論、2007
- 8. 集中力テスト レーキャッテン園 スタータレンガン
園
気が散りやすい 17.3 9.3
指示通りに作業ができない 12.4 2.8
先生が勧告を繰り返す 60.7 7.3
集中するのが難しい 9.3 2.1
注意をひくために眼を見て話をする 34.2 10.7
必要がある
他の子どもの話の邪魔をする 19.6 9.2
すぐにイライラする 36.0 5.8
他の子どもを押しやる 10.4 5.9
他の子どもの邪魔をする 10.4 4.6
責任をとらない 13.4 3.3
落ち着きがない 77.3 6.8
- 9. 遊びの効果
外遊びをする時間が 自然体験が豊かな
多いほど身体能力、 子どもほど
集中力、が高く、 自立的行動習慣
情緒が安定する。 がある。
「青少年の体験活動等と自立に関する実態調査」 (平成22年度調査)
独立行政法人国立青少年教育振興機構
大勢の友達と遊んでい
る子どもほど
自主性・自己理解
で高いポイントを示
す。 若者の仕事生活実態調査 [2006年]
ベネッセ教育研究開発センター
- 11. 『遊ぶ』ってなんだろう?①
「せんせ~、この大縄跳び終わったら、
遊んでいいですか?」
スタッフとおしゃべりをするだけの子。
なかなかうまく切れないノコギリ。
そのうち、オガクズ作りに。
- 12. 『遊ぶ』ってなんだろう?②
面白そう!楽しそう!やってみたい!がスタートライン。
大人から見て、遊びに見えない物も。
いろんな人との関わりだって。
うまくできない悔しさも、失敗も、全部含めて宝物。
自分のやり方、自分のペースで。
子どもにとって「遊び」は・・・
- 15. 量より質?
子どもの発達リスク
→保育時間の長短による差異は見られない。
<微細運動>
→保護者に育児相談者がいない場合 115.7倍
<対人技術><理解>
→家族で一緒に食事をする機会がめったにない場合
各々70 倍、43.7倍
保護者にサポートがあるか。
子どもの発達に見合った働きかけがされているか。
安梅勅江「夜間に及ぶ長時間保育に関する5年間追跡実証 研究」
平成13・14・15年度厚生労働科学研究
- 16. その為に私たちができる事
子どもの遊びを受け止められる場をつくろう!
• 子どもの遊びはエネルギッシュ。発想は無限大。
• やりたい!を受け止められる場所に。(AKU)
みんなで子育てしよう!
• 支え・支えられ、その雰囲気が大人も子どもも元気にする。
• たくさん(できればいろんな人と)お喋りしましょ。
子どもと一緒においしい!楽しい!心地よい!
• 子どもが感じている快感情を感じ取って、共有しよう。
• 大人だけでも子どもだけでもなく、『一緒』に感じるのが大
切。
- 17. 子どもの遊びは、AKU
(危ない・汚い・うるさい)
迷惑・不必要 子どもには不可欠なもの
受け止めるには地域全体の
排除・隔離
理解・協力が必要
自己肯定感・コミュニュ
大人のネットワーク
ケーション力の低下
・新しい地域コミュニティの拠点
現代の問題点
・子どもの生きる力が育まれる
- 18. まとめ
“遊び”の
視点
愛情あ
ふれる 健やかな
関係性
子どもの育ち
子育ての
仲間作り
屋外環境